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三浦春馬-2006年「14才の母」画像付きネタバレあらすじ

14才の母 三浦春馬
この記事は約19分で読めます。
     

2006年、日テレ系列で放送された連続ドラマ「14才の母」の詳細です。

三浦春馬 16歳。

「ギャラクシー賞 2006年12月度月間賞」、「第44回ギャラクシー賞」(民放ドラマで唯一の入賞)、「平成19年日本民間放送連盟賞(最優秀)」受賞作品


 

14才の母

2006年10~12月 放送

以下から動画配信サービスでも見られます。

AmazonプライムHulu

14才の母

14才の母 (C)日テレ

 

14才の母 愛するために 生まれてきた DVD-BOX
時間 : 8 時間 50 分
発売日 : 2007/4/25
販売元 : バップ
ディスク枚数 : 5枚
収録時間:109分/141分/141分/155分/44分
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概要

キャッチコピーは「愛するために生まれてきた

脚本:井上由美子
音楽 – 沢田完、高見優
演出:佐藤東弥、佐久間紀佳
演出補:山下学英、西岡健太郎
プロデューサー:村瀬健、浅井千瑞(MMJ)
プロデューサー補:河野多希代、山本喜彦
製作著作 – 日本テレビ

日テレのサイト

主題歌:Mr.Children「しるし」

Spotify

 

私立中学校2年生の一ノ瀬未希(志田未来)は、14歳にして、恋人との子供が出来てしまう。

しかし、運命の相手と思えた私立中学校3年生・桐野智志(三浦春馬)は頼りにならず、家族との確執が芽生え、未希は絶望の淵に落とされる。それでも産む決心をするが、信じられないほどの困難が待ち受けていた。

キャスト

役名:桐野 智志(きりの さとし)
14才の母

14才の母

「14才の母」での春馬くんの演技について書かれたお勧めコラム
三浦春馬が父親に!「14才の母」で見せた若き日の演技

<未希の家族>
一ノ瀬未希:志田未来
一ノ瀬加奈子(母):田中美佐子
一ノ瀬忠彦(父):生瀬勝久
一ノ瀬健太(弟):小清水一揮
三井マコト(未希の叔父):河本準一(次長課長)
三井ひな子(マコトの妻):金子さやか
<聖鈴女学院>
中谷栄三(校長):小野寺昭
猪原光江(教頭):長谷川稀世
遠藤香子(担任):山口紗弥加
原口和明(体育教師):井坂俊哉
柳沢真由那(同級生):谷村美月
久保田恵(同級生):北乃きい
長崎さやか(同級生):小池里奈
上田はる(同級生):波瑠
<桐野智志の関係者>
桐野智志:三浦春馬
桐野静香(母):室井滋
山崎光陽(静香の秘書):海東健
<婦人科・小児科医>
的場春子(産婦人科医):高畑淳子
桃田ヒロミ(助産師):西野妙子
土田太郎(小児科医):反町隆史
※第10話 特別出演
<その他>
波多野卓(雑誌記者):北村一輝
稲葉 真也(雑誌記者):宮下雄也
原口和明(遠藤香子の恋人):井坂俊哉
池山あゆみ(妊婦):戸田菜穂

 

相関図

14才の母

 

ネタバレ

第1話は詳細に。それ以降はあらすじです。
第11話(最終話)の最後に「ラストのネタバレ」あり

第1話:中学生の妊娠…ごめんね、お母さん

2006年10月11日放送

名門といわれる私立の女子中高一貫校に通う中学2年生の一ノ瀬未希(志田未来)。学校では放送部に所属し、お昼休みにラジオDJのような放送をしている。この日も放送中、青い空の話になり、放送を終えると「空が気持ちいいから」と午後の授業をサボり学校を抜け出す。

14才の母

男子校に通う中学3年生の桐野智志(三浦春馬)もその頃、空を見上げていた。

14才の母

手には「空の名前」の本

鱗雲、朧雲、鯖雲、雲の澪。気象現象である雲を表す日本語は、こんなにも豊か。空を見つめ、空を撮り続けた写真家が、雲や空、気象にまつわる言葉に写真約300点を添えた、永久保存版フォトミュージアム。
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未希が校門をよじ登るところを担任の遠藤香子(山口紗弥加)が見ており声をかけられるが行ってしまう未希。

