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蓮如賞・第1回(1994年)~現在までの受賞作品のすべて

蓮如聖人像 文学賞
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蓮如賞について

Q
蓮如賞とは?
A
一般財団法人本願寺文化興隆財団(理事長・大谷暢順)が1998年に蓮如の没後500年を記念として、1994年に創設した文学賞。
第2回と第3回は優秀作品として受賞、その他の回は「受賞作品」。創設当初は新人賞として公募していたが、2003年度の第7回から2年に一度、既成作家の作品が対象に変更された。

主催:一般財団法人本願寺文化興隆財団
対象:優秀な文学(ジャンル不問)

Q
発表はいつ?
A
西暦奇数年の10月(隔年)

2019年の発表以降、発表なし(2024現在)

 

参考・引用元

ウィキペディア一般財団法人本願寺文化興隆財団

蓮如(ウィキペディア)室町時代の浄土真宗の僧。
応永22年2月25日 – 明応8年3月25日尊称:蓮如上人
宗旨:浄土真宗
著作:『御文』『正信偈大意』、他

蓮如上人ものがたり/千葉乗隆
まんが御絵伝 蓮如さん/本山一城

受賞作品のすべて

2019年以降発表なし

第16回(2019年)
若松英輔/小林秀雄 美しい花

小林秀雄は月の人である。中原中也、堀辰雄、ドストエフスキー、ランボー、ボードレール。小林は彼らに太陽を見た。歴史の中にその実像を浮かび上がらせる傑作評伝。『ランボオ』『Xへの手紙』『ドストエフスキイの生活』から『モオツァルト』まで。小林秀雄の著作を生き直すように読み、言葉の向こうへ広がる世界へと誘う。

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第15回(2017年)
今野勉/宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人

たった4行、だが「猥」「凶」「呪」などただならぬ言葉をちりばめた文語詩との出会い。それが始まりだった。謎の詩に導かれるように、著者は賢治の人生をたどっていく。身が千切れるほどの悲しみ、苦悩を、彼は作品に変えていったのだ。妹を死の淵にまで追い込んだ事件とは何か。なぜ、賢治は自身を修羅と呼んだのか。「永訣の朝」はいかにしてつくられたのか。「銀河鉄道の夜」で描かれた「ジョバンニの切符」とは一体何なのか―。謎解きの連続で賢治像を一変させる圧巻の書。

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第14回(2015年)
平川祐弘/西洋人の神道観-日本人のアイデンティティーを求めて

祖先崇拝・自然崇拝を特色とする日本人の宗教感情は、西洋人には理解されない特殊なものなのか?「神道とは何か」を国際的視野から読み解く画期的な書。パリで出版されたフランス語版の大幅増補改訂・日本語版。周辺文明の国・日本の宗教を問う。

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第13回(2013年)
岩橋邦枝/評伝 野上彌生子

夏目漱石の指導を受け、二十二歳でデビュー。生涯休むことなく小説を書きつづけ、百歳直前にしてなお傑作『森』をものにした野上彌生子。中勘助への秘めた初恋の想い。野上豊一郎との勉強仲間のような夫婦生活。六十八歳になってから恋文を交わしあった田辺元。死の瞬間までアムビシアスでありたいと願った彌生子の書き下ろし評伝。

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第12回(2011年)
芳賀徹/藝術の国日本 画文交響

絵画と詩歌、美術と文藝―二つの領域が響き合い、親和する列島の文化空間を往還し、藝術の国としての日本のすがたを描く論文とエッセイの連珠集。

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第11回(2009年)
三田村雅子/記憶の中の源氏物語

1000年の間、日本人は源氏を読んできたのだろうか?ただ、「記憶」の中で継承しただけではないのか。中世から近代まで、天皇家、貴族、将軍たち、戦国大名、女たち、庶民は、源氏をどのように享受し、利用したのか。

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第10回(2007年)
出口裕弘/百歳の異端児 坂口安吾

今なお光を放つ卓抜な日本論の数々、そして甘美な恋愛小説など、傑作を次々と生み出す一方、隙だらけの文章で暴走し、読者を振り回す―。矢田津世子との不毛の恋に身をやつし、果敢な文学追求の道半ばで逝った正体いまだ不明の愛すべき巨人・坂口安吾を、生涯をかけて読み込んできた著者が、その魅力も弱みも大胆に語り尽す。

