2008年に放送されたドラマ「ガリレオΦエピソードゼロ」の詳細です。
三浦春馬 18歳。
アミューズ先輩:福山雅治の代行作「ガリレオ」の主人公、湯川の大学生時代を好演。
ガリレオΦエピソードゼロ
2008年10月4日 放送
映画『容疑者Xの献身』の公開日(2008年10月4日)に土曜プレミアムで放送
以下から動画配信サービスでも見られます。
時間:1 時間 48 分 発売日:2013/4/24 販売元:アミューズソフトエンタテインメント ディスク枚数:1枚Amazonで探す 楽天で探す |
概要
原作:東野圭吾
監督:西坂瑞城
脚本:福田靖
演出:西坂瑞城
プロデュース:鈴木吉弘、牧野正
制作:フジテレビドラマ制作センター
制作著作:フジテレビ
主題歌 – KOH+(コープラス)「KISSして」
キャスト
福山雅治演じる天才物理学者、湯川の大学時代役。
当時のインタビュー
大先輩の福山雅治さん演じる湯川学の大学生時代の役ということですごく緊張しましたが、自分自身がTVで見ていた『ガリレオ』という作品に参加できて嬉しかったです。モノマネにならないように自分なりの湯川学を演じるのは難しかったのですが、どんな風に仕上がっているかすごく楽しみです。
<大学時代>
湯川学:三浦春馬
草薙俊平:佐野和真
<大学関係者>
湯川学(帝都大学理工学部物理学科助教授):福山雅治
塩野谷あかり(湯川ゼミの学生)長澤まさみ
栗林宏美(湯川の助手):渡辺いっけい
村田教授(帝都大学教授):村松利史
<事件関係者>
友永幸正:蟹江敬三
友永邦宏(幸正の息子・被害者):波岡一喜
新藤奈美恵(幸正の後妻の娘):香里奈
紺野宗介(奈美恵の婚約者):長谷川朝晴
所沢三郎(事件目撃者):ベンガル
<警察関係者>
草薙俊平(刑事・湯川の大学同期):北村一輝
弓削志郎(貝塚北署刑事):品川祐
城ノ内桜子(監察医):真矢みき
あらすじ
とある島で密室殺人事件が起きた。事件解決の糸口を求め、専門家の意見を聞くために帝都大学を訪れた草薙刑事(北村一輝)は、大学の掲示板で懐かしい名前を発見する。その男の名は、湯川学(福山雅治)。かつて草薙と同じバドミントン部の仲間で、今は帝都大学理工学部物理学科の助教授だ。
学生時代から“超がつくほどの天才”と名をはせていたこの男の頭脳にいちるの望みを抱き、草薙は、湯川の研究室を訪ねることにした。
湯川と再会した草薙は、助手の栗林宏美(渡辺いっけい)の制止に耳も貸さず熱心に湯川を口説く。はじめは「興味はない」と冷たくあしらっていたが、草薙に「事件現場の島には、ステキな水着美女がウジャウジャいるぞ」とそそのかされてその気になった湯川は、捜査に協力するため事件現場に向かうことになった。そして、湯川研究室の研究生で好奇心旺盛な塩野谷あかり(長澤まさみ)もこの事件に興味を示し、勝手に湯川たちに ついて行く。
一方、事件現場を訪れた湯川と草薙の前に現れたのは、被害者の父親で車いす生活を余儀なくされている友永幸正(蟹江敬三)、被害者の妹で父親の介護をしながら生活を共にしている奈美恵(香里奈)、そして彼女の婚約者、紺野宗介(長谷川朝晴)…。謎めいた人々が次々と捜査線上に浮かび上がってくる中、果たして犯人は誰なのか?動機は?そして何よりも、どうやって密室殺人を完遂させたのか…?