放送部に所属する未希のことは、その自由で活発な言動や行動から、校長の中谷栄三(小野寺昭)や教頭の光江(長谷川稀世)も知っている。担任教師はそんな奔放な未希を、「私が教える事は勉強だけ、自分の事は自分の責任で」と冷めた目で見ている。

 


脱出に成功した未希は「やったー!ほんどにできた!」と解放感でいっぱい、笑顔で走り出し、河原へ。するとそこに、同じように河原に座っていた桐野智志を発見し、後ろから近づき驚かす未希。

14才の母

未希と智志は学校も学年も違うが、同じ塾に通う顔見知り。智志はテスト中で早く終わったらしい。

未希は以前、智志に聞いた「空はなんで青いか」の話を今日の校内放送でしたと上機嫌に話すが、智志はどこかをじっと見つめている。

14才の母

橋の外側の縁に子犬がおり、智志は「助かればいいなぁ」と気になっていた。それを聞いた未希も子犬の存在に気づき、すぐに走り出す。なんとか助けようと手を伸ばすが届かず、柵の外へ行こうとする未希を見て、智志は急いで駆け寄り「危ないって!やめとけよ」と制止するが未希はきかない。

14才の母

必死に手を伸ばし、子犬を呼ぶ未希だが、ついに足がすべり橋にぶら下がる。

心配そうに見守っていた智志も橋へ急ぐ。

14才の母

「無理、手を離したら落ちる、あたしが死んだらお葬式に来てね」などと言う未希に「黙ってろよ!」と言いながら必死に未希を助けようと手を伸ばし、なんとか未希の手を掴むが・・・。

14才の母

 

そこで子犬が吠え、驚いて橋に捕まっていた手を放してしまい、2人は川へ落ちてしまう。

しかし、意外に浅かった事に笑い合う2人。

14才の母

川から上がり、(なぜか助かっている)子犬を抱いた未希は、嬉しそうに「よかったねー、もう大丈夫ですよ!おかあさんがいるからね!私がおかあさんですよー!」と子犬に話しかけている。

14才の母

 

未希は、ファミレスでパートをする母・加奈子(田中美佐子)と住宅販売会社に勤務する父・忠彦(生瀬勝久)、小学生の弟・健太(小清水一揮)の4人家族。忠彦は、自分たちの暮らしに満足し、加奈子は未希が名門私立校に入ってくれている事を喜ぶ、極々普通な夫婦であり、家族である。

近所には、エレキギターショップを経営する、加奈子の弟夫婦・三井マコト(河本準一)、ひな子(金子さやか)がおり、未希はそこにちょくちょく遊びに行っている。子犬はマコトに預ける事に。

 


加奈子が無理をして未希を今の学校に入れたのは、自分なりのこだわりもあった。高い学費の足しにするためパートを始めたのも、加奈子の見栄と打算が絡んでいた。娘の幸せな将来を夢見る加奈子は、未希にもその自覚を促すため、常々、“自分のしたことに責任を持ちなさい”と言い含めていた。

一方、智志は、高級マンションに、母親・静香(室井滋)と二人暮らし。母は、シングルマザーながら会社を興し成功したことで、たびたびマスコミに登場する有名・女起業家。

成績も優秀で経済的に何の不自由もない暮らし。この日も「模試の結果良かったんだってね」と言い、5万円を無造作に智志に渡す。

14才の母

母「人間は2種類、お金をうまく使う利口者か、無駄に使うバカか」

だが、お金さえあればなんでもうまくいくと思っており、仕事ばかりの母に不満な智志は、

14才の母

今朝、母にもらったお金を握りつぶし、川へ投げようとしたその時、通りかかったバスの中から未希が「おーい!少年!」と声をかけ手を振る。

14才の母

智志の様子が少し気になる未希。

 


未希のクラスに柳沢真由那(谷村美月)という転入生が来る。彼女は1年間休学していた為、1つ年上。休学は大学生と付き合い、妊娠したせいだと噂がまわっている。未希は気にせず屈託なく接するが、真由那は屈折しており未希にも食ってかかる。


未希はマコトの店へ行き、自分の家では昼間誰もいない為、犬が飼えないのでマコトに飼ってもらうように頼む。そこへ智志。未希と智志は塾の行き帰りなどに、マコトの店でよく会っていた。

