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ポプラ社小説新人賞・ポプラ社小説大賞とは?受賞作品のすべて

文学賞
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ポプラ社小説新人賞とは

公募 発表:12月

主  催:ポプラ社
対  象:未発表の長編エンターテインメント小説・ジャンル不問

5回で打ち切りになった「ポプラ社小説大賞(2006年 – 2010年)」および「ピュアフル小説賞」の後継として「ポプラ社小説新人賞」が創設される。大賞の他に特別賞、優秀賞、奨励賞など複数の賞が授与される。

※刊行は翌年の7月頃

出典:ウィキペディアポプラ社ポプラ社

 

受賞作品のすべて

第13回(2023年):915篇
受賞作なし
奨励賞:志部淳之介/モギサイの夏
第12回(2022年):1,105篇
受賞 :石井仁蔵/エヴァーグリーン・ゲーム

世界有数の頭脳スポーツであるチェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たち。
64マスの盤上で、命を懸けた闘いが繰り広げられる――!

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ピュアフル部門賞:湊祥/余命100食

大ケガのトラウマで無気力になってしまった室崎凍夜は、余命百食――残り100回食事をしたら死ぬという奇病にかかった女性、咲村梨依と出会う。梨依は寿命までの食事に付き合ってくれる相棒を探しており、死を恐れず日々を楽しむ彼女に興味を抱いた凍夜はグルメ旅に付き合うことに。毎回満面の笑みで完食する梨依に、次第に凍夜は心惹かれて……? 旅の終焉に起きる奇跡に、温かな涙が止まらない感動作!

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特別賞:高遠穂積/波とあそべば
奨励賞:坂城良樹/あんずとぞんび
奨励賞:高山環/夏のピルグリム
第11回(2021年):1,251篇
受賞:菰野江名/つぎはぐ、さんかく

惣菜と珈琲のお店「△」を営むヒロは、晴太、中学三年生の蒼と三人兄弟だけで暮らしている。ヒロが美味しい惣菜を作り、晴太がコーヒーを淹れ、蒼は元気に学校へ出かける。
しかしある日、蒼は中学卒業とともに家を出たいと言い始める。これまでの穏やかな日々を続けていきたいヒロは、激しく反発してしまうのだが、三人はそれぞれに複雑な事情を抱えていた――。

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特別賞:原竜一/とべない花を手向けて
特別賞:葉柳いち/踊動
奨励賞:実石サエコ/踊れ、かっぽれ
奨励賞:相田美紅/呪われ少将の交遊録
奨励賞:松本あずさ/カンパネラの音は聴こえるか
奨励賞:坂栗蘭/ただキミに好きって言いたいだけなんだ
ピュアフル部門賞:皆月玻璃/元始、女学生は太陽であつた
第10回(2020年):876篇
受賞作なし
奨励賞:貴公子探偵はチョイ足しグルメをご所望です/相沢泉見

貧乏な家計を助けるため、住み込みの家政婦をしている三田村一花は、松濤の大邸宅に住む金髪の美少年・東雲リヒトの家で働くことになる。

奨励賞:つま先立ちで暗闇を/仲田詩魚
奨励賞:かなしい花などないから/幡野京子
奨励賞:ちぐさ弁当帖/葵日向子
第9回(2019年):611篇
受賞:夏木志朋/ニキ

高校生・田井中広一は黙っていても、口を開いても、つねに人から馬鹿にされ、世界から浮き上がってしまう。そんな広一が「この人なら」と唯一、人間的な関心を寄せたのが美術教師の二木良平だった。穏やかな人気教師で通っていたが、それは表の顔。彼が自分以上に危険な人間であると確信する広一は、二木に近づき、脅し、とんでもない取引をもちかける――。

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特別賞:北原一/シガーベール
奨励賞:鷹山悠/隠れ町飛脚・三十日屋余話
第8回(2018年):764篇
受賞作なし
第7回(2017年):697篇
受賞:前川ほまれ/跡を消す

気ままなフリーター生活を送る浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの亡くなり方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。死の痕跡がありありと残された現場に衝撃を受け、失敗続きの浅井だったが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで―。生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!

