はじめに
Paraviオリジナルドラマ「Tourist」は、三浦春馬くん主演のドラマで全3話あります。
悩みを抱えた3人の女性が、「バンコク」「台北」「ホーチミン」の各旅先で、旅を続けているミステリアスな男性・天久真(あめくまこと)に出会い、本当の自分を見つけ出すヒューマンストーリー。
それぞれに小一時間のフルバージョンと、それより15分ほど短い天久真(春馬)バージョンの2パターン
- 第1話 バンコク編(ヒロイン=水川あさみ)
- 第2話 台北編(ヒロイン=池田エライザ)
- 第3話 ホーチミン編(ヒロイン=尾野真千子)
その他にも春馬くん始め、ヒロイン女優たちのインタビュー動画や、主題歌を歌うHYUKOHと春馬くんのスペシャル対談動画もあります。
(インタビュー動画や予告動画は無料で見られます。)
公式サイト(Paravi)
今回は、「Tourist」第3話ホーチミン編の詳細です。
1話、2話は以下をご覧ください。
Blu-ray&DVD-BOX化決定
Paraviオリジナルドラマ『tourist ツーリスト』は、Paraviでしか見られませんが、遂にBlu-ray&DVD-BOX化が決定しました。
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全3話/本編約148分+特典映像
【特典映像】各話の魅力・裏側
【封入特典】ブックレット
Blue-ray
tourist ツーリスト Blu-ray BOX 時間:2 時間 28 分 |
Touristバンコク編
スタッフ・主題歌
監督:横尾初喜
演出:関和亮
製作統括:松島哲夫
脚本:吉田光希、倉光泰子
プロデューサー:櫻井雄一、藤原麻知、米田匡男
音楽:HYUKOH(TOY’S FACTORY)
オープニング曲 Comes And Goes
エンディング局 LOVE YA!
キャスト
三浦春馬
尾野真千子
成海璃子
バカリズム
概要
初回放送:2018/10/7
愛人と浮気旅行中の夫を追い、発展著しいベトナム「ホーチミン」へとやって来たのは、一児の母で離婚調停中の立花カオル(尾野真千子)。皮肉にも「ホーチミン」はかつて、カオルと夫が訪れた思い出深い街でもあった。ある夜、クラブで泥酔したカオルは、天久真(三浦春馬)と最悪の出会いをし、翌日に偶然再会。無礼のお詫びにと真を食事に誘ったのをきっかけに、彼とともに夫と歩いた場所をたずね、”思い出の上書き!をして回ることになるが・・。
第3話 無料予告動画(Paravi)
ネタバレ詳細
序章
天久真バージョンホーチミンの路地を歩いている天久真(三浦春馬)
※天久真バージョンは、真の心の声とナレーション。時々、真目線の違う映像あり。
天久真バージョンピアノの音が聞こえている・・
俺はピアノの音に導かれ、ホーチミンの街をさまよっていた。
だけど、ふいに手がかりは消えてしまった。
ホテルで一人お風呂に浸かる立花カオル(尾野真千子)。
楽しかった夫との、この地ホーチミンでの思い出を回想し悲しそうな、苦しそうな顔をしている・・。
出会い
クラブで踊るカオル。泥酔している。
DJに「もう一回さっきの曲かけて!!」と日本語で必死に叫んでいるカオル。
天久真バージョンその晩、俺は一人の女性に出会った。彼女はひどく酔っていて、どこか寂しそうだった。
そこへ青年が「大丈夫ですか?」声をかけ、彼女の言う事を通訳してあげる。
望んでいた曲がかかり、機嫌が直った彼女を引っ張り一緒に踊る青年。
天久真バージョン寂しそうな女の人を見ると放ってはおけない。
天久真バージョン俺が少しでも寂しさを紛らわす事ができるなら・・。
「何か飲みます?」と言う青年に「強いお酒」というカオル。青年が飲み物を頼みに行くが、戻ってみると彼女は消えていて、
そこには彼女が落としたと思われるスマホが残されていた。