早速、犬の名前を考えているとマコトが「ジミ」と決める。天才ギタリストジミ・ヘンドリックスから命名。

14才の母

 

今朝、橋の上で見た智志が暗い顔をしていたのが気になっていた未希は「大丈夫か」と聞くが「別に」と笑う智志。

「今日も塾か~」と憂鬱そうに言う未希だが「でも塾に行かなかったら桐ちゃん(智志)にも会えなかったし」と笑顔に。

14才の母

そこで智志が唐突に「5万円あったら何する?」 未希は「どっか遠くへ行く。行けるとこまで」

2人はゲームセンターへ行き、散財。

「こんな無駄遣い、ほんとにいいの?」と未希は心配そうにするが、親がきまぐれにくれただけ、言えばもっとくれる」と智志。

14才の母

「いいんだよ、親が気まぐれでくれただけだから」

14才の母

さみし気な顔をする智志が気になり見つめる未希。

そこで街の不良たち(男3人・女1人)に絡まれ恐喝されそうになり未希の手を取り走り出す智志。

14才の母

必死に逃げるが公園で追いつかれ暴行を受ける。女が未希を突き飛ばしたのを見て、相手に掴みかかった智志は、男3人に囲まれボコボコに。未希は大声を上げ助けを呼ぶと、周りにいた人たちが気づき、彼らは「やばいぞ」と逃げていく。(その不良と一緒にいた1人の女は、未希のクラスに転入してきた柳沢真由那(谷村美月)だったが、未希は気づかない)

2人は、そのまま塾へは行かず、公園の奥にあった小屋(ツリーハウス?)に逃げ込みむ。

14才の母

囲まれて殴り、蹴られる智志を見て「マジで死んじゃうかと思った」と心配する未希。

14才の母

「俺も、でもそれもいいかなって」と言った智志に「だめだよ!そんな事思っちゃ!」と怒り出し、「自殺したい訳じゃないとか言っても同じこと、そんな事思ってたらほんとに死んじゃうよ!」

真剣に怒る未希の顔を見て笑い出す智志。「桐ちゃんが笑うと嬉しくなる」と未希も笑顔。

智志「あんなに走ったのも暴れたのも初めてだったから、ほんとはちょっと楽しかった」

寝ころぶとちょうど、屋根の窓から月が見えた・・・。

「きれいだね。(月は)あんなに明るいのにずっと夜なのかな」

「ずっと夜なんじゃなくて、朝だけど真っ暗なんだよ」

「なんか さみしいね」

「ずっと暗かったら、それが当たり前だからなんともないんじゃないかな」

14才の母

そんな話をするうち、未希は智志の中に横たわる孤独を感じとり、「今度はあたしが守ってあげるね」と智志の頭を撫でる。

14才の母

そして、二人は…………。

 


<2ヵ月後>

体育の授業中に体調を崩し、1年休学をしていた柳沢真由那(谷村美月)と共に自習をしていた時、未希は、保健体育の教科書に「妊娠」という文字を見つけ、ドキリとする。

生理が来ていないことを心配し始め、公園でのあの日はいつだったか、手帳を確認。2か月経っているが・・・「まさかね」

その夜、パソコンで『妊娠』の項目を検索、簡単なチェックで確認してみる。

14才の母

怖くなり焦りだすが、誰にも状況を打ち明けられない未希は、どうしていいのか分からず、夕飯も食べず自室に閉じこもる。

心配した母は「困った事があればなんでも言いなさいよ。これでもお母さん、めちゃめちゃ頼りになるんだから!」

 


朝食中の智志。未希から電話がかかるが、母に「食事中だ、電源を切れ」と言われ出る事ができなかった。

14才の母

更に母は続ける「くだらない女にひっかるな、もう15歳だし色々あるだろうが、一時の感情に流されて損をするな。パパを見返す為に、勝たなきゃ!勉強にも仕事にも、自分自身にも!」

14才の母

無言で食べる智志。

 

学校を行こうと家を出ると、角のあたりで待っていた未希。

「早起きしたから待ってたの。駅まで一緒に行こう」という未希に、思わず「ごめん」と智志。

14才の母

「あれからよく謝るね・・」と言われ、また「ごめん」

一緒に歩き出し

未希「子供は好き?赤ちゃんとか」
智志「子供はうるさいし、あまり好きじゃない。」

未希「結婚はいくつくらいでしたい?」
智志「結婚はしたくない」

未希「一生?」
智志「うん、親を見てるとそう思うから」


 

その後、未希は意を決し、ドラッグストアで妊娠検査薬を手にするが、月3,000円のおこづかいの未希には、1,890円は高すぎた・・・財布に1,000円しかなく、万引きをして走り帰り、早速使ってみた。

結果は・・・陽性だった。

母親の働くファミレスまで行くが、母に言う勇気は出ず・・・マコトの店へ行く。怖さに泣き出してしまう未希。

(お母さん、助けて!)

