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日経小説大賞とは?2006年~受賞作品のすべて

文学賞
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日経小説大賞とは

公募 発表:12月

主  催:日本経済新聞社・日本経済新聞出版社
対  象:プロ・アマ不問。日本語による自作未発表の長編小説
応募期間:4/1~6/30

2006年、日本経済新聞の創刊130年を記念して創設。第1回は2006年、第2回は2008年、2011年の第3回からは毎年開催されています。

出典:ウィキペディア

 

受賞作品のすべて

第15回(2023年)
山本貴之/紅珊瑚の島に浜茄子が咲く

時は江戸時代後期、文化文政の世。遠州浜名藩主の四男、部屋住みの響四郎と町方の女房との根津権現での出会いから物語は始まる。互いに名も身分も明かさずひとつになり別れた。

響四郎は羽州新田藩に継嗣として迎えられることになっていた。外様とはいえ大藩である羽州藩支藩への異例の末期養子は、幕閣の出世頭である浜松藩主・水野忠邦の斡旋によるものだった。新田藩が預かる幕府直轄の島では、蝦夷地の花として知られる浜茄子が咲く。小藩とはいえ譜代の響四郎に白羽の矢が立ったのは、その秘密を探らせるためでもあった。

響四郎に江戸から付き従ってきた浜名藩士が、次々と島で不審の死を遂げる。沖合で見られる怪異現象がささやかれ、忍びや隠密が暗躍する島で何が起こっているのか。その真相が明らかになったとき、そして一夜の情事で刻まれた恋の行方は……。

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第14回(2022年):285篇
中上竜志/散り花

プロレス国内最大のメジャー団体に所属する立花は33歳。入門5年目で海外武者修行に抜擢されるなど将来を嘱望されていたが、今ではスター選手を引き立てる中堅のひとりに甘んじている。

凱旋帰国直後の〝事故〟が立花から覇気を奪ってしまっていた。しかし「自分が持つものすべてをぶつける試合をしていない」という思いは熾火のようにくすぶっていた。タイトル挑戦権のかかった試合で、スター候補の若手に負けることを求められた立花は、衝動に駆られ、押し殺していたものを解き放ってしまった。血が騒いでいた……。

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第13回(2021年):321篇
夜弦雅也/高望の大刀

朝廷支配にしばられず土地を治める。日本につくす官職としてでなく、民につくす武門の領袖――それこそが日本にまだおらぬ者だ。武士(もののふ)と呼んでもよい。兵(つわもの)と呼んでもよかろう。悲しむ民を減らせるのであれば、鬼でいる値打ちはあるやも知れぬ――

第12回(2020年):257篇
天津佳之/利生の人 尊氏と正成

「利生」とは衆生に神仏の利益をもたらすこと。上下の別なく、民が国を想う志を持ち寄って各々の本分を為せば、きっと日本は悟りの国になれる――幾度も苦難にあいながら、北条得宗の悪政から世を立て直すため鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇。帝と志を同じくした楠木正成と、鎌倉幕府の重鎮でありながらその志に共鳴し倒幕へと寝返った足利尊氏。三人は同じ禅宗の同門だった。そして彼らが共有した志とは、仏や菩薩が人々に利益を与えることを意味する「利生」という言葉が表す世を実現すること。理想の世をかかげた建武の新政が始まったが、公家もそして武家も私利私欲がうごめく政治の腐敗は止めようがなく、尊氏と正成の運命は引き裂かれていく。

第11回(2019年):232篇
湊ナオ/東京普請日和

TOKYO2020、と書かれたまっしろな紙を目にして、かあっと頭に血がのぼった人と、そうでない人がいる。ぼくはともかく、業界的にぼくの勤めている会社は圧倒的に前者でできている。関東大震災からほぼ100年、表皮の入れ替わり続ける街でぼくは何をすべきなのか――

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夏山かほる/新・紫式部日記

『源氏物語』を書いた紫式部の一代記。「紫式部日記」が実在の作品であるだけに、あえて「新」とタイトルにつけフィクションを紡ぎ上げたところに、作者の周到な企みがうかがえる。

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第10回(2018年):232篇
佐伯琴子/狂歌

福岡のフリーペーパーの女性編集長のもとに、広告主の男から一通の手紙が届く。百人一首をあしらった切手には、旅先で一夜をともにした男女の恋の歌が綴られていた。時が経ち、男は仮想通貨の取引所を起ち上げ、女が社長を引き受けていた。順調に拡大していた事業が危険な方向に流されていくにつれ、二人が抱える同郷ゆえの秘密と、消せぬ過去も露わになっていく。

