2018年の映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の詳細です。
三浦春馬 28歳。
渡辺一史原作の筋ジストロフィーを患った男性を描いたノンフィクション。
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
2018年12月28日公開
以下から動画配信サービスでも見られます。
監督 : 前田 哲 時間 : 2 時間 発売日 : 2019/8/7 販売元 : 松竹 Amazonで探す |
スタッフ・主題歌
監督:前田哲
脚本:橋本裕志
原作者:渡辺一史
主題歌:ポルノグラフィティ/フラワー
予告動画
キャスト
鹿野靖明:大泉洋
安堂美咲:高畑充希
鹿野の母:綾戸智恵
鹿野の父:竜雷太
田中の父:佐藤浩市
野腹博子(担当医):原田美枝子
<ボランティア>
高村大輔:萩原聖人
前木貴子:渡辺真起子
塚田心平:宇野祥平
ネタバレ詳細
<1994年 北海道 札幌>
鹿野靖明(大泉洋)、34歳。
全身の筋肉が徐々に衰えていく、進行性筋ジストロフィーを患い車椅子生活をしている。病気が判明した12歳の時には、20歳まで生きるのが難しいと言われていた。
体で動かせるのは首と手だけ。人の助けがないと生きていけないにも関わらず、病院を飛び出し、自ら大勢のボランティアを集め、わがまま放題に暮らしている。
医大生の田中(三浦春馬)は、将来の為の勉強にもなると、ボランティアに参加している。
この日も、鹿野に頼まれたハンバーガーを買って来るが、田中の持つ袋を見た鹿野は「違うよ、今日はモスバーガーって言ったでしょ。」要領が悪いだの、話を最後まで聞けだのと、わがままな鹿野からは、いつも叱られている。
「すいません」と振り返ると、そこには田中がつき合っている美咲(高畑充希)が居た。美咲は全然会ってくれない田中の偵察に来たという。
二股とかじゃなくってほんとにボランティアで良かったが、なぜ、自分との約束よりボランティアを優先するのか、納得できない美咲に、今日は早く終わるから夕食を一緒にと誘う田中。
しかし、今夜、泊りで来るはずだったボランティアがキャンセルとなり、鹿野に強引に代わりを頼まれ引き受ける田中。更に美咲も一緒にと言う鹿野。不満ながら、つき合う美咲。
その日の深夜、突然「バナナ食べたい」と言い出し、買ってこいと言う鹿野。仕方なく田中が行こうとするが、鹿野と2人で残されるのは嫌だからと、美咲が買いに行く事に。
「美咲ちゃんっていい子だね、こんな時間に行ってくれるなんて。俺の事、嫌いじゃないよね」と鹿野は上機嫌。自分の彼女であるとは言えない田中は、美咲を待つ間、オセロに付き合っている。
鹿野のわがままに辟易しながらも、あちこち走り回り、やっと見つけて買ってきたバナナを、オセロの上にどん!と置く美咲に驚きながらも「なんか今、ぐっときたー!」と鹿野。
田中久は北海道大学医学部に通っている。父親は「田中記念病院」を経営しており、久は、実家の病院を継ぐつもりで医者になる予定。
今度、美咲を実家に招き、両親に紹介する約束をしている。
美咲は飲食店でアルバイトをしている。
アルバイト中の美咲に田中から電話がかかり、鹿野が美咲を気に入ったのか、また来てくれと言うので頼むと言われる。気が進まない美咲だが、断る間もなく、医学部の実習があるからと慌ただしく電話を切ってしまう田中。
頼まれた日、渋々ながら鹿野のボランティアに行った美咲。田中も来ている。
「美咲ちゃんに食べさせてもらうとおいしいね」と上機嫌の鹿野。
「味は一緒です」と仏頂面の美咲。
