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三浦春馬-2020年「おカネの切れ目が恋のはじまり」詳細と1話ネタバレ解説

おカネの切れ目が恋のはじまり 三浦春馬
この記事は約18分で読めます。
     

2020年の映画「おカネの切れ目が恋のはじまり」の詳細と第1話のネタバレです。

三浦春馬 30歳。最後の作品。

亡くなる前日まで撮影していたドラマ。

おカネの切れ目が恋のはじまり


 

おカネの切れ目が恋のはじまり

TBS火曜22時の連続ドラマで、全8話予定だったが、4話で完結(2020年9月15日~10月6日)

おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS)

実際に放送する予定だった4話以降の脚本は「シナリオブック」が発売され明かされていますが、若干のネタバレあらすじが以下の記事にも載っています。
三浦春馬さん最後の出演ドラマ『カネ恋』シナリオブックで明かされた“本当の結末”と“4話完結の秘密”

概要

脚本:大島里美

おもちゃ特別協力:バンダイ、GROOVE X
テニス監修:杉山 愛
プロデュース:東仲恵吾
演出:平野俊一、木村ひさし
製作著作:TBS

主題歌:Mr.Children「turn over?」
Spotify

 

中堅おもちゃメーカーの経理部で働く主人公・九鬼玲子(松岡茉優)は、モノも恋にも一途な“清貧女子”と玲子が勤める会社の御曹司で浪費家の猿渡慶太(三浦春馬)。正反対な二人の”じれキュン”ラブコメディー。

 

キャスト

役名:猿渡慶太
おカネの切れ目が恋のはじまり

(C)TBS

松岡茉優:九鬼玲子(清貧女子)
三浦春馬:猿渡慶太(浪費男子)
(慶太のペット:猿彦)

<家族>
草刈正雄:猿渡富彦(慶太の父・モンキーパス社長)
キムラ緑子:猿渡菜々子(慶太の母)
八木優希:鮫島ひかり(慶太の妹?)
南果歩:九鬼サチ(玲子の母)
石丸幹二:桃田保男(玲子の父)

<モンキーパス社員>
ファーストサマーウイカ:鴨志田芽衣子(経理部)
稲田直樹:猪ノ口 保(経理部)
中村里帆:鮎川美月(経理部)
池田成志:白兎吉明(経理部長)

北村匠海:板垣 純(営業部)
遠山俊也:羽鳥茂(営業部長)
河井ゆずる:鶴屋春人(企画開発部)

三浦翔平:早乙女クリス健(玲子の憧れの人)
大友花恋:牛島瑠璃(早乙女の秘書)
星蘭ひとみ:聖徳まりあ(慶太の元カノ)

おカネの切れ目が恋のはじまり:相関図

(C)TBS

第1話:ネタバレ詳細

おカネの切れ目が恋のはじまり

方丈記(鴨長明)より

 訳 

川の流れは絶えることはなく、それでいてそこを流れる水は、同じもとの水ではない。川のよどみに浮かぶ水の泡は、一方では消え、また一方ではできて、そのまま長くとど  まっている例はない。世の中に生きている人とその人たちの住処もまた、ちょうどこの川の流れや水の泡のようなものである。

 

極端にモノが少ない和室(実家の自室)で目覚める玲子(松岡茉優)。

土曜の朝、人気の和菓子店にわざわざ並んで、単品をバラで1つだけ買う。店員は少し不思議そうに130円を受け取る。

月曜から金曜の仕事の後、自分へのご褒美としての”くるみクッキー”を満足げに食べ、

「ありがとう。”くるみクッキー” 良き。

ありがとう、130円」

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

 


買い物中の猿渡慶太(三浦春馬)。

スーツを試着。ほかの物とも比べながら屈託のない笑顔で、

「どっちもいいなー、両方下さい。このシャツは色違いもある?じゃ、それも両方下さい。」

お会計は 111万円だと提示され「ビンゴ!」とご機嫌にカードで支払う慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

