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新田次郎文学賞・第1回(1982年)~現在までの受賞作品のすべて

文学賞
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新田次郎文学賞について

Q
新田次郎文学賞とは?
A
公益財団法人新田次郎記念会が主催する文学賞。前年に初めて刊行された作品で、形式の如何を問わず、歴史、現代にわたり、ノンフィクション文学、または自然界に材を取ったものを対象に選考。

Q
発表はいつ?
A
4月

Q
副賞・賞金は?
A
正賞としてバロメーター(気圧計)、副賞として100万円(2012年時点)

 

参考・引用元

出典:ウィキペディア

新田次郎(ウィキペディア
生年月日:1912年6月6日
活動期間:~1980年2月15日(67歳没)

画像:楽天市場
作品情報:Amazon

第31回(2012年度)~現在の受賞作品

第43回(2024年度)
川端裕人/ドードー鳥と孤独鳥

科学記者の「タマキ」は、ゲノム研究者になった幼馴染「ケイナ」と二十年ぶりに再会した。
ステラーカイギュウ、リョコウバト、オオウミガラス、そして、ドードー鳥と孤独鳥……自然豊かな房総半島南部の町で過ごした小学生の頃から、絶滅動物を偏愛してきたふたり。

カリフォルニアで最先端のゲノム研究「脱絶滅」に取り組むケイナに触発されたタマキは、江戸時代に日本の長崎に来ていたという「ドードー鳥」の謎と行方を追う旅へと乗り出した。

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第42回(2023年度)
梶よう子/広重ぶるう

描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶やかなこの「藍色」で――。
武家に生まれた歌川広重は絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞だった。一方、広重の美人画や役者絵は、色気がない、似ていないと酷評ばかり。絵は売れず、金もなく、鳴かず飛ばずの貧乏暮らし。それでも、絵を描くしかないと切歯扼腕するなかで、広重が出会ったのは、舶来の高価な顔料「ベロ藍」だった……。

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第41回(2022年度)
玉岡かおる/帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門

江戸後期、播州高砂の漁師から身を起こし、兵庫津で廻船問屋を営む海商にまで上り詰めた松右衛門は、千石船の弱点である帆に目を付ける。帆の改良で船が速くなれば流通が盛んになり、民の生活が潤う。松右衛門は試行錯誤の末、板のように強く、羽のように軽い「松右衛門帆」を発明する。仕事とは金のためでなく、世のためにするものだ――。日本海運の革命児・工楽松右衛門を描く歴史長編。

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第40回(2021年度)
永井紗耶子/商う狼 江戸商人杉本茂十郎

「いざとなれば、金は刀より強いんです」江戸の商業を“最適化”した風雲児の生涯! 甲斐の農家から江戸の飛脚問屋の養子となった茂十郎は、名を揚げた矢先に永代橋の崩落事故で妻子を失う。その悲しみを糧に、茂十郎は三橋会所頭取となり橋の運営に要する莫大な費用を集め、十組問屋を再編し、菱垣廻船を立て直して流通を一新。江戸の金の流れを掌握し、「狼」と恐れられながらも商いの道理を貫いた実在の改革者に迫る傑作歴史小説。

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第39回(2020年度)
河﨑秋子/土に贖(あがな)う

明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)。昭和35年、江別市。蹄鉄屋の父を持つ雄一は、自身の通う小学校の畑が馬によって耕される様子を固唾を飲んで見つめていた。木が折れるような不吉な音を立てて、馬が倒れ、もがき、死んでいくまでをも。「俺ら人間はみな阿呆です。馬ばかりが偉えんです」(「うまねむる」)。昭和26年、レンガ工場で最年少の頭目である吉正が担当している下方のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺しといてこれか」(「土に贖う」)など北海道を舞台に描かれた全7編。

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第38回(2019年度)
伊与原新/月まで三キロ

この先に「月に一番近い場所」があるんです――。樹海を目指した男が、そこで見たものは? 「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性客が、小学生の娘に語った言葉の真意。科学のきらめきが人の想いを結びつける短篇集。

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第37回(2018年度)
奥山景布子/葵の残葉

徳川の分家筋・高須に生まれた四兄弟はやがて尾張、一橋、会津、桑名を継いで維新と佐幕で対立する。歴史と家族の情が絡み合う物語。

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第36回(2017年度)
原田マハ/リーチ先生

1954年、大分の小鹿田を訪れたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと出会った高市は、亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知る。―時は遡り1909年、芸術に憧れる亀乃介は、日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させるリーチ。東洋と西洋の架け橋となったその生涯を、陶工父子の視点から描く感動のアート小説。

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第35回(2016年度)
長谷川康夫/つかこうへい正伝 1968-1982

時代を変えた天才演出家、つかこうへい。しかし、その真の姿が伝えられてきたことは、かつてなかった―。70年代の“つかブーム”を共にした著者が風間杜夫を始め関係者を徹底取材。怒涛の台詞が響き渡る“口立て”稽古、伝説の舞台、そして人間つかこうへいを鮮やかに描き出す!狂熱の演出家、唯一無二の評伝。

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第34回(2015年度)
尾崎真理子/ひみつの王国 評伝 石井桃子

ノンちゃん雲に乗る、クマのプーさん、ピーター・ラビットなど作家・翻訳者・編集者として幾多の名作を世に送り出し、溢れる才能のすべてを「子ども時代の幸福」に捧げた101年の生涯。200時間に及ぶインタビューや書簡、綿密な取材をもとに、戦前戦中の活動や私生活にも迫る。子どもの本で人々を勇気づけ、児童文学の星座で強い光をはなつ石井桃子の稀有な人生を描いた、初の本格評伝。

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第33回(2014年度)
川内有緒/バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌

18世紀終わりに生を享けた伝説の男ラロン・フォキル。彼が作った千以上の“バウルの歌”は、譜面に遺されることなく、脈々と口頭伝承され、今日もベンガル地方のどこかで誰かが口ずさむ。教えが暗号のように隠された詩は、何のために、数百年もの間、彼の地で歌い継がれているのか。アジア最貧国バングラデシュに飛び込み、追いかけた12日間の濃密な旅の記録。

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幸田真音/天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債

足軽の家に養子となった少年、のちの高橋是清は、英語を学び、渡米。奴隷として売られる体験もしつつ、帰国後は官・民を問わず様々な職に就く。生来の勉強家は、現場経験を積んだことで不世出の銀行家へと成長する。日露戦争の戦費調達を命じられた是清は、ロンドンで日本国債を売り出し、英語力と人脈を駆使して成功を収める。蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静化にも尽力するが、経済を破壊する軍国主義の波が押し寄せる。

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第32回(2013年度)
澤田瞳子/満つる月の如し 仏師・定朝

時は藤原道長が権勢を誇る平安時代。若き仏師・定朝はその才能を早くも発揮していた。道長をはじめとする顕官はもちろん、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所とすがった。が、定朝は煩悶していた。貧困、疫病が渦巻く現実を前に、仏像づくりにどんな意味があるのか、と。華やかでありながら権謀術数が渦巻く平安貴族の世界と、渦中に巻き込まれた定朝の清々しいまでの生涯を鮮やかに描く。

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第31回(2012年度)
角幡唯介/雪男は向こうからやって来た

ヒマラヤ山中に棲むという謎の雪男、その捜索に情熱を燃やす人々がいる。捜索隊に誘われた著者は60日間にわたる捜索期間の中で、雪男を探す彼らの奇妙な体験談に引き込まれてゆく。

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第30回(2011年度)以前

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