電池が切れているから買ってくると言った田中は鹿野に山ほど買い物を頼まれる。「粗びきコーヒー、ドムドムバーガー、レディーボーデン、タウン情報と、、、、あと、、、、あの、、、あれ」と言い淀む鹿野に、田中が何かを察し「エロトピアですね!」と笑顔で応じる。
ボランティアが読みたがるから・・と美咲を気にしていい訳をする鹿野。
美咲は、他のボランティアから鹿野を手伝う内容や方法を教えられながら、鹿野の生活を知っていくが、また泊りのボランティアが急に必要になり、田中に強引に頼む鹿野に・・・
美咲「鹿野さんは 何様? 障害者なら何言ってもいい訳?ボランティアだって自分の時間を割いてきてる。その優しさがわからないなら、そのうち誰も来なくなるよ。」
鹿野「みんな辞めないよ、俺の事愛してるもん」
美咲「あたしは違う!ほんとに最低!もう二度とこない!」
飛び出して行ってしまう美咲を気まずそうに見送る田中。
田中は優しい反面、優柔不断なところがあり、結局、この日の泊りボランティアを引き受ける。
その夜、鹿野が手紙を書きたいからと手伝わされる田中。口頭で田中に伝え、田中が手紙を書く。それはなんと、美咲宛て。戸惑いながらも言われたとおりに書いていく田中。
美咲を怒らせたお詫びから始まるが、実はラブレターだった・・。恋をしたので食事でもというデートの誘い。
鹿野から花まで預かり、美咲に手紙を渡す田中。なんでそこまでするのかと美咲に問われ「鹿野さんは助けが必要なんだよ。で、デート行ける?」
自分の彼女まで差し出すのがボランティアなのかと不機嫌な美咲に、「鹿野さんが元気になる為だから、今回だけお願い」と言う田中。
じゃ、自分のお願いも聞いてと「今、ここでキスしろ」と言う美咲。周りを気にしながらキスをする二人。
約束の日。田中や高村(萩原聖人)たちボランティアも一緒に屋外ジンギスカンにやって来た鹿野。美咲を見てご機嫌。
昔、一度結婚したが、浮気されて離婚したらしい。夢は有名になること、アメリカに行く事だと鹿野。
バーベキュー広場にはステージがあり、演奏が始まると踊り出す美咲に吊られ、楽しそうに車椅子でクルクル回り、笑顔の鹿野だったが、急にトイレに行きたくなりしかめっ面に。
気づいた美咲が車椅子を押し、必死でトイレに走るが、間に合わず・・・。
持って来ていた下着や服に着替えても落ち込んでいる鹿野を励ます美咲。「今度みんなでカラオケいこう」と提案。
その後、美咲もボランティアを続けることに。
鹿野は担当医の野原(原田美枝子)から、重症不整脈を心配し入院を迫られる、このままだと命の保証は出来ないと言われるが、命の責任は自分で持つと、頑なに入院を拒否。
ある日、鹿野の母:光枝(綾戸智恵)がボランティアの人たちにと、いなり寿司をたくさん持ってやって来るが、鹿野は「帰れ!くそばばぁ!」
講演で少年に質問され、夢を語る鹿野。アメリカへ行きたい、今は英検の勉強中。
「誰かの助けを借りないと出来ない事だらけ。思い切って助けを借りる勇気も必要」
ある日、田中と美咲はピクニックに。美咲の手作り弁当を楽しく食べていたのだが。
田中が家に美咲を呼ぶ日、母親の都合で来週の日曜がいいが大丈夫かと美咲に尋ねた際、初めて会う日には、今後、結婚したら教師は続けたいかとか、子供は何人欲しいかとか聞かれると思うと言われた美咲は、実は嘘をついていた事を打ち明ける。
教師になる為に学校へ行っていると言っていたが、教師になりたかったのは本当だが、教育大に行っていないと聞いた田中は
「医大生と合コンしたいから嘘ついたの?」
「俺はいいけど、、、親に言っちゃったし、俺が嘘ついた事になる」
「言い出しにくかったんだよね、大きな気持ちで許すべきなんだろうけど」
