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江戸川乱歩賞・第1回~現在までの受賞作品まとめ

文学賞
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江戸川乱歩賞とは

1954年、江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)により、探偵小説を奨励するために制定された文学賞。

江戸川乱歩賞

 

江戸川乱歩賞全集

絶版入手不能となっている本も増えている為、1989年以降、講談社文庫から「江戸川乱歩賞全集」が刊行されるが、2005年に刊行された第18巻(第36回 江戸川乱歩賞受賞作品収録)以降はない模様。

 

乱歩賞作家 単行本

乱歩賞作家 赤の謎(2004年)
乱歩賞作家 赤の謎 第35回:長坂秀佳、第37回:真保裕一、第38回:川田/弥一郎、第45回:新野剛志、第47回:高野和明を収録。

「喪服婦人」からメールで届いたキイワード。密室でそのキイワードどおりの事件が…。長坂秀佳の「「密室」作ります」のほか、真保裕一、川田弥一郎、新野剛志、高野和明の5人の乱歩賞作家の作品を収める中編アンソロジー。

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乱歩賞作家 白の謎(2006年)
乱歩賞作家 白の謎 第36回:鳥羽亮、第40回:中嶋博行、第44回:福井晴敏、第46回:首藤瓜於を収録。

旗本の三男・波之助が発見した女の水死体。首筋には不思議な痣が/県警本部に乱入した男と、たれ込み電話の関連/伝説のスナイパー、その容赦ない攻撃の手口/病院長、童子女の前に現れた予想外の客/江戸川乱歩賞受賞作家による豪華アンソロジー第2弾。

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乱歩賞作家 黒の謎(2006年)
乱歩賞作家 黒の謎 第37回:鳴海章、第39回:桐野夏生、第43回:野沢尚、第48回:三浦明博、第49回:赤井三尋を収録。

誰にも言えない妻と自分だけの秘密/獄中の男に届いた一通の手紙/少女時代に受けた心の傷とは/竿も持たずに釣り場に現れた男に尾行されて―/ケースはそのままに、消えたバイオリンのありか/江戸川乱歩賞受賞作家によるアンソロジー第3弾。

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乱歩賞作家 青の謎(2007年)
乱歩賞作家 青の謎 第36回:阿部陽一、第41回:藤原伊織、第42回:渡辺容子、第44回:池井戸潤、第49回:不知火京介を収録。

親友の無理心中に潜む不審点/老舗画廊で傷つけられた肖像画の秘密/女性保安士、薔子の勘が冴える/詐欺師・青島がもつ特殊能力の正体/露天風呂に浮かぶ変死体に隠された真実/江戸川乱歩賞受賞作家によるアンソロジー、シリーズ第4弾。

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 受賞作品のすべて

第69回 2023年(応募総数:390篇)
蒼天の鳥たち/三上幸四郎

大正十三(1924)年七月、鳥取県鳥取市──。
主人公の田中古代子は、女性の地位向上を目指し「新しい女」の潮流を訴える女流作家である。本格的に作家として活動するため、娘の千鳥と内縁の夫・涌島義博の三人で、鳥取から東京に引っ越しをする予定を立てていた。移住直前のある日、古代子は千鳥と共に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るために鳥取市内の劇場「鳥取座」に向かう。ところが観劇中、場内で火事が発生。取り残された古代子と千鳥が目にしたのは、煙につつまれる舞台上に立つ「本物」の「兇賊ジゴマ」であった。逃げようとする二人の目の前で、ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡する。命からがら鳥取県気高郡浜村の自宅に逃げ帰った古代子と千鳥であったが、一息つく暇もなく、再び謎の人物に襲われるのだった。
果たしてこの世の中に、本物のジゴマなどいるものだろうか……? 謎は思いがけない事態へと発展していく。

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第68回 2022年(応募総数:385篇)
此の世の果ての殺人/荒木あかね

―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望
正義の消えた街で、悪意の暴走が始まったー小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。

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第67回 2021年(応募総数:386篇)
センパーファイ 常に忠誠を/伏尾美紀
※改題:北緯43度のコールドケース

博士号を持ちながら30歳で北海道警察の警察官となった沢村依理子。
ある日、5年前に未解決となっていた誘拐事件の被害者、島崎陽菜の遺体が発見される。
犯人と思われた男はすでに死亡……まさか共犯者が……? 捜査本部が設置されるも、再び未解決のまま解散。
しばらくのち、5年前の誘拐事件の捜査資料が漏洩する。なんと沢村は漏洩犯としての疑いをかけられることに。
果たして沢村の運命は、そして一連の事件の真相とは。組織に翻弄されながらも正義を追い求める沢村。
警察官として、ひとりの女性として葛藤し成長していくーー。

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老虎残夢/桃ノ雑派

孤絶した楼閣=密室で起きた「絶対不可能殺人」
最侠のヒロインは、最愛の師の「死の謎」を解くことができるのか!?湖に浮かぶ孤島で、武術の達人・泰隆が遺体となって発見された。三人の武侠を招き、うち一人に「奥義」を授けるとしていた矢先のことだった。孤絶した楼閣は、特殊な武芸を身につけた彼らをもってしても侵入は不可能にみえる。泰隆の愛弟子・紫苑は、姉妹以上の絆で結ばれた恋華とともに、その謎に挑む!

