2019年放送の連続ドラマ「TWO WEEKS」の詳細です。
三浦春馬 29歳。
ドラマ主題歌でCDデビューも果たし、たくさんの歌番組にも出演した。
TWO WEEKS
2019年7~9月にフジテレビで放送された連続ドラマで、2013年、韓国MBCで放送された大韓民国のテレビドラマのリメイク。
以下から動画配信サービスでも見られるかも。
公式のSNSにはたくさんのオフショット画像あり。
当時の春馬くんのTwitterにもはなちゃんとのツーショットなどが色々。
DVD-BOX 2020/01/10発売
スペシャルブックレット(28p)付き
本編467分+チェインストーリー64分+特典映像95分 |
Amazon.co.jp限定特典:ブロマイド3枚 |
チェインストーリーは、番組放送時にカンテレのサイトでオリジナル配信されていた、主人公:結城(三浦春馬)以外のキャストのミニストーリー。
・メイキング集
・『ソウルドラマアワード2019』授賞式
・台湾ファンミーティングイベント
・制作発表会見
・タイトルバック撮影風景
・はなちゃん突撃レポート
・オールアップ集
Amazonで探す 楽天で探す | TWO WEEKS DVD-BOX
収録:本編467分+チェインストーリー64分+特典映像95分 |
概要
原作:『TWO WEEKS』(cMBC 脚本:ソ・ヒョンギョン)
脚本:山浦雅大
音楽:木村秀彬
プロデュース:岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)、平部隆明(ホリプロ)
演出:本橋圭太、木内健人
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
主題歌:三浦春馬「Fight your heart」
オープニングテーマ:04 Limited Sazabys 「Montage」
一度は人生を捨てた男が初めて出会った8才の娘は、白血病を患っていた。
ドナーとして再び生きる意味を見つけた男の前に、殺人の濡れ衣が立ちはだかる!検察、警察、政治家、闇の組織・・・
次々と明らかになる陰謀から逃れ、
初めて父性に目覚めた男は、娘の命を救うことができるのか!?
結城大地(三浦春馬)は、人生に希望を持たず、毎日をただ刹那的に過ごしている男。そんな彼の前に、かつて人生で唯一心の底から愛していながら「ある出来事」により一方的に別れを告げた青柳すみれ(比嘉愛未)が現れる。そして彼女から、結城との娘を産んでいたこと、そして、8才になる娘のはな(稲垣来泉)が白血病であることを告げられる。
タイムリミットは2週間、娘の命と無実の罪。愛するものを救えるか。
動画
三浦春馬主演「TWO WEEKS」スペシャル映像
キャスト
<結城の関係者>
青柳すみれ(結城の元恋人):比嘉愛未
青柳はな(白血病を患っている結城とすみれの娘):稲垣来泉
岡崎亜希子(担当看護師):村井麻友美
小池夏美(主治医):原沙知絵
相良サトル(結城の同居人):森永悠希
桜木琴美(サトルの恋人):小篠恵奈
<東京地検 港南支部>
月島楓(検事):芳根京子
角田智一(楓の検察事務官):近藤公園
岩崎恭二(支部長):神尾佑
<警視庁 桜田西署 強行犯係>
有馬海忠(すみれの婚約者、警部補):三浦貴大
乾大輝(巡査):鈴木仁
国木田孝:増田修一朗
葛城茂(警部):バッファロー吾郎A
<柴崎コーポレーション>
柴崎要(社長):高嶋政伸
久留和保(クラブオーナー):池田鉄洋
間宮裕(柴崎の秘書):久保田悠来
ホンダ(柴崎の手下):玉置玲央
宮沢(柴崎の手下):大下ヒロト
<その他>
柏木愛(楓の協力者):立花恵理
灰谷(結城の命を狙う殺し屋):磯村勇斗
久我融(久我の息子):島村龍乃介
久我早穂子(国会議員、楓の良き理解者):黒木瞳
<ゲスト>
倍賞美津子、木川淳一、柿澤勇人、村上淳、鳥越壮真、竹内渉
相関図
ネタバレ
第1話
結城大地(三浦春馬)は、人生に希望を持たず、毎日をただ刹那的に過ごしている男。
検事の月島楓(芳根京子)は、柏木愛(立花恵理)に協力を仰ぎ、柴崎コーポレーション社長の柴崎要(高嶋政伸)の身辺を調査している。柴咲は愛が務めるクラブの常連で、愛は彼の愛人(を装っている)。
そのクラブに柴咲がやってきた事を楓に知らせる愛。そこへ結城から柴咲へ「店の前に着きました」と電話が入る。
店の入り口で柴咲が結城に言う。階段の上にいた愛を目で合図し、「あいつの事で話がある」
結城は彼女の後姿を確認。何を言われたのか・・?
