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小島信夫文学賞とは?受賞作品と候補作品のすべて

2019-07-25文学賞

小島信夫文学賞とは?受賞作品と候補作品のすべて

小島信夫文学賞とは

公募 発表:回により変動・隔年

主  催:小島信夫文学賞の会
後  援:岐阜県、岐阜市、各務原市、作品社、水声社、鳥影社
対  象:未発表の小説・ジャンル不問
対象期間:回により変動

 

岐阜市出身の芥川賞作家・小島信夫にちなんで岐阜から発信し、広く全国に作品を公募し、新人作家の発掘を目指すことを目的として1999年に創設された日本の文学賞。隔年で開催。

出典:ウィキペディア小島信夫文学賞

小島信夫(ウィキペディア)
生年月日:1915年2月28日
活動期間:~2006年10月26日(91歳没)

 

以下、受賞作品でも未刊のものや候補作品でも刊行されているものがあります。
本が見つけられたものは、各年の受賞者一覧表の下に紹介しています。

 

第10回 発表:2019年

著者 作品
本賞 桑垣孝平 Doomed Kids
県知事賞 吉村登 海月と坐る
候補

 

第9回 発表:2017/3/30 66篇

著者 作品
本賞 岩井圭吾 裂果
県知事賞 山吹涼 スカイツリーのある風景
大西功 広い天
村瀬巷宇 シェアハウス
木戸岳彦 Xからの手紙
長谷川和正 air

 

第8回 発表:2014/6/13 34編

著者 作品
本賞 該当なし
佳作 塚越淑行 緑の国の沙耶
県知事賞 土岐智恵美 病み産む女(ひと)
市長賞 小川悦子 伊左衛門の狐
候補 飯田章 あしたの熱に身もほそり
高井泉 サチュロス王 狼む
西澤しのぶ 青空
原さつき マイ・ウィル
丸山修身 どぶろく天井
白根旭 おばあさんの店
古岡孝信 三十三回忌
堀田明日香 ハザードランプ
三宅麗子 瑠璃色の空

 

佳作:塚越淑行/緑の国の沙耶

緑の国の沙耶

異郷に生きる女性
木々の緑のそよぎ、水の流れの透明さ……、アイルランドを舞台にした一人の日本女性の生涯。彼女は未知の男と出逢い、複雑な人間関係の中で30年以上を異郷に暮らす。日本人としての違和感をもちながら、アイルランドの文化を自分のものとしてく。

 

市長賞:小川悦子/伊左衛門の狐

小川/悦子
1935年、福島県生まれ。文園女子高校(現大妻中野)卒業。1957年、精密機器メーカー入社。関連会社出向を含め、51年間の会社員生活を送る。日本国際児童図書評議会(JBBY)会員

伊左衛門の狐

男に命を助けられ切ない恋に落ちる狐の少女ほか、「待つ」ことの苦しみと歓びを痛切に描く大人の寓話集。

 

候補作品

どぶろく天井

あしたの熱に身もほそり

サチュロス王 狼む

瑠璃色の空

 

第7回 発表:2012/4/18 57篇

著者 作品
本賞 小島正樹 野犬飼育法 彼またはKの場合
本賞 鶴陽子 月の記憶
特別賞 青木笙子 沈黙の川 本田延三郎点綴
特別賞 小川恵 銀色の月
県知事賞 吉村登 ぽん ぽわぁん
候補 小川悦子 ほどけばもとの
川野英明 湖の骨

本賞:小島正樹/野犬飼育法 彼またはKの場合

野犬飼育法 彼またはKの場合

196X年、高度経済成長の登り坂を馳け上っていた日本の地方都市を舞台に、野犬の脅威から職場を逃れた男と、野犬の飼育に成功した職場に残留した分身Kとの奇妙な共生と死闘…。構想40年、1960年代以後経済大国への道をひた走り、いまや凋落してしまった2012年の日本へ贈る現代の寓話。

 

本賞:鶴陽子/月の記憶

月の記憶

特別賞:青木笙子/沈黙の川 本田延三郎点綴

沈黙の川 本田延三郎点綴

「小林多喜二を売った男」という汚名の真実は? 戦後、岡田英次・木村功、劇作家としての井上ひさし・水上勉等を育てた「日本最初の演劇プロデューサー」本田延三郎の人間像に迫る評伝。

 

特別賞:小川恵/銀色の月

銀色の月

「残されたこの〈私なるもの〉は何だったのか……。亡き夫を鏡にして私を照らし出せば、ぼんやりとでも自分の姿が映るのではないか」。小川国夫という「太陽」が没した後、ぽつんと宙に残った「月」としての私。作家の影として暮らした日々の苦しみと、夫の光を浴びて生きた悦びを鮮やかにつづった、追想のエッセイ。

 

候補作品

ほどけばもとの

第6回 発表:2010/4/13 109篇

著者 作品
本賞 千田佳代 猫ヲ祭ル
本賞 芳川泰久 歓待
県知事賞 山本健一 擬卵
候補 浅羽一 蝉の声
宇佐美宏子 裸身
中野睦夫 不壊の館

 

本賞:千田佳代/猫ヲ祭ル

猫ヲ祭ル

一人住まう女性が、猫とともに老いを迎える。猫と人との関わりが絶妙に描かれる……。人生の根源に触れた哀しみと孤独とが匂い立ってくる。猫と老嬢、人生の終末を支え合う最愛のパートナー。

 

本賞:芳川泰久/歓待

歓待

Y字路に佇む男の内面を映す「途方に暮れながら」。失踪・死、失われた父の過去をめぐる「ホネガミ」。モニタの向こうの女を視姦する「歓待」(書き下ろし)。主体の不在を問う3つの変奏曲。第一小説集。

 

