日本SF大賞・第1回(1980年)~30回(2010年)までの受賞作品のすべて

文学賞

日本SF大賞・第1回(1980年)~30回(2010年)までの受賞作品まとめです。

第31回(2011年)~は以下をご覧ください。

 

目次

日本SF大賞とは

発表:3月

主催:日本SF作家クラブ
後援:徳間書店(1980~2012年)
協賛:ドワンゴ(2013年~)

日本SF作家クラブが1980年に創設し、主催している賞である。年1回、9月1日から翌8月31日までの1年間に発表された作品(出版物や映像作品、および現実に起きた出来事や製品も含む)の中から最終候補作を選び、日本SF作家クラブの総会で選ばれた数名の選考委員による討議を経て受賞作を決定する。

出典:ウィキペディア日本SF作家クラブ

 

日本SF新人賞は以下をご覧ください。

 

表記の西暦は発表された年になっています。対象は前々年9月1日~前年8月31日までの作品。

 

第30回 2010年:2008年9/1~2009/8/31

大賞:伊藤計劃/ハーモニー

21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見る―『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。

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特別賞:栗本薫/グイン・サーガ

豹頭の戦士であるグインを主人公として、架空の世界、架空の時代に生きる、彼を中心とするさまざまな人物の生と死の波乱を描いたサーガ(大河小説)。『三国志』を彷彿させるような、国と国とのあいだで繰り広げられる戦争、策謀、興亡の歴史を背景として、その宮廷、あるいは市井に生きるさまざまな人物の野望、妄執、友情、決別、恋愛といった愛憎が織りなす壮大な人間模様を紡ぎだしていく。1979年(昭和54年)9月の第1巻『豹頭の仮面』の刊行以来、コンスタントに巻数を重ね、100巻を越えてなお多くの読者を獲得しているベストセラー小説シリーズ。

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作者、栗本薫の死去によりグイン・サーガ1?第130巻までのセットです。

 

※131巻以降、別の著者(第131巻「パロの暗黒」(五代ゆう)・132巻「サイロンの挽歌」(宵野ゆめ)、133巻「魔聖の迷宮」(五代ゆう)・・・)

 

第29回 2009年:2007年9/1~2008/8/31

大賞:貴志祐介/新世界より(上・下)

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

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大賞:磯光雄/電脳コイル(テレビアニメシリーズ)

『ラーゼフォン』で才能の片鱗を見せた磯光雄が原作・監督・脚本を手掛けたSFアニメのBD BOX。さまざまな情報を表示する“電脳メガネ”が大流行する202X年。大黒市に引っ越して来た優子は奇妙な出来事に遭遇する。

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特別賞:野田昌宏

 

第28回 2008年:2006年9/1~2007/8/31

大賞:最相葉月/星新一 一〇〇一話をつくった人

大企業の御曹司として生まれた少年は、いかにして今なお愛される作家となったのか。
知られざる実像を浮かび上がらせる評伝。

「ボッコちゃん」「マイ国家」など数多のショートショートを生み出し、今なお愛される星新一。
森鴎外の血縁にあたり、大企業の御曹司として生まれた少年はいかなる人生を歩んだのか。
星製薬社長となった空白の六年間と封印された負の遺産、昭和の借金王と呼ばれた父との関係、
作家の片鱗をみせた青年時代、後の盟友たちとの出会い――
関係者134人に取材、知られざる小説家以前の姿を浮かび上がらせる。
詳細な年譜、人名索引付き。

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第27回 2007年:2005年9/1~2006/8/31

大賞:萩尾望都/バルバラ異界

他人の夢の中に入り込むことが出来る”夢先案内人”の渡会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の”夢”を探査する依頼を受けた。夢の中の青羽は幼い女の子の姿で、ある島に暮らしていた。その島「バルバラ」は時夫の息子・キリヤが密かに創っていた架空の島と何故か多くの共通点を持っている。さらに調査を進めるにつれ、浮かび上がってきたキーワードは「火星」「若返り薬」・・・。やがて!?

