顎下腺腫瘍手術へのカウントダウン~入院・手術・経過・費用について

2019-09-28日々の事やお気に入りのもの

顎下線腫瘍の手術へのカウントダウンと経過

ここ数カ月、病院で検査をいろいろと繰り返したんですが、良性の顎下腺腫瘍だそうで、治療方法は手術一択。
一定確率でガン化するので、切除した方がいいとの事。

手術どころか入院もした事ないので全身麻酔の手術は正直怖かったのですが、とにかく入院するまでの経緯から、手術退院までと、合併症の詳細入院費用傷跡の経過などをまとめています。

入院前は憂鬱でしかなかったけど、案ずるより産むがやすし。快適な入院生活とたった5日の入院ですみました。同じ症状の方の参考になりますように。

 

検査

2019年6月~9月

  • 2018/春頃

    左耳の下あたりの首に小さなしこりがあるのに気づく
  • 2019/06

    近所のクリニックへ

    1年以上経過しても変化がないので病院で聞いてみる

    大きな病院で検査をと紹介状を書かれる

    大きな病院へ

    すぐに検査が始まる

    血液検査

    8本も抜かれる。
    【結果】異常なし

    胸部レントゲン

    【結果】異常なし

  • 2019/07

    CT検査

    造影剤を入れて腰から首までのCT撮影。
    【結果】首のしこりは顎下腺、直径2cm、更に甲状腺にも同じくらいの影が見つかる

    細胞診

    顎下腺、甲状腺の両方から細胞診

    【結果】いずれも悪性ではないと言われるも、治療方法は手術のみとの事

    病院は結構混んでいて、良性腫瘍だし急ぐ必要がないからと手術日は10月になる

     

  • 2019/09/22

    入院前検査

    血液検査

    また6本も抜かれる。

    尿検査
    胸部レントゲン
    心電図
    肺活量検査

    【結果】いずれも問題ないので予定通り手術となる

    手術の最低2週間前から禁煙するように言われる(って既に3週間前)

    インフォームドコンセント

    手術の説明、入院日程、副作用・合併症などの説明、セカンドオピニオンや保険適用の説明などなど。
    同意書にサインし、白紙の同意撤回書と一緒に渡される。

    ※身内の同席が必要

 副作用・危険性・合併症について

インフォームドコンセプトで説明された内容

文字を読むと恐ろしい事がたくさん書いてありますが、手術前に説明が義務付けられている「インフォームドコンセプト」の今回の顎下腺腫瘍摘出手術の場合の内容すべてです。

あくまでも稀有であっても可能性があることの一覧です。

  • 出血:術後出血~気道閉塞のおそれ
  • 感染:予防的に抗生物質を使用
  • 疼痛:痛み止めを使用
  • 創部の違和感、感覚低下
  • 顔面神経麻痺:下唇の動き低下の可能性
  • 再発の可能性

非常に稀有な可能性

  • 舌の感覚低下・運動機能障害・嚥下障害
  • 脳梗塞・肺梗塞・深部静脈血栓症・アレルギーの可能性
  • 手術関連死

私の場合:術後結果

障害や合併症なし。術後から現在まで痛みもまったくなし。

上記、赤字の「創部の違和感、感覚低下」のみ継続してあり。

 

  入院・手術~退院~初外来

上記「インフォームドコンセプト」時と、「手術」時の2回は、身内の付添いが必要。

2019年10月

  • 2019/10/08

    入院

    AM10:00

    手術前日
    マニキュア、ペディキュアも全部落としてと言われる(なんで?)

    昼食・夕食は通常食。おいしくはない。

    ※固形物は手術前日の21時まで。お水は当日の朝7時半までOKでした。
  • 2019/10/09

    手術

    AM9:30

    術衣に着替えて自分で歩いて手術室へ。
    (パンツ一丁に術衣、ひざ下までの着圧ストッキングを着用)