 

つづく・・

14才の母 (C)日テレ

 

14才の母

以降、公式サイトより引用したあらすじです。

 

あらすじ

第2話:お前なんかもう娘じゃない

2006年10月18日放送

妊娠していることに気づいた未希(志田未来)は、勇気を出して一人で産婦人科を訪れるが、戸惑いのあまり逃げ出してしまう。お腹の子の父親である智志(三浦春馬)にはその事実を打ち明けられず、カラ元気で普通のフリをする。

一方、母親の加奈子(田中美佐子)は未希の中で“何かが起こった”ことに気づき、あることからその事実がもしかしたら“妊娠”なのではないかと思い始める。

学校でもどこか様子のおかしい未希を親友の恵(北乃きい)たちは不思議に思うが、未希は誰にも話すことが出来ない。

そんな未希と恵のところに真由那(谷村美月)が現れ、ささいなことから大ゲンカになってしまう。担任教師の香子(山口紗弥加)からケンカのことを知らされた加奈子は、ケンカなどするはずのない未希の“変化”を察し、ついに、未希に妊娠のことを問いただす。

未希は、ある決意を持って母に事実を告げる。衝撃を受ける加奈子…。
子供だとばかり思っていた娘の妊娠を信じられない加奈子は、自分が未希を産んだ産婦人科・的場クリニックに未希を連れていく。

そこで産婦人科医・春子(高畑淳子)から、14才での出産がどれだけ大変なことなのか、中絶するにはどうするか、次々と事実を突きつけられた未希は――

 

第3話:さよなら…私の赤ちゃん

2006年10月25日放送

未希(志田未来)は、智志(三浦春馬)に勇気を出して妊娠したことを打ち明ける。思いもよらない未希の告白に動揺を隠せない智志。

一方、加奈子(田中美佐子)と忠彦(生瀬勝久)は智志の母・静香(室井滋)のもとを訪れ、未希の妊娠とお腹の子の父親が智志だということを告げる。

加奈子と忠彦は、まだ中学生の2人には、学校のこと、お金のことなど多くの問題があり、出産することは考えられないと未希に伝え、“手術”を早くしたほうがいい――と未希を説得する。

学校に行った未希は、恵(北乃きい)に様子がおかしいことを詰め寄られ、意を決して妊娠したことを告白する。

そんな中、静香の取材をしていた波多野(北村一輝)が身辺の異変に気付き――

 

第4話:旅立ち 私はもう泣かないよ

2006年11月1日放送

手術の直前、産婦人科病院から逃げ出した未希(志田未来)を捜し出した加奈子(田中美佐子)は、出産に絶対反対だと告げる。

出産で直面する厳しい現実を突きつけられた未希は、何も反論できずただ涙を浮かべるばかり。

一方、忠彦(生瀬勝久)に厳しく叱責された智志(三浦春馬)は罪悪感を抱く中、静香(室井滋)に海外への留学を迫られる。

翌日、学校に呼び出された加奈子は、未希の妊娠を知った教師たちに囲まれて質問攻めに遭っていた。

手術するから退学だけは許して欲しい、と訴える加奈子。だが、智志からの伝言で勇気をもらった未希は…

 

第5話:バイバイ…初恋が死んだ日

2006年11月8日放送

未希(志田未来)の:産みたいという強い意志を聞いた恵(北乃きい)や真由那(谷村美月)たちクラスメイトは動揺を隠せず、職員会議では香子(山口紗弥加)たちが未希の退学へ向けて話を進めていた。

未希は、加奈子(田中美佐子)、忠彦(生瀬勝久)と一緒に、的場クリニックを訪ねるが、春子(高畑淳子)は14才での出産には多くの困難が伴うことを説明し、命の危険を伴う可能性もあるため、この病院では面倒をみられないかもしれないと未希に告げる。

