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三島由紀夫賞とは?第1回(1988年)~現在までの受賞作品のすべて

文学賞

三島由紀夫賞とは?第1回(1988年)~現在までの受賞作品のすべて
目次

三島由紀夫賞とは

発表:5月

三島由紀夫賞(みしまゆきおしょう)は、作家・三島由紀夫の業績を記念し新潮社の新潮文芸振興会が主催する文学賞。略称は「三島賞」。新潮社は新潮社文学賞(1954-1967年)、日本文学大賞(1969-1987年)を主催してきたが、それに代わるものとして、三島没後17年の1987年(昭和62年)9月1日に創設され、翌1988年(昭和63年)に選考・授与が開始された。 (ウィキペディアより)

主催:新潮文芸振興会

三島由紀夫(ウィキペディア)
生年月日:1925年1月14日
活動期間:1941年 – 1970年(45歳没)

 

出典:ウィキペディア新潮社

 

 

第32回(2019年)

三国美千子/いかれころ

「ほんま私は、いかれころやね」大阪のある一族を幼女の視点から描き、選考委員絶賛の新潮新人賞受賞作。

 

第31回(2018年)

古谷田奈月/無限の玄

死んでは蘇る父に戸惑う男たち、魂の健康を賭けて野球する女たち――
清新にして獰猛な赤と黒の物語はいまスパークする!

三島賞受賞作「無限の玄」と芥川賞候補作「風下の朱」を収めた超弩級の新星が放つ奇跡の中編集!

 

第30回(2017年)

宮内悠介/カブールの園

サンフランシスコで暮らす移民三世のレイは、旅の途中にかつて日系人収容所であった博物館を訪れる。日本と世界のリアルがここに!

わたしたちの世代の最良の精神はどこにあるのか。日系アメリカ女性のレイ(玲)は、過去への旅に出る。SF界の異才による、リアルな世界の“いま”

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第29回(2016年)

蓮實重彦/伯爵夫人

ばふりばふりとまわる回転扉の向こう、帝大受験を控えた二朗の前に現れた和装の女。「金玉潰し」の凄技で男を懲らしめるという妖艶な〈伯爵夫人〉が、二朗に授けた性と闘争の手ほどきとは。ボブヘアーの従妹・蓬子や魅惑的な女たちも従え、戦時下の帝都に虚実周到に張り巡らされた物語が蠢く。東大総長も務めた文芸批評の大家が80歳で突如発表し、読書界を騒然とさせた三島由紀夫賞受賞作。

 

第28回(2015年)

上田岳弘/私の恋人

一人目は恐るべき正確さで世界の未来図を洞窟の壁に刻んだクロマニョン人。二人目は大戦中、収容所で絶命したユダヤ人。いずれも理想の女性を胸に描きつつ34年で終えた生を引き継いで、平成日本を生きる三人目の私、井上由祐は35歳を過ぎた今、美貌のキャロライン・ホプキンスに出会う。この女が愛おしい私の恋人なのだろうか。10万年の時空を超えて動き出す空前の恋物語。

 

第27回(2014年)

本谷有希子/自分を好きになる方法

16歳のランチ、28歳のプロポーズ前夜、34歳の結婚記念日、47歳のクリスマス、3歳のお昼寝タイム、63歳の何もない一日。リンデは「お互い心から一緒にいたいと思える相手」を求め続ける。密やかな孤独と後悔、それでも残るほのかな期待を丁寧に描いて、女性たちの圧倒的な共感を呼んだ第27回三島由紀夫賞受賞作。『異類婚姻譚』で2016年度芥川賞を受賞した人気作家による長編。

 

第26回(2013年)

村田沙耶香/しろいろの街の、その骨の体温の

クラスでは目立たない存在の結佳。習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に彼を「おもちゃ」にしたいという気持ちが高まり、結佳は伊吹にキスをするのだが―女の子が少女へと変化する時間を丹念に描く、静かな衝撃作。第26回三島由紀夫賞、第1回フラウ文芸大賞受賞作。

