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第163回-直木賞・芥川賞・新井賞の受賞作品と候補作品(令和2年2020上半期)

文学賞
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概要

対象期間:平成31年・令和1年/2019年下半期
発表:2020年7月15日
直木三十五賞・芥川龍之介賞
授与者:公益財団法人日本文学振興会

 

過去の受賞作品は以下をご覧ください。

芥川賞受賞作品一覧・第1~170回のすべてまとめデータ
近年の受賞作・候補作 受賞作品すべての一覧 受賞作品該当なしの回は省略しています。 受賞回 受賞年 著者 読み 生年 受賞作 170 2023下 九段理江 くだん りえ 1990 東京都同情塔 169 2023上 市川沙央 いちかわ さおう...

 

 

第163回(令和2年上半期)芥川賞・直木賞の選考会 選考会は 令和2年(2020年)7月15日(水)14:00~

候補作品:2020年6月16日(水)発表

直木賞

受賞:馳星周/少年と犬<候補7回目>

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。
犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!

馳 星周(はせ せいしゅう)
1965年生まれ。横浜市立大学卒業。書評家などを経て、96年『不夜城』でデビュー。
〈作品〉『不夜城』1996年角川書店刊=第18回吉川英治文学新人賞受賞、第15回日本冒険小説協会大賞受賞。『鎮魂歌 不夜城Ⅱ』97年角川書店刊=第51回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。『漂流街』98年徳間書店刊=第1回大藪春彦賞受賞。『蒼き山嶺』2018年光文社刊。『雨降る森の犬』18年集英社刊。『四神の旗』20年中央公論新社刊、ほか多数。

 

候補作品

伊吹有喜/雲を紡ぐ<3回目>

伊吹有喜(いぶき ゆき)
1969年生まれ。中央大学法学部卒業。91年に出版社に入社し、雑誌主催のイベント関連業務、雑誌編集部を経て、フリーランスのライターに。2008年『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」より改題)で第3回ポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。

 

今村翔吾/じんかん<2回目>

今村翔吾(いまむら しょうご)
1984年生まれ。2016年「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。17年、文庫書下ろし『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。18年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時に『童の神』と改題)。

 

澤田瞳子/能楽ものがたり 稚児桜<4回目>

澤田瞳子(さわだ とうこ)
1977年生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。奈良時代仏教制度史、正倉院文書の研究を経て、2010年『孤鷹の天』でデビュー。

 

遠田潤子/銀花の蔵<初>

遠田潤子(とおだ じゅんこ)
1966年生まれ。大阪府堺市出身。関西大学卒業。2009年「月桃夜」で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。同年、同作品を収録した『月桃夜』でデビュー。

 

芥川賞

受賞:高山羽根子/首里の馬<3回目>

この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーターの仕事をしていた。ある台風の夜、幻の宮古馬が庭に迷いこんできて……。世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。

高山羽根子(たかやま はねこ)
1975年生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年「うどん キツネつきの」が第1回創元SF短編賞の佳作に選出される。同年、同作を収録したアンソロジー『原色の想像力』(創元SF文庫)でデビュー。16年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞受賞。

〈作品〉『うどん キツネつきの』2014年東京創元社刊=第36回日本SF大賞最終候補。「太陽の側の島」16年婦人公論4月12日号。「オブジェクタム」18年小説トリッパー春季号、単行本は18年朝日新聞出版刊(「太陽の側の島」併録)=第39回日本SF大賞最終候補。「居た場所」18年文藝冬季号=第160回芥川賞候補、単行本は19年河出書房新社刊。「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」19年すばる5月号=第161回芥川賞候補、単行本は19年集英社刊。「如何様」19年小説トリッパー夏季号、単行本は19年朝日新聞出版刊=第41回野間文芸新人賞候補。

 

受賞:遠野遥/破局<初>

私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。

遠野遥(とおの はるか)
1991年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。2019年「改良」で第56回文藝賞を受賞しデビュー。

〈作品〉「改良」2019年文藝冬季号、単行本は同年河出書房新社刊。

 

候補作品

石原燃/赤い砂を蹴る<初>

石原燃(いしはら ねん)
1972年生まれ。武蔵野美術大学卒。2009年より劇作家として活動。10年「フォルモサ!」で劇団大阪創立40周年の戯曲賞にて大賞を受賞。11年、短編「はっさく」が「テアトロ」10月号に掲載、その抜粋版がNYの演劇人が立ち上げたチャリティー企画「震災 Shinsai:Theaters for Japan」で取り上げられ、12年3月11日に全米で上演される。本作が小説デビュー作となる。

 

岡本学/アウア・エイジ(Our Age)<初>

※「群像」2020年2月号に掲載

岡本学(おかもと まなぶ)
1972年生まれ。早稲田大学教育学部理学科数学専修卒。早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士課程修了。博士(国際情報通信学)。日本電信電話株式会社勤務、神奈川工科大学情報学部准教授を経て、2017年より教授。12年、「架空列車」で第55回群像新人文学賞を受賞。同年、本作品を収録した『架空列車』でデビュー。

 

三木三奈/アキちゃん<初>

※「文學界」2020年5月号に掲載(第125回文學界新人賞)

三木三奈(みき みな)
1991年生まれ。2020年「アキちゃん」で第125回文學界新人賞を受賞しデビュー。

 

第12回 新井賞

芥川賞・直木賞と同日(2020/07/15)の夜に発表。

受賞作品:レティシア・コロンバニ/彼女たちの部屋

 

現代、パリ。大きな挫折のあと、弁護士のソレーヌはある保護施設で代書人のボランティアをはじめた。女性会館というその施設には、暴力や貧困、差別のせいで住居を追われた人々が暮らしている。自分とはまるで異なる境遇にいる居住者たちの思いがけない依頼に、ソレーヌは戸惑った。それでも、一人ひとりと話して、手紙を綴るなかで、ソレーヌと居住者たちの人生は交わっていく。ここで自分の役割を見つけたと思った矢先、事件は起きた。約100年前、パリ。救世軍のブランシュは街中の貧困と闘っていた。路頭に迷うすべての女性と子供が身を寄せられる施設をつくる―彼女の計画は、ついに政治家・財界人も動かしつつあったが…。実在する保護施設と創設者を題材に、時代を超える女性たちの連帯を描く、『三つ編み』の著者による長篇小説。

 

 

過去の直木賞・芥川賞 受賞作

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