角川春樹小説賞・第1回(1999年)~現在までの受賞作品のすべて

角川春樹小説賞とは
公募 発表:5~6月
(400字詰原稿用紙で300枚以上550枚以下)
主催:角川春樹事務所
対象:長編小説
株式会社角川春樹事務所が主催する公募の文学賞。ジャンルは問わず、未発表の長編エンターテインメント小説を募集する。プロ・アマは問わない。受賞者には印税とは別に賞金100万円と記念品が贈られる。2001年に第2回の受賞作が出版されて以降中断していたが、2010年に再開された。当初は枚数に上限がなかったが、その後400字詰原稿用紙換算で550枚以下と規定された。(ウィキペディアより)
第13回:2021年/応募数420篇
受賞作品:風雲月路/稲田幸久
稲田幸久(いなだゆきひさ)
37歳、広島県広島市在住
今秋、刊行予定
候補作品
京流神剣紀/佐藤遼空(さとうはるか)
忍びしのぶれど/裳下徹和(もしもてつわ)
第12回:2020年/応募数420篇
受賞作品:すっきりしたい/渋谷雅一
渋谷雅一(しぶや・まさいち)
60歳、千葉県在住
「質草女房」に改題。
幕末に取り残された男、質草にされた女、明治へと駆け急ぐ男。 三人の生き様が交錯する、時代小説の傑作誕生!彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預けられた妻・けい。 そんな男なのに、けいはひたすらに夫を信じ、帰りを待っている。 けいに興味を持った貧乏浪人・柏木宗太郎は、質屋から夫の捜索を頼まれ、動乱を目のあたりにしながら逃亡先と考えられる会津へ。 その最中、新政府軍の参謀・速水興平と出会い、行を共にすることになるが……。 Amazonで探す |
最終候補
地獄のフリルスカー/田井庸介
たった一人ではなく、唯一の君のために/小島英希
すっきりしたい/渋谷雅一
第11回:2019年/応募数518篇
受賞作品:柿本 桂/ブラックシープ・キーパー
柿本 桂(かきもと・かつら)
27歳 北海道札幌市在住
決定:2019/5/24
発表:2019/05/27
異能力を持つ元警察官の桐也は、2年前に姉が精神を病んでいく姿に耐えられず、自らの手で姉を撃ったトラウマに囚われていた。 そんな自己嫌悪と孤独に苛まれる日常の中で、無垢なある少女に出会う。 この日から、桐也は、生きるための小さな光を見つけていく。 映画『レオン』と『ブレードランナー』へのオマージュを込めた、近未来の札幌を舞台に描く希望と再生の物語。Amazonで探す |
最終候補
陰流呪剣行 羽山 遼
諏訪蛇神伝奇 崑 鳶尾
ブラックシープ・キーパー 柿本 桂
第10回:2018年/応募数453篇
受賞作品:今村翔吾/童の神
平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛、滝夜叉、山姥…… などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。 一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、 越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。 さまざまな出逢いを経て、桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むがーー。 皆が手をたずさえて生きられる世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩(うた)。Amazonで探す |
第9回:2017年/応募数394篇
受賞作品:佐々木功/乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益
受賞時のタイトル「乱世をゆけ」
第8回:2016年/応募数382篇
受賞作品:橘沙羅/横濱つんてんらいら
明治15年の横浜。海産物問屋の四女・すずは車引の才蔵やアメリカ人カメラマンのモーリスといった街の人々から慕われつつ、家業の手伝いをしていた。 ある日、友だちの喜代から想い人への手紙を託されるが、清国一が多く住む南京町でスリに遭い、手紙を奪われてしまう。それを助けたのは商いで見知っていた劉鴻志だった。 その際に「ワンタン」をご馳走になり、食いしん坊のすずは劉に淡い恋心を抱く。しかしその頃横浜には、水死した娘や出所不明の阿片など、不穏な気配が漂っていた。Amazonで探す |
第7回:2015年/応募数402篇
受賞作品:櫻部由美子/シンデレラの告白
受賞時のタイトル「シンデレラ異聞 小さなガラスの靴」
教皇の勅書に従い、各地で魔女裁判が行われた15世紀末。 寡婦となったティナ夫人は、住み慣れたハイデンの荘園を出て大都市ルテシアに向かう。 「ハイデンの鬼姉妹」とあだ名されるほどの醜女ながら、誰よりも強く優しい心の持ち主である二人の娘たちとともに――。 ルテシアでは、彼女を妻に迎えたいという謎めいた商人と、病に伏す幼い娘が夫人を心待ちにしていた。 そのころ、社交界ではシンデレラを名乗る美女が話題となり、時を同じくして貴族たちの不審死が相次ぐ……。 女の幸せが器量に大きく左右された時代。本当の美しさを問う、ファンタジックミステリーAmazonで探す |
特別賞:新美健/明治剣狼伝―西郷暗殺指令
受賞時のタイトル「巨眼を撃て」
第6回:2014年/応募数350篇
受賞作品:鳴神響一/私が愛したサムライの娘
受賞時のタイトル「蜃気楼の如く」
第5回:2013年/応募数385篇
受賞作品:池田久輝/晩夏光
受賞時のタイトル「港の足」
香港。この地には、観光客を標的に窃盗する『スリ』、 その盗品を売りさばく『露店』、出回った盗品を探し出し、 持ち主から手数料を得る『回収』とそれぞれグループが存在し、そこには三者共存の掟があった。 ある日、回収側の人間である劉巨明が、何者かによって殺害された。 仲間であった新田悟は、巨明の妻からあるメモを渡された。 メモには巨明の文字で「任家英に気を付けろ」と謎のメッセージが残されていた。 そして新田は、香港の闇社会に渦巻く悲しみの深淵に巻き込まれていく─。Amazonで探す |
第4回:2012年/応募数429篇
受賞作品:知野みさき/妖国の剣士
受賞時のタイトル「加羅の風」
第3回:2011年/応募数487篇
受賞作品:又井健太/新小岩パラダイス
受賞時のタイトル「グッバイマネー!」
第2回:2000年/応募数276篇
受賞作品:長谷川卓/血路―南稜 七ツ家秘録
受賞時のタイトル「南稜七ツ家秘録 七ツの二ツ」
甲斐から諏訪に行くためには、龍神岳城を通らねばならない―。武田晴信‐後の武田信玄‐は、芦田満輝の龍神岳城を武田の陣営にするための策略を練っていた。武田の暗殺集団「かまきり」と、山の者の集団「七ツ家」の壮絶なる死闘を描く、ノンストップ時代アクションの最高傑作。選考委員の森村誠一氏、北方謙三氏、高見浩氏、福田和也氏に絶賛された第二回角川春樹小説賞受賞作、ここに登場。 |
第1回:1999年/応募数603篇
受賞作品:辻昌利/ひらめきの風 黎明篇
受賞時のタイトル「ひらめきの風」
特別賞:鈴木英治/義元謀殺
受賞時のタイトル「駿府に吹く風」
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