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簡単!他社からエックスサーバーへのWordPress移行

サーバー移行 WordPress・インストール
この記事は約8分で読めます。

はじめに

WordPressで作成したサイトの引っ越しは、HTMLファイルなどで作ったサイトとは異なり、FTP作業だけでは行えず、データベースをバックアップしてアップロードする必要がありますが、

エックスサーバー
で用意されている機能を使えば、初心者でも簡単に他社からのWordPress移行が行えます。

エックスサーバー同士の引越しは以下をご覧ください。

エックスサーバーからエックスサーバーへのWordPress移行
エックスサーバー同士の引越し はじめに エックスサーバーの仕様で、同一ドメインをエックスサーバー内に設定する事は出来ません。 つまり、現在稼働しているドメインがエックスサーバーにあり、別IDのエックスサーバーアカウント(別サーバー)へ引越し...

 

エックスサーバー側
  1. ドメイン設定
  2. WordPress簡単移行サービス
  3. 動作確認
移転元サーバー側
  1. ドメインの管理もエックスサーバーへ移す場合は移管手続き
  2. エックスサーバーでの動作確認後、ネームサーバー変更

 

最終的にエックスサーバーでのDNSが反映され、100%エックスサーバーで閲覧されるまでの期間が必要な為、移転元サーバーはすぐに解約せず、エックスサーバーとの契約期間は重複するように作業を進めます。

 

移行手順(エックスサーバー側)

XSERVERを用意

エックスサーバー

上記サイトの機能一覧や、料金プランで機能や容量を確認し、プランを決めて申込みます。



初めて申し込む方は、↓ 左側の「新規お申込み」ボタンから

ドメイン無料キャンペーンの時は以下のような画面。

エックスサーバー申込画面

 

申込が完了するとメールが送られてきます。

【Xserver】■重要■ サーバーアカウント設定完了のお知らせ[試用期間]

このメールの中にユーザーアカウントとサーバーアカウントの情報があります。


▼ユーザーアカウント情報

会員ID          : XXXXXXX
メールアドレス      : 登録したメールアドレス
インフォパネルパスワード : XXXXXXX
インフォパネル      : https://www.xserver.ne.jp/login_info.php

 

▼サーバーアカウント情報
サーバーID     : XXXXXXX
サーバーパスワード : XXXXXXX
プラン       : XXXプラン
サーバー番号    : xxx..xserver.jp
初期ドメイン    : xxx.xsrv.jp
サーバーパネル   : https://www.xserver.ne.jp/login_server.php


 

ドメイン設定

メールに記載されているサーバーアカウント情報から

サーバーパネル」へログインします。

 

移行するサイトのドメインを「ドメイン設定」から追加します。

エックスサーバー・ドメイン設定

 

ドメイン名を入力し、「確認画面へ進む」を押します。

エックスサーバー・ドメイン設定

確認画面が出るので「追加する

エックスサーバー・ドメイン設定

ドメイン追加が完了すると、サーバー内に以下のファイルが追加されます。「public_html」がルートフォルダですが、その他は気にする必要はありません。

対象ドメイン名/.spamassassin 迷惑メール設定についてのファイルが保存されます。
対象ドメイン名/autoreply 自動応答設定についてのファイルが保存されます。
対象ドメイン名/htpasswd Basic認証のパスワード設定ファイルが保存されます。
対象ドメイン名/log アクセスログが保存されます。
対象ドメイン名/mail メールデータが保存されます。
対象ドメイン名/public_html サイトデータのアップロード先です。
対象ドメイン名/script cgiツールなどの各種スクリプトが保存されます。
対象ドメイン名/xserver_php php.ini設定のファイルが保存されます。

 

メールアドレスの登録

移転元でメールアドレスを追加して利用していた場合は、そのアドレスを移転先に追加し、メールソフトなどの設定も移転先サーバーのPOP・SMTPサーバに変更しておきます。

 

WordPress簡単移行

サーバーパネルのメニューにある機能から、簡単に移行が可能ですが、以下の動作要件を満たしている必要があります。

動作要件

  • WordPressのバージョンが 4.2 ~ 最新
  • PHPのバージョンが5.3以上
  • 移行元のWordPressが以下に当てはまる場合、エラーとなります。
    ◆マルチサイト機能を使用している場合
    ◆データベースの容量が2GBを超えている場合
    ◆WordPress.comからの移行である場合
    ◆「PHPからtar、zipコマンドのいずれも利用不可」かつ「PHPのzipモジュールが利用不可」の場合
記事数・画像数が多く、WordPressサイズが大きすぎる場合も、この機能での移行はできません。(目安はwp-contentsディレクトリ内が2GB以内)
画像や動画が極端に多いサイトでない限り、100や200記事程度であれば、問題なく移行可能です。

 


サーバーパネル」から「WordPress簡単移行」を選択

WordPress簡単移行

 

ドメインが複数ある場合は、対象のドメインを「選択する」

WordPress簡単移行

WordPress移行情報入力」タブ

WordPress簡単移行

移行したいWordPressの情報を入力し「確認」へ
  • 移行元URL
  • WordPress管理画面ID
  • WordPress管理画面パスワード
  • 移行先URL