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特別賞:隙名こと/「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。

クラスでも目立たず友達のいない男子高校生・駒田に、となりの席のクールな美少女、水品さんが、ひそかに声をかけてきた。「15分で1万円のバイトに興味はありませんか?」水品さんが決して笑わない理由と、怪しい仕事の真の目的は…?傷ついた過去やトラウマを持つ二人が出会い、ある仕事を経て次第に立ち直っていく、ミステリータッチの優しい青春ストーリー。

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第6回(2016年):694篇
受賞:虻川枕/パドルの子

中学2年生の水野耕太郎は、ある昼休み、旧校舎の屋上一面に広がる水たまりを見つける。そこで大胆に美しくバタフライで泳いでいたのは、学校一有名な水泳部の水原だった。公衆伝話のおつり、海の巨大な水源、水を降らす飛行船、校庭の世界樹…ひとつずつ世界を変えていく二人。ある瞬間、水原が見せた涙の理由を探した水野は、思いもよらない真実に気づいてしまい―。

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第5回(2015年):627篇
受賞作なし
奨励賞:佐野香織/城砦歌
第4回(2014年):631篇
受賞:寺地はるな/ビオレタ

婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、道端で大泣きしていたところを拾ってくれた菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。何事にも自信を持てなかった妙だが、ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、心のすきまにしみこむ温かな物語。

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第3回(2013年):623篇
受賞作なし
特別賞:中島久枝/日乃出が走る 浜風屋菓子

時は明治2年。世の混乱と父の謎の死により店を閉めざるをえなくなった老舗菓子店―橘屋のひとり娘である日乃出は、店を再建するため「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という無謀な勝負に挑む。勝敗の鍵を握る幻の西洋菓子「薄紅」のレシピを追い求め、日乃出は走る!

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第2回(2012年):690篇
受賞:向井湘吾/お任せ! 数学屋さん

数学の苦手な中学2年生の遥の前に、不思議な転校生・宙がやってきた。宙は突然、どんな悩みでも、数学の力で解決する「数学屋」なる謎の店を教室内で開店するが…。

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特別賞:青谷真未/鹿乃江さんの左手

ある女子校で起こる“不思議で残酷な出来事”を描く3つの連作短編集。「この学校には魔女が棲んでいて、どんな願いごとも一つだけ叶えてくれる」という噂。絵空事と思っていた生徒の前に、ある日魔女を名乗る女性が現れて…。

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第1回(2011年):780篇
興津聡史/美少女ロボットコンテスト

未刊

特別賞:水田静子/喪失

邂逅と別離。そのあるまじき痛み―。鎌倉のアトリエでただ一人、ひっそりと芸術と向き合う暁子。東京の出版社で、雑誌編集者として働く文乃。互いの孤独を分かち合うようにして二人が運命的に出会った時、知られざる過去と未来への可能性が拓けていく。限りない絶望の先にみつけた再生。罪深き男女が織りなす感涙の物語。孤独にあえぐ現代人の深淵に迫る傑作。

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奨励賞:秋山浩司/さがしものが見つかりません!

冴えない大学生活を送っていた僕は、ひょんなことから物部語朗なる変人が主宰するサークル「MFL」に引っ張りこまれる。ツンデレ美女の花子さんによろめいた僕は、持ち前の超受動的な性格から物部氏の不可思議な指令に従う羽目に。さらには、キャンパスごとに対立する学生会の勢力争いにも翻弄され…。「する」か「しないか」と訊かれたら「しない」。「しろ」と言われて初めて「する」ヘタレ男子の明日はどうなる!?

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ポプラ社小説大賞とは

公募

主  催:ポプラ社
対  象:エンターテインメント小説

2005年に第1回募集が始まり、2010年の第5回は水嶋ヒロの処女作が大賞を受賞するも「出来レース」との噂で打ち切りとなり、後継として「ポプラ社小説新人賞」が創設される。大賞の他に特別賞、優秀賞、奨励賞など複数の賞が授与されたが、第2回、3回は大賞の該当作なし。第4回はすべての賞の該当作なし。

結果、大賞は2作品のみで終了した文学賞

出典:ウィキペディアポプラ社

 

受賞作品のすべて

第5回(2010年):1285篇
大賞:齋藤智裕/KAGEROU

『KAGEROU』―儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か?人を人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。

