本のサナギ賞とは
公募 発表:6~7月
主 催:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
対 象:エンターテインメント小説・ジャンル不問
資 格:プロ作家を目指す本が大好きな「本の虫」であること
2014年創設。未発表の作品を現役の書店員が審査・投票し、世に出したい作品を選ぶ。本のサナギ賞は現役書店員〈本の虫〉が、「世に出したい」と期待を込める作品〈本のサナギ〉を見出し、書店、著者、出版社が一丸となりベストセラーを目指すエンタメ小説新人賞。
大賞受賞作品は、初版部数2万部で書籍化される。
出典:ウィキペディア、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
第5回(2019年)
締切:2020年01月31日 (金) 23:59
発表は2020年7月予定でしたが、発表されておらず、それ以降の発表もなし。
第4回(2018年)
大賞:清水カルマ/リジェネレイション 闇の底に蠢くもの
伊原直人は、妻の美雪と息子の春翔と共に幸せな生活を送っていた。しかし、念願のマイホームを購入した矢先、美雪が交通事故に遭い、死亡してしまう。絶望する直人に対し、春翔は「ママを生き返らせる」と美雪の死体の指を庭に埋め、毎日熱心に祈りを捧げる。同じころ、フリーのビデオ記者、倉沢比呂子のまわりで奇怪な出来事が起こり始める…。第4回本のサナギ賞大賞作品。
改題:「禁じられた遊び」で刊行。
候補作品
三上幸四郎/オーヴァ 永遠の半分を君に
滝沢一哉/ei8ht
第3回(2017年)
大賞:佐木隆臣/君のことを想う私の、わたしを愛するきみ。
「リインカーネーション」から改題。
人が愛するのは肉体なのか。それとも、魂、心、精神なのか。
魂のみが死滅してしまう奇病、「ルドング病」が流行する2110年の日本。その唯一の治療法は、過去に死んだ人間の精神を代わりに肉体に入れるというものだった。2014年、28歳の若さでこの世を去った井上綾乃(いのうえあやの)は、30歳の「小笠原霧恵」という女性の肉体に精神を宿し、2110年の日本で再び目覚める。しかし綾乃は、既に自分が愛した夫と娘がいない世界のなかで、見ず知らずの「霧恵」の旦那である秀(しゅう)と、娘の梢(こずえ)と共に家族として生きていくことを迫られる・・・・・・。
優秀賞:雄太郎/ロンリー・プラネット
社会に息苦しさを感じつづけてきたエンジニア・桑田は、中高年独身者専用の集合住宅「ロンリー・プラネット」に駆り立てられるように入居する。ほしいものは全て手に入り、静かに、ささやかに一人暮らしを謳歌できる―。過去に殺人事件が起こった施設ではあるが、桑田にとって、ロンリー・プラネットの生活はまさに楽園に思えた。そんな中、ロンリー・プラネットで新たな事件が発生する。やがて、桑田はゆるやかに事件に巻き込まれ、やがて施設の真実を目の当たりにすることとなる。
第2回(2016年)
大賞:百舌涼一/ウンメイト
「アメリカンレモネード」から改題。
泣ける話は、もう飽きた。出会いは最悪。難儀な性格。それでもボクらは離れない。もらす男となくす女の「運命のひと」探しがあなたのおなかをくすぐります。
優秀賞:今葷倍正弥/顔のない悪魔
今葷倍正弥(いまぐんばいまさや)
第1回(2015年)
大賞:志坂圭/滔々と紅
天保八年、飢饉の村から九歳の少女、駒乃が人買いによって江戸吉原の大遊郭、扇屋へと口入れされる。駒乃は、吉原のしきたりに抗いながらも、手練手管を駆使する人気花魁、艶粧へと成長する。忘れられぬ客との出会い、突如訪れる悲劇。苦界、吉原を生き抜いた彼女が最後に下す決断とは…。
優秀賞:賽助/はるなつふゆと七福神
会社をクビになって途方に暮れていた榛名都冬のもとに突然現れたのは、七福神の老人コンビ、福禄寿と寿老人!知名度が低いことを嘆く二柱に、ネットでのPR活動を頼まれた都冬。「…お二人の名を広めることができたら、私の願い事も叶えて貰えますか?」そうして、都冬と神様たちの可笑しな共同生活が始まった!平凡なニート女子と個性的な神様たちのゆるぐだ日常ファンタジー。
優秀賞:香住泰/稲荷山誠造 明日は晴れか
関西の金融会社会長、稲荷山誠造(いなりやませいぞう)のもとに、既に縁を切った娘、桃代(ももよ)の息子――すなわち孫の翔(しょう)が訪れ、「お袋がいなくなった」と告げる。
金のことしか頭にない頑固物だが、パワフルな行動力と肝っ玉をもつ誠造(70歳)と、大食いなだけで頼りない翔(19歳)。かみ合わない爺孫(じじまご)コンビは、桃代を見つけ出すことができるのか!?
優秀賞:草花由/アナザーファイト
「ダンスパーティー」から改題。
「何が本当の強さか、教えてやるよ。誠司!」過去に決着をつけるため、未来をつなぐため、元キックボクシングチャンピオン・荻野は再び拳を振りぬく。