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第26回 2006年:2004年9/1~2005/8/31

大賞:飛浩隆/象られた力

惑星“百合洋”が謎の消失を遂げてから1年、近傍の惑星“シジック”のイコノグラファー、クドウ円は、百合洋の言語体系に秘められた“見えない図形”の解明を依頼される。だがそれは、世界認識を介した恐るべき災厄の先触れにすぎなかった…異星社会を舞台に“かたち”と“ちから”の相克を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語「デュオ」ほか、初期中篇の完全改稿版全4篇を収めた傑作集。

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第25回 2005年:2003年9/1~2004/8/31

大賞:押井守/イノセンス

人とサイボーグ(機械化人間)、ロボット(人形)が共存する、2032年の日本。魂が希薄になった時代。ある日、少女型の愛玩用ロボットが暴走を起こし、所有者を惨殺する事件が発生。「人間のために作られたはずのロボットがなぜ、人間を襲ったのか」。さっそくバトーは、相棒のトグサと共に捜査に向かう。電脳ネットワークを駆使して、自分の「脳」を攻撃する“謎のハッカー”の妨害に苦しみながら、バトーは事件の真相に近づいていく。

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特別賞:矢野徹

 

第24回 2004年:2002年9/1~2003/8/31

大賞:冲方丁/マルドゥック・スクランブル

死んだほうがいい。死にたくない。生き残る―。“天国への階段”をシンボルとするマルドゥック市。ある夜、少女娼婦ルーン=バロットは、賭博師シェルの奸計により爆炎にのまれる。瀕死状態の彼女を救ったのは、委任事件担当者にしてネズミ型万能兵器のウフコックと、ドクター・イースターだった。一命をとりとめたバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵の事件担当官ボイルドが立ちはだかる。それはかつてウフコックを濫用し、殺戮の限りを尽くした因縁の相手だった。壮絶な銃撃戦の果てバロットとウフコックは、シェルが運営するカジノで自らの有用性をかけた勝負に挑む。過去の自分と向き合い、生きる意味を考え始めたとき、バロットの最後の闘いが幕を切った―。少女の喪失と再生を描いた著者の最高傑作。

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第23回 2003年:2001年9/1~2002/8/31

大賞:古川日出男/アラビアの夜の種族

聖遷暦1213年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫り来るナポレオン艦隊。対抗する術計、それは大いなる陰謀のはじまりだった。

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大賞:牧野修/傀儡后

二十年前の破滅的な隕石落下により、大阪は異形の街と化した。落下地点から半径六キロは、現在も危険指定地域とされ、ここを中心に、五感で世界と融合するドラッグ「ネイキッド・スキン」や、全身の皮膚がゼリー化する奇病「麗腐病」をめぐり、人類社会崩壊の予兆の中、変容してゆく人の意識と世界が醜悪かつ美麗に描かれる。ホラーの鬼才が満を持して世に問う、空前のテクノゴシックSF巨篇。第23回日本SF大賞受賞作。

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第22回 2002年:2000年9/1~2001/8/31

大賞:北野勇作/かめくん

かめくんは自分がほんもののカメではないことを知っている。クラゲ荘に住みはじめたかめくんは模造亀。新しい仕事は特殊な倉庫作業。リンゴが好き。図書館が好き。昔のことは憶えていない。とくに木星での戦争に関することは…。日常生活の背後に壮大な物語が浮上する叙情的名作。日本SF大賞受賞。

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第21回 2001年:1999年9/1~2000/8/31

大賞:巽孝之/日本SF論争史

これが論争の花道だ!安部公房、小松左京、筒井康隆、笠井潔、大原まり子…現代のSFをつくりあげた論客による、各時代を代表するSF批評全21編を収録。SFの成果を豊穣な思想史として位置づける。

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第20回 2000年:1998年9/1~1999/8/31

大賞:新井素子/チグリスとユーフラテス

遠い未来。地球からの移民政策が失敗した惑星ナインに、たった一人取り残された「最後の子供」ルナが問いかける、生の意味。絶望の向こうに、真実の希望を見出すSF超大作。

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特別賞:光瀬龍

 

第19回 1999年:1997年9/1~1998/8/31

大賞:瀬名秀明/BRAIN VALLEY(上・下)

脳研究のために、各分野の気鋭の学者が巨大施設ブレインテックに集められた。そこで脳科学者・孝岡護弘が遭遇した奇怪な現象の意味とは、そしてこのプロジェクトの真の目的とは――。

 

特別賞:NHK人間大学/宇宙を空想してきた人々

1997年暮れ、彗星のように現れたオリジナル・アンソロジー「異形コレクション」。独創的な企画と新しい書き手の発掘で、ホラー、SF、ミステリー、ファンタジー界に大きな衝撃を与え続け、2011年には、ついに48巻を数えた。今回、千編を優に超える全収録作の中から、涙を誘わずにはいられない詩情豊かな物語十編をセレクション。

特別賞:井上雅彦監修/異形コレクション

 

特別賞:星新一

 

