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三浦春馬-2001年-テレ東ドラマ新世紀ワイド時代劇「宮本武蔵」詳細

新世紀ワイド時代劇「宮本武蔵」 三浦春馬
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新世紀ワイド時代劇「宮本武蔵」

概要

2001/01/03 テレビ東京系列で放送。

マツモトキヨシ 新世紀ワイド時代劇「宮本武蔵

4部構成の12時間超ワイドドラマ

  • 一部「野生児たけぞうから武蔵へ」
  • 二部「柳生!吉岡!宝蔵院!道場破り」
  • 三部「挫折と苦悩の日 二刀流開眼」
  • 四部「一乗寺下がり松そして巌流島の決闘」

第一部の放送枠は14:00~15:49、第二部の放送枠は16:00~17:49、第三部の放送枠は17:55~20:49、第四部の放送枠は20:55~23:55。

提供:マツモトキヨシ
協力:日活撮影所、共映、松下電器産業、アイテムプラス

参考

テレビ東京系列で放送された上川隆也主演のドラマです。
市川海老蔵主演のドラマはNHK大河。詳細は以下です。
三浦春馬-2003年-NHK大河「武蔵 MUSASHI」の詳細
武蔵 MUSASHI 概要 2003年1月5日から12月7日に放送されたNHK大河ドラマ。 NHKテレビ放送開始50周年 大河ドラマ40周年記念作品 全49回と総集編2部。 戦国時代末期から江戸時代にかけての動乱の世を生きた剣豪・宮本武蔵。...

 

キャスト・スタッフ

原作:吉川英治「宮本武蔵」(講談社刊)
監督:佐々木章光、藤尾隆
脚本:長坂秀佳
演出:佐々木章光、藤尾隆
局系列:TXN
製作:テレビ東京、テレパック
主題歌:スターダスト・レビュー「What is Love?」

宮本武蔵:上川隆也
宮本伊織:三浦春馬

佐々木小次郎:吉田栄作
お通:鶴田真由
沢庵和尚:西田敏行

本位田又八:渡辺いっけい
朱実:鈴木紗理奈
お甲:池上季実子
吉野太夫:涼風真世
お杉:吉田日出子

吉岡清十郎:高嶋政宏
柳生兵庫助:美木良介
長岡佐渡:柴 俊夫
本阿弥光悦:田村 亮
烏丸光広:大杉 漣
池田輝政:市川左團次

厨子野耕介:田中邦衛
奥蔵院日観:大滝秀治

志乃 :青田典子
お光:赤坂七重
唐琴太夫:IZAM
柳生但馬守宗矩:辰巳琢郎
宍戸梅軒:隆 大介
柳生石舟斎:中村嘉葎雄

 

あらすじ

第1部
「野生児たけぞうから武蔵へ」

時は、慶長五年(1600年)、ところは、美作国(現岡山県)宮本村。たけぞう十七歳。孤児である彼は、土地の郷土、本位田家に預けられ育てられていた。その本位田家の嫡子、又八と共に向かった関が原の戦いで、「強い者こそ生き残る」という厳しい人生のことわりを身をもって知ったたけぞうは、剣の道に生きることを決意する。

たけぞうと又八は、戦場をさ迷い歩くうちに、死者の装束を剥ぎ生活の糧とするお甲、朱実の母娘と出会い、傷の手当てを受ける。一方、宮本村では、又八の許婚、お通が又八の帰りを待ちわびていた。しかし又八は、お甲の看護を受けるうちに、その妖艶さに心を奪われ、たけぞうの前から姿を消してしまった。
お通へのほのかな恋心を抱くたけぞう。たけぞうは又八の失踪に心を痛め、お通への思いを捨て切れないまま、宮本村へ向かう。 落人調べの役人たちから追われながらも、たけぞうは、お通と再会を果たすが、又八の安否を尋ねられ、思わず「又八は死んだ」と告げてしまう。
しかし時を同じくして、又八から謝罪の手紙が届き、それを読んだお通は、たけぞうの深い思いやりの心を知る。 又八の母・お杉をはじめ、村人からも追われる身となったたけぞうを何とか救おうと、山に出かけるお通と遊行の僧・沢庵。
三日目の夜になってやっとたけぞうは姿を現すが、その心はまだ頑なままであった。捕らえられたけぞうは七宝寺の千本杉に吊り下げられる。「心の優しさこそ強さに結びつく」ことを気付かせようとする沢庵。
しかしたけぞうは、「騙された」と沢庵を罵るのみであった。そんなたけぞうの姿を見て、お通は生まれて一度も離れたことのない村を捨て、たけぞうと逃げることを決意。
たけぞうが吊り下げられた縄を解く。てに手を取り合い逃げる二人。しかしたけぞうは、ほどなく再び沢庵に捕らえられ、姫路城の開かずの間に幽閉されてしまう。

