大藪春彦新人賞・第1回(2018年)~現在までの受賞作品

大藪春彦新人賞とは
公募 発表:10月
主催:大藪春彦賞選考委員会
後援:徳間書店
対象:冒険小説、ハードボイルド、サスペンス、ミステリーを根底とする短編小説
本賞が第20回を迎えるのを記念し、大藪春彦新人賞が創設された。第1回は2018年1月に発表され、第2回は同年10月、その後は10月に発表されている。受賞作品は徳間書店発行の文芸誌『読楽』に掲載後、刊行。
大藪春彦賞は以下をご覧ください。
第4回(2021年):応募総数233篇
野々上いり子/葱青(そうせい)
野々上いり子(ののうえ・いりこ
昭和四十六年六月十三日生まれ。四十九歳。大阪府大阪市出身、愛知県名古屋市在住。
母から、祖母が徘徊でいなくなってしまったという連絡を受け、ひかりは約半年ぶりに実家に帰ってきた。 仏間に横たわっている父の姿。そして母の言葉。 「おばあちゃんが、殺してしもてん」 台風が通り過ぎ、昨日までの悪天候が嘘のように日射しが明るい。 ひかりは、警察で取り調べを受けるなか思い返していた。実家で起きた、あの出来事を……。 |
第3回(2020年):応募総数214篇
青砥瑛:ぼくのすきなせんせい
2020年3月頃刊行予定
青砥 瑛(あおと・あきら)
誕生日:平成2年12月20日
青森県弘前市出身、弘前市在住。
深夜零時。家出を決行した中学生のセナは札幌駅の南口広場を当てもなく彷徨っていた。そこに髭面の男があらわれる。 「どしたの?」 怪しげな男だったが、車で函館のフェリー乗り場まで送ってくれるという甘言に、セナは同乗することを決意した。 芳香剤のきつい車内。何が入っているかわからないボストンバッグ。流れるニュースと知らない音楽。 セナの旅が始まる。 Amazonで探す 楽天で探す |
第2回(2018年10月):応募総数201篇
西尾潤:愚か者の身分
第1回(2018年1月):応募総数361篇
赤松利市:藻屑蟹
一号機が爆発した。原発事故の模様をテレビで見ていた木島雄介は、これから何かが変わると確信する。だが待っていたのは何も変わらない毎日と、除染作業員、原発避難民たちが街に住み始めたことよる苛立ちだった。六年後、雄介は友人の誘いで除染作業員となることを決心。しかしそこで動く大金を目にし、いつしか雄介は…。 |
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