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2025年1月発表:第172回-直木賞・芥川賞の受賞作品と候補作品(令和6年2024年下半期)

第172回-直木賞・芥川賞 文学賞
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概要

対象:2024年6月~2024年11月に刊行または文学雑誌などで発表された作品
発表:2025年1月15日(水)
直木三十五賞・芥川龍之介賞
授与者:公益財団法人日本文学振興会

公式Twitter

過去の受賞作品は以下をご覧ください。

検索可能!すべての芥川賞・直木賞作家の受賞作・受賞回・生まれ年・読み
芥川賞と直木賞の受賞作家一覧です。1935年から現在までのすべての作家の名前の読み、生年、受賞回、受賞年、受賞作をまとめています。それぞれの賞、受賞順のまとめは以下もご覧ください。芥川賞・直木賞作家50音順一覧初期状態は50音順ですべてが表...

 

直木賞

発表:2025年1月15日(水)

第172回(令和6年2024年下半期)
受賞作品
伊与原新/藍を継ぐ海

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。
徳島の海辺の小さな町で、なんとかウミガメの卵を孵化させ、自分ひとりの力で育てようとする、祖父と二人暮らしの中学生の女の子。年老いた父親のために隕石を拾った場所を偽ろうとする北海道の身重の女性。山口の見島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男。長崎の空き家で、膨大な量の謎の岩石やガラス製品を発見した若手公務員。都会から逃れ移住した奈良の山奥で、ニホンオオカミに「出会った」ウェブデザイナーの女性ーー。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。『宙わたる教室』『月まで三キロ』『八月の銀の雪』の著者による、心揺さぶられる全五篇。

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候補作品
朝倉かすみ/よむよむかたる

小樽の古民家カフェ「喫茶シトロン」には今日も老人たちが集まる。
月に一度の読書会〈坂の途中で本を読む会〉は今年で20年目を迎える。

最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル。
それぞれに人の話を聞かないから予定は決まらないし、連絡は一度だけで伝わることもない。
持病の一つや二つは当たり前で、毎月集まれていることが奇跡的でもある。

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荻堂顕/飽くなき地景

土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族、烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、多数のビルを建て、東京の景観を変えていく家業に興味が持てず、祖父の誠一郎が所有する宝刀、一族の守り神でもある粟田口久国の「無銘」の美しさに幼いころから魅せられていた。家に伝わる宝を守り、文化に関わる仕事をしたいと志す治道だったが、祖父の死後、事業を推し進める父・道隆により、「無銘」が渋谷を根城にする愚連隊の手に渡ってしまう。治道は刀を取り戻すため、ある無謀な計画を実行に移すのだが……。やがて、オリンピック、高度経済成長と時代が進み、東京の景色が変貌するなか、その裏側で「無銘」にまつわる事件が巻き起こる。刀に隠された一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。

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木下昌輝/秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

江戸時代、こんなにややこしい殿様は他にいなかったかもしれない。
小藩から25万石の大藩に養子入りし、苛烈な藩政改革に取り組んだ。
誰にも負けぬ弁舌と知識、厳しい倹約令と公共投資の両立、当時の身分制度を破壊する新法、そして、どこにもない市を生み出そうとしたが……
蜂須賀重喜という男が愚者なのか賢者なのか、勝者なのか敗者なのか。

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月村了衛/虚の伽藍

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。弱者の救済を志す若き僧侶・志方凌玄がバブル期の京都で目にしたのは、暴力団、フィクサー、財界重鎮に市役所職員……古都の金脈に群がる魑魅魍魎だった。腐敗した燈念寺派を正道に戻すため、あえて悪に身を投じる凌玄だが、金にまみれた求道の果てに待っていたのは――。人間の核心に迫る圧巻の社会派巨編。

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芥川賞

発表:2025年1月15日(水)

第172回(令和6年2024年下半期)
受賞作品
安堂ホセ/DTOPIA

恋愛リアリティショー「DTOPIA」新シリーズの舞台はボラ・ボラ島。ミスユニバースを巡ってMr.LA、Mr.ロンドン等十人の男たちが争う──時代を象徴する圧倒的傑作、誕生!

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受賞作品
鈴木結生/ゲーテはすべてを言った

高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!

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候補作品
竹中優子/ダンス

同僚三人が近頃欠勤を繰り返すのが気に入らない私は、その一人の先輩女性下村さんに、彼らの三角関係を知らされる。恋人を取られた下村さんの気ままな言動に翻弄される私の日々を描く。

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永方佑樹/字滑り

「文學界 10月号」に掲載

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乗代雄介/二十四五

「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」

実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。
五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。

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過去の直木賞・芥川賞 受賞作

検索可能!すべての芥川賞・直木賞作家の受賞作・受賞回・生まれ年・読み
芥川賞と直木賞の受賞作家一覧です。1935年から現在までのすべての作家の名前の読み、生年、受賞回、受賞年、受賞作をまとめています。それぞれの賞、受賞順のまとめは以下もご覧ください。芥川賞・直木賞作家50音順一覧初期状態は50音順ですべてが表...

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