エックスサーバー 新サーバーのスペックと簡単移行方法

高速高機能のエックスサーバーが、更にパワーアップしています。

 


 

新サーバースペック

移行前との比較は以下の通りです。

移行前 移行後
CPU Xeon Gold 6126( 2.60GHz ) x 2 第二世代AMD EPYC

約1.5倍の処理性能

CPUスコア 24コア48スレッド 48コア96スレッド

大量のアクセスに耐える

メモリ 256GB 512GB

高速かつ安定した動作

ストレージ オールSSD オールNVMe

読み込み速度が最大約14倍に向上

Xserver 新サーバー特設ページ
https://www.xserver.ne.jp/info/leadingserver/

 

サーバーを移行する事で、より高速で安定したサイトとなるので、移行はお勧めです。

 

「新サーバー簡単移行」機能は、

旧サーバー環境(sv1.xserver.jp~sv10000.xserver.jp)から
最新サーバー環境(sv10001.xserver.jp~)へのデータ移行を目的とした機能です。

 

エックスサーバー インフォメーション <support@xserver.ne.jp>から以下のようなメールで、最新の環境になった新サーバーへの移行が出来るとのお知らせが届きました。

【sv7401~sv7800.xserver.jpサーバーをご利用のお客様へ】最新サーバー環境(sv10001サーバー以降)へ簡単に移行できる「新サーバー簡単移行」機能提供のお知らせ

メールが届いていない場合は、まだ対象外の可能性もありますが、順次案内がされると思います。

 

注意点

移行後はサーバー名が変わりますが、それ以外のユーザIDやパスワードなどは一切変わりません。

メールクライアント、FFFTPやWinSCPなどのFTPアプリを使っている方は、接続先のサーバ名だけ変更が必要です。

 

ユーザー自身で行う事は4点。

・データコピー申請
・動作確認
・サーバー切替
・FTPクライアント、メールクライアントのサーバー名変更

 

サーバー移行作業は、データコピーを申請するところから始まるのですが、コピー完了まで数時間かかります。

サイトの説明では「最大72時間」、データコピー開始と同時に送られてくるメールには「最大24時間」となっていました。

 

※完了はメールが届く事で確認。

データコピー中の画面

 

 

データーコピー中は「サーバーパネル」の操作不可

 

 

データコピー中も、サーバー切替を完了するまでは、元サーバーを参照している為、もちろんサイトは通常通り閲覧可能です。

 

コピーが完了したら、なるべく早く
動作確認をし、サーバー切替を行う必要があります。

期限は1週間ですが、時間経過と共に、新データとコピーデータの内容に差異が出る可能性が高まる為です。

 

移行完了までの期間について

データコピーが完了したら、1週間以内に移行作業を完了させる必要がありますが、期間を延長する事も可能です。

 

移行期間を延長する

移行期限を延長する(エックスサーバー)

 

移行をキャンセルする

サーバー移行をキャンセルする(エックスサーバー)

 

元のサーバーに戻す

移行後、元のサーバー環境に戻す場合(エックスサーバー)

 

 

移行方法

手順

簡単な手順を記載しておきますが、

エックスサーバーのサイトで、「簡単移行の手順」が詳しく説明されていますのでそちらをご覧ください。

新サーバー簡単移行 ご利用手順(エックスサーバー)

 

上記リンクページで、画像付きで丁寧に解説されています。

 

Step1

ログイン

エックスサーバーアカウント(旧インフォパネル)にログイン

 

Step2

「簡単移行」から申請

メニューから「簡単移行」を選択します。

Step3

データーコピー

データコピー申請
1.「データコピー申請」ボタンをクリックする
2.申請内容を確認する
3.申請完了

データコピー申請(エックスサーバー)

 

 

次の画面で「動作確認用URL」が記載されています。

更にもう一度「データコピー申請」ボタンを押します。

 

 

データコピー開始メールサンプル

既に、移行先のホスト名も記載されています。

 

 

Step4

申請~待機

データコピー完了」のメールが届けば完了。
通常、数時間(最大72時間)

※「データコピー開始」メールでは「最大24時間」と書かれていました。

※実際にかかった時間は45分ほどでした。

データコピーメールサンプル

1週間後の日時が期限として記載されています。

 

メールが届いてもすぐには出来ず、メール到着後の時間の0分0秒から次の作業が行えるとメールに記載されています。

 

Step5

動作確認

データコピー完了時点では引き続き移行元サーバーを参照していますが、hostsファイルを使って、移行先サーバーの動作確認が可能。

動作確認について(エックスサーバー)

 

ログ確認

エラーがないか、ログを閲覧して確認します。

 

hostsファイルを編集して確認する方法(エックスサーバー)

詳細なやり方は、上記サイトで難しければ、この記事の下に記載しています。

 

Step6

サーバー切替

移行先サーバー側のWebページの表示が問題ないことを確認後、「サーバ切り替え」ボタンを押し、切り替え完了画面が表示されればサーバー移行作業は完了です。

サーバー切り替え(エックスサーバー)

 

 

動作確認方法

自分のPC環境でのみ参照先を移行先に変えてサイトを確認する方法です。

パソコン内の「hosts」というファイルに参照したい移行先のIPアドレスを追記する事で可能です。

hostsファイルを編集して確認する方法(エックスサーバー)

 

hostsファイル編集の詳細は以下にまとめています。

サーバー移転時の動作確認 hostsファイルの編集方法
サーバーを移転した際などに、移行先のサイトが問題なく動作するかを確認するのに、 WEB上では、まだ元サイトを参照していても、 自分のPC環境でのみ参照先を移行先に変えてサイトを確認する方法です。 パソコン内の「hosts」というファイルに参...

 

移行先のIPアドレスはが不明な場合は、以下から見られます。

移行元・移行先のファイル操作」を押します。

 

編集したhostsファイルを元の場所に戻し
サイトURLへアクセスし、問題なくサイトが表示されればOKです。

 

確認完了したら、hostsファイルの内容を、編集時と同じ方法で、元に戻しておきましょう。

 

綾糸: 綾糸 主婦 1990年代、汎用機時代のエンジニア 趣味で長くやっていたweb制作は、未だにエディタでの手コーティング 現在は自宅でゆるりとweb制作やライターをしています