芥川賞受賞作品まとめ(1)-第1~20回-1935~1944年(説明文付)

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芥川賞全集でのまとめは以下もご覧ください。
- 1. 第20回 1944年 下半期
- 2. 第19回 1944年 上半期
- 3. 第18回 1943年 下半期
- 4. 第17回 1943年 上半期
- 5. 第16回 1942年 下半期
- 6. 第15回 1942年 上半期
- 7. 第14回 1941年 下半期
- 8. 第13回 1941年 上半期
- 9. 第12回 1940年 下半期
- 10. 第11回 1940年 上半期
- 11. 第10回 1939年 下半期
- 12. 第9回 1939年 上半期
- 13. 第8回 1938年 下半期
- 14. 第7回 1938年 上半期
- 15. 第6回 1937年 下半期
- 16. 第5回 1937年 上半期
- 17. 第4回 1936年 下半期
- 18. 第3回 1936年 上半期
- 19. 第2回 1935年 下半期
- 20. 第1回 1935年 上半期
第20回 1944年 下半期
清水基吉 「雁立」
掲載誌:日本文學者
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第19回 1944年 上半期
小尾十三 「登攀」
掲載誌:國民文學
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
八木義徳 「劉廣福」
掲載誌:日本文學者
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第18回 1943年 下半期
東野邊薫 「和紙」
掲載誌:東北文學
選者の横光利一は「『和紙』は整理に苦心を払った美しい作品である。手に余った滴りのないのが難点かと思われるが、上手の腕から水は洩れていない教養がうかがわれ、読後の感は刺戟を残さず無事な纏まりに好意を集めた」と評価。
第17回 1943年 上半期
石塚喜久三 「纏足の頃」
掲載誌:蒙疆文學
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第16回 1942年 下半期
倉光俊夫 「連絡員」
掲載誌:正統
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第15回 1942年 上半期
なし
第14回 1941年 下半期
芝木好子 「青果の市」
掲載誌:文芸首都
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第13回 1941年 上半期
多田裕計 「長江デルタ」
掲載誌:大陸往来
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第12回 1940年 下半期
櫻田常久 「平賀源内」
掲載誌:作家精神
世情騒然としつつある時代の雰囲気を微妙に漂わせながら、なお、文学としての香りを失わない昭和文学の名作短篇九篇。第十二回より第二十回までを収録。
第11回 1940年 上半期
なし
第10回 1939年 下半期
寒川光太郎 「密獵者」
掲載誌:創作
一庶民の市政に対するドン・キホーテぶりを活写した火野葦平氏の『糞尿譚』から、氷原で激突する男の闘いを描く寒川光太郎氏の『密猟者』まで第10回受賞の六篇。
第9回 1939年 上半期
長谷健 「あさくさの子供」
掲載誌:虚實
一庶民の市政に対するドン・キホーテぶりを活写した火野葦平氏の『糞尿譚』から、氷原で激突する男の闘いを描く寒川光太郎氏の『密猟者』まで第10回受賞の六篇。
半田義之 「鶏騒動」
掲載誌:文藝首都
一庶民の市政に対するドン・キホーテぶりを活写した火野葦平氏の『糞尿譚』から、氷原で激突する男の闘いを描く寒川光太郎氏の『密猟者』まで第10回受賞の六篇。
第8回 1938年 下半期
中里恒子 「乗合馬車 他」
掲載誌:文學界
一庶民の市政に対するドン・キホーテぶりを活写した火野葦平氏の『糞尿譚』から、氷原で激突する男の闘いを描く寒川光太郎氏の『密猟者』まで第10回受賞の六篇。
第7回 1938年 上半期
中山義秀 「厚物咲」
掲載誌:文學界
第6回 1937年 下半期
火野葦平 「糞尿譚」
掲載誌:文學会議
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第5回 1937年 上半期
尾崎一雄 「暢氣眼鏡 他」
掲載誌:人物評論
洒脱で晴朗なおしゃべり.出世作となった「暢気眼鏡」以下一連の貧乏ユーモア小説から,身辺な虫の生態を観察した「虫のいろいろ」,そして老年の心境小説まで,尾崎一雄(1899-1983)の作品には一貫して,その生涯の大半を過した西相模の丘陵を思わせる爽やかな明るさがある.代表的な短篇15篇を編年順に収録。
第4回 1936年 下半期
冨澤有爲男 「地中海」
掲載誌:東陽
自ら移民となった体験を踏まえた石川達三氏の『蒼氓』「不安の文学」の時代に活路を開いた石川淳氏の『普賢』等、第一回受賞作から第五回受賞作までの六篇を収録。
石川淳 「普賢」
中世フランスの女流詩人の伝記を書く主人公〈わたし〉。友人庵文蔵、非合法の運動をする文蔵の妹ユカリ――日常の様々な事件に捲込まれ、その只中に身を置く〈わたし〉の現実を、饒舌自在に描く芥川賞受賞作「普賢」のほか処女作「佳人」、「貧窮問答」など。和漢洋の比類ない学識と絶妙の文体、鋭い批評眼で知られた石川淳の文学原理を鮮明に表出する初期作品群4篇。
第3回 1936年 上半期
鶴田知也 「コシャマイン記」
和人によるアイヌ民族迫害の歴史を、誇り高き部族長の裔・コシャマインの悲劇的な人生に象徴させ、昭和十一年、第三回芥川賞を受賞した、叙事詩的作品「コシャマイン記」を中心に、棄民されていく開拓民の群像と、そこでの苦闘に迫る「ナンマッカの大男」「ニシタッパの農夫」など、北海道を舞台とした初期作品九篇を精選。アイヌと下層農民を描くことで、民族的連帯を模索した稀有なる試み。
小田嶽夫 「城外」
掲載誌:文學生活
自ら移民となった体験を踏まえた石川達三氏の『蒼氓』「不安の文学」の時代に活路を開いた石川淳氏の『普賢』等、第一回受賞作から第五回受賞作までの六篇を収録。
第2回 1935年 下半期
なし
第1回 1935年 上半期
石川達三 「蒼氓(そうぼう)」
掲載誌:星座
第1回芥川賞受賞作を復刊。秋田県横手市生まれの石川達三(1905~85年)が著した「蒼氓」は、社会派作家として知られた石川の原点ともいえる作品です。昭和初期のブラジル移民として全国から神戸の国立海外移民収容所に集まった民衆が、不安と期待の中で過ごす出港までの8日間を描き、35(昭和10)年創設の芥川賞に太宰治らの作品を抑えて輝きました。その後、移民船内を描いた「南海航路」、辛苦に耐えながらたくましく働きだす「声無き民」を加えた3部作の長編として39年に発表、多くの人に読まれてきました。現在は絶版となっていますが、いま一度多くの人にこの名作に触れてもらおうと復刊。久米正雄らによる選評や菊池寛の賛辞を再録した「芥川賞経緯」のほか、日本ペンクラブ会長も務めた石川の足跡や略年譜を収載しています。
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