天久真バージョン彼女はいつの間にか消えていた。スマートフォンだけを残して。酔った彼女がどこにいたのかを知るのは、もっと先の話だ。
泥酔のカオルは、フラフラと歩き、あるホテルのロビー。
また日本語で必死に伝えようとするが通じない。メモに誰かの名前を書き
「この人、ここに泊まってますよね?この人と話がしたい」と言うがまるで通じず、お金を渡してなんとか聞いてもらおうとするが相手にされない。
諦めて街を歩いていると、路地の奥からピアノの音。誘われるように路地へ。
中にいる誰かと目が合い、会釈するカオル
翌朝、二日酔いで目覚めたカオルは、パソコンを開き子供の画像を眺めた後、
ベトナム暮らしの日本人用WEBサイトに書き込みをするが
ホーチミン市内で服飾系の仕事を探しています。
日本ではパタンナーとして、ドレスなどのパターン、トワル作成、工場指示や縫製指示など一通りの実務経験があり、ホーチミンへの移住も検討しています。
送信せずに削除・・。
そこでスマホがない事に気づき、カオルは、昨日歩いた道を探しに出かける。
バスに乗っている真。
窓の外に、昨夜の彼女を見つけ、バスを飛び降り声をかけ、スマホを渡す。
カオルは昨日飲みすぎて記憶がないと言う。
一緒に踊った事も、お酒を頼みに行ってる間に居なくなった事も。
頼んでくれたお酒代を払うというカオル、要らないという青年。
立ち去る青年を呼び止め、お礼に何かごちそうしますというカオル。
天久真バージョン俺は彼女が寂しそうにしていた理由を知りたかった。
公園のベンチでファストフードを頬張る2人。
カオル「おいしいね、ベトナムの食べ物好きなんだ」
青年「大切なんだってよ、食べ物が口に合うかどうかって」
青年「食べ物は生きる事に繋がる事だから。」
青年「どうしてこの街に?食べ歩き?」
カオル「離婚調停中なんだよね」
今、その夫が、彼女を連れてここに来ているというカオル。
青年「乗り込む気ですか?証拠の写真を撮るとか?」
カオルは、息子もいるし、離婚するなら条件を良くしておきたい、結局お金なんだよ 人との繋がりなんて・・と言う。
カオル「そちらは?」
青年「人探し」
カオル「誰 探してんの?」
青年「最低なやつ」
カオル「昔の女とか?」
青年「面倒な事を全部、俺にやらせて逃げたやつ。なんで自由でいられるのか聞いてみたい」
青年「いや、、上書きしたいのかも。記憶を。」
ふと悲しげな表情を見せる真。
それを聞いたカオルは、昔、夫と旅行に来たこの地で、夫と行った場所を巡り、記憶の上書きをしようと思いつき、青年に付き合ってもらう事に。
<過去の思い出回想>
<現在>
カオル「まだ時間ある?」
青年「無職だからね」
カオル「休暇とかじゃなくて?」
青年「クビ その代わりがっぽり退職金もらえたけどね」
カオル「そりゃ最高だね!」
青年「でも俺はトイレで号泣したよー」と笑う。
(この後、はじめて名前を聞いたと思われる2人は、ここから名前で呼び合う)
デート
カオル「まこと くん でいい?」
カオル「真くんの欠点は?」
いろいろ話しながら、そうだ 欠点あったと真。
真「インフルエンザの注射打つと腕がすっごい腫れるの。生物学的に考えると、恐らく腫れは何かしらの拒否反応で、インフルエンザの菌に対して、俺には抵抗する力がないから、、、だから要するに・・・」
カオル「あ! わかった、欠点! もう大丈夫」
真「なに なに」
カオル「めんどくさい!」
カオルの離婚の原因は夫の浮気で、その証拠を押さえる為、更に夫と以前に来たこの街にもう一度来たかったという。
浮気相手と街を歩く夫の立花タケト(バカリズム)
「堂々と二人で歩けるのがいい」と彼女(成海璃子)。解放感に浸る。
「今までいろいろ我慢してきたんだから、この旅では全部、私の言う事を聞いて」と彼女が言う。
そこへ夫に電話が入り、「仕事だからちょっと一旦ホテルに戻る、すぐ戻る。戻ったらナナミちゃんの好きな事するから」と言い帰ってしまい、彼女は一人に。
葛藤?