一方、一ノ瀬家にやって来た静香(室井滋)は、未希が出産する覚悟だと知り愕然。さらに、息子のスキャンダルが来週発売の週刊誌の記事になると知り、気が気ではない。

まもなく、未希は、母のもとを逃げ出しマコト(河本準一)の店に来ていた智志(三浦春馬)と会い、智志や静香に迷惑を掛けずに出産すると宣言し、智志に父親になってもらうつもりはないと伝えて――。

 

第6話:私にも母子手帳くれますか

2006年11月15日放送

波多野(北村一輝)が書いた記事によって未希(志田未来)の妊娠が様々な所に広まった。

静香(室井滋)は波多野と対決する覚悟を決め、智志(三浦春馬)にも学校を休むように言うが、智志は未希との約束を果たす為、それでも学校へ行く。

的場クリニックで、春子(高畑淳子)にもうじき“手術”は出来ない時期になると告げられた未希は改めて産むことを決意する。

学校では職員会議が続き、一刻も早く未希を退学させようと教師たちは動き始める。
だがひとり、何か言いたそうな香子(山口紗弥加)―。

一方、静香は一ノ瀬家を訪ね、出産することをもう一度考え直してほしいと未希を説得しようとする。

そんな中、自分のせいで健太(小清水一揮)が学校でいじめられていると知り、加奈子(田中美佐子)や忠彦(生瀬勝久)にも迷惑がかかると痛感した未希は、家を出ることを決意するが――

 

第7話:お金で未来は買えますか?

2006年11月22日放送

――3ヵ月後、母子手帳を手に取る一ノ瀬未希(志田未来)は:認知という重大な問題に直面していた。

静香(室井滋)が一ノ瀬家に送りつけた誓約書には、智志(三浦春馬)が父親であるという認知の請求をしないならば、未希に慰謝料を支払うということが書かれており、加奈子(田中美佐子)や忠彦(生瀬勝久)は憤りを隠せずにいた。
一方、的場クリニックで開かれる母親学級に参加し始めた未希は、講師役の看護師兼助産師・桃田ヒロミ(西野妙子)から、今後、子どもを産んで生活していくには:お金が必要であると教えられ、どうすればよいか考え始める。

ある雪の夜、未希はバスの中から外を歩く智志の姿を見つけ、思わず窓から身を乗り出して声をかける。

だが、突然の腹痛に襲われた未希は――

 

第8話:二つの命…どちらを選ぶ?

2006年11月29日放送

突然の腹痛に見舞われた未希(志田未来)は的場クリニックに搬送され、体に“問題”があることを春子(高畑淳子)に知らされ、入院することになった。

静香(室井滋)の会社が倒産すると書かれた新聞記事を見て、加奈子(田中美佐子)と忠彦(生瀬勝久)は愕然とする。

未希が知れば体に障るだろうと不安になるが、何か詳しいことを知っているのではないか、と波多野(北村一輝)を訪ねることにする。

一方、債権者から身を隠すため夜逃げをした静香は必死になって会社を盛り返そうとしていたが、智志(三浦春馬)はメモを残して姿を消してしまう。

そんな中、相部屋の妊婦・あゆみ(戸田菜穂)が、夫や子供たちと幸せそうにしているのを目の当たりにした未希は――

 

第9話:出産・命をかけた24時間

2006年12月6日放送

突然の陣痛に襲われた未希(志田未来)は、波多野(北村一輝)に助けられ的場クリニックへたどり着く。予定日よりも1ヶ月以上早いが、春子(高畑淳子)の判断でそのまま自然分娩することになった。

加奈子(田中美佐子)は不安でたまらないが、懸命に未希を励ます。

駆けつけた忠彦(生瀬勝久)は、未希の顔色があまりに悪く、苦しんでいる様子にうろたえる。慌てて春子を呼び戻すと、既に赤ちゃんの胎動も停止しており、:早期胎盤剥離……未希も赤ちゃんも危険な状態に陥っていることがわかる。

想像を絶する痛みに苦しみながら、未希は、うわごとのように智志(三浦春馬)の名前を呼ぶが――

 