第18回 1998年:1996年9/1~1997/8/31

大賞:宮部みゆき/蒲生邸事件

一九九四年二月二十六日未明、予備校受験のために上京した浪人生の孝史は宿泊中のホテルで火事に遭遇する。目の前に現れた時間旅行の能力を持つという男と共に何とか現場から逃れるも、気づくとそこはなぜか雪降りしきる昭和十一年の帝都・東京。ホテルではなく、陸軍大将蒲生憲之の屋敷だった。日本SF大賞受賞の長篇大作。

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大賞:新世紀エヴァンゲリオン

著者:庵野秀明

 

第17回 1997年:1995年9/1~1996/8/31

大賞:金子修介/ガメラ2

 

 

第16回 1996年:1994年9/1~1995/8/31

大賞:神林長平/言壷

小説家の解良(けら)は、万能著述支援用マシン“ワーカム”から、言語空間を揺るがす文章の支援を拒否される。
友人の古屋は、解良の文章が世界を崩壊させる危険性を指摘するが・・・・・

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特別賞:野田昌宏/「科學小説」神髄

科学の夢と浪漫、未知の恐怖に満ちあふれた最初期SFのビジョンとアイディアを逐一現物にあたって検証する論考をはじめ、SF研究第一人者の著者が、図版豊富にSFの原初的イマジネーションの魅力を解明する。

 

第15回 1995年:1993年9/1~1994/8/31

大賞:大原まり子/戦争を演じた神々たち

破壊する創造者、堕落した王妃、不死の恐竜伯爵、男から女への進化、完全なる神話学的生態系、等々。生命をめぐるグロテスクで寓意に満ちたイメージが、幻視者、大原まり子のゴージャスかつシンプルな文体で、見えざる逆説と循環の物語として紡ぎあげられた。現代SF史上もっとも美しくもっとも禍々しい創造と破壊の神話群。第15回日本SF大賞受賞作とその続篇を、著者自ら再編成しておくる、華麗で残酷な幻惑の輪舞。

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大賞:小谷真理/女性状無意識

〈ハイテク時代の女性状無意識Techno‐gynesis〉を独自のキー概念として、母娘関係、両性具有、サルSF、人肉美食、サイボーグ・ラップ、やおいカルチャー等を論究。女性SFにフェミニズム文化論の最先端を洞察する。来たるべき女性論。

 

第14回 1994年:1992年9/1~1993/8/31

大賞:柾悟郎/ヴィーナス・シティ

著者:柾悟郎

森口咲子、26歳、現在独身。職業は不良会社員。そんなあたしが、夜ごとコンピュータ・ネットワーク・ゲーム用の転換ルームをくぐり抜け、男性のボディを身にまとう―ジェンダーさえもが望みどおりとなる、コンピュータ・ネット上に構築されたヴァーチャル都市「ヴィーナス・シティ」が多発する暴力事件は国際的情報犯罪の布石だった。21世紀初頭、巨大ネットワーク国家となった日本を描いた第14回日本SF大賞受賞作。

 

特別賞:黒丸尚

 

 

第13回 1993年:1991年9/1~1992/8/31

大賞:筒井康隆/朝のガスパール

コンピューター・ゲーム『まぼろしの遊撃隊』に熱中する金剛商事常務貴野原の美貌の妻聡子は株の投資に失敗し、夫の全財産を抵当に、巨額の負債を作っていた。窮地の聡子を救うため、なんと“まぼろしの遊撃隊”がやってきた! かくして債務取立代行のヤクザ達と兵士達の銃撃戦が始まる。虚構の壁を超越し、無限の物語空間を達成し得たメタ・フィクションの金字塔。日本SF大賞受賞。

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第12回 1992年:1990年9/1~1991/8/31

大賞:梶尾真治/サラマンダー殲滅

目の前で夫と愛娘を、非道のテロ集団「汎銀河聖解放戦線」が仕掛けた爆弾で殺された神鷹静香。そのショックで精神的に追い詰められた彼女を救ったのは、復讐への執念だった。戦士になる決意を固め、厳しい戦闘訓練に耐えた静香だったが、彼女が真の戦士となるには、かけがえのない対価を支払わねばならなかった…。第12回日本SF大賞を受賞した傑作を復刊!