    ※着圧ストッキングは血栓防止の為との事。術後もしばらく履きっぱなし。脱いだ後はくれました。足の疲れやむくみもとれるので看護師さんも仕事中や夜に履いているらしい。

    手術台に寝かされてマスクをしてゆっくり呼吸しているうちに意識を失う。

    手術終了

    AM11:30

    起こされた時には一般病室のベッドの上。

    チューブや線だらけで訳の分からない状態。

    <装着物>
    ・傷口脇のドレーン
    ・酸素マスク
    ・点滴
    ・心電図
    ・脈拍系
    ・血圧計
    ・導尿カテーテル

    ※ドレーンは傷口周りの血液などを排出するチューブ。導尿カテーテルは、膀胱へチューブを入れて小水排泄。

    つまりベッドから一歩も動けない状態で、このまま翌朝まで約16時間続く。

    ※入院当日は4人部屋にもう1人いたけど、手術が終わって戻ると、その人は退院していて、4人部屋ながら1人になったので個室状態に!
    室内にトイレ、洗面所もあり、窓際のベッドで明るく快適★ エアコンや電気も好きなように調整可能でラッキーだった★
  • 2019/10/10

    手術翌日

    AM0:00
    暑いと訴えると、酸素マスクは外してくれた。

    AM3:00

    夜中に何度も様子を見に来てくれる看護師さんに「チューブだらけで寝返りも出来ず、全然寝られない」と言うと、「朝までこのままの予定だけど寝られないようならもう外しましょうか」と言ってくれ、点滴と傷口脇ドレーン以外のものを外してもらう。

    特に「導尿カテーテル」を外してもらえてすっきり、やっと術衣を脱いでパジャマに着替え、起き上がって自力でトイレにも行き、歯磨きをして顔を洗う。

    ドレーンは、外せるようになれば退院なので、入院中は付けっぱなしと諦めるも、点滴は朝食前には外してもらえるとの事。


    その後、3時間近くうとうとと寝る。

    AM7:00
    朝食
    36時間ぶりの食事はお粥とお味噌汁。

    昼食・夕食も全粥とすりおろし野菜など。

    痛み ほぼなし(傷口を触ると痛いけど)
    激痛や吐き気がくる人もいるらしいけど、まったくなし。快調。

    ただ、左後頭部が痛い。四六時中ではなく食べ物、飲み物を飲み込む際にズキンと痛みが走る。手術した首も左側だけど関係はないと先生に言われる

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ あり
    ・腫れ あり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い
    頭痛 あり

    夕食前の回診で、先生がドレーンも綺麗なので「明日外しましょう」と! って事はあさって退院!

  • 2019/10/11

    術後2日目

    3食とも まだお粥。

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ あり
    ・腫れ あり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い
    頭痛 あり

    痛み止めなどは一度も飲まず。

    朝の回診で、ドレーン外してテープを貼りなおしてくれ、「明日の朝、退院で大丈夫」と!

    入院前にいろいろ調べていたら、ドレーンを抜いたあとも1針縫って、抜糸があった人もいたみたいですが、
    私の場合は「引き抜いて終わり」。ドレーンの跡は針孔ほどで数時間テープを貼っておくだけで、テープを剥がしたあとも全然わからないくらいでした。

    それにしても退院早くない?? 術後3日目ですけど? すごくない??

    これも入院前に調べていた情報では大抵1週間~10日は入院だったので、驚きの速さ。

  • 2019/10/12

    術後3日目 - 退院

    一応、退院翌日にはお風呂もシャンプーもOK。
    膿んでくるとか、激痛が出るとか明らかな異常がない限り、あとは何も気にする必要なしとの事。

    抜糸もないので、次は2週間後に経過観察で外来予約。

    台風19号が来ているので、なるべく早く帰りたかった為、朝食も食べず早朝に退院する事に。

    朝7時に相方さんにお迎えを頼んで無事退院!

    コンビニに寄っておにぎりとかを買ったけど、噂通り、棚はからっぽ。

    とにかくお風呂に入っていないので、すぐシャワーを浴びて髪も洗いすっきり。(先生に言われたのは退院翌日からOKだったけど、すぐ浴びた。問題なし。)
    貼られていたテープも剥がしてみた。

    直径2cmほどで、見た目にほとんどわからないくらいのものだったので、もっと小さい傷で済むかと思ったけど、7~8cmは切られてる!思ってたよりサイズが大きかった。
    けど、ネットで手術した方の画像などを見て、縫い跡が目立つフランケンのような傷を想像していたけど、想像よりは全然キレイだった。まだ少し腫れがある。