それからすぐに、柴咲は店を出て迎えの車に乗る。愛たちホステスの後ろから結城も頭を下げ見送る。
楓の協力者、柏木愛が自宅マンションで殺害され、現場にいた結城大地を緊急逮捕とのニュースを見て驚く楓。
怪しげな連中とギャンブルをしている結城。ハッタリで大勝ちしている。
そこへクラブに努める知人から電話が入り呼び出されて行ってみると、「あの人が、どうしても結城に会いたいから呼んでくれと頼まれた」と席に座る中年女性を見る。「飲んだ後、持ち帰って」と言われ、「そういうことはやらない主義だ」と迷惑そうにめんどくさそうにしながらも、彼女の前へ行き「会えて嬉しい」と笑顔を見せる。
翌朝、昨夜の女性と同じベッドで目覚めた結城は二日酔い。寝ている彼女を残したままホテルを出る。手には数万円の札。
自宅へ戻ると同居人の相良サトル(森永悠希)が「俺は今から仕事。兄貴は酒飲んで朝帰り。どう思う?」
「俺だって稼いでるよ」と女性にもらったお金なのか、5万円を渡す結城。
一晩で5万の稼ぎってなんだ、香水の匂い、女と寝た報酬なのかと詰め寄ると「同じ女と二度は寝ないから大丈夫だ」と訳の分からない言い訳をする。
「今のままでいい訳ない。汗水たらしてもらったお金が大事」と諭すサトルだが、めんどくさそうに答え「仕事、早く行け」とサトルを追い出す。
結城とサトルは同じ施設で兄弟のように育った仲。
楓は裁判に臨んでいる。その帰りに国会議員の久我早穂子(黒木瞳)を訪ね、「裁判がうまくいった。早穂子さんのお陰」と感謝の報告。
早穂子は楓の良き理解者。柴咲の調査の事も相談し、報告している。
結城も仕事場へ。柴咲コーポレーションの系列の質屋で店長をしている。
そんな彼の前に、かつての恋人:青柳すみれ(比嘉愛未)が現れる。
久しぶりに会った彼女は固い表情で、「血液検査を受けて欲しい」と言う。
実は、別れた後、結城との娘を産んでいたこと、8才になる娘(稲垣来泉)が白血病であることを告げられる。
「子供はおろして実家に戻れって言ったよな?なんでそんな勝手な事」と言うと
「あなたには関係ない! あなたとはあの時、他人になった。娘には父親は死んだと言ってあるし、婚約者もいる。間違っても会おうなんて思わないで」
「父親でも適合する可能性は低いけど、血液検査を受けるなら連絡して」とメモを残し帰って行くすみれ。
自分に娘がいたこと、その子が病気だがドナーがいないこと、すみれのこと、考え込む結城。
質屋には、柏木愛がやってきて結城を見つめ「ほんと、きれいな顔」などと言う。愛は結城に会いたい為に、お金に困ってもいないのに、どうでもいいものを預けて行く事を繰り返している。
愛が柴咲の愛人であることは、結城も、質屋で働く部下たちも知っており、社長がキレたら大変と話しているが、結城は野良猫に懐かれただけだと言う。
柴咲も、愛が結城の店に出入りしている事に気づいており、結城との事を疑っている。
検事の楓は柴咲になにか恨みがある様子。昔、世話になったことを恩に感じている柏木愛は、楓を姉のように慕い、「絶対に柴咲は悪い事してる。証拠をつかもう」と話している。
結城大地は、突然明らかになった娘の存在に戸惑いながらも、渡されたメモにあった病院へ行き、担当医(原沙知絵)に会い娘の名は ”はな” だと知る。すぐに血液検査。
「もし適合したら連絡するから早く帰ってくれ」とすみれ。帰りかけた結城だが、ふと小児病棟の様子を見に行ってみる。が、やはり、すみれに「間違っても会おうと思うな」と言われたのを思い、引き返そうと振り返ると、そこに小さな女の子がいた。