スキップしながらの帰り道、元カノの聖徳まりあ(星蘭ひとみ)が男性と一緒にウェディングドレスを見ているのを見かける。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 


部屋を丁寧に掃除し、母に「念入りだった」と言われ「今日はお迎えの日だから」と玲子。1年前、ある小さな雑貨店で見かけた時からずっと気になっていた小皿を買いに行くつもりで、その小皿の置き場所も用意している。

いそいそと出かけ、まずは外から小皿をじっくり眺めている玲子を尻目に、バーベキューに出かけるという数人が現れ、お皿忘れてきたからここで買っちゃおうと、手当たり次第に皿という皿を手に取り、

玲子のお目当てのあの小皿にも手が伸びる。

すがるような眼で見つめる玲子だが、そんな事とは知らない慶太は笑顔を返し、買って行ってしまう。

おカネの切れ目が恋のはじまり


 

玲子の家は、母がゲストハウスのような事をしており、母娘と客での朝食中。「残念だったね、落ち込まないで」と母、「あのお皿には縁がなかった」と玲子。

テレビには人気のイケメン公認会計士:早乙女クリス健(三浦翔平)が出ている。

おカネの切れ目が恋のはじまり

「美しく生きる為には、(お金は)美しく使いたいですよね」と笑顔を見せる早乙女にくぎ付けになる玲子。


玲子は中堅のおもちゃメーカー「モンキーパス」で経理の仕事をしている。間違いや期限切れの精算書類を次々とチェックしていくが、いつも楽しみにしており一番最後に見る事にしている書類があった。それは営業部の板垣(北村匠海)の立替清算書。いつも丁寧でミスもなく、一言感謝の意が添えられている気持ちのいい書類。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 


営業部では、大量のお菓子が入った袋を持ち出勤してきた慶太が、笑顔で社員たちにバームクーヘンなどを配りながら「おはよう!」と爽やかに登場するが、少し迷惑そうな社員たち。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

営業部長の羽鳥(遠山俊也)に「社長が呼んでいた、かなりご立腹だ」と言われ、心当たりはないと言いながら、朝からテンションが下がる慶太。

早速、社長室へ行き「バームクーヘン食べます?」とご機嫌を伺いながら社長に声をかけると

おカネの切れ目が恋のはじまり

「お前、もう会社辞めろ」と言う社長(草刈正雄)・・。

おカネの切れ目が恋のはじまり

先月、慶太が行ったおもちゃショー視察のアメリカ出張でいくら使ったかと聞かれるが、覚えていない慶太に明細を見せる社長。なんとその額は776万円。「一体何にそんなに使った?買い物か?カジノか?」と言う社長に「買い物も行ったし、カジノも負けました」と苦笑いの慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

会社を辞めろと言う社長に、買い物やカジノは、仕事以外のプレイベートの時間だったし、使ったのも家族名義のカードなので、会社の業務には関係ない、不当解雇では、、と恐る恐る訴える慶太に「お前みたいなのがいると寿命が縮まる」と社長。社長は慶太の父親。

 

慶太は「お父さん!ごめんなさい!二度としません」と頭を下げるが、その際に目に入った明細書の数字に一言。

「あと1万円使えば スリーセブンだったのにね!」

おカネの切れ目が恋のはじまり

バームクーヘンを投げつけられ追い出される。


経理部に行く事になった慶太。

「営業部から左遷になりました猿渡です!」

女子社員たちは「バカジュニアだ」とヒソヒソと話している。そんな中、慶太の袖のボタンが取れそうになっているのが気になる玲子。

経理部長から慶太に仕事を教えるようにと言われた玲子は、改めて慶太の顔を見て、あの【小皿】を買って行った人だと気づき少し不機嫌になるが、

おカネの切れ目が恋のはじまり

部長から小声で「彼は社長の息子。少し経理部でお灸をすえて営業に戻すらしいが、お金の事を1から10まで教えて欲しい」と言われる。

早速、経理の仕事内容の説明を受けるがチンプンカンプンの慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

