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日本ミステリー文学大賞新人賞とは?受賞作品のすべて

文学賞
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日本ミステリー文学大賞新人賞とは

公募 発表:11月

主  催:光文文化財団
対  象:広義のミステリーで、日本語で書かれた自作未発表の小説

光文文化財団が主催する公募新人文学賞。同財団が主催するミステリーの賞にはほかに、推理小説の発展に貢献のあった作家・評論家に贈られる「日本ミステリー文学大賞」もあります。

これまでの選考委員

内田康夫、北方謙三、西村京太郎、森村誠一、島田荘司、夏樹静子、赤川次郎、大沢在昌、北村薫、高橋克彦、有栖川有栖、田中芳樹、石田衣良、若竹七海、綾辻行人、近藤史恵、藤田宜永、今野敏、あさのあつこ、笠井潔、藤田宜永、朱川湊人、篠田節子、若竹七海、恩田陸

出典:ウィキペディア光文文化財団

 

受賞作品のすべて

 

第27回(2023年):188篇
斎堂琴湖/警察官の君へ

2024年刊行予定

第26回(2022年):147篇
柴田祐紀/60%

マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社「60%」が扱うのは、裏金、隠し資産、麻薬の売上……。容姿端麗、頭脳明晰のカリスマ極道・柴崎純也は、従来の反社会組織とは違う不思議なコミュニティを形成し、強い絆で勢力を拡大していくが、やがて絶体絶命の破滅が訪れる。信ずるべきは誰なのか? ハミダシ者たちの苦悩の選択が始まる。

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第25回(2021年):132篇
麻加 朋/青い雪

夏の数日をともに過ごす三組の家族を、悲劇が襲う。五歳の少女が失踪したのだ。事件性も疑われるが、行方は知れぬまま、月日が過ぎていく。長い時を経て現れ出た一通の告発状。絡み合った謎が氷解したとき、明らかになる真実とは? 新人離れしたストーリーテリングで描く慟哭の大河ミステリー

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大谷 睦/クラウドの城

イラク帰りの元傭兵・鹿島丈(かしまたける)は妻の故郷・北海道で、米・ソラリス社のデータセンター警備に就く。だが勤務初日、厳重なセキュリティーシステムを突いて、密室殺人が発生。道警やマスコミ、米軍属が駆け付け、現場は混乱を極める中、第二の密室殺人が起こり……。封鎖された“クラウドの城”で、鹿島は殺人者と対峙する。データセンターの内実を描き切った大注目作!

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第24回(2020年):139篇
茜 灯里/馬疫

2024年、東京五輪の連続開催を控える日本で「新型馬インフルエンザ」が発生。馬が暴れ、ヒトを襲う「狂騒型」のウイルスだった。五輪は開催できるのか、その先に現れる、もう一つのウイルスとは――。第24回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

第23回(2019年):139篇
城戸舞殊/暗黒残酷監獄

同級生の女子から絶えず言い寄られ、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだし、友人は皆無の高校生・清家椿太郎。ある日、姉の御鍬が十字架に磔となって死んだ。彼女が遺した「この家には悪魔がいる」というメモ。その真意を探るべく、椿太郎は家族の身辺調査を始め、残酷な真実に辿り着く。

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第22回(2018年):139篇
辻寛之/インソムニア

PKOに派遣された陸上自衛官七名。一人は現地で死亡、一人は帰国後自殺。現地で起きたことについて、残された五名の証言はすべて食い違っていた──。選考委員各氏絶賛! 社会派と本格ミステリーを見事に融合した傑作!

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第21回(2017年):183篇
北原真理/沸点桜(ボイルドフラワー)

歌舞伎町の風俗店<天使と薔薇>でセキュリティをするコウと、淫乱で狡猾な美少女ユコは、わけあって闇の世界から逃亡し海辺の団地に潜伏する。危ない女とやっかいな女の奇妙な共同生活。生まれ変わった女二人に安息の日々はくるのか。

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第20回(2016年):194篇
戸南浩平/木足の猿

明治九年の横浜で、瓦斯灯の鉄柱に英国人の生首がさらされた。居合いの達人にして左足が義足の男・奥井隆之は、親友の仇を追い放浪していたが、連続殺人の背景にその仇がいると聞きつけ、事件の真相に迫っていく。思惑が入り交じる謎の先に、友の復讐を誓った奥井は何を見るのか―。

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第19回(2015年):172篇
嶺里俊介/星宿る虫

大学生の天崎悟は、家出した妹の帰りを待っている。ある日、家に見知らぬ老婆がやってきた。何を聞いても判然としなかった。その後、妹が見つかる。虫に喰い殺され、血が黄色くなった異様な遺体となっていた。宗教法人の施設で見つかった遺体と同じだ。この虫はなんなのだ?どうやって感染したのか。治療法は?

