第165回-直木賞・芥川賞の受賞作品と候補作品(令和3年2021上半期)

概要
対象期間:令和3年/2021年上半期
発表:2021年7月14日(水)
発表:2021年7月14日(水)
候補作発表:6月11日(金)午前5時
直木三十五賞・芥川龍之介賞
授与者:公益財団法人日本文学振興会
授与者:公益財団法人日本文学振興会
過去の受賞作品は以下をご覧ください。
直木賞
受賞作品
受賞作品は2021年7月14日(水)発表
佐藤究/テスカトリポカ
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メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。第34回山本周五郎賞受賞。 |
澤田瞳子/星落ちて、なお
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鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とは――。 父の影に翻弄され、激動の時代を生き抜いた女絵師の一代記。不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘のとよ(暁翠)に対し、腹違いの兄・周三郎は事あるごとに難癖をつけてくる。早くから養子に出されたことを逆恨みしているのかもしれない。 暁斎の死によって、これまで河鍋家の中で辛うじて保たれていた均衡が崩れた。兄はもとより、弟の記六は根無し草のような生活にどっぷりつかり頼りなく、妹のきくは病弱で長くは生きられそうもない。 河鍋一門の行末はとよの双肩にかかっっているのだった――。 |
候補作品
2021年6月11日(金)発表
一穂ミチ/スモールワールズ
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。 |
呉勝浩/おれたちの歌をうたえ
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「あんた、ゴミサトシって知ってるか?」 元刑事の河辺のもとに、ある日かかってきた電話。その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。真っ白な雪と、死体――。あの日、本当は何があったのか? 友が遺した暗号に導かれ、40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田はやがて、隠されてきた真実へとたどり着く。 『スワン』で日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞を受賞。圧倒的実力を誇る著者が、迸る想いで書き上げた大人のための大河ミステリー。 |
砂原浩太朗/高瀬庄左衛門御留書(たかせしょうざえもんおとどめがき)
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神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。 |
芥川賞
受賞作品
受賞作品は2021年7月14日(水)発表
石沢麻依/貝に続く場所にて(群像 6月号)
第64回群像新人文学賞発表 ・当選作「貝に続く場所にて」 石沢麻依 ・当選作「鳥がぼくらは祈り、」 島口大樹 ・優秀作「カメオ」 松永K三蔵 他 |
李琴峰/彼岸花(ひがんばな)が咲く島(文學界 3月号)
李琴峰「彼岸花が咲く島」(260枚) 流れ着いた島では、〈ニホン語〉と〈女語〉が話されていた――著者の新境地! |
候補作品
2021年6月11日(金)発表
くどうれいん/氷柱(つらら)の声(群像 4月号)
【創作】 「最後の挨拶 His Last Bow」 小林エリカ 「氷柱の声」 くどうれいん 【エッセイ】 「ベイルート961時間(及びそれに伴う321皿の料理)」 関口涼子 他 Amazonで探す |
高瀬隼子/水たまりで息をする(すばる 3月号)
水原涼「焚火」 高瀬隼子「水たまりで息をする」 他Amazonで探す |
高瀬隼子/水たまりで息をする
千葉雅也/オーバーヒート(新潮 6月号)
オーバーヒート(二四〇枚)/千葉雅也 二〇一八年、大阪。僕に向かって雨が降る――クソみたいな言語の雨が。肉体と哲学、青年期と中年期の交点に立ち、男は未来へ手を伸ばす。『デッドライン』から二年、瞠目の第二中篇! |
過去の受賞作
過去の直木賞
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