姫路城での三年間、ひたすら武芸を磨くことに励んでいたたけぞうは、城主、池田輝政から宮本武蔵と命名を受け、武者修業の旅へと出る。一方お通は、武蔵と別れ際に再会を約束した、花田橋のたもとの竹細工屋で働きながら、ひたすら武蔵がやって来るのを持ち続けていた。
約束の花田橋へ向かう武蔵。兵法者の道がわが進むべき道、そう悟り張り切る武蔵は、一人の青年とすれ違う。その瞬間、武蔵の全身に鋭い戦慄が走った。
「なんだ、あの男は……」宿敵、佐々木小次郎との最初の出会いであった。

 

第2部以降のあらすじ

第2部
「柳生!吉岡!宝蔵院!道場破り」

佐々木小次郎との出会いによって感じた、喩えようのない恐怖を押さえつつ、お通との約束の花田橋に向かう武蔵。
しかし二人の間には三年の年月が流れていた。
「待っているわけないよなあ……」諦めかけた武蔵の眼に、竹細工屋から転がるように駆け出してくるお通の姿が映る。
「待っていてくれたのか……」お通の一途な気持ちが武蔵の心を打つ。
しかし武蔵は、剣の腕を磨くために武者修行に出、兵法者への道を究める決心をしていた。
お通が旅の支度をするため店に戻っている間に、武蔵は橋の欄干にお通の笠紐と「お通ゆるせ」の文字を残し、姿を消してしまう。
必死の思いで、消えた武蔵を追うお通は、山賊に襲われそうになる危うい瞬間を柳生兵庫助に助けられ、柳生の里で柳生石舟斎の身のまわりの世話をすることになる。

一方、京都にやって来た武蔵は、お甲との自堕落な生活に溺れ、すっかり兵法者への志を失ってしまった又八と再会する。
日本一の武芸者になるためには、吉岡道場、槍の宝蔵院、柳生の三家と刀を交えればならないことを知った武蔵。
さっそく吉岡道場を訪ねるが、道場主の吉岡清十郎は留守、その門下生九人を打ち破る。
京都中で武蔵の道場破りが噂となり、又八は「自分もやろうと思えばできるのに……」と心中面白くない。
お互いの素性を知らぬまま隣り合わせに座った陶物師の細工場で、ろくろを回すことになった武蔵と清十郎。その時、清十郎から「あなたは性根がまっすぐ、信じた道を行くのがいい」と言われた武蔵は、同じ境遇である孤児である城太郎を従え、奈良の槍の名手、宝蔵院を訪ねる。

宝蔵院で代格・阿厳を打ち倒した武蔵は、不思議な僧・日観と出会う。
日観は武蔵に、「強すぎるからこその慢心と油断がある」と告げる。
茶店の女店主、志乃の誘いを受け、宿を借り受ける武蔵。
お通の思いを捨て切れない武蔵は、深夜部屋に忍び込んできた志乃を「お通という思い人がいる」と拒否する。
「吉岡、宝蔵院と来れば、次はどうしても柳生石舟斎と手合わせを願いたい・…」
その思いから柳生の里にやって来た武蔵。
しかし高弟たちに阻まれて、なかなか石舟斎に会うことが出来ない。
やむなく武蔵が刀に手を掛けた時、高弟たちの後ろから兵庫助が現われる。
お通に恋心を抱く兵庫助は、恋敵の思わぬ出現に気色ばむ。
四高弟の白刃に囲まれたまま、兵庫助と睨み合う武蔵。
「宮本武蔵どのだな……。おぬしのことなら毎日のように聞かされている」そう語る兵庫助の後ろから、お通が現われる。
固唾を飲む武蔵。想像もしなかった状況での突然の再会。
沈黙のまま見詰め合う二人であった・・…。

第3部
「挫折と苦悩の日 二刀流開眼」

柳生石舟斎に手合わせを願おうと柳生屋敷にやって来た武蔵は、その行く手を阻もうとする四高弟の白刃に囲まれつつ、兵庫、お通と向かい合うことになった。
しかし、斬りかかろうとする者たちを制した兵庫は、武蔵を石舟斎に会わせる。
石舟斎の「剣の道は上位の者を倒すことだ」という言葉に衝撃を受けた武蔵は、先送りにしていた清十郎との決着をつけることを決意する。
一方お通は、自らの生きる道を探すため、引き止める兵庫を振り払い、柳生の里を後にする。
朱実、お甲と別れた又八は、斬り捨てられた武士が持っていた佐々木小次郎名の免許皆伝印可状を盗み、小次郎になりすます。