玲子は慶太のいた営業部担当の経理だったが、慶太からの書類は見たことがない。

「何が経費だかわかりにくいし面倒くさいから全部、自腹だ」と慶太。

経費として認められるものについて説明する玲子だが、またもや慶太は聞いていない・・・。

おカネの切れ目が恋のはじまり

書類を突き出され気が付いた慶太が「ごめん、、俺、細かい話されると寝ちゃう人なんで・・・。」

おカネの切れ目が恋のはじまり

 


営業部では板垣(北村匠海)に、企画開発部の鶴屋(河井ゆずる)が経理部へ左遷になった慶太の話をしている。「ジュニア、おやじさん(社長)にカードを取り上げられたらしい。猿並みの浪費癖、ちょっとはなおったらいいけど」

板垣は、これまで慶太のお金の処理は全部、自分たちがやっていた、もう33歳なのに・・・人間は変わらない と冷めた対応。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

鶴屋が言うには販促用に作った非売品がフリマアプリで売られているらしい。社内に犯人がいるのか?

 


昼休み。食後のデザートに草餅を満足げに食べる玲子。

(良き。ひとときのやすらぎ。鼻に抜ける草原の香り。ありがとう、草餅。ありがとう、60円)

そこへ「おまたせー!ランチ、ごちそうしようと思ったのに、九鬼さんお弁当なんだもん」と弁当を買って来た慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

ガパオライス、エビチリ弁当、カレーと3種類もある。

あれもこれもおいしそうだから全部買って来た慶太に啞然とする玲子は「全部、食べられるんですか?」と聞くが、慶太は「食べられる訳ないじゃん」

更にコーヒーも3つある。「甘いの冷たいの暖かいの、全部飲みたいじゃん?トライアングルで」と笑う慶太・・。呆れる玲子。

おカネの切れ目が恋のはじまり

このままではまずいと、今日のランチにかかったお金を計算しろとレシートを要求。全部で5,800円。

1回のランチでそんなにお金を使う人の教育係は無理だと経理部長に辞退を申し出るが、そこへ「食後のデザートです~」とみんなにスイーツ買ってきて配る慶太。カード取り上げられたのに大丈夫かと心配する社員に、これで現金も全部無くなっちゃったと笑っている慶太。

そこへ部長から「お母さまから預かった」と包みを渡される。廊下から様子をみている母(キムラ緑子)。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

母に気づいた慶太は「仕事場には来ないでって言ってるのに」と言いながら、母のジェスチャーの通り、包みを開け、饅頭の入った折をどかしてみると、現金300万円が・・。

 

驚くまわりのみんな。慶太は「こういう事するなって言ってるのに」と言いながらお金を上着のポケットへ。

母親はかなりの過保護の様子。慶太の経済観念の無さは母親のせい?

 


経理部のみんなが言うには、玲子は「世捨て人」。自分の世界があり、いつも一人で、淡々と仕事をし、お金は使わない。実家は鎌倉で民宿をしていると。

社長の息子で浪費家で楽天家の慶太とは、まるで違う。

おカネの切れ目が恋のはじまり

慶太の歓迎会。1人3,000円の会費で仕切る玲子。そこに営業部長と板垣が現れ、慶太に誘われ断れずに参加した板垣は、会費の3,000円が痛い様子。

お酒も飲めない自分には高いし、夕飯なら500円で済むし、この時間に残業していれば、、、などと考えて憂鬱そう。

おカネの切れ目が恋のはじまり

お開きになった後、板垣がソフトドリンクしか飲まず、ほとんど食べてもいなかった様子を見ていた玲子はおつりだと言って半分以上のお金を板垣に返却。幹事の裁量で追加注文していた部長たちから少しずつ多めに徴収したから大丈夫だと言う。返してもらった1,500円余りを握り締め、玲子を見つめ感激している板垣。


 

