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舟橋聖一文学賞とは?第1回(2007年)~現在までの受賞作品のすべて

文学賞
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舟橋聖一文学賞とは

発表:11月

主催:滋賀県彦根市

彦根市が、2007年に彦根城築城400年を記念して、文化の振興の面から新たな飛躍と発展をめざして創設した文学賞。1年間に新しく単行本として刊行された優れた小説が対象。

舟橋聖一の小説「花の生涯」が1963年にNHK大河ドラマ第1作として放映され、大老・井伊直弼はじめ彦根城ならびに彦根市の名が全国的に知られることとなり、その功績により、彦根市は、1964年6月に舟橋聖一に対し、最初の名誉市民の称号を授与した。彦根市では、市制50周年の1986年度に近隣の府・県の小・中・高生を対象に読書創作活動の振興のため「舟橋聖一顕彰文学奨励賞」を、1989年には、全国の30歳までの青年を対象に文学の登竜門として「舟橋聖一顕彰青年文学賞」を設けている。(ウィキペディアより)

橋聖一顕彰文学賞は、小学生から30歳のための文学賞で、小・中学生や高校生の作文や紀行文を募集し表彰するものもあります。

(参考:高校生の部小・中学生の部舟橋聖一顕彰青年文学賞

出典:ウィキペディア彦根市立図書館

舟橋聖一(ウィキペディア)
生年月日:1904年12月25日
活動期間:~1976年(71歳没)

 

受賞作品は、歴史小説・時代小説が主です。

受賞作品のすべて

第17回(2023年)
町田康/口訳 古事記

「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」
イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。
奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!

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第16回(2022年)
玉岡かおる/帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門

江戸後期、播州高砂の漁師から身を起こし、兵庫津で廻船問屋を営む海商にまで上り詰めた松右衛門は、千石船の弱点である帆に目を付ける。帆の改良で船が速くなれば流通が盛んになり、民の生活が潤う。松右衛門は試行錯誤の末、板のように強く、羽のように軽い「松右衛門帆」を発明する。仕事とは金のためでなく、世のためにするものだ――。日本海運の革命児・工楽松右衛門を描く歴史長編。

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第15回(2021年)
砂原浩太朗/高瀬庄左衛門御留書

美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。
藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大な先達に連なる新星、ここに誕生。

第14回(2020年)
澤田瞳子/駆け入りの寺

誰にだって、逃げ出したい時がある――
悩みを抱える人々が、駆込寺の門を叩く。

第13回(2019年)
河治和香/がいなもん 松浦武四郎一代

絵師の河鍋曉斎の家に絵の催促にやって来てはイヤミ連発!しかも昔話が始まると止まらない!(…けど、面白い!)生誕二〇〇年。北海道命名一五〇年。心に響く伝記小説。

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第12回(2018年)
飯嶋和一/星夜航行

三河を二分した内乱の時、父が徳川家に弓を引いたため、逆臣の遺児として農村に逼塞していた沢瀬甚五郎は、祖父より剣や騎馬術、鉄砲術などを叩き込まれていた。傑出したその才覚は家康家臣の知るところとなり、嫡男、徳川三郎信康の小姓衆に取り立てられた。かつてない骨太な主人公と激動の時代!九年かけて書き上げた歴史巨篇。

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第11回(2017年)
朝井まかて/福袋

今、いちばん勢いのある時代小説作家・朝井まかてが、こよなく愛する江戸の町を舞台に、歌舞伎役者や職人、商売人など様々な生業の人々の姿を、中身の詰まった8編の人情話に仕立てた傑作短編集。

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第10回(2016年)
山本音也/本懐に候(新選組最後の勇士たち)

新選組最後の隊長・相馬主計と元隊士・安富才助。箱館で土方歳三の最期を看取ったふたりは、明治の世へと生き残った。流刑での島暮らしの中、思わぬ邂逅と確執を経たふたりの人生は「御一新」の荒波に翻弄されていく。そして、物語は痛切のラストへ―

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第9回(2015年)
木下昌輝/宇喜多の捨て嫁

娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体…。ピカレスク歴史小説の新旗手ここに誕生!!第92回オール讀物新人賞をはじめ、高校生直木賞など五冠を達成した衝撃のデビュー作。特別収録・高校生直木賞ルポ。

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第8回(2014年)
谷甲州/加賀開港始末

幕末の加賀に迫る開国の大波―幕府の謀略に父を奪われ囚われの身となった青年藩士は厳冬の白山を越え、江戸へ走る!
龍田真之介は、思わぬ事より加賀開港を巡る幕府の陰謀に巻き込まれる。父の遺志を継ぎ、試練に立ち向かう彼がなしえたこととは!?

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第7回(2013年)
典厩五郎/NAGASAKI 夢の王国

自由を求めて長崎にたどり着いた放浪者は、一代で巨万の富と強大な権力を手に入れた。台湾征服を夢見た妄想家?信仰を捨てた放蕩者?秀吉・家康を手玉にとった陰謀家?数千人の切支丹を救った聖人?信仰とは、人生の意味とは…謎多き長崎代官・村山等安の破天荒な人生を描く感動の歴史巨編。

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第6回(2012年)
東郷隆/本朝甲冑奇談

戦国乱世にあって、甲冑は単なる武具ではなかった。凝りに凝ったデザインはその実力を誇示するばかりでなく、信ずる「神」すら顕示されていた。それは究極の自己表現でもあった。本書は信長、秀吉ら武将たちの甲冑にまつわる奇妙な物語6編を収録、その夢、野望、そして無念の死を鮮やかに描きだす。

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第5回(2011年)
夢枕獏/大江戸釣客伝

綱吉治世の元禄時代、釣りに出た絵師・朝湖と俳人・其角は江戸湾で屍体を釣り上げる。竿を持ち、笑みを浮かべながら流れ死んだ男の正体は?一方、旗本・采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。義父・吉良上野介の計らいで、「生類憐みの令」を発布した将軍・綱吉の側小姓となるが…。第46回吉川英治文学賞、第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、3冠達成の時代小説。

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第4回(2010年)
冲方丁/天地明察

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。

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第3回(2009年)
ねじめ正一/商人(あきんど)

江戸中期、日本橋瀬戸物町の鰹節商、伊勢屋にんべんの次男に生まれた伊之助。父亡き後、兄を支えて家業に精進するが、度重なる不運が伊勢屋を襲う。心身を病んでしまった兄の跡を継ぎ、三代目となった伊之助は「商人は何のために商売をするのか」という父の問いを胸に、大店の意地を捨てて苦難を乗り越え、商いの真髄を極めていく。江戸商人の心意気を描く傑作。

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第2回(2008年)
荒山徹/柳生大戦争

高麗の高僧・晦然(かいねん)が得意の絶頂にあったその日、彼を待ち受けていたのは2度の元寇(げんこう)で散った高麗の兵士たちの霊であった。供養のため倭国に渡った晦然は「一然書翰(いちねんしょかん)」を書き記す。この奇書が、345年の時を経て、徳川幕府と李朝を揺るがし、柳生一族をも混乱に陥れたのだった。衝撃の時代小説。

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第1回(2007年)
北方謙三/独り群せず

大塩の乱から二十余年。剣を揮う手に庖丁をもちかえ、既に船場の料亭「三願」からも隠居を決め込んだ利之だが、乱世の相は商都・大坂にも顕われ始め、時代の奔流が、穏やかに暮らす利之を放ってはおかなかった…。信念に基づき命を賭す男たち。『杖下に死す』の続編となる歴史長編。

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