吉川英治文学新人賞・第1回(1979)~現在までの受賞作品のすべてと近年の候補作品


 

吉川英治文学新人賞とは

発表:3月

主催:公益財団法人吉川英治国民文化振興会
後援:講談社
※吉川英治文化賞・吉川英治文庫賞も同主宰。

1980年に創設された文学賞。以降年1回発表されている。受賞は選考委員の合議によって決定される。受賞者には正賞として賞牌、副賞として100万円と置時計が授与される。新人賞という名ではあるが、実態としては中堅の作家が候補者・受賞者の多くを占め、デビュー30年近い受賞者も存在する。

出典:ウィキペディア講談社

吉川英治(ウィキペディア)
生年月日:1892年8月11日
活動期間:1923年~2062年(70歳没)

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※表記の西暦は発表の年になっています。

受賞作品のすべて

第45回-2024年
藤岡陽子/リラの花咲くけものみち

動物たちが、「生きること」を教えてくれた。 家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学し、自らの「居場所」を見つけていくことに――北海道の地で、自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動作。

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第44回-2023年
蝉谷めぐ実/おんなの女房

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。
私はなぜこの人に求められたのか――。
芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。
女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。
いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。

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第43回-2022年
一穂ミチ/スモールワールズ

夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。

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第42回-2021年
加藤シゲアキ/オルタネート

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。
“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。

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第41回-2020年
今村翔吾/八本目の槍

石田三成は、何を考えていたのか? そこに「戦国」の答えがある! 秀吉の配下となった八人の若者。七人は「賤ケ岳の七本槍」とよばれ、別々の道を進む。出世だけを願う者、「愛」だけを欲する者、「裏切り」だけを求められる者――。残る一人は、関ケ原ですべてを失った。この小説を読み終えたとき、その男、石田三成のことを、あなたは好きになるだろう。歴史小説最注目作家、期待の上をいく飛翔作。

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呉 勝浩/スワン

巨大ショッピングモール「スワン」で起きた無差別銃撃事件。死者21名を出した悲劇の渦中で、高校生のいずみは犯人と接しながら生き延びた。しかし、同じく事件に遭遇した同級生・小梢により、次に誰を殺すか、いずみの指名によって犯行が行われたという事実が週刊誌で暴露される。被害者から一転、非難の的となったいずみ。そんななか、彼女のもとに招待状が届く。集められたのは事件に巻き込まれ、生き残った5人の関係者。目的は事件の中のひとつの「死」の真相をあきらかにすること。その日、本当に起こったこととはなんだったのか?

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第40回-2019年
塩田武士/歪んだ波紋

「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。

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藤井太洋/ハロー・ワールド

専門を持たない「何でも屋」エンジニアの文椎の武器は、ささやかなITテクニックと仕事仲間と正義感。郭瀬と汪の3人でチーム開発した、広告ブロッカーアプリ“ブランケン”が、突然インドネシア方面で爆発的に売れ出した。“ブランケン”だけが消せる広告は政府広報だ。東南アジアの島国で何が起こっているのか―。果たして彼らはとんでもない情報を掴んでしまった。文椎は、第二のエドワード・スノーデンなるか?

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第39回-2018年
佐藤究/Ank: a mirroring ape

2026年、多数の死者を出した京都暴動。ウィルス、病原菌、化学物質が原因ではない。そしてテロ攻撃の可能性もない。発端となったのは一頭の類人猿。東アフリカからきた「アンク(鏡)」という名のチンパンジーだった―。

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第38回-2017年
本城雅人/ミッドナイト・ジャーナル

児童誘拐殺害事件で大誤報を打ち、中央新聞社会部を追われ、支局に飛ばされた関口豪太郎。あれから七年。埼玉東部で、小学生の女児を狙った連れ去り未遂事件が発生。犯人は二人いたとの証言から、豪太郎の脳裏に“あの時”の疑念がよぎる。終わったはずの事件が再び動き出す。

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宮内悠介/彼女がエスパーだったころ

スプーンなんて、曲がらなければよかったのに―。百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療…人類の叡智=科学では捉えきれない超常現象を通して、人間は再発見される。進化を、科学を、未来を―人間を疑え。SFとミステリの枠を超えたエンターテインメント短編集。

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第37回-2016年
薬丸岳/Aではない君と

あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。親や弁護士の問いに口を閉ざす翼は事件の直前、父親に電話をかけていた。真相は語られないまま、親子は少年審判の日を迎えるが。少年犯罪に向き合ってきた著者の一つの到達点にして真摯な眼差しが胸を打つ吉川文学新人賞受賞作。

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第36回-2015年
西條奈加/まるまるの毬

親子三代で菓子を商う「南星屋」は、売り切れご免の繁盛店。武家の身分を捨てて職人となった治兵衛を主に、出戻り娘のお永とひと粒種の看板娘、お君が切り盛りするこの店には、他人に言えぬ秘密があった。愛嬌があふれ、揺るぎない人の心の温かさを描いた、読み味絶品の時代小説。

