芥川賞受賞作品まとめ(5)-第81~100回-1979~1988年(説明文付)

2019-03-24文学賞芥川賞

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芥川賞全集でのまとめは以下もご覧ください。

 

第100回 1988年 下半期

李良枝 「由煕」
在日朝鮮人として生まれた著者の、37歳で夭逝した魂の記録。差別と偏見の苦しい青春時代を越えて、生国日本と母国韓国との狭間に言葉を通してのアイデンティティを探し求めてひたすらに生きた短い一生の鮮烈な作品群。芥川賞受賞の「由熙」、そして全作品を象徴するかのような処女作「ナビ・タリョン」(嘆きの蝶)、「かずきめ」「あにごぜ」を収録、人生の真実を表現。

 

南木佳士 「ダイヤモンドダスト」
火の山を望む高原の病院。そこで看護士の和夫は、様々な過去を背負う人々の死に立ち会ってゆく。病癒えず逝く者と見送る者、双方がほほえみの陰に最期の思いの丈を交わすとき、時間は結晶し、キラキラと輝き出す…。絶賛された芥川賞受賞作「ダイヤモンドダスト」の他、短篇三本、また巻末に加賀乙彦氏との対談を収録。

 

第99回 1988年 上半期

新井満 「尋ね人の時間」
失われた“われ”を求めて尋ねさすらう愛と哀しみの名篇。

 

第98回 1987年 下半期

三浦清宏 「長男の出家」
“親子”が問われる今、再び―。書き下ろし作品「長男の出家・その後」収録。

 

池澤夏樹 「スティル・ライフ」
この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。

 

第97回 1987年 上半期

村田喜代子 「鍋の中」
その夏、少女は初めて、大人の秘密にふれた。生きることのはかなさと、哀しみを知った。

 

第96回 1986年 下半期

なし

第95回 1986年 上半期

なし

第94回 1985年 下半期

米谷ふみ子 「過越しの祭」
男尊女卑の日本を離れ,自由に絵を描きたい-大いなる夢を抱き渡米した道子.ユダヤ人作家と結婚したが,文化の違いから何かとぶつかってばかり.そして生まれた子どもは脳に障害を持ち.….施設から帰宅した子どもをめぐる家族のいざこざを描く「遠来の客」,奴隷解放を祝うユダヤの祭で結束固い夫の一族に翻弄され,自らの解放を密かに決行した「過越しの祭」(芥川賞)の2編を収録.自由を求めたはずの道子の予期せぬ戦いとは。

 

第93回 1985年 上半期

なし

第92回 1984年 下半期

木崎さと子 「青桐」
乳癌に罹りながら、一切の医療を拒む叔母とそれを看取る姪。一本の青桐の繁る北陸の旧家での、滅びてゆく肉体と蘇える心の交叉を描く芥川賞受賞作。「白い原」を併録。

 

第91回 1984年 上半期

なし

第90回 1983年 下半期

高樹のぶ子 「光抱く友よ」
奔放な不良少女との出会いを通して、初めて人生の「闇」に触れた17歳の女子高生の揺れ動く心を清冽な筆で描く芥川賞受賞作ほか2編。

 

笠原淳 「杢二の世界」
根なし草のように飄然と生きる杢二が突如ビルの屋上から墜死した―社会から疎外された得体の知れない生を孕む杢二の突然の死から照射された、周囲の人間のいまにも墜ちそうな危うい生の実相を絶妙な筆致で描き、第90回芥川賞を受賞した表題作ほか、4篇を収める。

 

第89回 1983年 上半期

なし

第88回 1982年 下半期

唐十郎 「佐川君からの手紙」
「私は、この六月に、オランダ人の若い女性を殺し」…殺人事件の犯人から届いた手紙に導かれ、作家は巴里へ。滞在期間は七日。妄想と現実が綾なす虚構空間に事の次第が浮び上がるも、主人公は依然迷宮を彷徨う。果して出口は見つかるのか。

 

加藤幸子 「夢の壁」
終戦前後、少女期を北京で過ごした佐智が見たことは、少女の心をひとまわり大きくした―戦争で母親を亡くした悲しみを背負いこむ中国人の少年と佐智との無垢な心の交流を描いた芥川賞受賞の「夢の壁」と、国民学校が消滅した夏の一日、SH学院の利発な少女・宋梅里との友情、両親と共に日本に帰る1947年の船中の出来事など、佐智の目と心を通して活写する「北京海棠の街」を収録。

 

第87回 1982年 上半期

なし

第86回 1981年 下半期

なし

第85回 1981年 上半期

吉行理恵 「小さな貴婦人」
死んでしまった猫〈雲〉を愛惜する夢想的で自閉的な中年女性〈私〉、「猫の殺人」という童話を書く年老いた女流詩人G、そして優しくも威厳に満ちた猫たち――。悪意に満ちた外界に傷つけられる繊細な存在の交感を詩的散文に結晶させた、優雅で奇妙な連作小説集。「猫の殺人」「雲とトンガ」「赤い花を吐いた猫」「窓辺の雲」「小さな貴婦人」の5編を収める。

 

第84回 1980年 下半期

尾辻克彦 「父が消えた」
父の遺骨を納める墓地を見に出かけた「私」の目に映るもの、頭をよぎることどもの間に、父の思い出が滑り込む……。芥川賞受賞作「父が消えた」など、初期作品5篇を収録した傑作短篇集。

 

第83回 1980年 上半期

なし

第82回 1979年 下半期

森禮子 「モッキングバードのいる町」
アメリカ中部の田舎町で、退役軍人の夫と暮らす圭子は、年のせいか猛烈に望郷の念に駆られることが多くなる。彼女をはじめ、若い男との惨めな情事に溺れるスウや、教育熱心なあまり、子殺しの罪を犯したジューンといった日本人妻たちの夢と寂寥、愛と孤独を描き、日本人の心性を問う。芥川賞受賞作。ほかに『離島狂騒曲』『遊園地暮景』『風を捉える』3編を収録。

 

第81回 1979年 上半期

青野聰 「愚者の夜」

 

重兼芳子 「やまあいの煙」

 

 

過去の受賞作

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Posted by 綾糸