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第18回(2014年):173篇
直原冬明/十二月八日の幻影

帝国海軍少尉の潮田は、類い希なる記憶力を見込まれ、切れ者の少佐・渡海の指名により特別班に仮配属となる。命じられたのは防諜。予想外の任務に反発しながらも、徐々にその重要性を自覚する潮田。そして、たったふたりの戦いは真珠湾急襲作戦を巡る熾烈な攻防へ突入する!ミステリーとスパイ・サスペンスの融合が見事に結実

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第17回(2013年):203篇
嶋中潤/代理処罰

「娘は預かった」高校生の娘を誘拐した犯人は父親・岡田亨に電話でそう告げた。犯人の要求は二千万円の身代金を娘の母親に持って来させること。猶予は約一週間。だが、日系ブラジル人の母は、日本での交通事故で人を死なせて故国に逃亡、行方不明になっていた。単身ブラジルへ渡った父は、妻を探し出し、彼女を説き伏せられるのか―。サスペンスフルな傑作ミステリー。

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第16回(2012年):166篇
葉真中顕/ロスト・ケア

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奥に響く痛ましい叫び―悔い改めろ!介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味…。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る!

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第15回(2011年):157篇
前川裕/クリーピー

大学で犯罪心理学を教える高倉(たかくら)は、妻と二人、一戸建てに暮らす。ある日、刑事・野上(のがみ)から一家失踪事件の分析を依頼されたのを契機として、周囲で事件が頻発する。野上の失踪、学生同士のトラブル、出火した向かいの家の焼死体。だがそれらも、本当の恐怖の発端(ほったん)でしかなかった。「奇妙な隣人」への疑惑と不安が押し寄せる

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川中大樹/茉莉花(サンパギータ)

尽誠会(じんせいかい)巴組(ともえぐみ)組長・水谷優司(みずたにゆうじ)は、抗争で妻を失った過去を持つ。仁義に篤い彼を慕うフィリピン人留学生シェリーは、家族同然の存在だ。ある日、謎めいた言葉を残して幼馴染の神楽武雄が殺された。優司は事件を追うが、武雄とシェリーの背後に国境を越える巨大な犯罪の影がちらつき始める。暗躍する犯人に優司は辿りつけるか?

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第14回(2010年):168篇
石川渓月/煙が目にしみる

巨大歓楽街、福岡・中洲。バブル期はやくざ相手でも一歩も引かず地上げで鳴らしたが、今は長いものには巻かれてしまうさえない街金業者、その名も小金欣作(こがね・きんさく)。ある夜、彼は界隈を仕切る悪評高い暴力団に単身でつっかかってゆく少女を見て、ついつい助けてしまう。
その少女の向こう見ずさにかつての自分を思い出し、長くくすぶり続けていた男の心に再び火がつく。
「大人の正義、見せちゃるばい」──彼は仲間と共に知力体力根性愛情を駆使し、ネオン街を奔走する。

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望月諒子/大絵画展

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。時は流れ、日本のバブルが弾け、借金で追いつめられた男女にある依頼が持ちかけられる。それは倉庫に眠る「ガシェの肖像」を盗んで欲しいというものだった…。第14回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、痛快にしてスリリングなコンゲーム小説の傑作。

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第13回(2009年):166篇
両角長彦/ラガド 煉獄の教室

始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か?警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか?

