2009年、3都市で約2か月間かけて公開された
三浦春馬くんの初舞台作品「地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10「星の大地に降る涙」の詳細です。
※WOWOWで放送される事があります。
「星の大地に降る涙」
地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10
DVD・Blue-Ray
時間 : 2 時間 27 分 発売日 : 2010/1/29 出演 : 木村佳乃, 三浦春馬, 音尾琢真, 寺脇康文, 岸谷五朗 Amazonで探す |
公演日
[東京公演] 2009年6月20日~7月26日
[札幌公演] 2009年7月30日~8月3日
[大阪公演] 2009年8月7日~8月17日
スタッフ
作・演出:岸谷五朗
演出補:寺脇康文
美術:土屋茂昭 (TSUCHIYA CO-OPERATION)
音響:今村太志 (サウンドクラフトライブデザイン社)
照明:川谷祐之
電飾:小田桐秀一 (イルミカ東京)
音楽:大崎聖二 高木茂治(楽踊舎)
衣裳:鷲頭マコト
ヘアメイク:宮内宏明
殺陣:剱伎衆かむゐ
振付:SHUN 岡千絵 藤林美沙 原田薫
舞台監督:津田光正 (バックステージ)
宣伝:る・ひまわり
宣伝美術:中野淳仁
宣伝写真:手島孝典
宣伝ヘアメイク:新宮利彦
制作:山口照代 高橋加奈 杉浦秀和 永原弓子 柴崎公毅
佐々木康志 松村安奈
票券:(株)インタースペース
プロデュース:原田知明 松田誠 小見太佳子
特別協賛:大和ハウス工業(株)
企画・製作:(株)アミューズ (株)ネルケプランニング
キャスト
主演
三浦春馬、木村佳乃、音尾琢真、寺脇康文、岸谷五朗
その他のキャスト
長谷部優、岡千絵、原田薫、藤林美沙、小野真一、SHUN、佐藤浩之、熱海将人、那須幸蔵、杉本崇、長内正樹、伊藤俊彦、向野章太郎、松永一哉、平間壮一、今野直美、伊藤友希、柳橋さやか、半沢友美、香月あや、折井理子、小林由佳、藤井聖子、筑紫寿楽、石橋拓道
概要
戊辰戦争の真っ只中、大きな歴史の波に翻弄される架空の民族の姿を描く。津軽三味線や和太鼓、篠笛などの生演奏も交えながら、30人以上のキャストで上演した地球ゴージャス初の歴史ファンタジー。
理想を求める国の戦の中で、たくさんの血と涙が大地を濡らした時代。笑顔と踊りの民族・タバラの島の浜辺に、戦いに敗れ記憶をなくしたひとりの青年(三浦春馬)が流れ着く。記憶を失っていた彼は、タバラ族と友好を深めていく。
名もなき民と神の子を宿した女性(木村佳乃)と出会う。しかし、彼の記憶が戻るとき、そこには悲劇が待っていた。
ネタバレあらすじ
記憶を失くし、とある島に流れ着く。
浜辺で見つけたタバラ族の女性「ステラ(木村佳乃)」にキスをされ、看病される。
やがて、、、(9日後)目覚めた青年。
太陽と笑顔の民族・タバラ族は、体の傷、心の傷を負った人に「キス」をして癒す習慣があり、男同士でもキスをする姿に驚く。
「い、、いやぁ、、、お・・おとこ・と・・おとこ!」
その島の人たち(タバラ族)が、彼が浜辺で倒れていたのを発見した際に、海の神:タバラの守り神とされるシャチが現れた事から彼を「シャチ」と呼ぶことに・・。
自分が誰かもわからず混乱している「シャチ」は、タバラ族に優しく迎えられ、「落ち着いて、大丈夫」とみんなに包まれる。
「この村に!我が部族の元にたどり着いた初めての男!」
「奇跡の男! その名を シャチ!」
・・そこへ
「あのーすいません、、わたし、流されてきちゃったみたいなんですけども、、、」と岸谷五朗登場するも・・・無視され、会場に笑いが起こる。
その後、邪見にされつつ、適当に「トド」と命名される。完全な三枚目。
更に、民の為に狩りに出かけていた寺脇康文(タバラ族:ザージャ)が、船で帰ってくる。こちらも奥さんに尻に敷かれる完全な三枚目。
流されてきた2人(シャチとトド)は「倭人」だと言い、村の男たちが「なぜこの島に倭人がいるのだ!」と騒ぎ出す。
実は流れ着いて意識のない間に、海へ流してしまおうとしていた男たち。
「災いを運ぶのか、幸を運ぶのか?」
「我々を脅かす兵士になるに違いない」
海へ流そうとすると、海にシャチ(本物のシャチ)が現れる!