(C)2009 フジテレビ
出演シーンネタバレと画像
大学生の湯川学(三浦春馬)が校内の庭園(設定は帝都大学:ロケ地は一橋大学)で本を読んでいると、同級生の草薙俊平(佐野和真)がやってくる。
のちに、湯川は帝都大学理工学部物理学科の教授(福山雅治)に、草薙は刑事になる(北村一輝)
「邪魔して悪いんだが」 「邪魔かどうかは話を聞いてみないとわからない」
女の子がベランダから落ちて死亡した事件で自分が疑われていて、それを「俺じゃない」と証明してほしいと話す草薙。
「僕の専門は物理学。殺人事件なんか」と断る湯川に、
とにかく頭のいい湯川に科学的に ”直接、手を下さずに人を転落死させる方法はあるか” を証明してほしい。たとえばロウソクを使い、糸を貼り、ロウソクが短くなった際に糸が切れる事を利用するとか・・・
湯川「やってみたら?アイデアがあるなら試せばいい、実験で結果を得られれば、僕のアドバイスを聞くよりよっぽど有意義だ。」
そんな実験に価値があるかと言う草薙に、
「価値のない実験なんてないんだよ、草薙くん」と笑顔。
そこへ教授の助手の栗林宏美(渡辺いっけい)が現れ、「天才なんて言われてるみたいだけど、天狗になっちゃダメだよ。良かったら僕のゼミに来ない?」と湯川に話しかける。笑顔で「はい、考えておきます」と答える湯川に、更に「あれ?Aランチ?僕は80円高いBランチ。僕を目指して頑張りなさい」と偉ぶる。
栗林は、のちに湯川が教授になってからの助手になる
その後、草薙は一人で実験を行い、紐の先に括り付けた重りを離れた場所からロウソクを使い、時間差で落とす。そこへ湯川。
「実験は成功のようだね」
しかし、その紐の残りやロウソクの残骸は現場になかった事など細かい点で無理が多い。「こんなトリックじゃ無理だって最初からわかってたんだろ」と湯川に詰め寄る草薙。
「僕は問題点を指摘しただけで、意味がないとは言っていない。価値のない実験などないと言った筈だ。もし君が実験をしていなければ僕は協力する気にはなれなかった」
『直接、手を下さず、人を転落死させる方法』
はっはっは・・・と笑った後、
「わからない」
「はっはっは・・・おもしろい」
「現象には必ず理由がある」と本気になった湯川。
メガネをかけ、部屋の隅やコンセントを確認し、何かを思いつき・・草薙が実験で使ったロウソクの残りで引き戸に式を書き始める・・・。
答に辿り着き、お決まりポーズ。
「わかったなら教えてくれ」「だめだ、まだ仮説の段階だ」
実験は後日、一人で行った湯川は、その様子を撮影したビデオテープを「これを警察に見せろ」と草薙に渡した。
「帝都大学の湯川です」と始まるビデオテープ。
(古い作品内のVHSビデオ画像で粗すぎる・・・)
<トリック解説>
鍋に少量の湯を沸かし、沸いたら蓋をした鍋ごと水で冷やしながら蓋の蒸気穴の上に氷を置いてふさぐと、鍋が冷やされ中の水蒸気が水に戻ると内部気圧と外気の差により蓋が鍋から離れなくなる。
掃除機のコードを目いっぱい引き出し、被害者に見立てた重りにTシャツを着せ、そのTシャツの袖(左右の袖、両側)へ通し、ガラス戸を掃除機のコードだけ挟んで閉め、掃除機は部屋側に残したまま、被害者をベランダに吊るす。
そして被害者の袖を通したコードの先端をガラス戸の反対側から引き込み、さっきの鍋の蓋にひっかけて固定。
鍋蓋の蒸気穴に乗せた氷が解け、そこから空気が入ると鍋の内部と外気の気圧に差が無くなり、蓋が自然に外れてコードもはずれ、掃除機に自動的に巻き取られていき、被害者は落ちる。
「直接手を下さずに転落死させることは可能」と証明。
後日、
中庭に出てきた湯川は、ずっと四色問題に挑み続けている石神を見つけて声をかけるシーン。
ガリレオシリーズ「容疑者Xの献身」で数学者の石神(堤真一)も湯川の同期
草薙が湯川を見つけ、実際は不倫相手と揉め、それを苦にした自殺だったとわかったと報告する。
実は自殺だと思っていた湯川。あのビデオを作る為に実験は10回以上必要だったし、現実的な方法ではないと話す。
「じゃ、講義があるんで」とクールに立ち去る湯川、なぜか最後は笑顔を浮かべて・・・。
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