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第12回(2008年):151篇
結城充考/プラ・バロック

雨の降りしきる港湾地区。埋め立て地に置かれた冷凍コンテナから、十四人の男女の凍死体が発見された!睡眠薬を飲んだ上での集団自殺と判明するが、それは始まりに過ぎなかった―。機捜所属の女性刑事クロハは、想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく。

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第11回(2007年):113篇
緒川怜/霧のソレア

テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。機長を失うが、女性副操縦士の奮闘で、成田空港へと向かっていた。しかし、通信機器が突然使用不能に!米政府、CIA、日本政府、そして北朝鮮―。国家間の暗闘に翻弄される747の運命は?第11回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、興奮と迫真の航空パニック小説。

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第10回(2006年):123篇
海野碧/水上のパッサカリア

都会を遠く離れた高原の湖畔で、自動車整備士の大道寺勉は、ひと回り近く年下の女・菜津と飼い犬のケイトと、世間から身を隠すように暮らしていた。だが、菜津が不慮の事故死を遂げてから、勉の静かな生活が一変する。かつて勉が関わっていた“グループ”の仲間が現れ、菜津は謀殺されたという…。男女の愛を細やかに綴った、切なく美しい傑作ハードボイルド。

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第9回(2005年):140篇
該当作品なし
第8回(2004年):152篇
新井政彦/ユグノーの呪い

少女の脳内で起こる殺戮と陰謀。斬新な着想と抜群の筆力…驚異の新人が登場!

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第7回(2003年):148篇
該当作品なし
第6回(2002年):138篇
三上洸/アリスの夜

暴力、ドラッグ、幼女売春…。ジャズバーのバーテンの顔をもちながら、闇の世界に生きる夏彦。彼を次々と襲う危機また危機。果たして夏彦は、暴力と欲望の地獄から幼女アリスを連れて逃げ出すことができるのか?骨太なストーリー展開と押し寄せる感動の波が見事に共振するミステリー

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第5回(2001年):147篇
岡田秀文/太閤暗殺

ようやく生まれた跡継ぎを前に、秀吉は後悔していた。甥である秀次を関白に就けたは早計であった。ではいかに秀次を失脚せしめるか。秀吉の動向に危機感を抱いた秀次の側近・木村常陸介は、京を賑わす大盗賊・石川五右衛門に秀吉暗殺を依頼した。本格歴史小説+本格ミステリー。読む者全てが驚愕する圧倒的なラスト。

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第4回(2000年):134篇
佳作:成定春彦/HEAT

企業乗っ取りを図る暴力団と、これを守る企業のガードマンとも言うべき消費者金融の虚々実々の攻防。両者知恵を振り絞り、秘術を尽くして渡り合う死闘は、息もつかせず最後まで予断を許さない。美しいヒロインを守って巨大な敵に立ち向かう男が、絶望の底から逆転する驚嘆の展開は、まさにノンストップエンターテインメントの醍醐味である。

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佳作:菅野奈津/涙の川

都会の公園で中年男性と五歳の少女が野球帽を被った男に刺され重傷。恨みか、通り魔か?―今はいつ自分がこんな事件に巻きこまれても不思議ではない時代。死んだ少女の父は銀行を辞めてビラを配り、若い母は心を閉ざす。犯人を追う刑事は失踪した自分の妻をも捜している。事件によって傷つき、壊れ、再生する人と愛。人間が生きていく上で背負わなければならない悲しみが、自らのこととして共感と感動を呼び、胸に迫ってくる。

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第3回(1999年):139篇
高野裕美子/サイレント・ナイト

ジャンボ機から爆弾が発見された。日頃から定期点検の不備を社長に訴えていた、ベテラン整備士・古畑実は心ならずも事件に巻き込まれていく…。ジャンボ機爆破未遂事件と暴力団幹部の爆死事件、さらに同時期に起きた殺人事件、その陰にウツボと名乗る人物が…。綿密な取材をもとに描かれる。

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第2回(1998年):166篇
大石直紀/パレスチナから来た少女

パレスチナ難民キャンプで家族を虐殺された沙也は、日本人に救われ日本で育った。一方、同じように肉親を殺され復讐に燃える女テロリストのマリカは、指令を受け、日本へ。折しも、日本で中東をめぐる重大な会議が開かれようとしていた。そして、二人に、非情な謀略と運命が!人は永遠に血を流し続けなければならないのか?

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第1回(1997年):252篇
井谷昌喜/クライシスF

西表島のスキューバ・ダイビング事故、山形の暴走族による事故、そしてハイジャックされた航空機炎上事故、ビル爆破…。世界で同時多発した事故の原因とは一体何なのか。危機Fとは?

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