 

第25回(2012年)

青木淳悟/私のいない高校

カナダからの留学生(でも英語が苦手)を受け入れた、とある高校での数ヵ月―。描かれるのは至ってフツウの学園生活のはずなのに、何かが、ヘン…。“物語”の概念を覆す、本邦初「主人公のいない」青春小説。

 

第24回(2011年)

今村夏子/こちらあみ子

あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれ兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。

 

第23回(2010年)

東浩紀/クォンタム・ファミリーズ

人生の折り返し、三五歳を迎えたぼくに、いるはずのない未来の娘からメールが届いた。ぼくは娘に導かれ、新しい家族が待つ新しい人生に足を踏み入れるのだが…核家族を作れない「量子家族」が複数の世界を旅する奇妙な物語。ぼくたちはどこへ行き、どこへ帰ろうとしているのか。

 

第22回(2009年)

前田司郎/夏の水の半魚人

魚彦。僕の変な名前は、お母さんの初恋にちなんでつけられた。写生大会で行った臨死の森で、転校生・海子の秘密を見てしまう。二人だけの秘密。夏の海の水の音。色ガラスの破片。車椅子の今田は魔法使いに会ったという。そんなの嘘だ、嘘であって欲しいと僕は思う。出処の知れない怒り、苛立ち、素晴らしい遊び、僕はこの楽園を飛び出したいのかもわからない。あの神話のような時代を。

 

第21回(2008年)

田中慎弥/切れた鎖

海峡の漁村・赤間関を、コンクリの町に変えた桜井の家。昔日の繁栄は去り、一人娘の梅代は、出戻った娘と孫娘の3人で日を過ごす。半島から流れついたようにいつの間にか隣地に建った教会を憎悪しながら……。因習に満ちた共同体の崩壊を描く表題作ほか、変態する甲虫に社会化される自己への懐疑を投影した「蛹」など、ゼロ年代を牽引する若き実力作家の川端賞・三島賞同時受賞作!

 

第20回(2007年)

佐藤友哉/1000の小説とバックベアード

二十七歳の誕生日に仕事をクビになるのは悲劇だ。僕は四年間勤めた片説家集団を離れ、途方に暮れていた。(片説は特定の依頼人を恢復させるための文章で小説とは異なる。)おまけに解雇された途端、読み書きの能力を失う始末だ。謎めく配川姉妹、地下に広がる異界、全身黒ずくめの男・バックベアード。古今東西の物語をめぐるアドヴェンチャーが、ここに始まる。

 

第19回(2006年)

古川日出男/LOVE

都市とそこで生きるものたちの喪失と再生を、鮮やかにきりとった青春群像小説
なんとも新鮮で、神話的で、「すべて」がある世界なんだ。

 

第18回(2005年)

鹿島田真希/六〇〇〇度の愛

優しい夫と息子と団地で暮らす何不自由ない生活を捨て、ある日、女は長崎へと旅立った。かつて六〇〇〇度の雲で覆われ、原爆という哀しい記憶の刻まれた街で、女はロシア人の血を引く美しい青年と出会う。アルコール依存の末に自殺した兄への思慕を紛らわすかのように、女は青年との情交に身を任せるが―。生と死の狭間で揺れる女を描き、現代人の孤独に迫った三島賞受賞作。

 

第17回(2004年)

矢作俊彦/ららら科學の子

男は殺人未遂に問われ中国に密航した。1968年の「今」から未来世紀の東京へ。30年の空白を埋めるべく50歳の少年が飛翔する

 

第16回(2003年)

舞城王太郎/阿修羅ガール

アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的(ガーリッシュ)に悩んでいた。その間に街はカオスの大車輪! グルグル魔人は暴走してるし、同級生は誘拐されてるし、子供たちはアルマゲドンを始めてるし。世界は、そして私の恋はどうなっちゃうんだろう? 東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは――。三島由紀夫賞受賞作。受賞記念として発表された短篇「川を泳いで渡る蛇」を併録。