     

    傷跡の画像は一番下にまとめています。

     

    傷は首の皺に沿うように切って頂いているので、そのうち皺にまぎれるらしい。

    ※襟のある上着を着れば、ほぼ見えない感じ。秋でよかった。

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ あり
    ・腫れ あり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い
    頭痛 あり

    少し痺れているような感覚の箇所あり。
    飲食は飲み込む時に少し違和感。頭痛は手術翌日から変わらず飲食の嚥下時のみズキンとくる。

    家に着いてしばらくしたら、スマホに災害警報系の速報がガンガン鳴り出す。

    とりあえずお水を30リットルくらいのウォーターサーバーへ入れ、氷もたくさん作り、ろうそくやら懐中電灯の準備、万一、避難する事があるかもとすぐ持ち出せる用意やレインコートに長靴なども出す。

    、、、退院当日にこの大型台風で ちょっと疲れたな。

  • 2019/10/13

    退院翌日

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ あり
    ・腫れ あり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い
    頭痛 あり

    やっぱり少し腫れていて、痺れもまだある。

    傷は、しばらく外出時にはタートルネックやストールで隠すつもりですが、サイズはちょうど絆創膏1枚貼れば隠れるので、腫れがなくなればそれだけでも可。

    この日はまだ腫れがあるしネックウォーマーは暑いので、洗顔用のタオルバンダナを首につけて外出。

    腫れがあるせいか首に冷たい手を当てると気持ちいいので、傷口の上だけ絆創膏を貼ってその上から「冷えピタシート」を貼ってしばらく過ごす。なんら根拠はない自己対処ですが気持ち的に。

  • 2019/10/14

    退院2日目

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ あり
    ・腫れ あり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い
    頭痛 あり

    まだ痺れ・腫れはあるが、どちらも多少緩和。

    傷口の上だけ絆創膏を貼って外出。

  • 2019/10/15

    退院3日目

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ あり
    ・腫れ あり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い
    頭痛 なし!

    手術翌日から続いていた飲食の嚥下時に左後頭部にズキンと痛みがくる症状がなくなった!

    まだ腫れ・痺れがあるが緩和してきているのは実感。外出予定がないので、何も貼らずに過ごす。

  • 2019/10/22

    術後2週間

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ 少しあり
    ・腫れ 少しあり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い

    術後2週間経ちました。

    腫れはもうほとんどなく、痺れもほんの少し違和感(歯科で麻酔した後のような感覚の鈍さ)。はじめは傷周りから顎の下全体が痺れていましたが、その範囲が大幅に小さくなっています。

    そろそろ 「腫れ・痺れ なし」となりそう。

    突っ張る感じは、同じ手術をされた方のブログで「2か月くらいで違和感がなくなった」と書かれていたのを見た気がするので、まだまだかかるかも。

  • 2019/10/28

    術後19日・初外来診療

    痛み なし
    創部の違和感、感覚低下
    ・痺れ 少しあり
    ・腫れ 少しあり
    ・突っ張る感じ あり
    ・感覚 鈍い

    退院後、初めての診療。「初めて」と言っても、今後は通院の必要なし。

    腫れ・痺れはほぼなし。傷の上がまだ少しだけぷっくりしている程度。痺れに関しては、傷口周りではなく、傷の上(あごの下)に感覚の鈍さが続く。
    先生曰く、徐々によくなるとの事で、具体的な期間は個人差もあるらしい。

    腫瘍の結果 良性
    術前の診断通り

    ただ、7月に行ったCT検査で甲状腺にも同程度の影があったので、そちらの経過観察が必要。3カ月後に超音波検査の予約。

 

これで顎下腺腫瘍については終了です。あとは傷口が目立たなくなっていくだけ。

甲状腺については、ネットで調べたところ「甲状腺腫瘍の8~9割は、特に治療の必要のない良性のもの」という記述もあり、出来ればもう手術したくないので、経過観察を何度か繰り返して「大きくなる」とか何かしらの異常があった場合を除いて、放置したいと思っています。

 