飲み会の帰りに、元カノ:まりあ(星蘭ひとみ)に会いに行った慶太。

「酔ったら会いたくなっちゃった」

2人は飲みに行く事に。

おカネの切れ目が恋のはじまり

こないだウエディングドレスを選んでいるのを見たけど、結婚するのかと聞くと、そうだと言う。「どんな人?なんで俺じゃだめだったのかなー」

「優しくていい人。お金の使い方が慶太とは違う」

慶太は「それって重要?自分が消費するから世の中回ってる」と言うが、まりあは「慶太のは消費じゃなくて浪費。結婚したら崩壊する」

そう言われた慶太は、まりあの肩にもたれ「傷ついた」と甘える。

おカネの切れ目が恋のはじまり

「だって、会いたかったから会えたんだもん。凄く嬉しかったんだもん」

「だめだ、やっぱり好き」

「おカネの切れ目が恋のはじまり」

「今夜だけ」と言い、まりあと一緒に自宅(分譲タワーマンション)へ行くが、オートロックがエラーで開かない。

そこへ、慶太のペット(ロボット)猿彦が足元にやってくる。背中に何かついている。

おカネの切れ目が恋のはじまり

父親からマンションな売却したからあとは自分で生きろと書かれている。

その様子を見て、まりあは帰ってしまう。


 

朝食中の鎌倉の九鬼家。

おカネの切れ目が恋のはじまり

そこにはなぜか慶太がいた。

おカネの切れ目が恋のはじまり

マンションに帰れなくなり行くところがなくなった慶太は、玲子の実家が民宿だと聞いていたのを思い出して来てみた。

「ママがタダでロングステイしていいよーって」

驚いている玲子をよそに、既に玲子の母親(南果歩)とは仲良くなっており、宿泊客たちとも出かける約束などをして楽しそうな慶太。

ママに頼まれ玲子の布団を部屋に運び、物がない事に驚く慶太。窓辺に置いてあった「モンキーパス」が昔、販売していたおもちゃに気づき懐かしそうに手に取る。

おカネの切れ目が恋のはじまり

玲子は「方丈記」を愛し、”清く、貧しく、心静かに生きていく” のが理想らしい。

 

庭で何やら作業中の玲子。聞けば欠けた陶器の「金継ぎ」をしていると言う。

※金継ぎ=昔から行われている陶磁器の破損部分を漆で接着し、金属粉で装飾する修繕方法

おカネの切れ目が恋のはじまり

「面倒くさいし、買っちゃったほうが早いのに」と慶太。

「物は繕うほどに愛着が沸く」と玲子

そこへ慶太の引っ越し荷物が大量に届き、しかめっ面になった玲子に

「今、少しイラっとしたでしょ。俺ちょっとわかってきた!」

おカネの切れ目が恋のはじまり

 


自分の荷物が届いた慶太は、「仕事をする」と言う。

玲子が様子を見ていると、今までに慶太が描いた大量の企画書を見せてくれた。

おカネの切れ目が恋のはじまり

更に、子供のころからずっと書き続けてきた新しいおもちゃの絵の数々を見てコネ入社だと思っていたが、ほんとにおもちゃが好きだった事を知る。

おカネの切れ目が恋のはじまり

【モンキーパス】は慶太の祖父が作った会社。一人娘だった母が父と結婚し、父は婿養子として跡を継いだ。父は実力主義で自分の息子に継がせるのは大反対。慶太は普通に入社試験を受けて入ったのだと言うが、「”猿渡” という名前で面接官が気づく筈だから忖度では」と言った玲子の言葉をスルーして、おもちゃに熱中する慶太。

「都合が悪いことは聞こえないのか」と言われ、

「役員会議に自分が居た事に父は驚いていたが、その頃はまだ祖父が居たので【鶴の一声】だった。今でも父さんは、事あるごとに”会社を辞めろ”って・・・」とさみし気な表情。