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第9回(2005年)
三木卓/北原白秋

巨大な軌跡の全貌に迫る。詩集『邪宗門』『思ひ出』歌集『桐の花』童謡集『とんぼの眼玉』―白秋が日本の近代文学に残したかけがえのない仕事を、生い立ち、実家の破産、人妻との姦通事件などへ踏み込みながら追尋する本格的な評伝。

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第8回(2003年)
田辺聖子/姥ざかりの花の旅傘

江戸、天保の頃。筑前の商家のお内儀達がお伊勢詣りに出立する。一行は、仲良し五十代女四人と荷物持ち兼ボディガードの男三人。家業を子に譲ってから、和歌を学び、古典の教養溢れる女達の旅はエネルギッシュ。伊勢参宮から、信濃の善光寺、ここまでくれば日光詣りもと突き進み、江戸見物から東海道、京・大坂へ、海路陸路の五ヶ月八百里一。生気躍動する女旅の豊かな愉しさが甦る知的冒険お買い物紀行。

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第7回(2001年)
関岡英之/汝自身のために泣け

マネーゲームに明け暮れるディーリングルームを抜け出し、アジアからイスラム圏を旅した著者。アメリカだけを向いたグローバル化の道を突き進む日本の今後に対して、警鐘を打ち鳴らす。

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奨励賞:寺田ふさ子/黄沙が舞う日

戦後50年の歳月が初めて語らせた、一人の満州残留婦人の悲劇。1943年19歳の時に勤労奉仕の募集に応じて渡満、敗戦の混乱の中、その後の50年を異国で生きなければならなかった女性の半生。

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第6回(1999年)
クリストファー遙盟・ブレィズデル/尺八オデッセイ-天の音色に誘われて-

日本発の音楽が世界をめぐる! 一人のアメリカ人が尺八というものに触れ、深く日本文化を理解するまでを綴る。

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第5回(1998年)
久我なつみ/フェノロサと魔女の町

霧につつまれたニューイングランドの港町セーラム。日本近代美術に大きな影響を与えたE・フェノロサの出生地は、アメリカで唯一、魔女裁判が行われた土地だった―。

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第4回(1997年)
劉岸麗/風雲北京

「毛主席のよい子になりたい」 12歳の少女麗麗は憧れの紅衛兵に志願する。その心に焼きついた、すさまじい文化大革命の記憶。著者が実際に体験した、激動の時代の中国の様子をリアルに描き出す。

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第3回(1996年)
末永直海/薔薇の鬼ごっこ

舞台はキャバレー「赤羽ファンタジー」。かりそめの花園に群がる男たちと追いつ追われつのゲームを繰りかえすホステスたちの心の内側を、自らの体験をもとに描く。男女の業の狭間で、精神のバランスをけんめいに保ちながら働く女性たちの実像。ホステスと客の心理ゲームの行方は……?

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新妻香織/楽園に帰ろう

モノと時間に追われるバブル全盛の日本を脱け出し、アフリカ15カ国を324日間にわたり、単身陸路横断した若い日本女性の体験記。命がけの旅の最後の目的は、真の呪術の世界に触れることだった…。

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第2回(1995年)
優秀作:小沢美智恵/嘆きよ、僕をつらぬけ

1945年8月6日の広島の悲劇を描いた不朽の名作「夏の花」の著者として名高い原民喜。だが彼には、彼自身の悲劇があった…45歳で自ら世を去るまでの、苦悩にみちた、しかし一筋につらぬかれた清冽な生涯を、細緻な作品解読と深い共感を通して甦らせる感動の評伝傑作。

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優秀作:道下匡子/ダスビダーニャ、わが樺太

1945年8月20日、樺太の港町真岡にソ連軍が突然侵攻、一瞬にして町は殺戮略奪の修羅場と化した。8月15日の日本降伏後に、なぜこのような悲劇が起こったのか。当時三歳だった娘が、父の遺した克明な記録を手がかりに、50年の歳月を遡って事件の真相に迫る、衝撃のノンフィクション。

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第1回(1994年)
渡辺千尋/ざくろの空頓珍漢人形伝記

転校先の長崎で小学生の筆者が出会った「頓珍漢人形」とは-。伝説の長崎トンチンカン人形の秘密を人形作家、久保田馨の悲しい生涯への深い愛惜をこめて解き明かす

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