三浦春馬「キャッチ ア ウェーブ」画像付きネタバレ完全解説

2006年、三浦春馬16歳での初主演映画「キャッチ ア ウェーブ」の詳細まとめです。

春馬くんがサーフィンをやるきっかけになった出会いの映画。


 

キャッチ ア ウェーブ

2006年4月29日公開

以下から動画配信サービスでも見られます。

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概要

三浦春馬 初主演の日本プロサーフィン連盟の全面バックアップのもとに製作された本格的サーフィン映画。

配給: ワーナー・ブラザース映画

監督:高橋伸之
原作・脚本:豊田和真
音楽:澤野弘之
プロデューサー:豊田俊穂、稲田秀樹

音楽:DEPAPEPE
主題歌:Def Tech「Catch The Wave」

 

時間 : 1 時間 56 分
発売日 : 2006/8/25
販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
ディスク枚数 : 1枚Amazonで探す 楽天で探す

 

キャスト

三浦春馬(役名:佐々木大洋)

加藤ローサ(ヒロイン:ジュリア)
木村了(大洋の友人:小林誠人)
濱田岳(大洋の友人:田口浩輔)
坂口憲二(サーファー:マーク)
竹中直人(サーフショップオーナー:デューク川原)
高樹沙耶(デューク川原の妻)
とよた真帆(ジュリアの母)
三船力也(ニック)
西宮佑騎(サーファー)
桂亜沙美

ネタバレ詳細

起:夏休みリゾート計画

高校1年生の夏休みに大洋(三浦春馬)、小林(木村了)、田口(濱田岳)の3人は湘南にある田口の別荘で夏休みを満喫しようと江ノ電に乗ってやってきた。

海を前にテンションが上がる3人。水辺で、はしゃいでいると、すぐそばでサーフィンの大会が行われていた。

サーファーに見入る大洋。水着ギャルに見入る小林と田口。

 

そこへ地元サーファーらしきガラの悪い3人組が現れ「邪魔だ」と罵声を浴びる。

気を取り直し、別荘に向かう3人だが、なんと田口は別荘のカギを失くしてしまう。砂浜に戻り探すが見つからず、その夜は砂浜で寝る事に。

翌朝、目覚めると、近くで全裸の男・デューク川原(竹中直人)が・・。変質者かと驚くが、全裸なので動けず助けてほしいと言う。

仕方なく彼の盾になりながらその場を離れる事にした3人へのご褒美はピンクのポロシャツ。そんなものいらないから、サーフィン教えてくれと言う木村。田口も賛成するが2人は「モテそう」という不純な動機。

1人、真剣な表情の大洋にデュークが「お前もか?」

大洋「はい! お願いします!」

大洋に年齢が16歳だと聞いたデュークは、少し顔色が変わり・・・教えてやる代わりに彼が経営するサーフショップで住み込みのアルバイトをしろと言う条件を出す。

早速、店内の掃除や店番をする3人だが、サーフボードを嬉しそうに見つめる大洋に比べ、ビキニや女の子の水着写真が載った雑誌ばかりを見ている田口と小林は、腹が減ったから買い出しに行くと言い、仕事しないとダメだと引き留める大洋を振り切り、でかけてしまう。

一人、店に残された大洋。そこへ女の子(加藤ローサ)がやって来て壊れたスケボーを直してくれと預けて行く。

彼女はハーフ。母親が日本人で、名前はジュリア。大洋は一目ぼれしてしまう。

 

別荘でのリッチな夏休みを計画していた3人の夏休みはバイトをしながらサーフィンの特訓を受ける事になる。

 

承:サーフィンを始める

早くサーフィンを教えてくれと言われたデュークは特訓開始と言い、店のモップ掛けや窓ふきなど、掃除ばかりを命じる。

 

モップや窓ふき雑巾には重りがつけられており、それで掃除をすることで筋力アップの特訓のよう・・。真面目にやる大洋とサボってばかりの田口と小林。

それでも3人は楽しそうに過ごしている。

 


デュークの部屋を掃除している際、デュークと妻と息子らしき家族写真を見つける大洋。デュークの様子を見てみると、何やらサーフボードを抱きしめて目を閉じ、その後、大切そうにカバーをかけている。

何か事情がありそうなデューク。

 


1週間が過ぎるが、掃除ばかりで一向にサーフィンを教えてくれないデュークに、こんな事ならもうやめると詰め寄る大洋。するとデュークは大洋たちの体を触りまくり、体格を確認すると、「合格だ!明日からサーフィン教えてやる」

翌朝、デュークはサーフィン3箇条を授ける。

「海をなめんな」「前乗りすんな」「ゴミを捨てんな」

※前乗り=他人が乗ろうとしている波を横取りする行為

あとは危険を感じたらすぐに海から上がる事。

デュークは車に3人を乗せてショートボード体験を行う為、サーフショップ前の海ではない”湘南シークレット”へと向かう。そこの海の様子は湘南とはまったく違っている。(初心者用?)