「でもなんで今まで言ってくれなかったのかってモヤモヤするし・・」
「こういう話が出なかったらずっと騙し続けるつもりだったのかって怒りたくもなるよね・・・」
とあれこれ悩む田中に
「怒るの 許すの どっちなの」と開き直る美咲。「嘘ついたのは美咲ちゃんだよ」と言われた美咲は「じゃ、わかった、来週の日曜はナシね」と帰ってしまう。呆然と取り残される田中。
鹿野に自分が嘘をついたせいで彼氏と喧嘩になり、もうダメかもしれないと話す美咲。教育大は、実際に受けたのだが落ちてしまい、そのままフリーターをしている美咲に、「嘘をほんとにしちゃえばいい。大学受けなおして先生になれ」と鹿野がハッパをかける。
母親が来た際、怒鳴っていた事が気になっていた美咲は、鹿野に「おかあさんに甘えたくないってのは嘘でしょ」と聞いてみる。鹿野は「親が子供の病気を自分のせいだと思うのもつらいし、介護しだしたらそれだけになってしまう。自分の時間なんてなくなる。そもそも、家族が介護しなければならない日本のシステムを変えたい」と言う。
あれ以来、気まずくなり話もしていない田中と美咲。
鹿野やボランティア仲間たちと初詣に行った際、「何をお願いしたか」と高野に聞かれた美咲は「教育大学合格。来年度合格目指して受験勉強はじめました」
それを遠くで聞いていた田中は、すぐに自宅に戻り、大学受験に役に立つ参考書を集め、美咲に渡そうと持っていくが、ちょうど鹿野から同じような本をたくさんもらっている美咲を見て、渡すことが出来なかった。
何も言えず、すれ違っていく二人。
泊りのボランティアなどで疲れている田中は、学校の実習中に居眠りをしてしまう。
鹿野の家では、学生ボランティアから「もう辞めたい」と電話が入り不機嫌になる鹿野。美咲は、今年卒業する学生たちはどんどん辞めていくだろうし、新しい人を募集しようと言い出し、鹿野らと北大へ行き、チラシを配りながら声をかけていると、北大生である田中が通りかかる。一緒にランチしようと誘うが断り行ってしまう。
田中のよそよそしい態度に自然消滅かと思い始める美咲は、鹿野と居る時の方が自分らしくいられる様子。ボランティアにも積極的に通っては、英語の勉強をする鹿野のそばで受験勉強をする日々。
辞書を借りようとした美咲は、アダルトビデオを見つけ、鹿野は筋ジスだが、その機能には問題ないことを知る。出来るなら美咲を抱き寄せたい鹿野。近づいた美咲の手に触れると、美咲は鹿野を抱きしめる。そこへ他のボランティアがやってきて、慌てて離れた美咲。
別の日、鹿野の介護をしていた田中に「美咲ちゃん、もう来ないかもな、誰も来なければベッドイン寸前だったのに」と言う鹿野。
驚き戸惑い、悩む田中。
ある日の夕方、美咲から行けなくなったと連絡が入り、ボランティアの主婦:前木(渡辺真起子)が1人で世話をしていたが、子供のお迎えに行かなくてはならず、ちょっとの間なら大丈夫だと言う鹿野を1人残して出かけた際、咳き込んだ鹿野はベッドから落ちてしまう。救急車で運ばれ、ボランティアのみんなが心配そうに見守る中、美咲が駆けつけ「ごめんね、あたしのせいだね」
それを複雑な思いで見つめる田中。
目を覚まして美咲を見た鹿野は嬉しそうに冗談を言い、「美咲ちゃんが戻って来てくれたからベッドから落ちてよかった」
元気そうにもう家に戻るという鹿野だが、担当医は退院は無理だし、呼吸筋が弱って来てるから、そろそろ人工呼吸器をつけなければならないと言う。
人工呼吸器をつけるという事は、気管切開をし、声が出なくなる為、しゃべる事も出来なくなる。鹿野が呼吸器は着けないと言うのを聞いていた田中は、実家の病院へ行き、父親(佐藤浩市)に患者の望む治療法を選択したい、気管切開せずNPBVで引き受けて欲しいと頼む。
