江戸川乱歩賞・第1回~現在までの受賞作品まとめ

2019-05-03文学賞

江戸川乱歩賞とは

1954年、江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)により、探偵小説を奨励するために制定された文学賞。

江戸川乱歩賞

 

江戸川乱歩賞全集

絶版入手不能となっている本も増えている為、1989年以降、講談社文庫から「江戸川乱歩賞全集」が刊行されるが、2005年に刊行された第18巻(第36回 江戸川乱歩賞受賞作品収録)以降はない模様。

江戸川乱歩賞全集(18)

期待のホープ同士の対決に、剣道ファンが注視する全日本学生剣道大会の決勝戦で武南大の副将が殺された。眼の壁の密室の中で誰が?――『剣の道殺人事件』

ニューヨークでVIPを乗せた旅客機が墜落。モスクワではパイプラインが爆発。米ソ冷戦の復活を狙う巨大な陰謀、その正体は?――『フェニックスの弔鐘』

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乱歩賞作家 単行本

乱歩賞作家 赤の謎(2004年)

第35回:長坂秀佳、第37回:真保裕一、第38回:川田/弥一郎、第45回:新野剛志、第47回:高野和明を収録。

「喪服婦人」からメールで届いたキイワード。密室でそのキイワードどおりの事件が…。長坂秀佳の「「密室」作ります」のほか、真保裕一、川田弥一郎、新野剛志、高野和明の5人の乱歩賞作家の作品を収める中編アンソロジー。
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乱歩賞作家 白の謎(2006年)

第36回:鳥羽亮、第40回:中嶋博行、第44回:福井晴敏、第46回:首藤瓜於を収録。

旗本の三男・波之助が発見した女の水死体。首筋には不思議な痣が/県警本部に乱入した男と、たれ込み電話の関連/伝説のスナイパー、その容赦ない攻撃の手口/病院長、童子女の前に現れた予想外の客/江戸川乱歩賞受賞作家による豪華アンソロジー第2弾。
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乱歩賞作家 黒の謎(2006年)

第37回:鳴海章、第39回:桐野夏生、第43回:野沢尚、第48回:三浦明博、第49回:赤井三尋を収録。

誰にも言えない妻と自分だけの秘密/獄中の男に届いた一通の手紙/少女時代に受けた心の傷とは/竿も持たずに釣り場に現れた男に尾行されて―/ケースはそのままに、消えたバイオリンのありか/江戸川乱歩賞受賞作家によるアンソロジー第3弾。
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乱歩賞作家 青の謎(2007年)

第36回:阿部陽一、第41回:藤原伊織、第42回:渡辺容子、第44回:池井戸潤、第49回:不知火京介を収録。

親友の無理心中に潜む不審点/老舗画廊で傷つけられた肖像画の秘密/女性保安士、薔子の勘が冴える/詐欺師・青島がもつ特殊能力の正体/露天風呂に浮かぶ変死体に隠された真実/江戸川乱歩賞受賞作家によるアンソロジー、シリーズ第4弾。
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第67回 2021年(応募総数:386篇)

受賞作品と選考委員による講評は6月22日発売の「小説現代」7月号に掲載。

10年ぶりのダブル受賞

 

受賞:センパーファイ 常に忠誠を/伏尾美紀

 

受賞:老虎残夢/桃ノ雑派

 

最終候補

キッドナップ・ショウ/日野瑛太郎
ドロップトキシン/水谷朔也
夜が明けたら/箕輪尊文

 

第66回 2020年(応募総数:387篇)

受賞:わたしが消える/佐野 広実
元刑事の藤巻は、交通事故に遭い、自分に軽度認知障碍の症状が出ていたことを知り、愕然とする。離婚した妻はすでに亡くなっており、大学生の娘にも迷惑はかけられない。
途方に暮れていると、当の娘が藤巻を訪ね、相談を持ちかけてくる。介護実習で通っている施設に、身元不明の老人がいる、というのだ。その老人は、施設の門の前で放置されていたことから、「門前さん」と呼ばれており、認知症の疑いがあり意思の疎通ができなくなっていた。
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最終候補

ブルー オン ブラック/井上 雷雨
エスカレーションラダー/小塚原 旬
インディゴ・ラッシュ/桃ノ雑派

 

第65回 2019年(応募総数:354篇)

受賞:神護 かずみ NOIRを纏う彼女
大手医薬品メーカーに仕掛けられたデモを鎮めるべく市民団体に潜入した西澤奈美。そこでリーダーから同志として紹介されたのは、恋人の雪江だった。
日本有数の医薬品メーカー美国堂は、傘下に入れた韓国企業の社長による過去の反日発言の映像がネットに流れ、「美国堂を糺す会」が発足して糾弾される事態に。
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最終候補