おカネの切れ目が恋のはじまり

「俺、昔からあの人に信用されてないんだよね・・・」

企画書の山を見て玲子は「お父様に信用されたいですか、この夢、実現させたいですか」と言い残し、部屋を出て行き、何かを持って戻り、慶太に渡す。

おカネの切れ目が恋のはじまり

「ならば、お金の勉強をしましょう」

 

(この後、恐らく、慶太の企画が通る” といった展開が用意されていたかと思いますが、4話までにはなかった・・・)


人気のイケメン公認会計士:早乙女クリス健(三浦翔平)の講演を見に来た玲子。玲子に付いて”お金の勉強”をしている慶太も同行。

おカネの切れ目が恋のはじまり

熱心にメモを取る玲子、居眠りをする慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

途中で早乙女と目が合いニコニコする玲子。

講演終了後は、多くの女性ファンに囲まれている早乙女だが、玲子を見つけて手を振る。

慶太「お? 特別扱い?」

おカネの切れ目が恋のはじまり

昔、玲子が通っていたテニススクールの先輩らしい。明らかに好意を寄せている様子の玲子。


板垣の家。小さな弟や妹たちが帰って来た板垣に走り寄り「おなかすいた!」と彼が買って来たパンなどに群がる。母は「お兄ちゃん、ごめん、今月、また工場のお金が足りない」

板垣の暮らしは貧乏で、彼の給料をかなり当てにされている様子。


会社では玲子が【ひよこ】の精算を出している板垣の書類が気になり、過去のものを調べると、ひよこ や ショコラひよこ の立替が出張のたびにある事に気づく。


出張に出ようとしている板垣の元に慶太。はずみで紙袋を落としサルー(モンキーパスで発売している猿型ロボット)のぬいぐるみストラップが散らばる。

最近、販促用の非売品がフリマアプリで売られているが、、、「お前だったの?」と横領の犯人なのかと訝る慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

板垣は「京都出張に持っていくだけですよ」と言い、行ってしまう。

 


一方、玲子は ひよこ と ショコラひよこ について調べに東京駅へ。そこで ”ある事” がわかる。

家へ帰ると慶太がスマホを見ながら「あの真面目なガッキー(板垣)こんなしょうもない小遣い稼ぎするとはなー」とぼやいているのを聞き、玲子が言う。

「お金の悩みの一番の切なさは、人に相談出来ない事です。恥ずかしくて、後ろめたくて、頼れなくて。だから一人で抱え込んでもっと苦しくなる」

玲子が幼い頃、尊敬する父は会社の経理で働いていたが、ある日、横領で逮捕されてしまった・・という過去がある。

 

翌日、出勤した玲子は経理部長に報告し、次の日の早朝4時に慶太を叩き起こして「横領犯を捕まえに行きますよ」

おカネの切れ目が恋のはじまり

訳もわからず連れて行かれたのは新宿駅のバスターミナル。そして、京都からの夜行バスから降りて来た板垣の前に。驚く板垣。

おカネの切れ目が恋のはじまり

そこで玲子は言う。

【ショコラひよこ】は板垣さんの出張時のお土産の定番。それが半年前から【ひよこ】に変わった。【ショコラひよこ】は新幹線の東京駅構内でしか買えず、【ひよこ】はどこでも買える。

慶太は「横領犯を捕まえる」と聞き、てっきりフリマで転売していた件だと思っていたが、それは営業部長の娘だった事もわかったと言う玲子。続けて「板垣さんのは・・」と言いかけたところで倒れしまう板垣。

おカネの切れ目が恋のはじまり

彼を支え、場所を変えて話し合う。板垣は要するに、お土産が【ひよこ】に変わった頃から、新幹線代を経理に請求した後、金券ショップに売り、格安の深夜バスで出張に行っていたのだと説明。

新幹線なら往復4時間半のところ、夜行バスで往復15時間。しかも早朝に着いた新宿からそのまま出勤する。それで一体いくらになるのかと慶太が聞くと「一万ちょい」と板垣。更に定期代も会社からもらっているが、平日は会社に泊まったり、近所の漫画喫茶や女の子の家に泊まって節約してると言う。