NPPV(えぬぴーぴーぶい、noninvasive positive pressure ventilation)とは、非侵襲的陽圧換気療法のことで、気管挿管や気管切開をせず、マスクだけで一定の圧力や決められた量の空気を肺に送る人工呼吸器療法
しかし父は、「患者を一番わかっているのは主治医だし、うちでは預かれない。患者のわがままを全部聞くわけにはいかないし、担当医は総合的に判断している筈」と断るが、
「あの人のわがままは命がけ。しゃべる事が生きがいだから」と必死に訴え頭を下げる息子を見て、引き受ける事にした父。
父親とうまく意思疎通出来ていない事を田中から聞いていた鹿野は、田中に礼を言うが、田中が「はじめて自分の意見が通りました」と言うのを聞いて「じゃ、俺のおかげだな」と笑う。
ひとまず無事に転院し、マスクをつけている鹿野。
しかし、英検の試験の日、まだ外出が無理だと聞かされた鹿野は荒れる。「次の機会には自分が元気でいられる保証はない、自分には1日1日が勝負なんだ」
その後、英検をどうしても受けたいと鹿野が勝手に退院してしまった事を知り駆けつけた田中。体調が悪くなりベッドに居る鹿野を見て、すぐに病院に戻そうと言うが、元の担当医のいる病院に連絡をしたらしい。
納得がいかない田中だが、息も絶え絶えの状態でも田中に冗談を言う鹿野に笑ってしまう。そして「今更、田中記念病院には戻れない」と元の病院へ。
担当医に「呼吸器つけないと死んじゃうよ!」と言われ、遂に決心する鹿野だが、自分は結局、なんの力にもなれなかったと落ち込む田中。
人工呼吸器をつけると、日に何度も痰の吸引を行わなければ窒息してしまう為、24時間待機しているからと説明を受けるボランティアたち。
声も出なくなった鹿野は筆談だが「カラオケ行きたい」と言う。僅かに動くのは首と手の先のみ、今までは話せたが、それが出来なくなった鹿野はもどかしさを感じている。これまで、イライラした時に、コップを手で払い落として気晴らししていた鹿野。
今はそれも少し動く程度で出来ないのを見ていた美咲がコップを持ち、床に放り投げる。
美咲「少しはスッキリした?」
笑顔の鹿野。笑いだすボランティアたち。
それからはボランティアの誰かが病院に泊まり込み、鹿野の手につけた鈴が鳴れば体位変換など必要な介護を行い、様子を見ながら痰の吸引が必要なら看護師を呼ぶ、という介護が始まり、夜中に何度も起こされるボランティアたちも疲れ切っている。
そんなある日、美咲が病室に走り込んで来て、鹿野に資料を見せながら、「人工呼吸器のカフに入れる空気量を調節する事で、声が出るようになった人がいる」と言う。
(カフ=空気を挿入し、気管に唾液が入るのを防ぐために使う)
その方法が鹿野にも有効かどうかもわからないし、リスクや危険もあるが、「やりたい」と言う鹿野に「看護婦さんに内緒でやってみよう」と美咲。他のボランティアたちは反対するが、鹿野は舌打ちをして彼らを制し、早速やってみる事に。
空気の量を調節しながら何度かやってみるがなかなかうまくいかない。
苦しみながらも挑戦している鹿野を見た田中は、鹿野は強い、叶わないと言い、「自分のように覚悟のない人間が医者になったらダメ。医者を諦める」と言い出す。
美咲「でもあたしは、田中くんみたいな優しいお医者さんがいい」
そして、いつか鹿野に聞いた「ベッドイン寸前だった」という事について美咲を責める田中。「同情すればなんでもやっちゃうの?」
美咲は「同情じゃないかもしれないじゃん!好きになるかもしれない!わかんないでしょ」
そう言われた田中は「ごめん」と言い立ち去る。