砂浜でパドリングからテイクオフのイメージトレーニングを行い、初めてボードを持って海へ。基本を教わりながらひたすら練習。初日、誰もボードの上に立ち上がる事は出来なかったが、それでも楽しそうに必死に何度もチャレンジする3人。

 


ジュリアのスケボーが直ったので届けて来いと言われた大洋はジュリアに会えるのが嬉しくウキウキで出かける。

スケボーを受け取ったジュリアに、今度はサーフボードを持って海へ連れて行かれる大洋。

 

彼女が波に乗る姿をビデオで撮ってくれと頼まれる。

上手に波に乗る彼女を見て「かっこよかった」「僕も出来るようになるかな」と聞く大洋に「デュークに教わってるなら大丈夫」とジュリア。

 

そこへ、湘南へ来た日に罵倒してきたガラの悪いサーファー3人組が現れ、また大洋にイチャモンをつけてくる。

ニックという男は、ジュリアに気があるらしいがジュリアは「あなたの事好きじゃないって言ったでしょ!」と言い放ち、大洋の手を引きその場を離れる。

 

その後、2人で行った海辺でジュリアは映画「エンドレスサマー」で見たノースショアに乗るのが夢だと言う。そして大洋を映画に誘い、米軍基地内にある映画館へ行く約束をする。


翌日、また3人を連れて海へ向かったデュークは、3人にそれぞれウェアとお揃いのカラーのボードをプレゼントする。大喜びの3人。

 

 

自在に波に乗るデュークを尊敬のまなざしで見つめながら、必死に練習をする3人。相変わらず立つ事が出来ないが、今日はもう帰ろうと言うデュークに「まだやる!」と言った大洋が、遂に!

デューク「キャッチ ア ウェーブ!」


海から上がって一休みしているところへ、偶然ジュリアがやって来て、映画の約束は明日だと確認、友達のところへ戻るジュリア。

それを見ていた田口と小林「おふたりさん~ お熱いね~」と冷やかす。


その夜、デュークが3人を連れ出す。

本当は18歳未満立ち入り禁止の場所だが、ピンクのリストバンドを渡され、「これを付けていれば大丈夫だ」

3人「?? くだらねぇ~」

連れて行かれたのは表にはガタイのいい黒人がガードする怪しげな飲食店。店のマネージャー:マーク(坂口憲二)を呼び紹介するデューク。

余談坂口憲二氏とは、この後、同じ年(2006年)の「CHiRDREN」でも共演。

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店内ではサーフィンのビデオが流れており、なんとデュークの雄姿が映し出され驚く3人。実はデュークには、サーファーとしてかなりの実績があったらしい。

マーク(坂口憲二)は、3人に年齢を聞き、16だと聞くと「それでかー」と言う。

デュークがなぜアルバイトを雇ったり、この店に連れてきたりしたのかと思っていたマーク。

実は、デュークには子供がいたが、1歳で病死。生きていれば16歳だと言う。更に子供が死んでしまってからデュークはサーフィンをやめ、伝説の大会で優勝した際のボードも封印しているらしい。

サーフショップで大洋が見た、デュークが大事そうにカバーをかけていた、あのボードだろう・・。

マーク「デュークに教わるなら、サーフィン、真面目にやれよ」

 

転:初デートとトラブル

翌朝、3人はいつも通り店の掃除をしていると、大洋を呼び出し「おつかい」を頼むデューク。今日はジュリアと映画の約束がある大洋を気遣い、他の二人には店の用事として出かけられるようにしてくれ、デート代としてお金もくれた。

息子のように思っているデューク。


大洋は走って待ち合わせ場所へ。

2人は米軍基地内を散歩し、ボーリングやビリヤードなどがある遊戯施設内の映画館へ。彼女の言っていた映画「エンドレスサマー」が上映されている。

上映までの時間潰しに、こないだ撮影したジュリアのサーフィン動画について話し、実はそういうのが得意で、将来「映画を撮ってみたい」と言う大洋。

大洋「人に言ったのは初めて」

ジュリア「頑張ってね、大洋」

大洋「ありがとう ジュリア」

初めて、彼女の名前を呼び、照れくさそうにする大洋。嬉しそうなジュリア。


映画を見終わり、大洋がトイレに行った間にジュリアがニック達に絡まれており、大洋が駆けつけると、また悪態をついてくるニック。

米軍人の父を持ち、米軍基地で暮らしているニックは、「お前ら日本人は俺らが守ってやってるから大きなかおしてる」と、大洋を詰り突き飛ばす。

止めに入ったジュリアも突き飛ばしたニックに腹を立てた大洋はニックを殴ってしまう。ニックが倒れてる隙に逃げ出す2人。

ジュリアは助けてくれたお礼に、明日から毎朝、”湘南シークレット”で、サーフィンの個人レッスンをしてあげると言い出す。


翌日以降、個人レッスンをしながら中を深めていく2人。

 