レストランで食事しているカオルと真。
この料理おいしい、好みだ!と上機嫌な真。
そこへ夫の愛人が入って来る。
真に「声をかけろ」と言うカオル。
渋々行こうとする真の腕をつかみ、一緒に彼女の方へ向かうカオル。
カオル「日本の方ですか?そのアオザイって、どこで買ったんですか?」
泊ってるホテルの近くだが、今、(道に)迷っているというナナミ。
カオルは真を指さし、彼が詳しいから一緒に行こうと言う。
「恋人と来てるんじゃないの?」とカオル。
そうだと言うナナミ。
ナナミ「サンフラワーホテルってとこなんです」
3人で向かう事になるが複雑な表情の真。
天久真バージョンもしかしてこの子、気づいてる?
アオザイを売ってる店を見つけ、カオルとナナミはお店へ。真は外で待つ。
ナナミ「彼氏さんとは長いんですか?」
カオル「うん、、最近。あなたは?」
ナナミ「1年くらいです。だいぶ年上なんですけどね」
そこへ「ねぇまだ?」と真。
これからジャンヌダルク教会に行くというナナミ。彼と待ち合わせだと言う。
それを聞いて固まるカオル。
「ねぇ、 ねぇ! 大丈夫?」と言う真の声に我に返るカオル。
ナナミは「彼が一緒に行きたい教会があるって。なんか狙いがわかっちゃう。絶対プロポーズだ、わかりやすすぎて」と言う。
苦笑いで「結婚するんだ」と言うカオル。
帰国して色々落ち着いたら結婚するというナナミ。
憂鬱そうな表情の真・・。
この辺まで来たら道がわかったと1人で行こうとするナナミに対し、
「あたし達もお祝いする!17時にジャンヌダルク教会ね」
「あ!あたしちょっと用事あるから、真くん送って来てあげて、角のカフェで待ってる」と言い、行ってしまうカオル。
真はナナミと二人で歩きだし、「気づいてるんでしょ?」と言うが「なにを?」と知らないふりのナナミ。
「気づいてるんだよね?」「意味わかんない」「嘘だ」
天久真バージョン本当に気づいてないのか?
カオルは大丈夫か、、、今後の展開に不安になる真。
真「大丈夫?」
カオル「うん、あたし、嫌な女だった?」
真「かもね、、。私が妻ですって言うのかと思ってた」
言うつもりだったけど、あの子も「不倫してます」って言いにくそうだったし、辛そうだったとカオル。
なんかあの子にも旦那にも幸せになって欲しいと思ったと言う。
真「タフだねー」
真「結婚したって事は旦那さんと恋をした時期があったって事だよね」
カオルは明るい顔で、大学時代に出会ったタケトの話を始める。
まったくタイプではなかったけど、相手は凄く好きでいてくれて「なんかこの人なんだろうなー」と思ったと。
真は、カオルの子供の事を気にしている。
自分の家も離婚して、苗字が変わり、引っ越しをしたが、何も相談してくれなかったのは悲しかったと言う。
カオル「ちゃんと話すね」
真「そうしてあげて」
<カオルの回想>
結婚前のタケトと、ジャンヌダルク教会にて
カオル「言わなくていい」
タケト「なんでよ」
カオル「今から嘘つこうとしてるから」
<現在>
ジャンヌダルク教会前、愛人と歩くタケトは嫌がっている。
ナナミ「言う事聞く約束」
<カオルの回想>
カオル「嘘をつこうとしてる!?」
タケト「一生 大切にします!」
カオル「ほらー」
タケト「じゃわかった。どっちかが死ぬまで大切にします」
カオル「じゃ、保証してよ」
タケト「わかった!結婚しよう!保証って言ったら結婚でしょ!」
タケト「する?」
カオル「うん」
対決?