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特別賞:石原藤夫/SF図書解説総目録・「SFマガジン」インデックス

 

第11回 1991年:1989年9/1~1990/8/31

大賞:椎名誠/アド・バード

父を探してマサルと弟の菊丸がたどり着いたマザーK市。そこは、喋る鳥やヒゾムシ、ワナナキなど異常生物が徘徊する未来都市だった。痛快シーナ・ワールド。第11回日本SF大賞受賞作。

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第10回 1990年:1988年9/1~1989/8/31

大賞:夢枕獏/上弦の月を喰べる獅子

あらゆるものを螺旋として捉え、それを集め求める螺旋蒐集家は、新宿のとあるビルに、現実には存在しない螺旋階段を幻視した。肺を病む岩手の詩人は、北上高地の斜面に、彼にしか見えない巨大なオウム貝の幻を見た。それぞれの螺旋にひきこまれたふたりは、混沌の中でおのれの修羅と対峙する……ベストセラー作家、夢枕獏が仏教の宇宙観をもとに進化と宇宙の謎を解き明かした空前絶後の物語。第10回日本SF大賞受賞作。

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特別賞:手塚治虫

 

第9回 1989年:1987年9/1~1988/8/31

大賞:半村良/岬一郎の抵抗

岬一郎は東京の下町に住む一見平凡な独身のサラリーマン。しかし、彼の体内には異常な力が急速に成長していて、ある日、その力が思いがけない形で外に噴出する。野心的長篇。

 

大賞:横田順彌・會津信吾/快男児・押川春浪

日本SFの先駆者記念作『海底軍艦』(明33)で文壇に躍り出た押川春浪の生涯は、天衣無縫、波瀾万丈。キリスト者の父をもちながら野球に没頭して明治学院を落第、生来の悪戯心ゆえの転校続き。だが早稲田に入るや矢継ぎ早に話題作を発表。酒を愛し、バンカラ精神に生きた春浪は、雑誌主筆に、作家活動に、野球振興にと八面六臂の大車輪、今世起の曙を駆け抜けた一代の熱血漢であった。日本SF大賞受賞評伝。

 

第8回 1988年:1986年9/1~1987/8/31

大賞:荒俣宏/帝都物語

帝都・東京は、約1千年前、関東に独立国を築こうとして望み果たせず。謀反人として討伐された平将門が、深い恨みを抱えて眠っている日本最大の霊場である。

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第7回 1987年:1985年9/1~1986/8/31

大賞:かんべむさし/笑い宇宙の旅芸人

必ず、絶対に、一人の例外もなく笑う“究極の笑い”とは果たして存在するや否や!?古今東西あらゆる笑いの集大成。

 

第6回 1986年:1984年9/1~1985/8/31

大賞:小松左京/首都消失

●S重工企画総務課長・朝倉達也は、役員会議へ新企画報告のため、名古屋を発ち東京へ向った。が、途中で新幹線がストップ、首都圏に大異変が起ったことを知る。都心を中心に半径三十キロ、高さ千メートルの正体不明な巨大な“雲”に覆われ、交通通信電波は遮断、死者も出たのだ。家族は友人は無事だろうか? この“封鎖”は一時的現象なのか? 国家中枢を失った日本の将来は…? 日本SF大賞受賞のパニック巨篇。

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第5回 1985年:1983年9/1~1984/8/31

大賞:川又千秋/幻詩狩り

1948年。戦後のパリで、シュルレアリスムの巨星アンドレ・ブルトンが再会を約した、名もない若き天才。彼の創りだす詩は麻薬にも似て、人間を異界に導く途方もない力をそなえていた……。時を経て、その詩が昭和末期の日本で翻訳される。そして、ひとりまたひとりと、読む者たちは詩に冒されていく。言葉の持つ魔力を描いて読者を翻弄する、川又言語SFの粋。日本SF大賞受賞。

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第4回 1984年:1982年9/1~1983/8/31

大賞:大友克洋/童夢

超能力が殺人のチェイスを始めた!ペンと墨が構築した超四次元コミック。日本SF大賞に輝く初期大友作品の頂点に立つロングセラー。

 

第3回 1983年:1981年9/1~1982/8/31

大賞:山田正紀/最後の敵

悩める青年、与夫は、精神分析医の麻子と出会う。そして鬱屈した現実がいま変貌する。「あなたの戦うべき相手は、進化よ」……壮大な構想、炸裂する想像力。

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第2回 1982年:1980年9/1~1981/8/31

大賞:井上ひさし/吉里吉里人

ある六月上旬の早朝、上野発青森行急行「十和田3号」を一ノ関近くの赤壁で緊急停車させた男たちがいた。「あんだ旅券(りょげん)ば持(も)って居(え)だが」。実にこの日午前六時、東北の一寒村吉里吉里国は突如日本からの分離独立を宣言したのだった。
政治に、経済に、農業に医学に言語に……大国日本のかかえる問題を鮮やかに撃つ、おかしくも感動的な新国家。

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第1回 1981年:1979年9/1~1980/8/31

大賞:堀晃/太陽風交点

 

 

文学賞

Posted by 綾糸