芥川賞受賞作品まとめ(3)-第41~60回-1959~1968年(説明文付)

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芥川賞全集でのまとめは以下もご覧ください。
第60回 1968年 下半期
なし
第59回 1968年 上半期
大庭みな子 「三匹の蟹」
丸谷才一 「年の残り」
第58回 1967年 下半期
柏原兵三 「徳山道助の帰郷」
陸軍中将にまで昇りつめた華々しい経歴と、その後の不如意な暮らし―時代の転変とともに屈折していく出郷者の想いを追った芥川賞受賞作「徳山道助の帰郷」ほか、フランス人女性と結婚した画家の秘密めいた生活に迫る「殉愛」、祖母の葬儀の顛末を記す「坐棺」の三作品を収録。平明な文体で、人生の様々な局面をおおらかに描いた早世の作家・柏原兵三の世界をあますところなく示す。 |
第57回 1967年 上半期
大城立裕 「カクテル・パーティー」
米国統治下の沖縄で日本人、沖縄人、中国人、米国人の四人が繰り広げる親善パーティー。そのとき米兵による高校生レイプ事件が起こり、国際親善の欺瞞が暴露されていく――。沖縄初の芥川賞受賞の表題作のほか、「亀甲墓」「棒兵隊」「ニライカナイの街」そして日本語版初公表の「戯曲 カクテル・パーティー」をふくむ傑作短編全5編を収録。 |
第56回 1966年 下半期
丸山健二 「夏の流れ」
平凡な家庭を持つ刑務官の平穏な日常と、死を目前にした死刑囚の非日常を対比させ、死刑執行日に到るまでの担当刑務官、死刑囚の心の動きを緊迫感のある会話と硬質な文体で簡潔に綴る芥川賞受賞作「夏の流れ」、稲妻に染まるイヌワシを幻想的に描いた「稲妻の鳥」、ほかに「その日は船で」「雁風呂」「血と水の匂い」「夜は真夜中」「チャボと湖」など初期の代表作7篇を収録。 |
第55回 1966年 上半期
なし
第54回 1965年 下半期
高井有一 「北の河」
人生の冷たさと退屈とに堪え得ず、自ら生命を絶つ女。敗戦直後の暗い農村を背景に清純な母子像を描いた芥川賞受賞作 |
第53回 1965年 上半期
津村節子 「玩具」
小動物に異常な執着をもつ作家志望の夫、彼から疎外されているような淋しさに耐える妻。破局寸前にありながら、奇妙なバランスを保つ夫婦関係の機微を抉る第53回芥川賞受賞作。 |
第52回 1964年 下半期
なし
第51回 1964年 上半期
柴田翔 「されどわれらが日々──」
何一つ確かなもののない時代を懸命に生きようとした二人の男女を描き、60年代~70年代にヒットした青春文学の大ベストセラー |
第50回 1963年 下半期
田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」
党員のケイを気まぐれに愛し、いつか熱烈に傾倒し破れ去る有似子。愛とは一体何なのか? 昭和三十九年度芥川賞受賞作【感傷旅行】。著者のやさしさが滲みでている【大阪無宿】等。 |
第49回 1963年 上半期
河野多惠子 「蟹」
後藤紀一 「少年の橋」
斯波四郎 「山塔」 北杜夫 「夜と霧の隅で」 三浦哲郎 「忍ぶ川」 宇野鴻一郎 「鯨神」 川村晃 「美談の出発」 後藤紀一 「少年の橋」 河野多恵子 「蟹」 田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」 |
第48回 1962年 下半期
なし
第47回 1962年 上半期
川村晃 「美談の出発」
斯波四郎 「山塔」 北杜夫 「夜と霧の隅で」 三浦哲郎 「忍ぶ川」 宇野鴻一郎 「鯨神」 川村晃 「美談の出発」 後藤紀一 「少年の橋」 河野多恵子 「蟹」 田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」 |
第46回 1961年 下半期
宇能鴻一郎 「鯨神」
斯波四郎 「山塔」 北杜夫 「夜と霧の隅で」 三浦哲郎 「忍ぶ川」 宇野鴻一郎 「鯨神」 川村晃 「美談の出発」 後藤紀一 「少年の橋」 河野多恵子 「蟹」 田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」 |
第45回 1961年 上半期
なし
第44回 1960年 下半期
三浦哲郎 「忍ぶ川」
貧窮の中に結ばれた夫婦の愛を高らかにうたって芥川賞受賞の表題作ほか「初夜」「帰郷」「団欒」「恥の譜」「幻燈画集」「驢馬」を収める。 |
第43回 1960年 上半期
北杜夫 「夜と霧の隅で」
ナチスの指令に抵抗して、患者を救うために苦悩する精神科医たちを描き、極限状況下の人間の不安を捉えた表題作など初期作品5編。 |
第42回 1959年 下半期
なし
第41回 1959年 上半期
斯波四郎 「山塔」
斯波四郎 「山塔」 北杜夫 「夜と霧の隅で」 三浦哲郎 「忍ぶ川」 宇野鴻一郎 「鯨神」 川村晃 「美談の出発」 後藤紀一 「少年の橋」 河野多恵子 「蟹」 田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」 |
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