ある朝、レッスンを終えて海をあがると、またもやニック達が現れ、大洋は暴行される。

止めに入ったジュリアも投げ飛ばされるが、そこへ小林と田口が割って入り、小林が飛び蹴りをし、更に空手のポーズを見せると、ニック達は慌てて逃げていく。


後日、デュークと3人はいつものように練習中。

 

田口が乗りかけた波の前を横切る危ないサーファー。ニックの友人だった。

田口はケガをし、デュークと小林に付き添われて先に帰って行くが、

「前乗りしやがった」と荒れる大洋は、「マナー違反だ!」と彼らに詰め寄る。

「ビギナーのくせに偉そうに。マナーってなんだよ」とキレるニックは、台風の日に波に乗って勝負しようと言い出す。

大洋「もし俺がその波をメイク出来たら、二度とこの海に入るな。ジュリアにも近づくな!」と言い放ち、危険な勝負を受けてしまう。

 

ジュリアは心配して止める。「自然を甘く見ちゃダメ。絶対に行かないで」

それでも「人を平気で傷つける奴は許せない」と言う大洋。

 

結:決戦~ノースショア

翌日、ジュリアの家を訪ねた大洋。

砂浜に誘ったジュリアは、大切な人の形見だと言っていたネックレスを大洋の首につける。

大事なものをどうしてかと聞くと、父親の転勤でハワイに引っ越す事になったから、大洋に持っててほしいというジュリア。

 


海が荒れてきた。台風が近い。

早朝、友人2人が寝ている隙にこっそり海へ出ようとする大洋だが、気づいた2人が着いてくる。

海へ行くとニックたちとジュリアがいる。

ジュリア危険だからやめろと大洋の手を引く。

 

「死にたいのか」というニックに、「もし自分が波をメイク出来たら、二度と湘南の海に入らない。ジュリアにも近づかない」という約束を守るように言い、海へ入る準備を始める大洋。

呆然としているニックも、小林に「ビビってんのか!」と言われウェットスーツに袖を通し、2人は海へ入って行く。


遠くから見つめるデュークとマーク。
デュークの手には、封印していたサーフボード。


2人は荒波に揉まれながら、沖へ。

先に行ったニックは、高波に飲まれ、サーフボードが投げ出される。

デュークとマークが助けに向かい救出。

 

それを見ていた大洋だが、ジュリアの制止の声も届かず、ジュリアのネックレスを握り祈った後、波へ向かう。

 

そして、少し乗れた後、

海へ投げ出され

デュークに助けられ上がってくるが

意識がない・・・。

「絶対 死なせない!」と人工呼吸器をするジュリア

息を吹き返す大洋

 

起き上がりニックを見る大洋

うなだれるニックは、友人に支えられ砂浜を後にする。

大洋が勝ったのか?

ジュリアが「負けたのはニックだけじゃない、あなたもよ!」

「自然へのリスペクトを忘れてたからな」とデューク。

 

そこへ、ジュリアを迎えに母がやってくる。ジュリアは引っ越しの為、空港へ行かなければならないが、大洋たちと一緒にいる様子を見て、母親はしばらく待つことに。デュークたちも、大洋とジュリアを二人にしようと、砂浜を歩きだす。


台風が去り、空が晴れ渡る・・。

ジュリア「ありがとう、あなたの勇気忘れない」

大洋「ノースショア、必ず行くから。君の為ならどんな波にも乗れる」

大洋にキスをするジュリア

 

ハワイへ行く為、空港へ向かうジュリアの乗ったタクシーを見送る大洋

 


3人は、この夏の特別な思い出を胸に湘南をあとにする。

 

 

エンディング

エンドロールの中

どこかの道を、トラックの荷台で揺られる大洋。

運転席の男「大洋!ノースショアだよ!」

そこは・・・ノースショア

 

海へ着き、砂浜を歩く大洋。

 

後ろからジュリアの声「大洋~!」

振り向き、走り出す大洋

THE END

『キャッチ ア ウェーブ』三浦春馬・木村了・濱田岳インタビュー
すべての画像 (C)2006「キャッチアウェーブ」製作委員会

 

時間 : 1 時間 56 分
発売日 : 2006/8/25
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綾糸: 綾糸 主婦 1990年代、汎用機時代のエンジニア 趣味で長くやっていたweb制作は、未だにエディタでの手コーティング 現在は自宅でゆるりとweb制作やライターをしています