結城をじっと見つめてくるが、よけて行こうとすると、また結城の前に来て
「パパ? パパだよね、そうだよね」と笑顔を見せる。
驚いて固まる結城は、なんとか「ただの通りすがりのおじさんだよ」
信じていない様子の女の子は「こっち来て」と待合のソファに連れて行き、小さな人形を預かってくれと言う。「ママに古いから捨てろと言われたけど大好きで仲良しだから」と。「俺に?いいけど・・・」 「ありがとう、パパ!」 「だからパパじゃないって!」 「そうでしたねー」 「いつまで?」 「じゃ、次に会う時まで」
帰ろうとする結城に人形を渡し「約束だよ」と笑う女の子。看護師に「はなちゃん~」と呼ばれて、やはり本当に娘なのだとわかる結城。
女の子は病室へ戻ると、宝箱の缶から1枚の写真を取り出し、嬉しそうに見つめている。青柳はな(稲垣来泉)。結城とすみれの娘だった。
すみれは、婚約者の有馬海忠(三浦貴大)に、はなの父親については何も話しておらず、今回、血液検査を受けた事も内緒にしておいてくれと主治医に頼む。
病院で初めて出会ったはなを思い、父親としての愛おしさを覚える結城。そこへ、柴咲から電話がかかり呼び出される。
<ここで最初のシーン>
柴咲「あいつの事で話がある。お前の店に出入りしてるらしいな。マンションまで買ってやってるのに金に困る事でもあるのかな。」
「俺とお前は腐れ縁だもんな、8年前から」
愛には手を出すなと釘を刺したのか?それとも?
一方、月島楓(芳根京子)は、かつて父親を死に追いやった8年前の事件の黒幕に復讐するため、旧知の仲の国会議員・久我早穂子(黒木瞳)の支えも受けながら検事の道に進んだ現在も、独自に捜査を進めていた。
愛からの留守電があった。「柴咲のヤバイ証拠掴んだの、今すぐ会いたい」
すぐに折り返すが電話は繋がらない。
愛は後ろからの追手がないかソワソワしながら街を走り、結城の質屋へ。店前で店から出てきた結城とぶつかり、慌てた様子でデジカメを渡し「お金は今度取りに来るから、絶対に売らないで」と言い走り去る。
結城は店に戻り、柏木愛からデジカメを預かった旨のデータを入力するが、現物はポケットに入れる。
そこへ、すみれから「適合した、これからすぐ病院に来られるか」と電話が入る。すみれは病室で 「”はな” に大切なものをくれる人が見つかった。もう大丈夫」と話す。
いつも元気にしていた”はな” だが、それを聞いて「本当は怖かった」と大泣き。
結城は急いで家に帰りシャワーを浴びていると、サトルが彼女と旅行に行く寸前。結城が愛から預かってポケットに入れて持ち帰っていたデジカメを見つけ、旅行で使うから借りて行くと声をかける。結城には聞こえていないようで返事はないが、持って行ってしまうサトル。
”はな” の病院で主治医から説明を受ける。
”はな” は無菌室に入り、手術前の準備を始める。骨髄液は保存できないので、手術の当日に来てほしい。その日まで感染症予防の為、ケガをしない事、飲酒・喫煙も控え、自身の健康に気を付けてくれ。
手術は2週間後。9月2日。
病院からの帰り、”はな” の笑顔を思い出し、嬉しそうな結城。
そこへ店から電話が入り、急に今すぐ店の在庫チェックをしてほしいと頼まれる。
「なんで今頃、在庫確認なんだよ」と言いながらチェックしていると、突然、後ろから後頭部を殴られ、気を失う。
気が付くと、知らない場所。痛む頭を押さえながら起き上がる。
手には血だらけの包丁を握り、横には愛が倒れていた!