第10話:もう一度笑って…

2006年12月13日放送

帝王切開による出産を終えた未希(志田未来)は、出血が止まらず危険な状態に陥っていた。

意識の戻らない未希の姿を見て、加奈子(田中美佐子)はただただ動揺するばかりだが、医師たちは:今は待つしかないと言うことしか出来なかった。

一方、未希の赤ちゃんも危険な状態のため、NICU担当の小児科医・土田太郎(反町隆史)により、新生児集中治療室に搬送される。

忠彦(生瀬勝久)は、荒廃したアパートの一室を訪れ、そこで、変わり果てた静香(室井滋)と智志(三浦春馬)の姿を目の当たりにする。

驚きを隠せずにいたが、せめて一目だけでも、未希に会ってくれないかと頭を下げる。

学校でも香子(山口紗弥加)、真由那(谷村美月)、恵(北乃きい)たちが未希の様子を心配していた。

そんな中、ICUで眠り続けている未希は――

 

第11話:涙の最終回スペシャル…命ってなに?

2006年12月20日放送

14才で妊娠し、いくつもの障害を乗り越えて遂に出産した未希。

緊急手術で意識不明に陥った未希と未熟児として生まれてきた赤ちゃん…幼い母子の運命は? そして、衝撃の物語はどのような結末を迎えるのか?

 

ラストネタバレを見る

予定より早く生まれた赤ちゃんは心臓は動いているが仮死状態。未希も出血性ショックで危険な状態。
母親の事業の失敗で、借金から逃げ回り、荒れ果てた生活を送っている智志の元に、未希の父が訪ねて来て「一目会ってやってくれ」と頼まれるが「俺が会いに行ったでどうなる訳でもない」と追い返す。
14才の母

その後、智志は「なんとかやり直そう、生きていればなんとかなる。俺に出来る事なにか見つけて少しでも子供にお金を送りたい。どんなに逃げたってあの子は俺の子だなんだよ。」と泣きながら母親を説得。中学を出たら働くと決め、仕事を探し始める智志。遂に母も前を向く。

意識を取り戻した未希は徐々に元気になるが、母乳が出ずに苦しんでいる。小さな我が子は、まだ保育器の中。智志と青空を見上げ、いろいろな話をした事を思い出しながら名前は「そら」と決めた。

智志の母は、「保険金で借金を返せば、なんとか智志は生きていけるだろう」と考え、智志宛の遺書を残し自殺を図っていた・・。呆然自失の智志。そこへ様子を見に来た未希の母が救急車を呼び、なんとか一命をとりとめる。

順調に回復した未希はまだICUを出られない赤ちゃんを残して先に退院する事になった日、「そら」の容体が急変。無呼吸発作を繰り返している。

そこへ、母親が回復して退院し、新しい生活を始めた智志が病院の未希の元へ。久しぶりに会い、話をした2人。実は、未希が出産後に意識がなかった際、様子を見に来ていた智志だが、命がけで出産をした未希を前に、今の自分じゃ会えないとすぐに帰ってしまったが、今日、中学を卒業し、これからは働く。親の言う通り生きてきたけど、未希といる時だけは「自分」だった。未希と居る時だけは「空がきれいだと思った」と話す智志。
未希も彼といる時、いつもいつも空がきれいだったと・・。だから名前は「そら」
それを聞いて嬉しそうな智志。
14才の母

そして「そら」は、危険を脱して元気に泣きだす。
小さな「そら」を見つめる14才と15才の”両親”。

14才の母

2人は、未希の両親、智志の母親を前に
「2年経って、僕が18になったら結婚したいです。2人でちゃんと育てたい。明日から働く。」「私も中学を出たら働く」と言うが、勉強できる時にはしないとダメだ、早く働くのが偉い訳じゃない、2年経てばまた気持ちも変わるなどと猛反対されるが、
「自分たちは順番が人と違うだけ。」と智志。
未希も「余裕が出来たら学校にもいく。たとえば5年後でも、私は19、桐野くんだってまだ二十歳」と話し、「”そら” は、自分達にも親にも学校にも、誰にも望まれなかった子。でも小さな ”そら” が、色々な事を教えてくれた」とみんなを説得。
14才の母

一月後、「そら」はまだまだ小さいが、無事に退院。未希の家の近所の住人や、学校関係は、中学2年生が子供を産んだ事で騒がしいが、それらを気にする事なく、明るく暮らし始める一ノ瀬家。

14才の母

THE END

 

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