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第9回(2017年):248篇
赤神諒/大友二階崩れ

天文19年(1550年)、九州・豊後(現在の大分県)の戦国大名、大友氏に出来した政変「二階崩れの変」。時の当主・大友義鑑が愛妾の子への世継ぎのため、21歳の長子・義鎮(後の大友宗麟)を廃嫡せんとし、家臣たちが義鑑派と義鎮派に分裂、熾烈なお家騒動へと発展した。謀略、裏切り…揺れる家中での勢力争いに明け暮れる家臣たちの中で、義鑑の腹心にして義鎮の義兄でもある吉弘鑑理は一途に大友家への「義」を貫き、その弟の鑑広は数奇な運命で出逢った姫への「愛」を貫く―乱世に生きる男たちが命を賭して守り抜いたものとは。九州・豊後の戦国大名家に出来したお家騒動、重臣一家を通して骨太に描いた本格歴史小説。

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第8回(2016年):215篇
太田俊明/姥捨て山繁盛記

半世紀前の水害で甚大な被害を受けた山梨県北部の過疎の村。ダム建設計画は中断したままだが、その補償金を使い高齢者介護・医療を目玉とする「シニアの郷」計画が進んでいる。初期の認知症と診断された都内の大手企業に勤務する59歳の男が、早期退職して「郷」に移り住んだ。美しいが、どこか暗い。立ち入り禁止区域の水没予定地に反対派が留まっているからか?そこには「日本一のワイナリー」があるという。ある日、男が思い立って訪ねてみると、理想郷のような風景が広がっていた。

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第7回(2015年):196篇
西山ガラシャ/公方様のお通り抜け 西山ガラシャ/公方様のお通り抜け

寛政四年夏。日本橋から二里西にある戸塚村の外村甚平は、近くの尾張徳川家・戸山下屋敷に御用聞きとして出入りする大百姓。屋敷は敷地面積十三万坪のうちほとんどが庭園。荒れているが、巨大な池に「箱根山」と呼ばれる山、神社仏閣まである。半年後に将軍・徳川家斉が御成になり、この庭を通り抜けるため、屋敷奉行は甚平に、将軍を喜ばせる仕掛けを考えてくれと持ちかける。不思議な滝、怪しい洞窟、お化け屋敷のような町屋。村人を束ね、悪戦苦闘の末、飄逸味あるアトラクションが次々とできあがり、さて、将軍の御成当日

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第6回(2014年):224篇
紺野仲右ヱ門/女たちの審判

いずれ俺は死刑だ。その前に会いたい人がいる。極刑を受けた男が拘置所に収監された長い時間。恋人や肉親、拘置所の刑務官、裁判官、その家族や友人の人生まで変えてしまった…。まったく新しい“獄中小説”の誕生!

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第5回(2013年):200篇
芦崎笙/スコールの夜

平成元年に東大法学部を卒業、都市銀行トップの帝都銀行に女性総合職一期生として入行した吉沢環が女性初の本店管理職に抜擢された。担当任務は、総会屋・暴力団への利益供与や不祥事隠しの役割を担ってきた子会社の解体と退職勧奨の陣頭指揮。保守的な企業風土による女性への偏見や差別に耐えての昇進を意気に感じ、荒療治に乗り出すが、周囲の感情的な反発を招き、経営幹部の派閥抗争に巻き込まれていく―。

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第4回(2012年):200篇
長野慶太/KAMIKAKUSHI 神隠し

テロ対策を強化する空港の保安検査場。厳重管理の“密室”で、子供が消えた。誘拐か、超自然現象か。捜査当局は手詰まり、親は空港を訴える。そして、事件を追う記者が辿りついたのは…。米国特有の法制度を背景として、日米を舞台に、家族の喪失と再生を描くヒューマンミステリー。

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第3回(2011年):216篇
梶村啓二/野いばら

生麦事件直後の横浜で幕府の軍事情報探索の命を受けた英国軍人の手記。吹き荒れる攘夷の嵐の中、自らの本分を貫くしかない多くの名も無き人たちが生きていた。そして、軍人が秘かに想いを寄せた日本人女性と清楚な白い花。英国の田園地帯で、この手記を手にした男は…。

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第2回(2008年):249篇
萩耿介/松林図屏風

安土桃山の世、永徳率いる狩野派全盛の時代に独自の画風で対抗し、遂に脅かすまでになった絵師・長谷川等伯とその一派の盛衰を重厚な筆致で描く。謎多き巨匠の生涯に迫る力作歴史長編!

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第1回(2006年):610篇
武谷牧子/テムズのあぶく

成熟という言葉が似合う街ロンドンで、日本企業の男性駐在員と女性舞台演出家が突然、恋におちる。お互い離婚歴があり、分別も備えた者同士、気後れやためらいを感じながら不器用なつきあいが始まる…。人生で最高の舞台を、端正な脚本で細やかにしっとりと演出した、極上のラブストーリー。

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佳作:三輪太郎/ポル・ポトの掌

31歳・株ディーラーの早すぎる引退。「神の見えざる掌」を離れ、内戦が続くカンボジアの森へ。そこで彼が見たものとは…ナイーブな感性で高度資本主義社会の陥穽に迫る

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