驚いて包丁を放し、「おい!!どうしたんだよ!」と愛を揺さぶり、パニック状態のところへ、玄関のチャイムが鳴り、警察が部屋へ。結城はなすすべもなく緊急逮捕される。
病室で、”はな” のドナーが見つかった事を喜ぶ、すみれの婚約者:有馬(三浦貴大)に電話が入り、休日なのにと言いながら向かったのは、愛の殺害現場マンション。有馬は強硬犯係の刑事。
到着した有馬に、部下が「犯人はわかりやすいチンピラって感じの男です。カッとなってやったとかありがちな事だろう」と言う。
柏木愛が自宅マンションで殺害され、現場にいた結城大地を緊急逮捕とのニュースが流れ、それぞれの場所で見ている柴咲、柏木楓、久我早穂子。
柴咲は驚く様子もなく不遜な顔でマッサージを受けている。楓と早穂子は「結城・・」と名前をつぶやく。
その後、愛が殺されて憔悴しきっている楓と早穂子は「8年前のあの男がまた逮捕された。」と話している。「自分が柴咲の事を調べるように頼んだせいだ」と落ち込む楓。きっと何かをつかんでいたと思う。「ここで逃げたら愛は犬死。(柴咲の調べを)続けなきゃ」と早穂子。
2人が関係する8年前の事件と結城?
取調室。すみれの婚約者の有馬が結城の調べを行っている。(もちろん、お互いの事は知らない)
結城は、「店の店員から電話がかかり在庫チェックをしていて突然殴られ意識を失った」と話すが、その店員は電話はしたが、在庫チェックなど頼んでいないと言っているらしい。管理人も誰も来てないと言っているし、包丁の指紋も結城の物だけ。
ハメられたのだ・・・。
収監されている結城。
8年前にも罪を被らされていた?すみれと別れた時期と重なる・・何か事情がありそう。
弁護士に2週間後に病院へ行きたいが可能か聞くが、無理だと言われる。
すみれや担当医はまだ結城の逮捕を知らない。2週間後には ”はな” の手術が行われると信じている。”はな” もその日を楽しみに「元気になるまでのカウントダウン」を作り、1日1枚のシールを貼っている・・。
移送される結城。
移送車に横からトラックが突っ込んで来て車は横転。なんとか体制を整え警察官たちに「大丈夫か」と声をかけるが反応がない。
無意味な人生を投げやりに過ごしていたが、娘の存在を知り、自分がドナーになれる事で生きる意味を見つけた結城。
”はな” の手術まで2週間。このままでは骨髄移植手術を行えないと考えた結城は、娘の命を救うため決死の逃亡に身を投じる決意をし、警察官が持つ鍵で手錠を外し、事故に巻き込まれて転がっていたバイクに乗り逃走・・・。
TWO WEEKS (C)カンテレ (C)フジテレビ
つづく・・
あらすじ
第2話
2019/07/23放送
殺人未遂容疑で服役した過去を持つ結城大地(三浦春馬)は、ある日、元恋人の青柳すみれ(比嘉愛未)から、白血病を患った8歳の娘がいると告げられ、自分がその子の父親であることを知らされる。
さらに検査の結果、娘の青柳はな(稲垣来泉)と骨髄が適合し、正式にドナーとなるが、その矢先、ある人物の策略によって、結城は殺人の濡れ衣を着せられ、逮捕されてしまう。
はなへの移植手術は2週間後――、結城は警察のふいを突いて護送車から脱走する。
結城の足取りを、刑事・有馬海忠(三浦貴大)をはじめとした警察、そして協力者の死の真相を確かめたい楓ら検察が追い始める。さらには、結城と古くからの付き合いがある実業家・柴崎要(高嶋政伸)もその動向を虎視眈々とうかがっていた・・・。
一方、結城が殺害したとされるホステスの柏木愛(立花恵理)を協力者として、実業家の柴崎要(高嶋政伸)を内偵させていた検事の月島楓(芳根京子)は、彼女の死の真相を探ろうとしていた。
するとひょんなことから、愛の遺品の中に、以前渡したはずのデジカメがないことに気づき、そこに柴崎の弱みが隠されているのではないかと考える。
やがて、政治家である久我早穂子(黒木瞳)の口利きで、新米ながら今回の事件の担当検事に抜てきされた楓は、愛がデジカメを質入れしたと思われる結城の質店を捜索。