 

第15回(2002年)

小野正嗣/にぎやかな湾に背負われた船

浦!とある海辺の集落に、時が淀み、謎が漂う。教師と恋に落ちた少女、奇妙な昔語りにふける4人組の老人。半世紀あまりの脱線につぐ脱線の記憶と現在の物語。

 

第14回(2001年)

青山真治/ユリイカ EUREKA

バスジャック事件で人質となった運転手の沢井は、乗客の兄妹直樹・梢と共に助かるが、心に深い傷を負う。彼は街から失踪し、兄妹も母の家出、父の自殺後心を閉ざし二人だけの世界に引きこもってしまう。二年後、街に戻ってきた沢井は、兄妹の家に同居し家族のように暮らし始めるが、同じ頃連続して殺人事件が起き、そして―沢井がとった行動とは…。カンヌで世界の絶賛を浴びた映画作家が描く『癒し』と『再生』の叙事詩。

 

中原昌也/あらゆる場所に花束が……

どこからか聞こえてくる「殺れ! 」の声。殺意と肉欲に溢れる地上を舞台に、物語は進む――。暗い地下室で拳銃に脅かされながら、絵ハガキを作らされる男。河川敷で、殺人リハーサルを粛々と敢行するジャージ姿の一団。ペニスを露出させ、謎の人物を追う中年ルポライター……。それぞれが複雑に乱舞、絡み合いながら、前代未聞、仰天の結末へと突っ走る。異才が放つ、三島賞受賞の超問題作。

 

第13回(2000年)

星野智幸/目覚めよと人魚は歌う

女は壊れた愛の記憶にとり憑かれ、亡霊のように息を潜めていた。男は日系ペルー人の宿命に翻弄され、ぎりぎりまで追い詰められた。この地上に居場所を持てない2つの魂が、出逢い、触れ合った、世界の果ての3日間。

 

第12回(1999年)

鈴木清剛/ロックンロールミシン

社会人三年目の賢司は変わりばえのしない仕事に燃え尽きぎみ。彼女もいて傍目には悪くない生活に見えたが…。フリーターをしていた高校時代の友人・凌一が仲間達とインディーズブランドを立ち上げることになった。戦略ゼロながら熱く服づくりに励む彼ら。ファッションにまるで興味がないものの、ほとばしるエネルギーに圧倒され、賢司は次第に重要なメンバーとして頼りにされる存在になっていく。1998年度三島由紀夫賞を受賞、2002年に行定勲監督により映画化された作品を全面改稿、大幅加筆。ミシンと糸が紡ぎ出すロックな「青春ワーキング小説」決定版。

 

第11回(1998年)

小林恭二/カブキの日

21世紀のカブキ界に君臨するのは、果して誰か―世界が注目するなか華麗な「顔見世」が琵琶湖畔の巨大な船舞台・世界座で幕を開ける。だが、その水面下では、守旧派の名女形と改革派の人気立役者が、凄絶な勢力争いを繰り広げていた。美少女・蕪は、謎の手紙に誘われる形で騒動に巻き込まれ、世界座舞台裏の怨念渦巻く大迷宮に迷い込む。蕪に託された「使命」は?三島賞受賞作。

 

第10回(1997年)

樋口覚/三絃の誘惑―近代日本精神史覚え書―

本書は、近代日本の個性的な文学者を中心にして、その特異かつ普遍的な音楽生活、特に日本音曲との接点を辿ろうとしたものである。

 

第9回(1996年)

松浦寿輝/折口信夫論

主著『死者の書』に代表される折口の幻惑的な世界。著者は「ふと折口みたいな文章が書けたらと夢見てしまう心の弱さを自分の中で力まかせに抑圧してしまうことをせず…折口の言葉そのものの中で折口から遠ざかろうと努める」(本書後記)という姿勢でその世界に挑む。それにより古典的な伝記研究とは一線を画し、折口作品そのものを読み解き、作品と密着した批評の言葉を発生させることで、他の折口論にはない本書固有の表現を勝ち得た。特異な言葉の魅力を具えた折口と、詩・映画評論でも才を発揮する芥川賞作家との深遠なる闘い。そこから評論を超えた言語空間が生まれる。第9回三島由紀夫賞受賞作。

