坊っちゃん文学賞とは?1989年の第1回~受賞作品のすべて

2019-06-02文学賞

坊ちゃん文学賞とは

公募 発表:11月

近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちゃん』に描かれた街という、松山市の豊かな文化的土壌をいかして、新しい青春文学の創造と本市の文化的なイメージを高め、全国にPRするため昭和63年(1989年)に愛媛県松山市が創設。

作品は隔年で募集される。発表は10~11月頃、刊行は翌年9~12月頃。

小説部門は、400字詰め原稿用紙80 – 100枚の作品が募集されている。第15回からは、ショートショート部門が設けられ、400字詰め原稿用紙15枚以下の短編小説が対象となる。ショートショート部門は、松山市出身の俳人・正岡子規と、子規の親友でもある夏目漱石が2017年、生誕150年となることを記念して設けられた。

出典:ウィキペディア松山市ホームページ

主催:愛媛県松山市

 

正岡子規
生年月日:1867年10月14日
活動期間:1893年~1902年(34歳没)

夏目漱石
生年月日:1867年2月9日
活動期間:1905年~1916年(49歳没)

 

第16回(2019年)

選考中

 

第15回(2017年)

小説部門:854篇

著者受賞作品
大賞鈴川紗以ルカの麒麟
佳作塩見知伸坂道
佳作荒木佳純星の紛れ

 

ショートショート部門:1087篇

著者受賞作品
大賞塚田浩司オトナバー
佳作小狐裕介shell work
子規・漱石特別賞松山帖句はるのうた

 

第14回(2015年):911篇

著者受賞作品
大賞卯月イツカ名もない花なんてものはない
佳作吉田勉ひかり駆ける
名もない花なんてものはない
期末テストが終わった七月七日、駐輪場にとめていた自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた。高校二年生の千花は、隣のクラスの山崎の力を借りて、幼虫を救出する。これをきっかけに山崎に惹かれていく千花。作品は、千花と友だちのナオ、小夜子、そして山崎との交流を描いていく。そして、文化祭が近づいたある日、千花は山崎から、小夜子が気になっていると告げられ、ショックのあまり学校を休んでしまう。ひと夏の女子高生の心の動きを描いた作品。
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第13回(2013年):1060篇

著者受賞作品
大賞桐りんごキラキラハシル
佳作相川英輔日曜日の翌日はいつも
佳作仲村萌々子赤いろ黄信号
キラキラハシル
舞台は小学校の校庭、400メートルリレーで全国大会をめざす小学生たちの物語。リレーメンバーに選ばれた4人の少女たちは、希望にあふれる中、それぞれ に不安や悩みを抱えている。そんな彼女たちに監督と校長先生、正しく、真っ当な大人が、人生の真実についてやさしく語りかける。
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第12回(2011年):1057篇

著者受賞作品
大賞真枝志保桃と灰色
佳作遊部香星々
佳作白崎由宇チチノチ
桃と灰色
一人暮らしを始めた女子大生、いきなり「物干し竿」がないことに気付き、戸惑ってしまう。一体どうすればいいのか。いまどきの女子のぎこちない生活を描いた作品。
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第11回(2009年):1138編

著者受賞作品
大賞ふじくわ綾右手左手、左手右手
大賞村崎えんなれない
右手左手、左手右手
定時制高校で始まる新しい人間関係と学校生活。思いがけず見つけた懐かしい顔。青春期の不器用な生き方を描いた作品。
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なれない
就職活動に翻弄されながら、大人と子どもの気持ちの狭間で揺れる。社会に相対し、大人になろうとすればするほど見失いそうになる自分を見つめた作品。
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第10回(2007年):1048編

著者受賞作品
大賞甘木つゆこはさんではさんで ※
佳作こみこみこ君が咲く場所
佳作吉乃かのんともだちごっこ

※「タロウの鉗子」から改題

はさんではさんで
もう。もう限界。でもまだちょっといける。体を痛めつけるのは、「私」の生きるための処世術。女子大生タロウが胸に閉じ込めた切なくて抗しがたいプラトニックな恋。
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第9回(2005年):1067編