教会にやってきたタケトと愛人のナナミ。
静かな教会でキスをすると、笑い声が聞こえてくる。振り返ってみると、そこにはタケトの妻のカオル。
カオル「ごめんね、耐えられなくて、ここでキスってねー」と笑う。
茶化してないでちゃんと話せと真が言うと、タケトが「僕が話します」と言い、ナナミに「この人は僕の奥さんなの」
ナナミ「え、、うそ」
カオル「なんでわざわざここに来たの?ここはアタシたちの場所でしょ?」
タケトはホテルの領収書を出しカオルに渡し、
「浮気の証拠が欲しいんでしょ!航空券の領収書も渡すから!」
知ってて彼女に近づいたんでしょ!彼女を巻き込むな!と怒る。
タケト「離婚届さえ出してくれればいいから。払うもんちゃんと払いますんで。」
その後もズケズケと言い放ち、カオルを傷つける。
耐え切れずカオルの手を引き「行こう!」と真。
ナナミ「私が頼んだんです!奥さんとの思い出を全部、消し去って欲しいって言ったんです。忘れようとしないから・・。私がタケトさんの事を好きになってしまったんです。ほんとにごめんなさい。」
ナナミ「何度も諦めようとしました。でもダメでした。すっごい好きなんです。」
カオル「タケトは?」
タケト「わからない・・・。でもカオルちゃんとはもう無理だよ」
教会を飛び出し、泣きながら街を走るカオル。
追いかけて来た真に抱えられ
「大丈夫!大丈夫! 強いから!」とカオル。
「なんにも聞いてくれない」と言い、泣きじゃくるカオルを
「うん、うん」と抱きしめ、背中をさすってあげる真。
天久真バージョン俺はただ、彼女を抱きしめてあげる事しか出来なかった。
別れ
翌朝。日本へ帰るカオルを見送りに来た真。
空港まで送ろうかと言うと、帰る前にやる事があるし大丈夫とカオル。
カオルはこの街で暮らすことに決めたと言う。物価も安いし、シングルマザーには住みやすい。
食べ物が合うかどうかは大切だって真くんが教えてくれた。
カオルは真にキスをしようとするが、寸前でやめ、
「ここまでにしとく。一番いい瞬間だから」
真は旅を続けると言う。
真「手がかりは絵葉書とピアノの音」
カオル「ピアノ?」
天久真バージョン絵葉書を手に手がかりを探す真。
ピアノの聞こえた店で、次の絵葉書(?)を渡される
姉への手紙
真は姉 ”天久あきら” に手紙を書いている・・。
「姉さん、あなたから送られてくる意味のわからない絵葉書に導かれて、まだ旅を続けています。女手ひとつで育ててくれた母親の為に、理想の息子を演じてきました。
いい大学に行って、いい会社に行って、必死に働いた。でも仕事をクビになりました。
姉さんは好き勝手に生きて、まわりを振り回して、自由に生きている。ずっとあなたの生き方はずるいと思っていました。
でも、旅で出会った人たちを通して、わかった気がします。みんなが模索しながら生きていると言う事。人生は答えのない旅のようなものだから。」
THE END
序盤に真、カオルのそれぞれが、ピアノの音に導かれる・・という伏線の回収は、天久真バージョンでその店を訪ねた真が、店員から絵葉書を渡されたが、それについての解説はなし。
本当はまだまだ旅は続き、ドラマとしても続編がある予定だったのか?
2話で真が言っていた「落ち込んだ時に行くところ」の答えもなし。
まだ旅を続けるという真だが、姉に会えるのか?
シーズン2があれば良かったのに・・・。
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