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特別賞:古内一絵/快晴フライング

主将を交通事故で亡くし、勢いを失った弓が丘第一中学水泳部。やる気のない顧問の教師から廃部を詰め寄られた代表選手の龍一は、「水泳部を再建して、メドレーリレーで大会優勝してみせる」とタンカを切ってしまう。けれど残っていたのは、飛び込みも息継ぎもできないような、ダメダメ部員ばかり。メンバー集めに奔走する中、人魚のように泳ぐ謎の美少女が彼らに希望をもたらすが…。大人と子供、ジェンダーの壁にぶつかりながら、痛みとともに成長していく新たな青春小説の傑作。

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特別賞:浜口倫太郎/アゲイン

漫才師だったおとんと同じ道を進み、ピン芸人になった戸田雄貴は、ひょんなことから異父妹の楓と再会し、一緒に暮らすことになる。才能勝負の世界でブレイクできずに焦る兄と、大阪の小学校に馴染めない妹。そんなとき、カリスマ芸人の保坂が若手芸人を主役にして映画を作る、という話が持ち上がり…。挫折からの再挑戦、人と人との絆を温かくコミカルに描いた快作。笑いと涙が満載のハートフルストーリー。

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奨励賞:東朔水/仁侠ダディ
奨励賞:中山良太/龍へ向かう
第4回(2009年):1179篇
受賞作なし
第3回(2008年):1109篇
大賞なし
優秀賞:小野寺史宜/ROCKER

プチ不登校の女子高生ミミとテキトーな高校教師・永生。ふたりは、元いとこ同士。ミミは、ある事件をきっかけに、友だちをつくらず、学校ではひとりで過ごしているが、永生のアパートにはよく遊びに行く。そんなある日、ミミのことが好きだという高校生が現れる。彼は、永生が教える学校の生徒で、ロック部の創設を目論むのだが―第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞した、心に響く青春小説。

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特別賞:真藤順丈/RANK

監視カメラのネットワークによって国民に絶えず順位を付ける制度―『RANK』によって管理された近未来・日本。『RANK』の圏外に落ちた人間は抹殺される。国家が企む本当の目的、そして隠された真相とは!?社会の崩壊を前にして、人間の未来と希望を描く物語。

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特別賞:伊吹有喜/風待ちのひと

“心の風邪”で休職中の男と、家族を失った傷を抱える女。海辺の町で偶然出会った同い年のふたりは、39歳の夏を共に過ごすことに。人生の休息の季節と再生へのみちのりを鮮やかに描いた、著者デビュー作。『四十九日のレシピ』にも通じるあたたかな読後感に心が抱まれる物語。

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第2回(2007年):1223篇
大賞なし
優秀賞:穂高明/月のうた

小学生の時に母を亡くした民子は、父とその再婚相手との三人暮らし。複雑な想いを胸に秘めていたが、亡き母の親友からある話を聞き、徐々に心を開いていく―それぞれの想いを鮮やかに掬い取った、切なくも温かな家族の物語。

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奨励賞:秋山寛/ラブ・パレード
奨励賞:山下貴光/ガレキの下で思う
第1回(2006年):2746篇
大賞:方波見大志/削除ボーイズ0326

気まぐれに同じクラスの根暗女を助けたことから、直都は3分26秒間の出来事を消せる「制限事象削除装置」を手に入れた。装置を必要とするさまざまな事件が起こる中、直都の本当に消したい過去は―ままならない現実を駆け抜ける、少年少女のリアル・ファンタジー。

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優秀賞:真田コジマ/アンクレット・タワー

イケメン彼氏に振り回されるショップ店員、5年前に別れた彼女との再会に戸惑うサラリーマン、愛する夫に浮気をさせようと仕組んでしまうイラストレーター。それぞれのカップルが相手との関係を見つめなおしていく2日間を描くアンサンブルストーリー。何の接点もない3組の男女が、孤独を抱えた一人の少女の行動に心動かされ、自らの関係に答えを見出していく…。

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優秀賞:長谷川安宅/ミツメテイタイ

幼い頃の悲しい記憶と向き合い、その過去を受け容れたとき、トキワの目の前にタイの青い空が広がった―深い喪失の果てに辿りついた確かな再生を描いた物語。

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