瀬戸内海の小船の上では、本物の小次郎と争った吉岡の高弟・祇園藤次が髷を切られてしまういう事件が起きていた。
藤次はかねてからお甲とねんごろな仲にあり、吉岡道場の金を盗みお甲と逃げることを画策していた。
しかしその話を立ち聞きされた朱実から、事態が露見するのを恐れた藤次は、朱実を海に投げ込んでしまう。
そこに、又八を捜すため宮本村からやって来ていたお杉と権叔父は助けるために海に飛び込むが溺れ死に、朱実は小次郎に助けられる。
朱実が助けられたことを恩義に感じた清十郎は、小次郎を客人として歓待。
近い将来、道場を弟に譲り。朱実と添い遂げたいと小次郎に告白する。
お互いの素性を知らぬまま陶物師の細工場で出会った武蔵と清十郎。
京都にやって来た武蔵は、清十郎と武芸者との決闘を目の当たりにし、陶物師の細工場で出会ったのは彼であったと知ると同時に、その剣の華麗さ、清々さに驚愕。
「清十郎には勝てないのでは・…」と思い込む。
再び教えを請うため日観のもとを訪れる武蔵。
そして日観に伊勢の宍戸梅軒を訪ねるように示唆された武蔵は、鍛冶屋の槌音をヒントに二刀流開眼に成功。再び自信を取り戻し梅軒に決闘を申し込む。
妻・おきねの反対を押しきり、武蔵との戦いに挑む梅軒。
その梅軒を倒した武蔵は、彼の穏やかな死顔に、親子で幸せに笑っていた姿が交錯し、激しい慟哭に襲われる。
小次郎に成り済ましていた又八は、酒代を踏み倒そうとして小次郎に咎められ、その迫力に恐れを抱く。
一方、柳生の里を離れ京都の烏丸光広に身を寄せていたお通は、武蔵が清十郎と試合をすることを知った城太郎に試合を見るように勧められるが、拒否する。
蓮台野の街道口で向かい合う武蔵と清十郎。
清十郎の華麗な剣舞い、武蔵を襲うが、以前のような粗雑さが消えた武蔵の剣は、清十郎の鋭い斬り込みを払う。
その時空の雲が切れ、まばゆい朝日が射し、その光が清十郎の目を射る。
その一瞬を見逃さなかった武蔵は、かろうじて勝利をおさめることができた。
しかし武蔵は、改めて自分の剣の未熟さを痛感。また深く悩むことになる。
苦悩の中にある武蔵。
しかし「緩みのない心を緩めてこそ、隙のない心が出来る」と風流人・本阿弥光悦に諭された武蔵は、次第にその心を開いてゆく。
一方、道場主を倒された吉岡一門は、小次郎の助言で、清十郎の弟、伝七郎を武蔵と闘わせることに決める。
光悦に連れられた遊郭の座敷を抜け出して、決闘に向かう武蔵。
三十三間堂で待ち受ける伝七郎を開眼した二刀流で倒したその姿は、確かに格段と強くなっていた。
お家の威信を懸けても、もう後には引けない吉岡一門は、十二歳の源次郎を大将に仕立て、武蔵と最後の決着を付けようとする。
吉岡からの果たし状を受け取った武蔵は、大きな動揺を受ける。
そんな武蔵の興奮をおさめ慰めようと、母のように優しく抱きしめる遊郭の女、吉野太夫。
武蔵の源太郎との決闘は、城太郎や又八、そしてお通にまで知られてしまう。
誰もが闘いに反対し、武蔵を止めようとする中で、小次郎は、ただ一人「どんな相手でもその首を獲るのが本物の兵法者」と言いきり、一度は試合を止め京都を離れる決意をしていた武蔵の心に、また迷いが生じる。
はたして武蔵は、苦悶の思いのまま、吉岡一門が待ち受ける決闘場、一条寺下り松に向かうのだろうか?