「そんなに苦労して、たったそれだけ・・なんでだよ」と言う慶太に「あんたにはわかんないよ!」

おカネの切れ目が恋のはじまり

慶太「わかんないよ。俺とは違ってエリートなんだから、エースなんだからさ!期待されてるんだから!もっとかっこよくいてくれよ!」

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

玲子「何か、ご事情があるんですよね。でもそのために板垣さんご自身がボロボロになってしまっては、本末転倒ではないでしょうか」

板垣「ご事情って・・・別に普通に・・・親の商売がうまくいってなくて、奨学金の返済が200万あって、小さな弟や妹がいるだけだ。それだけで、毎日、胃が痛くなるくらいお金の事ばっかり考えて。暇さえあれば家でもデータ入力のバイトして。お金ってなんなんでしょうね!こんなに振り回されて」

それを聞いた慶太が「ガッキー!破れかぶれやめようよ!ポジティブ大事だよ!」と板垣の肩を抱くが、

おカネの切れ目が恋のはじまり

すかさず慶太の手を払いのけた玲子もガッキーの肩を抱き「おなか すいてますか? 朝ごはん食べに行きましょう」

3人は、玲子が時々行くという そば屋へ。

板垣の出す、曖昧さが微塵もない清算書が好きだと玲子。「清くて美して癒されるから、1日の最後にまわします」

「お金を嫌いにならず、自分なりのお金の付き合い方を見つけて下さい」と板垣に言う玲子の言葉を聞いている慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

かけ蕎麦を食べる3人。「180円でこの幸せ」と言いながらしあわせそうに食べている2人を見ていた慶太。

おカネの切れ目が恋のはじまり

鞄から玲子にもらった ”おこづかい帳” を取り出し、何やら書いた後、幸せそうにお蕎麦を食べる。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 


2人で鎌倉へ帰り、その途中にある あの猿の絵の小皿を売っていたお店の前で玲子が「豆皿は元気ですか」と聞くが、

おカネの切れ目が恋のはじまり

慶太は覚えてもいない上、バーベキューで使った後、海風公園のごみ箱に捨てたと言う。それを聞いて走り出した玲子を慶太も追いかける。

ゴミ捨て場へ行くが、燃えないゴミは回収後で、何もなかった・・・。

意味がわからない慶太に「綻びだらけなんですよ!何もかも!」と怒りをぶつける玲子。

慶太 呆然・・・。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

「私が繕ってみせます」と言うと、いきなり慶太の上着を脱がせる玲子。

おカネの切れ目が恋のはじまり

慶太が経理部に来た日から気になっていた、上着の袖の取れかけたボタンからまず繕うらしいが、訳が分からず驚く慶太に「覚悟しておいてください」と言い残し先に帰る玲子。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 

翌日、早速、玲子がボタンをつけなおしてくれた上着を着て出社し、入り口ですれ違った父に「食えてんのか」と言われ「父さん、俺、いいことあるかも」と笑顔を返し、

つけなおされたボタンを嬉しそうに見つめる。

おカネの切れ目が恋のはじまり

 


 

また玲子に連れられてきた早乙女の講義。

講義終了後、急ぐからと出て行った玲子を追いかけると、

おカネの切れ目が恋のはじまり

早乙女に次から次へと、説明しながらプレゼント攻撃をしているのを目撃する。

おカネの切れ目が恋のはじまり

慶太「え!めっちゃ貢いでるし・・・綻びまくってるのは そっちでしょ・・・。」

 

< つづく >

 

Left Caption

管理人

あれから10カ月経ち、この記事を書く為に久しぶりに見た「カネ恋」ですが、やはり辛い。急に涙が出てきたり、苦しくなったりしてしまうので

2話以降の作成は未定・・・です。

 

※すべての画像:おカネの切れ目が恋のはじまり (C)TBS

 

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