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WordPress PDF ダウンロードさせない!安全な配布方法と設定ガイド

WordPress PDF ダウンロードさせない!安全な配布方法と設定ガイド WordPress・使い方
この記事は約5分で読めます。
     

この記事でわかること

Q

PDFファイルのダウンロードを制限できる?
A
プラグインを使う方法や、.htaccessファイルの設定変更、X-Robotsタグの追加など、さまざまな手段があります。状況に応じて適切な方法を選び、組み合わせることで効果的にPDFファイルを保護できます。
Q

PDFファイルを検索エンジンに登録させない方法はある?
A
はい、.htaccessファイルにX-Robotsタグを追加することで、PDFファイルが検索エンジンのインデックスから外れ、非表示になります。

 

はじめに

WordPressでPDFファイルを公開する際、そのダウンロードや印刷、配布を制限したいケースが多くあります。セキュリティ上の理由や著作権保護、ビジネス上のニーズなど、その理由は様々です。本記事では、WordPressサイトでPDFのダウンロードを制限する方法について、プラグインの活用や設定変更など、さまざまな対策を詳しく解説していきます。

プラグインを使った制限

WordPressには、PDFのダウンロードを制御するための多くのプラグインが用意されています。これらのプラグインを活用することで、PDFファイルへのアクセスを効果的に制限することができます。

WP 記事コピー保護 & 右クリック禁止

このプラグインを使えば、Webページの右クリックやコピー、印刷を禁止することができます。PDFファイルのダウンロードについても制限をかけることが可能です。ただし、この手法はユーザー側での対策を必要とするため、根本的な解決策とはなりませんが、簡単に導入できるコンテンツ保護の一環としては有効です。

たとえば保護プラグインの「WP Content Copy Protection & No Right Click」では右クリック禁止は投稿ページ、固定ページ、トップページの単位に設定できます。

WP Content Copy Protection & No Right Click

閲覧制御する方法

PDFを表示、リンクは限られた人だけに限定する為、会員制プラグインを使う方法もあります。

会員制プラグイン「Simple Membership」の使い方は以下をご覧ください。

Simple Membershipの機能と使い方!手軽に会員制サイトを構築しよう
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PDF表示のプラグインを使う

PDFjs Viewer」プラグインを使う事で、PDFファイルの表示を行い、ダウンロードや印刷をさせないように設定する事が可能です。

パラメータ

url PDFファイルのURLを指定する。(必須項目)
viewer_width PDFビューアの横幅の指定。(初期値: 100%)
viewer_height PDFビューアの高さの指定。(初期値: 800px)
fullscreen 全画面表示のリンクがPDFビューアの前に表示される。
(初期値: true)
true/false
fullscreen_text 全画面表示のリンクテキストを変更する。
(初期値: View Fullscreen)
fullscreen_target 全画面表示を別ウィンドウで開く。
true/false
download ダウンロードボタンの表示・無効化。(初期値: true)
true/false
print 印刷ボタンの表示・無効化。(初期値: true)
true/false
zoom PDFの拡大比率の指定。(初期値: auto)
auto/page-actual/page-width/page-fit/50/75/100/200/300/400
search_term PDF内の一致したテキストがハイライト表示されます。
検索語は一単語のみ指定可能。

設定変更による制限

プラグインを使わずに、ファイルやサーバーの設定を変更することでも、PDFのダウンロードを制限することができます。

.htaccessファイルの編集

.htaccessファイルを編集することで、PDFファイルへのアクセスを制限できます。具体的な手順は次のとおりです。

  1. まず、PDFファイルが保存されているディレクトリに.htaccessファイルを作成します。
  2. 次に、そのファイルに以下の記述を追加します。
    Order allow,deny
    Deny from all
    
  3. 最後に、パスワード保護したページからのみアクセスを許可する設定を追加します。

これにより、PDFファイルへの直接アクセスを禁止し、ログインしたユーザーのみがアクセスできるようになります。画像ファイルなどの他のファイルについても、同様の方法で直接アクセスを制限できます。

X-Robotsタグの追加

検索エンジンからPDFファイルを非表示にしたい場合は、X-Robotsタグを使うと効果的です。

.htaccessファイルを直接編集して行います。

# PDFファイルをインデックスさせない
<FilesMatch "\.pdf$">
Header set X-Robots-Tag "noindex"
</FilesMatch>

または

<Files *.pdf>
X-Robots-Tag: noindex, nofollow
</Files>

この設定を追加すれば、PDFファイルが検索エンジンのインデックスから外れ、非表示になります。

メディアファイルの場合は以下をご覧ください。

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アクセス制御の組み合わせ

上記の方法を組み合わせることで、さらに堅牢なPDFファイルの保護が可能になります。例えば、プラグインでアクセス制限をかけた上で、.htaccessでも直接アクセスを禁止し、さらにX-Robotsタグで検索エンジンからも非表示にするといった具合です。

セキュリティとユーザビリティのバランスを考えながら、適切な方法を選択・組み合わせることが重要です。

アクセスログの確認

PDFファイルへのアクセスを制限した後は、アクセスログを定期的に確認することをおすすめします。不正アクセスの有無をチェックでき、さらなるセキュリティ対策が必要か判断できます。

WordPressの標準機能で「すべての設定変更の監視」をオンにしておけば、ログが記録されるので便利です。また、WP File Downloadプラグインなどを使えば、ファイルアクセスの詳細なログを取得できます。

まとめ

WordPressでPDFファイルのダウンロードを制限するには、プラグインの活用やファイル・サーバーの設定変更など、さまざまな方法があります。状況に応じて適切な手段を選び、組み合わせることで、PDFファイルを効果的に保護できます。

セキュリティ対策とユーザビリティのバランスを取ることが重要です。技術的な対策とユーザー教育を組み合わせることで、PDFファイルのダウンロード制限を円滑に運用できるでしょう。

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