第4部
「一条寺下り松の決闘、そして巌流島へ」

吉岡一門総勢七十余名との闘いのために、一条寺に向かう武蔵。
同時に、お通も勝負を止めようと下り松に向かっていた。
しかし時既に遅く、武蔵は多勢の吉岡一門を斬り開き、躊躇した気持のまま源次郎を斬ってしまう。
十二歳の少年を斬ってしまった事実に悩み苦しみながら、雑木林を駆ける武蔵。
その目前に突然、お通が現われる。
涙の中で対面する二人。武蔵を取り残し、雨中を逃げ去ってしまう。慟哭する武蔵。

時が流れ、比叡山。その寺で無心に仏像を彫る武蔵。
武蔵の心には、源次郎を斬った時の光景が、悪夢のように影を落したままであった。
そんな武蔵のもとにやって来た小次郎は「剣は武器だ。人を斬れぬ刀なら捨てろ」と言い捨てて去る。
訪れたお通に「おれはどうしたらいい」と子供のように泣きじゃくり訴える武蔵。
お通は「わたしはあなたを助けることはできないが、あなたがすがるべき人なら知っている」と愛情こもった助け舟を出す。
お通が述べたすがるべき人物、柳生石舟斎は、武蔵に「真の剣の道とは、剣を用いて人を活かすこと」という活人剣の教えを伝授し、江戸柳生屋敷まで手紙を届けるお通の旅の警護をするよう申し付ける。

宮本村を出て五年、久々に二人きりで旅をする武蔵とお通の心は通じ合っていくように見えた。
しかし、ふいにお通への思いが胸を突き上げた武蔵が求めた時、お通は受けいれることができなかった。
そんなお通を理解できず、武蔵は逃走。
残されたお通は山賊に襲われそうになり、又八に助けられ、江戸の柳生屋敷に送り届けられる。
一方、失意のまま見知らぬ村にやって来た武蔵は、一人の少年と出会う。
少年が、城太郎や源次郎のイメージと重なり合い、やりきれない気持になる武蔵だが、少年の純粋さ、ひたむきさに触れ、いつしか少年と暮らすことを決意する。
武蔵から伊織という命名を受けた少年は、後に「五輪書」となる武芸の手ほどきを武蔵から受けとる。
江戸では、他流試合を重ねた小次郎が、徐々に剣の名を上げていた。
又八は将軍家指南役・柳生但馬守の下働きをし、お通もまた兵庫助と平穏な日々を過ごしていた。

時が流れること、三年。
武蔵と伊織が開墾した土地には、見事に作物が実っていた。
そんな時、村を盗賊が襲い、村人と力を合わせ、二十人もの賊を打ち負かす事が出来た武蔵は、人を活かす剣があることを知り、江戸へ向かう。
小倉藩主・細川忠利に仕える二人の家老、長岡佐渡と岩間角兵衛の対立が強まる江戸。
小次郎を藩の指南役として推挙し、佐渡の鼻をあかそうと企ぬ岩間は、小次郎に将軍家指南役・小野忠明と闘うことを命じる。
江戸に着いた武蔵は、研師・厨子野耕介を訪ね、刀を研いで欲しいと頼むが、耕介は拒否し、「剣には魂が必要だ」と説く。
耕介の家で、小次郎の長刀を見つけた武蔵は、その刀に小次郎の鋭い気を感じ、剣を交えたいと願うようになる。
岩間の指示で、小野と決闘をし、壮絶な闘いの末に勝利をおさめた小次郎。
その真剣勝負を目の当たりにした武蔵は、小次郎の驚くまでの気迫に衝撃を受け、佐渡に小次郎と試合をさせて欲しいと頼む。
小野の姪・お光への思いが募る小次郎。柳生の里を去ろうとするお通を引きとめる兵庫。
兵庫との別れを選んでも、自らが信じた道を進もうとするお通。それぞれの思いを呑み込んで、時は流れ、武蔵と小次郎の決闘の日は近づいていた。
巌流島の闘いである。
試合の前日、我が子を背負った朱実と再会する又八。
又八にしがみつき子供のように泣きじゃくる朱実を見てお杉に、又八と武蔵を許す心が芽生える。
闘いの前夜、小次郎はお光への遺書をしたため、初めて死ぬことへの恐怖を感じる。
「生きたい、生きたい、生きたい!お光のために・……」
武蔵も同じく闘いの恐怖に身を震わせていた。
「怖い・・・・」
そして闘いの朝。巌流島に向かう武蔵のもとにお通が駆けつけた。
健気に必死で涙をこらえ、明るい笑顔を作って武蔵を送ろうとするお通。
そんなお通を見て「こちらのご婦人は?」と尋ねた佐渡に、武蔵は、「わたしの妻です」と答える。
泣き崩れるお通。
果たして二人の青年の人生の決着は?
その心に刻まれる思いとは?

春馬くんのシーン

役名:宮本伊織

宮本武蔵の養子。

宮本伊織(Wikipedia)

新世紀ワイド時代劇「宮本武蔵」

新世紀ワイド時代劇「宮本武蔵」

(C)テレ東

視聴方法

テレビ東京のBSで再放送される可能性は、少なからずあり?

 

時間:11時間 20 分
発売日:2002/11/21
販売元:バップ
ディスク枚数:4枚

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