しかし結局見つけることはできず、楓は何としても結城にたどり着かなければと躍起になる。
その頃、検問をかいくぐって逃亡したものの、有馬海忠(三浦貴大)たち警察に追い詰められ、行き場を失った結城は、人気のない場所に身をひそめながら8年前のことを思い出していた。
「あいつがまた俺を身代わりにしようとしてる……?」結城の脳裏に、ある男の顔が思い浮かぶが、次の瞬間、巡回中の警備員に見つかり、結城は息つく間もなく、はなとの約束を胸に再び駆け出して……。
第3話
2019/07/30放送
雑木林で警察に追い詰められた結城大地(三浦春馬)は、謎の男・灰谷(磯村勇斗)に窮地を救われる。傷を負いながらも、なんとかその場から逃げ出した結城は、やがて一人暮らしの老女・北村義江(倍賞美津子)の家にたどり着く。結城の顔を見て、世間を騒がせている逃亡犯だと気づいた義江は……。
そのころ、結城の行方を追っていた月島楓(芳根京子)は、雑木林で灰谷に遭遇し、見覚えのあるその顔に表情が凍りつく。一方で警察は、何者かに結城の捜索を妨害されたことから、逃亡を手助けする協力者の存在を疑い始める。
移植手術を控える結城の娘・青柳はな(稲垣来泉)の看病をしていた青柳すみれ(比嘉愛未)は、結城が殺人を犯し、そのうえ護送車から脱走したというニュースを知り、がくぜんとしていた。助かるはずだった娘の命が再び死の危機にさらされ、絶望の淵に沈むすみれ。するとそこへ、警察の追手から逃げる結城から電話が。憤りを抑えきれないすみれに対し、結城は「俺の無実を証明する証拠を必ず見つける」と約束。
今回の事件の鍵が、殺された柏木愛(立花恵理)のデジカメに隠されていると悟った結城は、同居人のサトル(森永悠希)に連絡をし、受け渡しのために会う約束をするがー。
第4話
2019/08/06放送
8年前と同じように、柴崎(高嶋政伸)が自分に殺人の罪を着せたのだと確信した結城(三浦春馬)は、自らの濡れ衣を晴らすために、殺された愛(立花恵理)が持っていたデジカメをサトル(森永悠希)から回収しようと考える。しかし、待ち合わせ場所で目にしたのは、幼いころから兄弟のように育ったサトルの変わり果てた姿だった――。 第4話
灰谷(磯村勇斗)がサトルを殺してデジカメを奪ったと考えた結城は、柴崎を追い詰めるための手立てを失い、途方に暮れる。そんな中、一夜を過ごした公園で、結城は若者たちに絡まれている春川(柿澤勇人)を助ける。住居を転々としながら生活をする春川の手助けを受けた結城は、はな(稲垣来泉)のために何とか逃げ切ろうと、手術の日まで人目につかない離島に身を潜めようと考えるが……。
そのころ、結城が8年前に結婚を考えていたことを知った楓(芳根京子)は、婚約者だったすみれ(比嘉愛未)の存在にたどり着く。さらに、入院中の娘の年齢が8歳だと聞き、父親が刺殺された事件との因縁を感じた楓は、真実にたどり着けそうだと早穂子(黒木瞳)に報告。しかし同じころ、柴崎もまた、すみれの居場所を突き止めていた。
一方、結城の身辺を調べていた有馬(三浦貴大)は、結城に接触したという女性がすみれで、結城こそが、はなのドナーなのではないかと疑いを抱き始め……。
第5話
2019/08/13放送
有馬(三浦貴大)の発砲により、結城(三浦春馬)が海へ転落した。警察は逮捕のチャンスとばかりに必死になって行方を追うが、翌日になっても足取りはつかめず、水死の可能性も視野に入れ始める。一方で、楓(芳根京子)や柴崎(高嶋政伸)、すみれ(比嘉愛未)もまた、結城の行方をめぐり、それぞれ焦りと不安を覚える。
港に打ち上げられ、なんとか命拾いした結城は室岡峻治(村上淳)・晴人(鳥越壮真)親子に助けられる。目を覚ました結城は、ケガの手当てをしてくれた室岡に礼を言うが、その顔を見てハッとする。男は、9年前に柴崎の元から逃げ出し、結城が服役するきっかけを作った人物だったのだ――!
