日経小説大賞とは?2006年~受賞作品のすべて

日経小説大賞とは
公募 発表:12月
主 催:日本経済新聞社・日本経済新聞出版社
対 象:プロ・アマ不問。日本語による自作未発表の長編小説
応募期間:4/1~6/30
2006年、日本経済新聞の創刊130年を記念して創設。第1回は2006年、第2回は2008年、2011年の第3回からは毎年開催されています。
出典:ウィキペディア
第13回(2021年):
夜弦雅也/高望の大刀
朝廷支配にしばられず土地を治める。日本につくす官職としてでなく、民につくす武門の領袖――それこそが日本にまだおらぬ者だ。武士(もののふ)と呼んでもよい。兵(つわもの)と呼んでもよかろう。悲しむ民を減らせるのであれば、鬼でいる値打ちはあるやも知れぬ―― |
最終候補
風花斗南/誰そ彼横丁
澄モエレ/桜とミルク
羽鳥好之/尚、赫々
第12回(2020年):257篇
天津佳之/利生の人 尊氏と正成
最終候補
天野行人/在中庵 遠州添状
江波年紀/他人の子供
森堂はっか/デストピア・ジャパン
放生充/胸叩き
第11回(2019年):232篇
湊ナオ/東京普請日和
湊ナオ(みなと・なお)
1970年愛知県生まれ。南山大学文学部卒業後、会社員。現在は茨城県つくば市のAIベンチャーでパートタイム勤務。
TOKYO2020、と書かれたまっしろな紙を目にして、かあっと頭に血がのぼった人と、そうでない人がいる。ぼくはともかく、業界的にぼくの勤めている会社は圧倒的に前者でできている。関東大震災からほぼ100年、表皮の入れ替わり続ける街でぼくは何をすべきなのか――
夏山かほる/新・紫式部日記
夏山かほる(なつやま・かおる)
1969年佐賀県生まれ。福岡女子大学文学部卒、九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。大学非常勤講師などを経て、現在主婦。
『源氏物語』を書いた紫式部の一代記。「紫式部日記」が実在の作品であるだけに、あえて「新」とタイトルにつけフィクションを紡ぎ上げたところに、作者の周到な企みがうかがえる。
最終候補
織部ルビ/福島の時間
放生充/カーニバル社員
村上卓郎/秘策あり 加藤清正外伝
第10回(2018年):232篇
佐伯琴子/狂歌
福岡のフリーペーパーの女性編集長のもとに、広告主の男から一通の手紙が届く。百人一首をあしらった切手には、旅先で一夜をともにした男女の恋の歌が綴られていた。時が経ち、男は仮想通貨の取引所を起ち上げ、女が社長を引き受けていた。順調に拡大していた事業が危険な方向に流されていくにつれ、二人が抱える同郷ゆえの秘密と、消せぬ過去も露わになっていく。
最終候補
梅花、未だ咲かず/天津佳之
黄昏色の服を着て/仲野芳恵
グッドモーニング、エンジニアーズ!/湊ナオ
長安花/山本貴之
第9回(2017年):248篇
赤神諒/大友二階崩れ
天文19年(1550年)、九州・豊後(現在の大分県)の戦国大名、大友氏に出来した政変「二階崩れの変」。時の当主・大友義鑑が愛妾の子への世継ぎのため、21歳の長子・義鎮(後の大友宗麟)を廃嫡せんとし、家臣たちが義鑑派と義鎮派に分裂、熾烈なお家騒動へと発展した。謀略、裏切り…揺れる家中での勢力争いに明け暮れる家臣たちの中で、義鑑の腹心にして義鎮の義兄でもある吉弘鑑理は一途に大友家への「義」を貫き、その弟の鑑広は数奇な運命で出逢った姫への「愛」を貫く―乱世に生きる男たちが命を賭して守り抜いたものとは。九州・豊後の戦国大名家に出来したお家騒動、重臣一家を通して骨太に描いた本格歴史小説。
最終候補
八月は瑠璃色の鳥が潜んでいる/佐伯琴子
サイレントレター/田中波香
君は星の歌/仲野芳恵
高野秘仏/葭森大祐
第8回(2016年):215篇
太田俊明/姥捨て山繁盛記
半世紀前の水害で甚大な被害を受けた山梨県北部の過疎の村。ダム建設計画は中断したままだが、その補償金を使い高齢者介護・医療を目玉とする「シニアの郷」計画が進んでいる。初期の認知症と診断された都内の大手企業に勤務する59歳の男が、早期退職して「郷」に移り住んだ。美しいが、どこか暗い。立ち入り禁止区域の水没予定地に反対派が留まっているからか?そこには「日本一のワイナリー」があるという。ある日、男が思い立って訪ねてみると、理想郷のような風景が広がっていた。
最終候補
一味の雨/北岡克子
川蝉の棲む街/佐伯琴子
ハイヌーン/等々力亮
別伝 奥の細道/野見山悠紀彦
第7回(2015年):196篇
西山ガラシャ/公方様のお通り抜け
寛政四年夏。日本橋から二里西にある戸塚村の外村甚平は、近くの尾張徳川家・戸山下屋敷に御用聞きとして出入りする大百姓。屋敷は敷地面積十三万坪のうちほとんどが庭園。荒れているが、巨大な池に「箱根山」と呼ばれる山、神社仏閣まである。半年後に将軍・徳川家斉が御成になり、この庭を通り抜けるため、屋敷奉行は甚平に、将軍を喜ばせる仕掛けを考えてくれと持ちかける。不思議な滝、怪しい洞窟、お化け屋敷のような町屋。村人を束ね、悪戦苦闘の末、飄逸味あるアトラクションが次々とできあがり、さて、将軍の御成当日
最終候補
右手を高く上げろ/太田俊明
織田幕府幻想/兼松稔
白虎の征く道/笹木一加
あなたがさよならを言うならば/松井綺香
第6回(2014年):224篇
紺野仲右ヱ門/女たちの審判
いずれ俺は死刑だ。その前に会いたい人がいる。極刑を受けた男が拘置所に収監された長い時間。恋人や肉親、拘置所の刑務官、裁判官、その家族や友人の人生まで変えてしまった…。まったく新しい“獄中小説”の誕生!
