>> テーマ変更に伴い見づらい箇所や不具合があるかもしれません、ご迷惑をおかけします。→
PR

エックスサーバーからエックスサーバーへのWordPress移行

サーバー移行 WordPress・インストール
この記事は約9分で読めます。

エックスサーバー同士の引越し

はじめに

エックスサーバーの仕様で、同一ドメインをエックスサーバー内に設定する事は出来ません

 

つまり、現在稼働しているドメインがエックスサーバーにあり、別IDのエックスサーバーアカウント(別サーバー)へ引越しをしたい場合は、元のドメインを削除しない限り、移転先にドメイン設定が行えないので、簡単には引っ越しが不可能です。

ドメインを削除した際には、そのドメインに属するデータがすべて消えるので、WordPressも消えてしまいます。

 

方法1

他社サーバーを利用し、2段階で移行

他社サーバーの無料期間などを利用して、仮にそちらへ一旦移行して、安定稼働してから、旧エックスサーバーのドメインを削除し、移転したいエックスサーバーへ移行するという2段階で行う。

メリット

サイトがダウンする事なく、移行可能

デメリット

手間と時間がかかる

  • 他社サーバーを契約し、移行作業。
  • 他社での安定稼働確認。
  • 新エックスサーバーへ移行作業。
  • 新エックスサーバーでの安定稼働確認
  • 他社サーバー解約。

 

方法2

バックアップを取り、手動で移行

メリット

手間が少ない。

デメリット

サイトが一時的に見られなくなる。(数時間~最大24時間)

Left Caption

管理人

当サイトの場合は3時間ほどでした。

 

方法3

移行代理サービスを利用する

作業が面倒だったり、心配な場合は「移行」を代理でおこなってくれる会社もあります。

メリット

手間が不要。

デメリット

有料

エックスサーバーの設定代行サービス

「設定代行サービス」とは、お客様に代わって「Webサイトの移転」や「メールアカウント設定の追加」、「WordPressのインストール」など、サーバーアカウントへの設定作業を当サポートで代行するサービスです。

 

どれがいいか?

どの方法が最善かは、個人差があり一概には言えません。

初心者の場合は「代理サービス」の利用。

時間も手間も惜しまない場合は「他社サーバー利用で2段階移行」

1日くらい利用できなくても問題ないなら「手動で移行」

 

当サイトもエックスサーバー間で引越しをしたのですが、うちの場合、他社サーバーを利用する方法は、あまりにも面倒なのと、サクっと1日で終わらせたかった為、上記「方法2」で行いました。

バックアップを取り、手動で移行

 

以下、当サイトが行った方法の解説です。

移行方法

簡単な手順説明

  1. 移行サーバーからファイルをダウンロード
  2. 移行サーバーからデータベースをエクスポート
  3. 移行サーバーに仮のドメインを設置
  4. 移行サーバーにデータベース作成
  5. データベース情報を編集(wp-cinfig.php)
  6. 移行サーバーにファイルをアップロード
  7. 移行サーバーにデータベースをインポート
  8. 動作確認
  9. 移行サーバーのドメイン削除
  10. 移行サーバーにドメイン登録
  11. 移行サーバーにメールアドレス追加(移転元で利用していたアドレス)
  12. 仮に設置した別ドメインのWordPressを簡単移行機能で移行
  13. 仮設置のサブドメインを削除

移行先サーバーに別ドメインで仮のWordPressを設置し、移行したいWordPress内容の動作確認をしておく方が無難な為、少し変わった方法を取りましたが、そこまで必要がない場合は以下で。

  1. 移行サーバーからファイルをダウンロード
  2. 移行サーバーからデータベースをエクスポート
  3. 移行サーバーにデータベース作成
  4. データベース情報を編集(wp-cinfig.php)
  5. 移行サーバーのドメイン削除
  6. 移行サーバーにドメイン登録
  7. 移行サーバーにメールアドレス追加(移転元で利用していたアドレス)
  8. 移行サーバーにファイルをアップロード
  9. 移行サーバーにデータベースをインポート

 

では順次、解説を。

移行元ファイルのダウンロード

FTPクライアントを使い、移行元(旧)サーバーからWordPressの関連ファイルをすべてダウンロードします。

ワードプレスのファイル構成

以下のようになっており、テーマ、プラグイン、画像、データなどは「wp-content」ディレクトリにあります。これらをすべてダウンロード

FTP設定や操作方法について不明な方は以下を参考にして下さい。

FTPクライアントの使い方(FFFTP)とワードプレスのファイル構成
今回は、私が何十年も変わらず使っているソフト「FFFTP」でFTPクライアントの使い方と、ワードプレスでのファイル構成を紹介します。 既にワードプレスが稼働している方向けの説明になっています。 ワードプレスをこれからインストールされる方は以...
図解!SFTP接続で安全にファイル転送する方法「FileZilla」エックスサーバーの例
サーバーへのファイル転送 FTPは危険 FTPとは、File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロトコル)の略。 「ファイル転送プロトコル」ですが、「FTP」は、30年以上前から使われている古い通信方式で、セキ...