著者受賞作品
大賞大沼紀子ゆくとし くるとし
佳作高橋亮光坂の下の蜘蛛
佳作無茶雲明日へ帰れ
ゆくとし くるとし
助産所を営む母に居候を決めこむ見知らぬオカマ。実家に帰省した私を包み込んだのは、そんな彼女たちのくふふふという温かな笑い声だった──。ヘッポコ助産所ではぐくまれる母とオカマと私の物語。受賞作に書き下ろし作品「僕らのパレード」を加えて、2006年11月『ゆくとし くるとし』として単行本化(マガジンハウスより)。
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第8回(2003年):1008編

著者受賞作品
大賞浅井柑三度目の正直
佳作岩下啓亮二重奏
佳作時田慎也激痛ロード・グラフィティー
三度目の正直
こんな子がいたらどうしますか?思えばなな子は今まで、自分の「秘密」を守るために、ずっと戦ってきたのだ。サトシ君と、女風呂と、そして何より自分自身と。こいつは俺に、戦友であってほしかったのだ。19歳の女性作家が世に問う、第8回坊っちゃん文学賞大賞受賞作!他に新しい家族像を描いた書き下ろし小説『ラブリーベイベー』を収録。
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第7回(2001年):811編

著者受賞作品
大賞鬼丸智彦富士川
大賞瀬尾まいこ卵の緒
鬼丸智彦/富士川

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卵の緒
僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。「親子」の強く確かな絆を描く表題作。家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく(「7’s blood」)。優しい気持ちになれる感動の作品集。
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第6回(1999年):910編

著者受賞作品
大賞長屋潤マジックドラゴン
佳作岡田京子ゆれる甲板
佳作桜井ひかりゆうぐれ
マジックドラゴン
そうだ、あの歌だ。パフの歌だ。緑の竜がひと吠えすると、どんな王でも女王でもひれ伏し、海賊たちは白旗を揚げるんだ…。馬が走る。少年も走る。涼風青春競馬小説。
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第5回(1997年):1037編

著者受賞作品
大賞大武 完映写機カタカタ
佳作武石貞文温故堂の二階から
佳作加藤唱子ランニング・シャドウ

 

映写機カタカタ
あの人の笑顔が見たい。だから映画を作るんだ。文句あるか!8ミリ映画の自主製作現場に飛び込んだ無鉄砲な『ぼく』と『彼女』のラヴ・ストーリー。
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第4回(1995年):1164編

著者受賞作品
大賞敷村良子がんばっていきまっしょい
佳作鳴沢恵夏の日
佳作河野敬子父のラブレター
がんばっていきまっしょい
進学校である松山東高校になんとか入学した悦子は、女子ボート部を設立し、初心者ばかりの仲間を集め、エネルギーをボートに注ぐ。「自分の居場所」を見つけ、張り切る悦子だったが、貧血と腰痛に見舞われ、大事な大会直前、ボートが漕げなくなってしまう。若さゆえの焦燥、挫折、淡い恋心…。「あの頃」を切ないまでに鮮烈に描く傑作青春小説。
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第3回(1993年):1057編

著者受賞作品
大賞光山明美土曜日の夜 The Heart of Saturday Night
佳作巌谷藍水ノスタルジア
佳作北沢渚燕よ、春をつれてこい
土曜日の夜 The Heart of Saturday Night
大阪を舞台に描くエネルギッシュな青春群像。
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第2回(1991年):740編

著者受賞作品
大賞中脇初枝魚のように
佳作竹森茂裕ある登校拒否児の午後
佳作四十雀亮鳥人の儀礼
魚のように
ある日、高校生の姉が家を出た。僕は出来の悪い弟でいつも姉に魅かれていた。バラバラになった家族を捨てて僕も、水際を歩きながら考える。姉と君子さんの危うい友情と、彼女が選んだ人生について……。危うさと痛みに満ちた青春を17歳ならではの感性でまぶしく描く坊っちゃん文学賞受賞作(「魚のように」)。ほか、家庭に居場所のないふたりの少女の孤独に迫る短編「花盗人」を収録。
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第1回(1899年):1386編

著者受賞作品
大賞月本裕キャッチ Catch as catch can
佳作鳥羽耕史テクノデリック・ブルー
佳作原尚彦シェイク

※「今日もクジラは元気だよ」から改題。

キャッチ Catch as catch can
粋とハイテクを見事に融合させた月本裕独特の世界が展開する三部作。
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Posted by 綾糸