ある朝、ベッドの横で眠っていた美咲に「おはよう」と鹿野が声をかける。
遂に鹿野が話せるようになり大喜びする美咲。
普通に話せるようになった鹿野は退院すると言い出し、痰の吸引を24時間体制で行う必要があるので無理だと言う病院に、ボランティアがやるからと説得する。
(痰吸引=医師、看護師が行う医療行為。例外は家族のみ)
ボランティアは家族だ、俺はうちに帰りたいと鹿野。それでも医者は24時間、他人であるボランティアの誰かが着いている事は無理だと言われ、、
「やれますよ、それくらい。鹿野ボラをなめないでください」と美咲。
やると決めたボランティアたちは、新しいボランティア募集に力を入れ、痰吸引の講習を受け、遂に自宅へ戻れる事に。
そんな中、しばらく姿を見せなかった田中からボランティアを辞めると連絡が入り、北大へ行き、「退院パーティに来い」と誘う鹿野に「もう辞めたんだから行かない」と田中。
「患者と向き合い、一人一人に寄り添える医者になりたい」と言っていたのに、どうしたのか、本音で話せ、正直に生きてるのかと詰め寄る。
退院パーティで絶好調の鹿野。「人工呼吸器サイコー、みなさんもつけてみては?」と笑いを誘い、これまでの道のりを話し、ボランティアや周りの人たちへの感謝を伝える。
そして、なんと、美咲にプロポーズ。
「鹿野さんは私にとって大きな存在の大切な人だが、受け取れない、ごめんなさい。私、好きな人がいて、その人は色々あって夢とか諦めちゃって、(自分とは)今はなんでもないんだけど、まだひっかかってるから。でも、ありがとう。」と答えた美咲。
その頃、田中は学校を辞める事を教授に伝える。その帰り、車椅子の少年の手助けをし、ふとみると少年のベッドの横には鹿野の「夢をあきらめない」とタイトルのついた新聞記事。
「何がしたいんだ、何が大事なんだ」と問いかけて来た鹿野の言葉を思い出す。
美咲に振られた鹿野は、何やら考え事をしながら穏やかな日々。
担当医から「今のうちにやりたい事をすべてやらせてあげて」と言われたボランティアたちは、鹿野を旅行に連れ出す。美咲と田中はいない。
しかし「旅先で鹿野の容態が急変し、危険な状態となった」と美咲と田中に連絡が入る。
急いで駆けつける美咲と、途中で会い合流した田中。2人で鹿野たちのいるログハウスへ。
普段通りの鹿野が笑顔で「2人とも!よく来てくれたね!」と迎え、他のボランティアたちも笑いながら見守る。
へたり込む美咲。「死ぬかと思ったんですよ!」と怒りながら泣く田中。
2人を仲直りさせたいと考えた鹿野が仕掛けた嘘だった。旅行から帰ったらまた、ボランティアに来てくれと笑う。
その夜、田中と2人、外へ出た鹿野は「なんで最初に言ってくれなかったのか」と美咲との事を話し出す。
鹿野「いい加減に気づけよ、美咲ちゃんの気持ちに」
田中「僕も自分の気持ちに正直に生きてみます。医者になる事、もう一度目指します」
美咲もやってきて、笑顔で話す3人。
鹿野「田中くんが美咲ちゃんを連れて来てくれたんだよね。2人のお陰で楽しかったなー。」
やがて夜が明け、清々しい表情の3人。
<7年後>
2002年 42歳で鹿野は亡くなり、愛情をわかっていながら拒絶した事を謝る手紙を母親宛に残していた。
鹿野を支えたボランティアは延べ500人を超えた。
田中は実家は継がず、田舎で往診などをする町医者になっている。
美咲は小学校の教師となり、田中と結婚。
鹿野たちとカラオケに行った際の回想シーンで THE END
(C)2018こんな夜更けにバナナかよ製作委員会
監督 : 前田 哲 時間 : 2 時間 発売日 : 2019/8/7 販売元 : 松竹 Amazonで探す |