 

移行元データベースのエクスポート

WordPress構成ファイルだけでは、記事内容や画像へのリンク、プラグイン設定、テーマ設定などの情報は完全ではなく、データベースに保存されている為、移行したいWordPressに対応したデータベースが必要です。

必要な情報

  • 対象のデータベース名(MySQL)
  • ユーザー名
  • パスワード

データベース情報

 

移行元サーバーの管理画面から「phpadmin」にログイン

サーバーパネル内にあるメニューから

phpadmin

 

対象データベースのID・パスでログイン

phpadmin

 

対象のデータベースを選択

phpadmin

エクスポート

phpadmin

 

データベース名.sql というファイルがダウンロードされます。

 

移行先にサブドメイン設定

エックスサーバー同士でわざわざ引越しをするというのは、移行先のサーバーもエックスサーバーで既に稼働しているという事になりますので、稼働中のドメインにサブドメインをで追加します。

 

移行するサイトをバックアップ代わりに仮のWordPressに設置する為、サブドメインを、移行先(新)サーバーに設定します。

サーバーパネル内にあるメニューから

エックスサーバー・サブドメイン設定

仮サブドメインを設定するドメインを選択

エックスサーバー・サブドメイン設定

 

サブドメイン名を入力し、「確認画面へ進む」を押します。

エックスサーバー・サブドメイン設定

 

 

確認画面が出るので「追加する

 

※追加したサブドメインが反映されるまで最大1時間必要。

 

データベース作成

移行するWordPress用のデータベースを、移行先(新)サーバーに新規作成します。

サーバーパネル内にあるメニューから

MySQL作成

MySQL追加」タブで任意の名前を入力して作成

MySQL作成

作成後の画面から以下の情報を控える。

必要な情報

  • データベース名(MySQL)
  • ユーザー名
  • パスワード
  • データベースホスト名

 

データベースのインポート

新サーバーの管理画面から「phpadmin」にログイン

サーバーパネル内にあるメニューから

phpadmin

作成したデータベースのID・パスでログイン

※データベース管理権限のあるユーザー

旧サーバーからダウンロードしたデータベースファイル(SQL)を選択してインポート。

phpadmin・インポート

 

ファイルのアップロード

データベース情報の書き換え

旧サーバーからダウンロードした「wp-config.php」をエディタで開きます。

WordPress関連ファイル

データベース情報を編集します。

旧サーバーでの情報が入っているので、すべて新サーバーで作成したデータベースの情報に書き換えます。

/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘XXXXXXX‘);
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘XXXXXXX‘);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘XXXXXXX‘);
/** MySQL のホスト名 */
define(‘DB_HOST’, ‘XXXXXXX.XXX.jp‘);

 

設定箇所は、28行目から順にあります。

wp-config.php

 

変更を保存したら、FTPクライアントを使って、すべてのファイル・ディレクトリを新サーバーへアップロードします。

 

動作確認

新サーバーでWordPressが正常に動き、サイトが見られる事を確認。

 

移行元サーバーのドメイン削除

サーバーパネル内にあるメニューから

エックスサーバー・ドメイン設定

 

対象のドメインを削除
この作業を行うと、移行元のデータ、WordPressのすべてが削除されます。

エックスサーバー・ドメイン削除

 

移行先サーバーにドメイン設定

移行するサイトのドメインを、移行先(新)サーバーに設定します。

サーバーパネル内にあるメニューから

エックスサーバー・ドメイン設定

 

ドメイン名を入力し、「ドメイン設定の追加」を押します。

エックスサーバー・ドメイン設定

確認画面が出るので「追加する

エックスサーバー・ドメイン設定

 

メールアドレスの登録

移転元でメールアドレスを追加して利用していた場合は、そのアドレスを移転先に追加します。

サーバーパネルから「メールアカウント設定」

エックスサーバー・メールアカウント設定

 

エックスサーバー・メールアカウント設定

メールソフトの設定

サーバーパネルから「メールアカウント設定」

エックスサーバー・メールアカウント設定

「メールソフト設定」タブで確認

エックスサーバー・メールアカウント設定

受信メール(POP)サーバー XXXXXX.xserver.jp
送信メール(SMTP)サーバー XXXXXX.xserver.jp

 

WordPressを簡単移行機能で移行

別ドメインのサブドメインに、仮に設置したWordPressをサイトドメインへ移行します。

サーバーパネルから

エックスサーバー・WordPress簡単移行

 

ドメインが複数ある場合は、対象のドメインを「選択する」

WordPress簡単移行

WordPress移行情報入力」タブ

WordPress簡単移行

移行したいWordPressの情報を入力し「確認」へ
  • 移行元URL(サブドメインに仮設置したアドレス)
  • WordPress管理画面ID
  • WordPress管理画面パスワード
  • 移行先URL(移転対象ドメイン)

WordPress簡単移行

内容を確認し「移行を開始する」を押します。

WordPress簡単移行

 

実行中のステータスバーがMAXになると完了し「確認」ボタンが出ます。

WordPress簡単移行

確認」を押して完了。

 

当サイトの場合は3時間ほどでした。
新サーバーでのドメイン登録からDNSが反映されるまで、最大で24時間程度かかります。

 

簡単移行がエラーになる場合

エラーを修正してリトライするか、「簡単移行」を諦めて、移行元からダウンロードしたファイルをFTPでアップロード。

エラー対応は こちら(エックスサーバー内)の「エラーについて」の項目を参照して下さい。

 

手動でサブドメインに仮置きした際と同様に、サイトドメインルートへファイルのアップロードを行えばOKです。

データベースやデータベースへのアクセス情報(wp-config/php)も仮設置の際に利用したものをそのまま利用すればいいので、データベース作成やインポートの必要はありません。

 

仮設置のサブドメインを削除

同一のWordPressが2つ存在している状態なので、移転先サーバーに仮に設置したサブドメインを削除しておきます。

 

 

コメント

  1. […] こちらのサイトの手順通りにやってみたよhttps://ayaito.net/wordpress/install/27182/ […]

タイトルとURLをコピーしました