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山田風太郎賞・第1回(2010年)~現在までの受賞作品と候補作品のすべて

文学賞
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山田風太郎賞とは

発表:10月

主催:KADOKAWA、角川文化振興財団

KADOKAWA(社内ブランド・角川書店)と角川文化振興財団が主催する日本の文学賞。山田風太郎の独創的な作品群と作家的姿勢への敬意を礎に有望な作家の作品を発掘顕彰するため、2010年に創設された。毎年9月1日から翌年8月31日までに刊行された日本の小説作品を対象とする。受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円が授与される。(ウィキペディアより)

戦後日本を代表する大衆小説作家、山田風太郎。本賞は氏の独創的な作品群と、その作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設されたものです。ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られます。(山田風太郎賞 公式サイトより)

出典:ウィキペディア山田風太郎賞(KADOKAWA)

山田風太郎(ウィキペディア)
生年月日:1922年1月4日
活動期間:1947~2001年(79歳没)

受賞作品のすべて

第14回:2023年度
前川ほまれ/藍色時刻の君たちは

いつか、義務も後悔も手放して。
あなたはあなたの人生を生きるのよ。

私たちはこの港町で家族を介護し、震災で多くを失い、そしてあの人に救われた。
ヤングケアラ―たちの青春と成長を通し、人間の救済と再生を描く渾身の傑作!

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【候補作品】

白井智之/名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―
高殿円/忘らるる物語
中脇初枝/伝言
吉川トリコ/あわのまにまに

第13回:2022年度
小川哲/地図と拳

ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。

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【候補作品】

浅倉秋成/俺ではない炎上
砂原浩太朗/黛家の兄弟
蝉谷めぐ実/おんなの女房
早見和真/八月の母

第12回:2021年度
米澤穂信/黒牢城

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。

【候補作品】

浅倉秋成/六人の嘘つきな大学生
一穂ミチ/スモールワールズ
千早茜/ひきなみ
万城目学/ヒトコブラクダ層ぜっと

第11回:2020年度
今村翔吾/じんかん

仕えた主人を殺し、天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くすーー。
民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした」青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?

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【候補作品】

河﨑秋子/土に贖う
河野裕/昨日星を探した言い訳
凪良ゆう/わたしの美しい庭
柚月裕子/暴虎の牙

第10回:2019年度
月村了衛/欺す衆生

被害者数三万人、被害総額二千億円―。戦後最大級の詐欺集団「豊田商事」の亡霊は欲を喰らい、悪意を増殖させながら、令和の世を彷徨い続ける。欲望の深淵を暴く、規格外の犯罪巨編。人間の業と欲を徹底的に描破した、渾身の長編小説。

【候補作品】

今村翔吾/童の神
小野不由美/営繕かるかや怪異譚 その弐
川越宗一/熱源
葉真中顕/Blue

第9回:2018年度
真藤順丈/宝島

英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり―同じ夢に向かった。超弩級の才能が放つ、青春と革命の一大叙事詩!!

【候補作品】

垣根涼介/信長の原理
須賀しのぶ/夏空白花
恒川光太郎/滅びの園
湊かなえ/ブロードキャスト

第8回:2017年度
池上永一/ヒストリア

第二次世界大戦の米軍の沖縄上陸作戦で家族すべてを失い、魂(マブイ)を落としてしまった知花煉。一時の成功を収めるも米軍のお尋ね者となり、ボリビアへと逃亡するが、そこも楽園ではなかった。移民たちに与えられた土地は未開拓で、伝染病で息絶える者もいた。沖縄からも忘れ去られてしまう中、数々の試練を乗り越え、自分を取り戻そうとする煉。一方、マブイであるもう一人の煉はチェ・ゲバラに出会い恋に落ちてしまう…。果たして煉の魂の行方は?著者が20年の構想を経て描破した最高傑作!

【候補作品】

木下昌輝/敵の名は、宮本武蔵
澤田瞳子/腐れ梅
森見登美彦/夜行
柚月裕子/盤上の向日葵

第7回:2017年度
塩田武士/罪の声

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め―。圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

第6回:2017年度
佐藤正午/鳩の撃退法

かつては直木賞も受賞した作家・津田伸一は、「女優倶楽部」の送迎ドライバーとして小さな街でその日暮らしを続けていた。そんな元作家のもとに三千万円を超える現金が転がりこんだが、喜びも束の間、思わぬ事実が判明する。―昨日あんたが使ったのは偽の一万円札だったんだよ。偽札の出所を追っているのは警察だけではない。一年前に家族三人が失踪した事件をはじめ、街で起きた物騒な事件に必ず関わっている裏社会の“あのひと”も、その動向に目を光らせているという。小説名人・佐藤正午の名作中の名作。

第5回:2017年度
荻原浩/二千七百の夏と冬

ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。
二体はしっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?新聞記者の佐藤香椰は次第にこの謎にのめりこんでいく――。
時代のうねりに翻弄された悠久の愛の物語。

第4回:2017年度
伊東潤/巨鯨の海

江戸時代、紀伊半島の漁村・太地に、世界でもまれな漁法「組織捕鯨」を確立した人々がいた。磨かれた技を繰り出し、集団で鯨に立ち向かう「鯨組」は、仲間との強い絆と厳しい掟により繁栄を極めた。命を削る凄絶な戦いゆえに、鯨にも畏布の念をもって立ち向かう彼ら。江戸末期から明治へ、共同体の熱狂の季節と終焉を躍動感溢れる筆致で描く、全六編の一大クロニクル!

第3回:2017年度
冲方丁/光圀伝

「なぜあの男を自らの手で殺めることになったのか」老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎でその経緯と己の生涯を綴り始める。父・頼房の過酷な“試練”と対峙し、優れた兄・頼重を差し置いて世継ぎに選ばれたことに悩む幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れる中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて文事の魅力に取り憑かれた光圀は、学を競う朋友を得て、詩の天下を目指す―。誰も見たことのない“水戸黄門”伝、開幕。

窪美澄/晴天の迷いクジラ

デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた―。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。

第2回:2017年度
高野和明/ジェノサイド

イラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生。まったく無関係だった二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。そして合衆国大統領が発動させた機密作戦の行方は―人類の未来を賭けた戦いを、緻密なリアリティと圧倒的なスケールで描き切り、その衝撃的なストーリーで出版界を震撼させた超弩級エンタテインメント

第1回:2017年度
貴志祐介/悪の教典

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか?

社会から隔絶され、性善説に基づくシステムである学校に、サイコパスが紛れこんだとき――。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作長編。

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