最終候補
大内水軍の裔と南蛮への道/乾浩
幻草花の一族/高田在子
百年ソナタ/仲野芳恵
ユメノアト/松田幸緒
第5回(2013年):200篇
芦崎笙/スコールの夜
平成元年に東大法学部を卒業、都市銀行トップの帝都銀行に女性総合職一期生として入行した吉沢環が女性初の本店管理職に抜擢された。担当任務は、総会屋・暴力団への利益供与や不祥事隠しの役割を担ってきた子会社の解体と退職勧奨の陣頭指揮。保守的な企業風土による女性への偏見や差別に耐えての昇進を意気に感じ、荒療治に乗り出すが、周囲の感情的な反発を招き、経営幹部の派閥抗争に巻き込まれていく―。
最終候補
塩の王/指方恭一郎
戦場泥棒/葉月堅
エルピスが残った/廣瀬とり
過ぎし南都の日々
おさと寧府紀事余聞/宮澤洋一
第4回(2012年):200篇
長野慶太/KAMIKAKUSHI 神隠し
テロ対策を強化する空港の保安検査場。厳重管理の“密室”で、子供が消えた。誘拐か、超自然現象か。捜査当局は手詰まり、親は空港を訴える。そして、事件を追う記者が辿りついたのは…。米国特有の法制度を背景として、日米を舞台に、家族の喪失と再生を描くヒューマンミステリー。
最終候補
青嵐記/岡島伸吾
ジャポニスム漂泊/霜康司
海江田多聞の決闘/葉月堅
パオモウ(泡沫)/村上卓郎
第3回(2011年):216篇
梶村啓二/野いばら
生麦事件直後の横浜で幕府の軍事情報探索の命を受けた英国軍人の手記。吹き荒れる攘夷の嵐の中、自らの本分を貫くしかない多くの名も無き人たちが生きていた。そして、軍人が秘かに想いを寄せた日本人女性と清楚な白い花。英国の田園地帯で、この手記を手にした男は…。
最終候補
公器の幻影/芦崎笙
贋物師見習い/貴水真由
逆光のボス/長野慶太
爆弾とエリキシール/本間かおり
第2回(2008年):249篇
萩耿介/松林図屏風
安土桃山の世、永徳率いる狩野派全盛の時代に独自の画風で対抗し、遂に脅かすまでになった絵師・長谷川等伯とその一派の盛衰を重厚な筆致で描く。謎多き巨匠の生涯に迫る力作歴史長編!
最終候補
髙田郁/銀二貫
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。
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遙かなる王国/芦崎笙
百年のアルマンド/梶村啓二
ラプンツェル・サラダ/牛山喜美子
第1回(2006年):610篇
武谷牧子/テムズのあぶく
成熟という言葉が似合う街ロンドンで、日本企業の男性駐在員と女性舞台演出家が突然、恋におちる。お互い離婚歴があり、分別も備えた者同士、気後れやためらいを感じながら不器用なつきあいが始まる…。人生で最高の舞台を、端正な脚本で細やかにしっとりと演出した、極上のラブストーリー。
佳作:三輪太郎/ポル・ポトの掌
31歳・株ディーラーの早すぎる引退。「神の見えざる掌」を離れ、内戦が続くカンボジアの森へ。そこで彼が見たものとは…ナイーブな感性で高度資本主義社会の陥穽に迫る
最終候補
蒼い砂丘/長野慶太
幻日/夫馬基彦
花楽土/萩耿介
山の焚き火/荻原智紀
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