ポプラ社小説新人賞とは?受賞作品のすべて

2019-07-20文学賞

ポプラ社小説新人賞とは?受賞作品のすべて

ポプラ社小説新人賞とは

公募 発表:12月

主  催:ポプラ社
対  象:未発表の長編エンターテインメント小説・ジャンル不問

5回で打ち切りになった「ポプラ社小説大賞(2006年 – 2010年)」および「ピュアフル小説賞」の後継として「ポプラ社小説新人賞」が創設される。大賞の他に特別賞、優秀賞、奨励賞など複数の賞が授与される。

※刊行は翌年の7月頃

出典:ウィキペディアポプラ社ポプラ社

2006~2010年 ポプラ社小説大賞は以下をご覧ください。

 

第11回(2021年):1,251篇

新人賞

つぎはぐ△/菰野 江名

 

特別賞

とべない花を手向けて/原竜一

 

踊動/葉柳 いち

 

奨励賞

踊れ、かっぽれ/実石 サエコ

 

呪われ少将の交遊録/相田 美紅

 

カンパネラの音は聴こえるか/松本 あずさ

 

ただキミに好きって言いたいだけなんだ/坂栗 蘭

 

ピュアフル部門賞

元始、女学生は太陽であつた。/皆月 玻璃

 

第10回(2020年):876篇

奨励賞

つま先立ちで暗闇を/仲田詩魚

 

貴公子探偵はチョイ足しグルメをご所望です/相沢泉見
貧乏な家計を助けるため、住み込みの家政婦をしている三田村一花は、松濤の大邸宅に住む金髪の美少年・東雲リヒトの家で働くことになる。

 

かなしい花などないから/幡野京子

 

ちぐさ弁当帖/葵日向子

 

 

第9回(2019年):611篇

新人賞

宮本志朋/Bとの邂逅

 

 

特別賞

北原一/シガーベール

 

奨励賞

鷹山悠/隠れ町飛脚・三十日屋余話

 

 

第8回(2018年):764篇

新人賞:該当なし

 

第7回(2017年):697篇

新人賞

前川ほまれ/跡を消す

前川ほまれ
1986年生まれ、宮城県出身。看護師として働くかたわら、小説を書き始める。

跡を消す
気ままなフリーター生活を送る浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの亡くなり方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。死の痕跡がありありと残された現場に衝撃を受け、失敗続きの浅井だったが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで―。生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!

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特別賞

隙名こと/「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。
「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。
クラスでも目立たず友達のいない男子高校生・駒田に、となりの席のクールな美少女、水品さんが、ひそかに声をかけてきた。「15分で1万円のバイトに興味はありませんか?」水品さんが決して笑わない理由と、怪しい仕事の真の目的は…?傷ついた過去やトラウマを持つ二人が出会い、ある仕事を経て次第に立ち直っていく、ミステリータッチの優しい青春ストーリー。

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第6回(2016年):694篇

新人賞

虻川枕/パドルの子

虻川枕
1990年宮城県生まれ。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。卒業後はゲーム会社に入社し、プランナー/シナリオライターとして勤めたのちに退社。

パドルの子
中学2年生の水野耕太郎は、ある昼休み、旧校舎の屋上一面に広がる水たまりを見つける。そこで大胆に美しくバタフライで泳いでいたのは、学校一有名な水泳部の水原だった。公衆伝話のおつり、海の巨大な水源、水を降らす飛行船、校庭の世界樹…ひとつずつ世界を変えていく二人。ある瞬間、水原が見せた涙の理由を探した水野は、思いもよらない真実に気づいてしまい―。

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第5回(2015年):627篇

新人賞:該当なし

 

奨励賞

佐野香織/城砦歌

 

第4回(2014年):631篇

新人賞

寺地はるな/ビオレタ

寺地はるな
1977年佐賀県生まれ。会社勤めと主婦業のかたわら、小説を書きはじめる。

ビオレタ
婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、道端で大泣きしていたところを拾ってくれた菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。何事にも自信を持てなかった妙だが、ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、心のすきまにしみこむ温かな物語。

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第3回(2013年):623篇

新人賞:該当なし

 

特別賞

中島久枝/日乃出が走る 浜風屋菓子

中島久枝
東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。絵本の出版社、編集プロダクションなどを経て、フードライターとして活躍。

日乃出が走る 浜風屋菓子
時は明治2年。世の混乱と父の謎の死により店を閉めざるをえなくなった老舗菓子店―橘屋のひとり娘である日乃出は、店を再建するため「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という無謀な勝負に挑む。勝敗の鍵を握る幻の西洋菓子「薄紅」のレシピを追い求め、日乃出は走る!

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第2回(2012年):690篇

新人賞

向井湘吾/お任せ! 数学屋さん

※「タイジュ」より改題

向井湘吾
1989年神奈川県生まれ。東京大学卒業。

お任せ! 数学屋さん
数学の苦手な中学2年生の遥の前に、不思議な転校生・宙がやってきた。宙は突然、どんな悩みでも、数学の力で解決する「数学屋」なる謎の店を教室内で開店するが…。

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特別賞

青谷真未/鹿乃江さんの左手

※「花の魔女」より改題

青谷真未
東京都出身。

鹿乃江さんの左手
ある女子校で起こる“不思議で残酷な出来事”を描く3つの連作短編集。「この学校には魔女が棲んでいて、どんな願いごとも一つだけ叶えてくれる」という噂。絵空事と思っていた生徒の前に、ある日魔女を名乗る女性が現れて…。

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第1回(2011年):780篇

新人賞

興津聡史/美少女ロボットコンテスト

受賞作だが、未刊。

 

特別賞

水田静子/喪失

※「喪失 プルシアンブルーの祈り」より改題

水田静子
1955年、静岡県生まれ。出版社勤務を経てフリーランス・ライターとなる。主に女性誌にて記事を執筆、これまで各界の著名人を多数インタビュー取材してきた。テーマは多岐にわたるが、主に半生を追ったものが多い。取材をもとに多数の単行本の構成、執筆も手がける。

喪失
邂逅と別離。そのあるまじき痛み―。鎌倉のアトリエでただ一人、ひっそりと芸術と向き合う暁子。東京の出版社で、雑誌編集者として働く文乃。互いの孤独を分かち合うようにして二人が運命的に出会った時、知られざる過去と未来への可能性が拓けていく。限りない絶望の先にみつけた再生。罪深き男女が織りなす感涙の物語。孤独にあえぐ現代人の深淵に迫る傑作。

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奨励賞

秋山浩司/さがしものが見つかりません!

※「私撰阪大異聞物語」より改題
秋山浩司
1988年生まれ。岡山県出身。大阪大学大学院工学研究科卒業。

さがしものが見つかりません!
冴えない大学生活を送っていた僕は、ひょんなことから物部語朗なる変人が主宰するサークル「MFL」に引っ張りこまれる。ツンデレ美女の花子さんによろめいた僕は、持ち前の超受動的な性格から物部氏の不可思議な指令に従う羽目に。さらには、キャンパスごとに対立する学生会の勢力争いにも翻弄され…。「する」か「しないか」と訊かれたら「しない」。「しろ」と言われて初めて「する」ヘタレ男子の明日はどうなる!?

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Posted by 綾糸