その頃、結城の安否が分からず絶望するすみれのもとに、楓が訪ねてくる。「真実を解き明かしたい」という楓の力強い言葉にわずかな望みをかけたすみれは、結城が電話で無実を訴えていたことを明かし、はな(稲垣来泉)のために、結城を助けてほしいと懇願。すみれの話から、結城の言葉の信ぴょう性が高いと判断した楓は、結城が逃げながら冤罪を晴らそうとしているのではないかと考えて……。
第6話
2019/08/20放送
結城(三浦春馬)の身柄を拘束し、はな(稲垣来泉)の名前をチラつかせてデジカメを脅し取ろうとする柴崎(高嶋政伸)。結城は隙を見て逃げ出すが、背後にはナイフを手にした灰谷(磯村勇斗)が! 再び窮地に陥った結城を助けたのは、駆けつけた楓(芳根京子)だった。
楓は、自らが8年前に結城が殺害したとされる被害者の娘だと明かし、検事の自分を信用してほしいと訴える。しかし、楓が柴崎への復讐を目論んでいることを知った結城は、自分がその計画に利用されることを懸念し、楓を信用しない。一方、楓が結城と接触したことを知り、デジカメが検察に渡ることを恐れた柴崎は、ある人物に電話を。楓もまた、柴崎の行動から、警察や検察に内通者がいるのではないかとにらむ。
翌日、結城が病院にいるすみれ(比嘉愛未)の元に現れる。楓から、8年前の結城の決断が、恋人の自分を守るためだったことを聞かされていたすみれは、不器用な生き方しかできない結城を責めるが、一方で、その優しさをもう一度信じると決め、デジカメを手に入れるために協力してほしいという結城の頼みを聞き入れる。しかしそこへ、はなの様子を心配した有馬(三浦貴大)がやって来て……。
目の前に結城がいることに気付いた有馬と、すみれの婚約者が自分を追う刑事だと知った結城。そのとき、すみれは……!?
第7話
2019/08/27放送
結城(三浦春馬)がようやく手に入れたデジカメには、柴崎(高嶋政伸)と早穂子(黒木瞳)が密談する様子が映っていた。母親のように慕う早穂子の裏の顔を知った楓(芳根京子)は衝撃のあまり言葉を失い、放心状態に。すると次の瞬間、灰谷(磯村勇斗)が2人に襲いかかり、デジカメは柴崎の手に渡ってしまう。
すみれ(比嘉愛未)から、結城が8年前と今回の事件で何者かに無実の罪を着せられ、命をも狙われていると聞いた有馬(三浦貴大)は、すみれが元恋人を案じていることに少なからずショックを受けるが、それでも、手術を控えるはな(稲垣来泉)のために結城を死なせるわけにはいかないと、8年前の事件の捜査資料を読み、やがて楓が当時の事件関係者だったことに気付く。
そんななか、はなが入院している病院では、ある騒ぎが起きる。何者かが結城の友達を名乗り、はなの病室に侵入したのだ。男が結城のことを探っていたと聞き、ピンときた有馬が担当看護師に確認すると、侵入者は柴崎だと判明。薄汚いやり方に、はなを利用されたと怒り心頭の有馬は、すぐさま柴崎のオフィスへ。しかし反対に、はなが確実に移植手術を受けられるよう、ある取引を持ちかけられる。
一方、デジカメを奪われ、柴崎に対抗する手立てを失った結城は、突然、楓に出頭すると告げる。しかし、そこにはある思惑があり……。
第8話
2019/09/03放送