 

第8回(1995年)

山本昌代/緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道

おっとりした姉・可季子と重い病いを抱えながらも、のびやかな妹・鱈子さん。父母姉妹での穏やかな生活に、父の病いという思わぬ波紋が広がり…。家族という日常の不思議と夢のリアリズムを静穏な筆で描いた三島賞受賞作。

 

第7回(1994年)

笙野頼子/二百回忌

よみがえる死者、歌う骨、歪む時間―21世紀の文学を予感させる衝撃の幻想空間。圧倒的な筆力で《大地と共同体》に挑む。

 

第6回(1993年)

車谷長吉/鹽壺の匙

吉祥天のような貌と、獰猛酷薄を併せ持つ祖母は、闇の高利貸しだった。陰気な癇癪持ちで、没落した家を背負わされた父は、発狂した。銀の匙を堅く銜えた塩壷を、執拗に打砕いていた叔父は、首を縊った。そして私は、所詮叛逆でしかないと知りつつ、私小説という名の悪事を生きようと思った。―反時代的毒虫が二十余年にわたり書き継いだ、生前の遺稿6篇。第6回三島由紀夫文学賞。芸術選奨文部大臣新人賞。

 

福田和也/日本の家郷

ナチスに加担したフランスの対独協力作家たちの研究で鮮烈なデビューを果たした著者が、
同様の問題意識をもって「日本」を論じた、初の文芸評論集。
著者は、彷徨の果てに幻影としての日本を見た倭建命、「くらい」小説を書き続けた徳田秋声、き穴の向こうに彼方を見出した永井荷風らの彷徨に家郷を見る。「みやび」を「離宮」に囲ってしまった後水尾院と、荻生徂徠、本居宣長に対し、連鎖、生成、流離としての「日本」を再興するための新しい国学を求める。西欧と対峙して絶望した横光利一、「何処でもない場所」への情熱につかれたモダニストとしての保田與重郎、そしてモダニズムの帰結としての日本を追求した萩原朔太郎らの凝視した、「虚妄としての日本」を見据える。「批評は一個の独立した作品である」と宣言する著者の真骨頂が表れた珠玉の名著。

 

第5回(1992年)

なし

 

 

第4回(1991年)

佐伯一麦/ア・ルース・ボーイ

loose(lu:s)a. (1)緩んだ.(2)ずさんな.(3)だらしのない.……(5)自由な.――英語教師が押した烙印はむしろ少年に生きる勇気を与えた。県下有数の進学校を中退した少年と出産して女子校を退学した少女と生後間もない赤ん坊。三人の暮らしは危うく脆弱なものにみえたが、それは決してママゴトなどではなく、生きることを必死に全うしようとする崇高な人間の営みであった。

 

第3回(1990年)

久間十義/世紀末鯨鯢記

“ボォーン、ボォーン、ウィップ、ウィップ”、世界の終わりにひびく鯨たちのうたをきけ―。調査捕鯨船と反捕鯨船グループのサイケデリックな迷走に、『白鯨』の黙示を甦えらせて絶讃を浴びた、新世代の旗手による第三回三島賞受賞作。

 

第2回(1989年)

大岡玲/黄昏のストーム・シーディング

ひとは皆、宇宙の「捨子サウルス」なのか。澄明な哀しみに満ちた若き生のメッセージ。

第1回(1988年)

高橋源一郎/優雅で感傷的な日本野球

ぼくは野球を知らなかった。ぼくの友だちもパパもママも先生さえも知らなかった。「野球を教わりたいんです」―“日本野球”創世の神髄が時空と国境を越えていま物語られる。一九八五年、阪神タイガースは本当に優勝したのだろうか?第一回三島由紀夫賞受賞の名作。

 

文学賞

Posted by 綾糸