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第35回-2014年
和田竜/村上海賊の娘

『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作! 和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。

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第34回-2013年
伊東潤/国を蹴った男

信玄や信長、秀吉は天下に手を伸ばした名将でありながら、ときに義を忘れ欲から逃れられずに生涯を閉じた。一方で、彼らに翻弄されつつも恩を重んじ、自らの信念を貫き通した者たちがいた。明日なき乱世で、誇り高き牢人、茶人、職人らが命を賭して挑む、それぞれの戦いを活写する。

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月村了衛/機龍警察 暗黒市場

警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型機甲兵装が“龍機兵(ドラグーン)”の同型機ではないかとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した―日本とロシア、二つの国をつなぐ警察官の秘められた絆。リアルにしてスペクタクルな“至近未来”警察小説、世界水準を宣言する白熱と興奮の第3弾。

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第33回-2012年
西村健/地の底のヤマ

昭和三十八年。福岡県の三池炭鉱で大規模な爆発事故が起きた夜に、一人の警察官が殺された。その息子・猿渡鉄男は、やがて父と同じく地元の警察官となり、事件の行方を追い始める。労働争議や炭塵爆発事故の下、懸命に生きる三池の人々と、「戦後の昭和」ならではの事件を描いた、社会派大河ミステリー。

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第32回-2011年
辻村深月/ツナグ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

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第31回-2010年
池井戸潤/鉄の骨

中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く―技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ。

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冲方丁/天地明察

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。
日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。

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第30回-2009年
朝倉かすみ/田村はまだか

深夜のバー。小学校のクラス会三次会。男女五人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。来いよ、田村。そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。’09年、第30回吉川英治文学新人賞受賞作。傑作短編「おまえ、井上鏡子だろう」を特別収録。

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柳広司/ジョーカー・ゲーム

五感と頭脳を極限まで駆使した、 命を賭けた「ゲーム」に生き残れ――。
異能の精鋭たちによる、究極の”騙し合い”!結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げてゆく……。
東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる、究極のスパイ・ミステリー。

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第29回-2008年
佐藤亜紀/ミノタウロス

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第28回-2007年
佐藤多佳子/一瞬の風になれ

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第27回-2006年
今野敏/隠蔽捜査

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第26回-2005年
恩田陸/夜のピクニック

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瀬尾まいこ/幸福な食卓

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第25回-2004年
伊坂幸太郎/アヒルと鴨のコインロッカー

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垣根涼介/ワイルド・ソウル

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第24回-2003年
福井晴敏/終戦のローレライ

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諸田玲子/其の一日

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第23回-2002年
大崎善生/パイロットフィッシュ

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第22回-2001年
野沢尚/深紅

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第21回-2000年
宇江佐真理/深川恋物語

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第20回-1999年
山本文緒/恋愛中毒

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第19回-1998年
花村萬月/皆月

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第18回-1997年
馳星周/不夜城

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服部真澄/鷲の驕り

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第17回-1996年
真保裕一/ホワイトアウト

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鈴木光司/らせん

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第16回-1995年
浅田次郎/地下鉄に乗って

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小嵐九八郎/刑務所ものがたり

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第15回-1994年
薄井ゆうじ/樹の上の草魚

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東郷隆/大砲松

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第14回-1993年
帚木蓬生/三たびの海峡

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第13回-1992年
中島らも/今夜、すべてのバーで

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宮部みゆき/本所深川ふしぎ草紙

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第12回-1991年
伊集院静/乳房

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大沢在昌/新宿鮫

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第11回-1990年
小杉健治/土俵を走る殺意

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第10回-1989年
椎名誠/犬の系譜

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岡嶋二人/99%の誘拐

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第9回-1988年
清水義範/国語入試問題必勝法

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第8回-1987年
景山民夫/虎口からの脱出

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第7回-1986年
高橋克彦/総門谷

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第6回-1985年
船戸与一/山猫の夏

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第5回-1984年
連城三紀彦/宵待草夜情

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山口洋子/プライベート・ライブ

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第4回-1983年
赤瀬川隼/球は転々宇宙間

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北方謙三/眠りなき夜

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第3回-1982年
澤田ふじ子/陸奥甲冑記

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澤田ふじ子/寂野

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第2回-1981年
栗本薫/絃の聖域

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南原幹雄/闇と影の百年戦争

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第1回-1980年
加堂秀三/涸瀧

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田中光二/黄金の罠

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綾糸: 綾糸 主婦 1990年代、汎用機時代のエンジニア 趣味で長くやっていたweb制作は、未だにエディタでの手コーティング 現在は自宅でゆるりとweb制作やライターをしています