渡辺淳一文学賞とは?第1回(2016年)~現在までの受賞作品のすべて

2019-06-02文学賞

渡辺淳一文学賞とは?第1回(2016年)~現在までの受賞作品のすべて

渡辺淳一文学賞とは

発表:3月

作家・渡辺淳一の功績をたたえ、集英社により創設された。純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもつ小説作品が顕彰される。2015年4月23日、創設。
対象は、日本語で書かれた小説単行本および単行本未刊行の文庫。

主催:株式会社集英社
公益財団法人一ツ橋綜合財団

対象:前年1~12月に刊行された小説単行本および単行本未刊行の文庫

出典:ウィキペディア渡辺淳一文学賞

 

渡辺淳一
生年月日:1933年10月24日
活動期間:1965年~2014年(80歳没)

 

第6回(2021年)

千早 茜/透明な夜の香り

香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。

元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。
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第5回(2020年)

金原ひとみ/アタラクシア

擦り切れた愛。暴力の気配。果てのない仕事。そして、新たな恋。ままならない結婚生活に救いを求めてもがく男と女―。芥川賞から15年。危険で圧倒的な金原ひとみの最新長編。
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第4回(2019年)

芙蓉の干城

歌舞伎の殿堂・木挽座の間近で男女の惨殺死体発見!難事件に挑むのは、江戸歌舞伎作者の末裔、桜木治郎。日中戦争の足音が忍び寄る昭和八年。さまざまな欲望がもつれ合う東京を舞台に、男女の不可解な行動と関係性が明らかになる時、人間の深奥に潜んだ哀しい真実が浮かびあがる。圧巻の劇場×時代ミステリー誕生!
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第3回(2018年)

僕が殺した人と僕を殺した人

選考会で絶賛された​直木賞​​受賞作『流』を経て生まれた、圧倒的青春小説! 1984年​、台湾​。13歳だった。 夏休みが終わる​ほんの​2日前、ぼくたちの人生はここから大きく狂いはじめたんだ。 2015年冬、アメリカで連続殺人鬼「サックマン」が逮捕された。デトロイトの荒んだ街並みを見つめながら、「わたし」は、台湾で過ごした少年時代を想い出していく。三十年前、わたしはサックマンを知っていた――。 1984年夏、​台北​で、兄をなくしたばかりのユン、牛肉麺屋のアガンと弟のダーダー、喧嘩っ早くて正義感の強いジェイは友情を育んでいた。四人の少年たちは、ある計画を実行することに決めた……。 サックマンとは誰なのか? その謎をめぐる青春ミステリー。
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第2回(2017年)

マチネの終わりに

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。
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第1回(2016年)

あこがれ

おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティーと、絵が得意でやせっぽちの麦くん。クラスの人気者ではないけれど、悩みも寂しさもふたりで分けあうとなぜか笑顔に変わる、彼らは最強の友だちコンビだ。麦くんをくぎ付けにした、大きな目に水色まぶたのサンドイッチ売り場の女の人や、ヘガティーが偶然知ったもうひとりのきょうだい…。互いのあこがれを支えあい、大人への扉をさがす物語の幕が開く。
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Posted by 綾糸