結城(三浦春馬)、楓(芳根京子)、有馬(三浦貴大)が手を組んだ出頭作戦は見事成功し、灰谷(磯村勇斗)は殺人未遂の現行犯で逮捕される。はな(稲垣来泉)の手術まであと5日、灰谷の自供をもとに、何としても身の潔白を証明したい結城は、その思いを有馬に託す。
取り調べで灰谷と対峙した有馬は、これまでの罪を認めさせ、背後にいる柴崎(高嶋政伸)の悪事を暴こうとするが、灰谷はなかなか口を割らない。それどころか、黒幕・早穂子(黒木瞳)からの圧力もかかり…。
圧倒的な力の前に手も足も出ず、八方ふさがりとなった結城は、打開策が見出せずに焦りを覚えていた。するとそこへ、はながすみれ(比嘉愛未)の目を盗んで電話をかけてくる。はなとの会話により、初めて父親として認められた気がしてうれしくなった結城は、「会いたい」と言ってくれる娘のため、次なる一手を思いつく。目をつけたのは、柴崎の片腕であり、クラブオーナーの久留和(池田鉄洋)。結城は、久留和の柴崎への忠誠心を逆手に取り、恐怖心をあおることで揺さぶりをかける。
第9話
2019/09/10放送
柴崎(高嶋政伸)が事情聴取を受けている隙に、デジカメ動画のコピーを盗み出そうと自宅に忍び込んだ結城(三浦春馬)。しかし、早穂子(黒木瞳)が手を回したことで柴崎は早々に釈放され、結城は戻ってきた柴崎と鉢合わせてしまう。ところが予想に反し、結城は無傷のまま部屋を出ることを許される。去り際に柴崎がつぶやいた「お前が一番苦しむ方法で殺してやる」という不気味な一言が気になるも、急いで部屋を後にする結城。
灰谷(磯村勇斗)の一件といい、黒幕・早穂子の権力の強さをまざまざと見せつけられた結城。楓(芳根京子)から、早穂子に重度の心臓病を患った息子がいると聞いた結城は、楓の力を借りて早穂子と直接交渉することに。その結果、早穂子との間である取引を成立させるが、その様子を何者かが見ていて……。
一方、すみれ(比嘉愛未)は、病床で父親を恋しがるはな(稲垣来泉)の姿に複雑な思いを抱いていた。8年前の事情を知った今となっては、これまで通り結城を憎むことなどできるはずもなかったが、自分たちを助けてくれた有馬(三浦貴大)への恩も捨てられない。そんなことを考えていた矢先、病院を出たすみれの前に、久留和(池田鉄洋)たち柴崎の部下が立ちふさがり……。
第10話(最終回)
2019/09/17放送
すみれ(比嘉愛未)の救出に奔走する結城(三浦春馬)を横目に、柴崎(高嶋政伸)は、はな(稲垣来泉)を病院から連れ出し監禁。結城が苦しむ姿を楽しむかのように、元恋人と娘、どちらを助けるか選べと迫る。しかし当然、結城には大切な2人の命を天秤にかけることなどできない。答えを出せない結城は苦悶の表情を浮かべ、その場に立ち尽くしてしまう。するとそこへ、有馬(三浦貴大)から連絡が。「おまえははなのところへ行け」――その言葉に背中を押された結城は、すみれを有馬に託し、はなの元へ急ぐ。警察もまた、楓(芳根京子)の証言をもとに柴崎の逮捕に動き出し、早穂子(黒木瞳)のもとにも大勢のマスコミが押し寄せる。
はなに襲いかかる柴崎の脅威を前に、8年の時を経て娘の存在を知り、一度は捨てたはずの人生に再び希望を取り戻した結城の願いは届くのか!?
2週間にわたる逃亡の末、結城を待っているのは幸せな未来か、それとも……!?
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