「我らが守り神シャチが運んできた男という事か・・・?」
そこへ長老、
「意識と共に物言えぬこの命、無条件で奪っていいものか!意識が戻り真意を確かめてからでよい」と皆を諭す。
「僕は 倭人?!」
戸惑いながら、月夜に踊るシャチ・・・。
(ひたすらに美しい!)
言葉もわからず、自分が誰かもわからないまま、
「シャチ」という名を受け入れ、タバラ族のおかしな風習にも慣れ、だんだんに打ち解けていく。
その後、コメディチックなお芝居が展開される・・・。
タバラ民族は、以前に「ヒノモト(日本)」倭人たちに襲われたが、戦わずに逃げのびた人たち。
「タバラは決して武器を持たない。」
武器を持たない代わりに太陽の笑顔を手に入れた部族だという。
シャチはタバラの素晴らしさを知るうち、記憶も少しずつ戻っていく・・。
愛する人の帰りを待っているという。
タバラの土地は、荒らされ、作物も育たない大地となった場所「星の大地」。今は遠い土地に何年もかけて通っては耕した畑が、民族の食べ物。
その収穫に出かけた男たちが、何カ月も帰って来ない。
帰って来ない男の中には ステラのお腹の子の父親も。
「流されてきた倭人たちのせいだ」とまた みなが騒ぎ出す。
「倭人とタバラは共存できない」のか
そこでステラが横笛を取り出し吹き始めると、
和太鼓や三味線でタバラ族とトドも加わり演奏し、、
「共存できるのよ!」 とステラ
帰って来ない男たちは、倭人に追われているらしい・・。村の男たちは、ステラが反対する中、武器を持って助けに行く事に。
そんな中、ステラが産気づく。
みんなが逃げたり、戦いに向かう中、動けないステラのそばにはシャチが。そして赤ちゃん(「神の子」という設定?)が生まれる。
助けに向かった村の男たちは、倭人にやられてしまう・・。
遅れてたどり着いたシャチは、惨状を目にした時、雷に打たれ
すべての記憶が蘇る。
一方、トドは なんと「新政府軍」の兵士。
新選組と相反する勢力。
「俺は闘わなければならない!」
トドに気づくシャチ、シャチに気づくトド・・。
そこへタバラ族のザージャも現れる。
ザージャ「俺を斬るのか?」
シャチ「俺を斬るのか?」
・・・
トド「お前たちを・・斬る!!」
止めるザージャとシャチ。
トド「日本人として日本の為に生きる事、いや、死んでいく事を忘れたか!」
シャチ「わかっている、、、だからこそ俺は新選組に入隊したんだ!」
シャチ「このままヒノモトを譲り渡す事は出来ない!」
トド「ならば戦え~!邪魔する者は切り捨てろ!それが時代を切り開く事ぞ!」
シャチ「それはわかっているんだが、、」
3人の立ちまわり、、、。
シャチの剣を弾き飛ばし、斬りかかろうとするトドの前にザージャが立ちはだかり身を挺して止める。そこへタバラの男がトドの背後から斬りかかり逆にトドに斬られてしまう。
「タバラが消える・・・。今までどれだけの民族が歴史から消えていったか!」
仲間の男を殺された事で遂にキレるザージャ。剣を持ちトドに襲い掛かり、斬られる。更に村の女の子が今度はトドを刺す・・・。
呆然と座り込むシャチ・・。
そこへ倭人の軍隊が押し寄せ、
タラバ族「やめてー」「やめろー!」の叫び声、
シャチが泣きながら「みんなーーーーっ!」と叫ぶも、、
残ったタバラの民たちを全員連れて舞台からはける。(皆殺し?)
シャチ
「敵も味方もあるかー!何をしてるんだ!
何をしてるんだ!!俺たちは! 日本は!!
すべてを失うぞ! 大切なものを!
すべて失うぞ! 何が理想だ!!」
「俺は今からヒノモトを 日本を斬る!」
暴徒とされ日本軍に囲まれる
自分たちの私利私欲の為に小さな命がゴミのように消えて行っている事に気付いているのか」と叫びながら闘う
「俺たちの戦場は、タバラにとって
大切な ”星の大地” なんだー!」
最後は、兵士たちに囲まれ見えなくなった後、シャチの叫び声だけが響く・・。
(暗転後、舞台真ん中に一人倒れているシャチ)
起き上がり、ふらふらと絶望の中叫ぶ・・。
誰もいなくなった・・。
そこへ赤ちゃんを抱いたステラ(神?)の声が・・
「家族を作るのです。国を作ろうとしてはいけない。大きな家族を作ればいいの。その時、世界は共存する。」
希望のある未来の歌をデュエットしエンディング・・。
※すべての画像:(C)アミューズ
DVD
時間 : 2 時間 27 分
発売日 : 2010/1/29
販売元 : アミューズ
地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10「星の大地に降る涙」 |