つらかったこと

手術した日の夜に、痛みとかではなく、チューブだらけで窮屈だった事くらい。

特に導尿カテーテルが気分的にイヤだったのと、あれこれチューブが外れるまで着替えが出来ず術衣のままなので、はだけまくってお布団の中では裸に近い状態なのが苦痛だった。

 

禁煙について

全身麻酔の手術前禁煙については、何度も先生に言われたけど、結局少し本数減らした程度でやめなかった・・。でも問題なかった。(結果論)

※入院中のみ禁煙しました。丸4日(火曜朝~土曜朝)

なぜ手術前に禁煙するかというと、全身麻酔は呼吸もほぼ止まり、気道に酸素吸入するので、咳が出たり痰が絡むと肺炎になるリスクがあるからです。

ちなみに私の場合は、たしなむ程度・・・ではなく、10代から〇十年吸っていてやめたこともないヘビースモーカーですが問題なかったけど、禁煙できずに肺炎になって苦しむ人は多いと先生談。

なので、個人差は大きそう。

病院によっては1~6週間の禁煙を提示され、守れなければ手術を中止するというところや、どうせやめられないだろうから自己責任ですよというところもあり様々。

 

入院中 持って行ってよかった物

iPad

これなかったら暇すぎてやばかった。もっぱらKindleで本読んでました。たまにゲームも。

小さな置き時計

寝たままだといちいちスマホ見るの面倒で、ベッドからパッと見えるところにあると便利。

クリップやS字フック

充電ケーブルなどを引っかけるのに便利。延長コードもあると尚良し。

ふき取りシート

汗拭きシートでもいいけど、介護用とかの全身を1枚でふき取るシートは便利。お風呂に入れなくてもすっきりして気持ちいい。

※ただ私の入院した病院では5日のうち3日、朝食前に体を拭ける使い捨ておしぼりがもらえました。

 

ハンガー

洗面用のタオルをかけておくのに使った。(けどロッカーもハンガーも病室に患者ごとにあったので病院によっては不要)

 

ストロー

術後、首を伸ばしたり上を向いたりしにくいので、ペットボトルキャップにストロー差せる物(100均)と大量のストローを持っていき重宝。

 

前あきパジャマ

ドレーンがついてるので、Tシャツのようなかぶって着るものより前ボタンのパジャマが着替えやすくベスト。

 

耳栓

今回は結果1人だったので使いませんでしたが、相部屋の場合は必須。

病院によっては、同じ部屋の方のいびきなど以外にも院内の物音が気になる場合もあり。

 

あとは通常の入院時の日用品

下着や着替え・洗面用具・タオル・ティッシュ・多少のお金

ボディソープやシャンプーは一応持って行ったけど不要でした。ドレーンがついていると、お風呂は無理で、ドレーンが外れたら退院なので。

 

費用について

※健康保険3割負担の場合

 

入院までにかかった費用

最初の検査からCTや入院前検査までの様々な検査でかかった費用はざっくり

3~4万円

 

入院費用

113,850円

土曜日退院だった為、後日支払いになり、連休明けに電話連絡が来ましたが、すぐに支払いに行かなくてOKで、約2週間後の次の外来予約の日(10/28(月曜))で大丈夫との事。

更に高額医療費控除を申請する場合は、その手続きができるまで支払い期限はもっと延ばせるとの事。

 

検査から入院・手術・退院までで合計15万円ほどに。

個人的には、今回の入院費用は加入している医療保険でほぼ賄える(もしくは保険が上回る)ので、負担は検査費用や外来費用。

 

傷跡の経過

傷口の画像は少し怖いのでサムネイルで小さく表示しています。

クリックで拡大画像が見られます。

 

術後4日

退院時はテープが貼られていました。

家に着いてすぐにテープを剥がした状態。

 

術後15日

術後35日

だいぶ薄くなってきましたが、まだまだ。

ただ、普通に髪をおろしていれば7割程度は隠れて目立たないです。

 

術後65日

術後65日

ちょっと写真が白くなっちゃったので薄く見えますが、30日前の画像よりは少し薄い程度です。

傷上部の違和感(感覚が鈍い)は、範囲が多少狭まってきたものの、相変わらずで、もう2か月以上経つのにこれじゃ、このままずっと感覚戻らないのではないかと不安になっています・・。

 

今後の経過は、また後日追記予定。