WordPress簡単移行

内容を確認し「移行を開始する」を押します。

WordPress簡単移行

 

実行中のステータスバーがMAXになると完了し「確認」ボタンが出ます。

WordPress簡単移行

確認」を押して完了。

 

簡単移行がエラーになる場合

エラー内容によっては修正すれば可能になります。

ログインエラー
移行元WordPressのダッシュボードへのログイン失敗。
ユーザー名とパスワードを再確認
PHPバージョンエラー
移行元サーバーのPHPバージョンが、サポート対象外。
移行元サーバーのPHPバージョンを5.3以降に変更
WordPressバージョンエラー
移行元WordPressは、サポート対象外。
移行元サーバーのWordPressを4.2以降(できれば最新)にする
タイムアウト
移行元サーバーとの通信に失敗。
時間を空けてもう一度
容量オーバー
移行元WordPressのwp-contentディレクトリ内の容量の目安は2GB以内。不要なファイル(バックアップデータ等)を削除して容量を減らす。または手動で移行
SSL未発行
移行処理は完了。
ドメインのネームサーバーを変更したのち、「SSL設定」より個別にSSL証明書を発行。
プラグイン有効化エラー
移行用プラグインのインストールまたは有効化に失敗。
移行元URLに、ダッシュボードの一般設定で確認できる「WordPress アドレス (URL)」を指定しているか。
httpとhttpsの間違いなど。
バージョン情報取得エラー
移行元からのバージョン情報の取得に失敗。
移行用プラグインが正しく動作していない可能性があるため、サポートへ問い合わせをする。または手動で移行
データベースバックアップ失敗
移行元WordPressでのデータベースのバックアップに失敗。
移行元のディスク容量に十分な空き容量が必要。
移行用データファイル作成失敗
移行元WordPressでの移行用データファイルの作成に失敗。
移行元のディスク容量に十分な空き容量が必要。
移行元WordPressのwp-contentディレクトリ内の容量の目安は2GB以内。不要なファイル(バックアップデータ等)を削除して容量を減らす。または手動で移行
バックアップ取得失敗
移行元WordPressからのバックアップの取得に失敗。
時間を空けてもう一度。または手動で移行

 

どうしても「簡単移行」でエラーになり難しい場合は、WordPress移行を手動で行うか、移行を行っている会社などに委託(有料)する事になります。

手動で行う方法は以下をご覧ください。

WordPressサイトの引越し(移行)を手動で行う方法
はじめに WordPressで作成したサイトの引っ越しは、HTMLファイルなどで作ったサイトとは異なり、FTP作業だけでは行えず、データベースをバックアップしてアップロードする必要がありますが、 エックスサーバーでは、用意されている機能を使...

 

動作確認

簡単移行が正常に完了したら、ワードプレス管理画面、サイトの動作確認を行います。

通常は面倒な作業ですが、エックスサーバーでは簡単に可能です。

 

<参考>
同一ドメインで、移行元サーバーと移行先サーバーの両方に同じWordPressがある状態の為、サイトURLや、管理画面URLでは、移転元が表示される為、移行先の動作確認をする為には、ローカル環境の「.htaccess」に、移転先IPを指定し、自分が見る環境のみを移転先にする事ができます。詳細は こちら(エックスサーバーのサイト)

 

サーバーパネル」から「動作確認URL」を選択

エックスサーバー・動作確認URL

 

動作確認URL設定追加」タブを選択

エックスサーバー・動作確認URL

 

動作を確認したいドメインを選択し、「追加する」

エックスサーバー・動作確認URL

 

追加設定完了の画面が表示されたら

エックスサーバー・動作確認URL

動作確認URL設定一覧」タブを選択

エックスサーバー・動作確認URL

表示されている「動作確認アドレス」で動作確認を行います。

「動作確認アドレス」設定から反映されるまで1時間程度かかります。

 

 

移行手順(移行元サーバー側)

ドメインをエックスサーバーへ移管する場合は、移行元サーバーで「ドメインの移管手続き」を行います。

 

エックスサーバーへ移行したWordPressが正常に動いていることを確認したら、

ドメインのネームサーバーを変更

移行元サーバーのドメイン管理から、エックスサーバーのネームサーバーを設定。

ネームサーバー1 ns1.xserver.jp( 219.94.200.246 )
ネームサーバー2 ns2.xserver.jp( 210.188.201.246 )
ネームサーバー3 ns3.xserver.jp( 219.94.200.247 )
ネームサーバー4 ns4.xserver.jp( 219.94.203.247 )
ネームサーバー5 ns5.xserver.jp( 210.188.201.247 )

 

DNSが反映されるまで、最大で24時間程度はかかります。

サーバー移転

旧サーバー内のWordPressやデータは削除せず、そのまま置いておき、エックスサーバーでの稼働が安定してから旧サーバーが終了するように手続きをしておきます。

以上で完了です。

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