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第66回 2020年(応募総数:387篇)
わたしが消える/佐野 広実

元刑事の藤巻は、交通事故に遭い、自分に軽度認知障碍の症状が出ていたことを知り、愕然とする。離婚した妻はすでに亡くなっており、大学生の娘にも迷惑はかけられない。
途方に暮れていると、当の娘が藤巻を訪ね、相談を持ちかけてくる。介護実習で通っている施設に、身元不明の老人がいる、というのだ。その老人は、施設の門の前で放置されていたことから、「門前さん」と呼ばれており、認知症の疑いがあり意思の疎通ができなくなっていた。

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第65回 2019年(応募総数:354篇)
神護 かずみ NOIRを纏う彼女
※改題:ノワールをまとう女

大手医薬品メーカーに仕掛けられたデモを鎮めるべく市民団体に潜入した西澤奈美。そこでリーダーから同志として紹介されたのは、恋人の雪江だった。
日本有数の医薬品メーカー美国堂は、傘下に入れた韓国企業の社長による過去の反日発言の映像がネットに流れ、「美国堂を糺す会」が発足して糾弾される事態に。

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第1~64回の受賞作品
年度 受賞者名 受賞作品
第64回 平成30年 斉藤詠一 到達不能極
第63回 平成29年   受賞作なし
第62回 平成28年 佐藤 究 QJKJQ
第61回 平成27年 呉 勝浩 道徳の時間
第60回 平成26年 下村敦史 闇に香る嘘
第59回 平成25年 竹吉優輔 襲名犯
第58回 平成24年 高野史緒 カラマーゾフの妹
第57回 平成23年 川瀬七緒
玖村まゆみ
よろずのことに気をつけよ
完盗オンサイト
第56回 平成22年 横関 大 再会
第55回 平成21年 遠藤武文 プリズン・トリック
第54回 平成20年 翔田 寛
末浦広海
誘拐児
訣別の森
第53回 平成19年 曽根圭介 沈底魚
第52回 平成18年 鏑木 蓮
早瀬 乱
東京ダモイ
三年坂 火の夢
第51回 平成17年 薬丸 岳 天使のナイフ
第50回 平成16年 神山裕右 カタコンベ
第49回 平成15年 不知火京介
赤井三尋
マッチメイク
翳りゆく夏
第48回 平成14年 三浦明博 滅びのモノクローム
第47回 平成13年 高野和明 13階段
第46回 平成12年 首藤瓜於 脳男
第45回 平成11年 新野剛志 八月のマルクス
第44回 平成10年 池井戸 潤
福井晴敏
果つる底なき
Twelve Y.O.
第43回 平成9年 野沢 尚 破線のマリス
第42回 平成8年 渡辺容子 左手に告げるなかれ
第41回 平成7年 藤原伊織 テロリストのパラソル
第40回 平成6年 中嶋博行 検察捜査
第39回 平成5年 桐野夏生 顔に降りかかる雨
第38回 平成4年 川田弥一郎 白く長い廊下
第37回 平成3年 鳴海 章
真保裕一
ナイト・ダンサー
連鎖
第36回 平成2年 鳥羽 亮
阿部陽一
剣の道殺人事件
フェニックスの弔鐘
第35回 平成元年 長坂秀佳 浅草エノケン一座の嵐
第34回 昭和63年 坂本光一 白色の残像
第33回 昭和62年 石井敏弘 風のターン・ロード
第32回 昭和61年 山崎洋子 花園の迷宮
第31回 昭和60年 森 雅裕
東野圭吾
モーツァルトは子守唄を歌わない
放課後
第30回 昭和59年 鳥井加南子 天女の末裔
第29回 昭和58年 高橋克彦 写楽殺人事件
第28回 昭和57年 中津文彦
岡嶋二人
黄金流砂
焦茶色のパステル
第27回 昭和56年 長井 彬 原子炉の蟹
第26回 昭和55年 井沢元彦 猿丸幻視行
第25回 昭和54年 高柳芳夫 プラハからの道化たち
第24回 昭和53年 栗本 薫 ぼくらの時代
第23回 昭和52年 梶 龍雄
藤本 泉
透明な季節
時をきざむ潮
第22回 昭和51年 伴野 朗 五十万年の死角
第21回 昭和50年 日下圭介 蝶たちは今……
第20回 昭和49年 小林久三 暗黒告知
第19回 昭和48年 小峰 元 アルキメデスは手を汚さない
第18回 昭和47年 和久峻三 仮面法廷
第17回 昭和46年   受賞作なし
第16回 昭和45年 大谷羊太郎 殺意の演奏
第15回 昭和44年 森村誠一 高層の死角
第14回 昭和43年   受賞作なし
第13回 昭和42年 海渡英祐 伯林-一八八八年
第12回 昭和41年 斎藤 栄 殺人の棋譜
第11回 昭和40年 西村京太郎 天使の傷痕
第10回 昭和39年 西東 登 蟻の木の下で
第9回 昭和38年 藤村正太 孤独なアスファルト
第8回 昭和37年 戸川昌子
佐賀 潜
大いなる幻影
華やかな死体
第7回 昭和36年 陳 舜臣 枯草の根
第6回 昭和35年   受賞作なし
第5回 昭和34年 新章文子 危険な関係
第4回 昭和33年 多岐川 恭 濡れた心
第3回 昭和32年 仁木悦子 猫は知っていた
第2回 昭和31年 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリの出版
第1回 昭和30年 中島河太郎 探偵小説辞典

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