小林 しゅんすけ/日陰蝶
小林 宗矢/消尽屋
箕輪 尊文/歌舞伎町 ON THE RUN
佐野 広実/シャドウワーク

受賞作品と、選考委員の選評は6月下旬頃「小説現代」のHPに掲載され、「小説現代 特別編集 乱歩賞特集」(9月発売予定)にも掲載予定。

 

第1~64回の受賞作品

年度受賞者名受賞作品
第64回平成30年斉藤詠一到達不能極
第63回平成29年受賞作なし
第62回平成28年佐藤 究QJKJQ
第61回平成27年呉 勝浩道徳の時間
第60回平成26年下村敦史闇に香る嘘
第59回平成25年竹吉優輔襲名犯
第58回平成24年高野史緒カラマーゾフの妹
第57回平成23年川瀬七緒
玖村まゆみ
よろずのことに気をつけよ
完盗オンサイト
第56回平成22年横関 大再会
第55回平成21年遠藤武文プリズン・トリック
第54回平成20年翔田 寛
末浦広海
誘拐児
訣別の森
第53回平成19年曽根圭介沈底魚
第52回平成18年鏑木 蓮
早瀬 乱
東京ダモイ
三年坂 火の夢
第51回平成17年薬丸 岳天使のナイフ
第50回平成16年神山裕右カタコンベ
第49回平成15年不知火京介
赤井三尋
マッチメイク
翳りゆく夏
第48回平成14年三浦明博滅びのモノクローム
第47回平成13年高野和明13階段
第46回平成12年首藤瓜於脳男
第45回平成11年新野剛志八月のマルクス
第44回平成10年池井戸 潤
福井晴敏
果つる底なき
Twelve Y.O.
第43回平成9年野沢 尚破線のマリス
第42回平成8年渡辺容子左手に告げるなかれ
第41回平成7年藤原伊織テロリストのパラソル
第40回平成6年中嶋博行検察捜査
第39回平成5年桐野夏生顔に降りかかる雨
第38回平成4年川田弥一郎白く長い廊下
第37回平成3年鳴海 章
真保裕一
ナイト・ダンサー
連鎖
第36回平成2年鳥羽 亮
阿部陽一
剣の道殺人事件
フェニックスの弔鐘
第35回平成元年長坂秀佳浅草エノケン一座の嵐
第34回昭和63年坂本光一白色の残像
第33回昭和62年石井敏弘風のターン・ロード
第32回昭和61年山崎洋子花園の迷宮
第31回昭和60年森 雅裕
東野圭吾
モーツァルトは子守唄を歌わない
放課後
第30回昭和59年鳥井加南子天女の末裔
第29回昭和58年高橋克彦写楽殺人事件
第28回昭和57年中津文彦
岡嶋二人
黄金流砂
焦茶色のパステル
第27回昭和56年長井 彬原子炉の蟹
第26回昭和55年井沢元彦猿丸幻視行
第25回昭和54年高柳芳夫プラハからの道化たち
第24回昭和53年栗本 薫ぼくらの時代
第23回昭和52年梶 龍雄
藤本 泉
透明な季節
時をきざむ潮
第22回昭和51年伴野 朗五十万年の死角
第21回昭和50年日下圭介蝶たちは今……
第20回昭和49年小林久三暗黒告知
第19回昭和48年小峰 元アルキメデスは手を汚さない
第18回昭和47年和久峻三仮面法廷
第17回昭和46年受賞作なし
第16回昭和45年大谷羊太郎殺意の演奏
第15回昭和44年森村誠一高層の死角
第14回昭和43年受賞作なし
第13回昭和42年海渡英祐伯林-一八八八年
第12回昭和41年斎藤 栄殺人の棋譜
第11回昭和40年西村京太郎天使の傷痕
第10回昭和39年西東 登蟻の木の下で
第9回昭和38年藤村正太孤独なアスファルト
第8回昭和37年戸川昌子
佐賀 潜
大いなる幻影
華やかな死体
第7回昭和36年陳 舜臣枯草の根
第6回昭和35年受賞作なし
第5回昭和34年新章文子危険な関係
第4回昭和33年多岐川 恭濡れた心
第3回昭和32年仁木悦子猫は知っていた
第2回昭和31年早川書房ハヤカワ・ポケット・ミステリの出版
第1回昭和30年中島河太郎探偵小説辞典

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Posted by 綾糸