候補作品

裸身

第5回 発表:2008/6/6 197篇

著者 作品
本賞 村山りおん 石の花冠
県知事賞 間宮弘子 瀬音の彼方へ
県知事賞 前田昭彦 いちでらんらん
候補 青木笙子 『沖みどり』をさがす旅
中野睦夫 山の女
朱雀遙 家愁
吉村登 原発ジンプー遺聞
イトカ 秒針

本賞:村山りおん/石の花冠

石の花冠

深い森に四百年閉ざされた「キシモリ」の城跡、滅亡した先住民の墓石群「ソウズイの石」。歴史と風土の地平に交差する宿縁の情念。詩的象徴の奔流の中に存在の真実を幻視する、卓抜な言語表現が描く究極のエロス。

 

県知事賞:間宮弘子/瀬音の彼方へ

瀬音の彼方へ

時を超えて交錯する少女の不思議な夢。昔、古い家系が一人の少女の死で絶えた。今、満たされぬ過去が時を超えて私を呼ぶ。過去の時は今もここにある!戦時と現在を詩情豊かに細密なタッチで描く長編小説。

 

第4回 発表:2006/5 206篇

著者 作品
本賞 服部洋介 地の熱
特別賞 間瀬昇 友垣寂び
県知事賞 舟田愛子 夢の坂
候補 井出彰 姥ヶ懐
下田ひとみ うりずんの風
夏当紀子 ミラー

特別賞:間瀬昇/友垣寂び

友垣寂び

老年の身を襲う心筋梗塞。相次ぐ近親者の死。死に近づくほど生きることを考える人間の性。生老病死を医師の目で見据える珠玉の作品集。

 

候補作品

うりずんの風

第3回 発表:2004/4/30 198篇

著者 作品
本賞 松田悠八 長良川スタンドバイミー・1950
本賞 山本孝夫 儀式の域
奨励賞 井出彰 精進ヶ池へ
奨励賞 萬敦子 ブレーク
県知事賞 山田賢二 熊坂長庵が往く
候補 藤村昌代 チョコレート色のほおずき
鷲尾修平 夏の川

本賞:松田悠八/長良川スタンドバイミー・1950

長良川スタンドバイミー・1950

長良川で過ごした弾けるような真夏の日々。驚嘆と興奮に満ちた少年世界に、ふと影を落とす大人たちの痴情と情交。おおどかな岐阜弁を駆使して輝ける時代を描く選考委員絶賛の少年小説。

 

本賞:山本孝夫/儀式の域

儀式の域

隣家の柿木の枝切りを契機に、80歳の心境を語り出す。カーペンターズの奏でる歌声に触発されて「死は笑うべき不可能事」を取り戻し、自己存在の意義を再確認する。『大東亜戦争』執筆への決意のもとに、自分たち老人が新しい世界をつくっていく本流だと認識して、訪れた神社の「儀式の域」で小説の構想が浮かぶ。生と死の狭間で葛藤する人間の姿を抒情豊かに描いた小説。

 

奨励賞:井出彰/精進ヶ池へ

精進ヶ池へ

戦後すべてを捨て川辺の廃船に孤り住む120歳の老人と20歳の家出少女。100年を隔てた男と女、時代差を含めた愛と諦観を描く「姥ヶ懐」。半世紀ぶりに帰った村の自閉してゆく風景と複雑怪奇な人間模様を綴った「精進ヶ池へ」の二作を収録。

 

奨励賞:萬敦子/ブレーク

ブレーク

激しく目覚め、焦燥感と孤独感に揺らぐハーフの少年の心理を、ビリヤードの世界を介して描く表題作の他、見えない力に引き寄せられる姉と弟、ソマリアの魔女があやつるニューヨークのナイトメア、「ダリーラ」の全2編を収録。

 

候補作品

チョコレート色のほおずき

第2回 発表:2002/4/30 196篇

著者 作品
本賞 印内美和子 少女小景
本賞 吉住侑子 戯れの秋
県知事賞 高井泉 先手れエピメテウス

本賞:印内美和子/少女小景

少女小景

敗戦直後の混迷、オイルショック後の不況、そしてリストラの現代。異なる時代の波風を全身に受けつつ生きる少女達の痛切な哀しみを描いた表題作ほか、全4編を収める。

 

本賞:吉住侑子/戯れの秋

戯れの秋

悠久の真葛が原を越えて、世を捨てた老女を嬲る風。引退した高齢者の内面にも暴力的に侵入するこの世を端正な文体で淡々と描く連作短篇集。
水辺の生活/庭からの眺め/真葛が原の恋/川刈りのころ/戯れの秋

 

 

県知事賞:高井泉/先手れエピメテウス

先手れエピメテウス

家族内でのごく自然な出来事から出発し、今を生きる人間の精神の奥底を覗き込むと同時に、人間存在の真髄に迫る小説。時に飄々としたユーモアを紡ぎ、時に自在な寓喩に遊びながら、肉と魂の問題を描く。

 

第1回 発表:2000/7/11 162篇

著者 作品
本賞 橋本勝三郎 弓子の川
奨励賞 平井杏子 帰巣(きそう
岐阜県知事賞 各務信 板垣生きて自由は死せり
岐阜県内奨励賞 白瀧まゆみ 素敵な誤算
候補 内海貞介 棄兵
庄司肇 幻の街

本賞:橋本勝三郎/弓子の川

弓子の川

癌は早期発見であれば治る?それは妻の右乳房の小さなしこりからはじまった。神話を信じて、抗癌治療に臨む妻と、彼女の闘病生活を支えた夫。冷静な筆致で生と死を視つめ、夫婦とは、現代医学とは何かを問う、書下し長篇小説。熟年の夫婦を襲った突然の悲劇。

 

文学賞

Posted by 綾糸